九州大学 研究者情報
研究者情報
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
永島 英夫(ながしま ひでお) データ更新日:2013.6.21



大学院(学府)担当

その他の教育研究施設名



電子メール
ホームページ
http://cr.cm.kyushu-u.ac.jp/
炭素資源国際教育研究センターホームページ.
http://ncrs.cm.kyushu-u.ac.jp/
グローバルCOEプログラム新炭素資源学ホームページ.
電話番号
092-583-7819
FAX番号
092-583-7819
取得学位
工学博士
専門分野
有機金属化学、分子触媒化学、有機・高分子合成化学
活動概要
【研究活動】有機金属化合物(炭素-金属結合を有する化合物)は、従来の有機あるいは無機化合物では得られない性質をもつ、触媒、有機合成反応剤、材料への応用が図られている化合物群である。有機金属化学は従来の有機化学、無機化学、物理化学の学際領域に属する急速に発展しつつある分野であり、とくに炭素-金属結合特有の性質の実験的、理論的解明が注目を集めている。本教官は、一環して有機金属化学の研究に携わり、遷移金属である、チタン、ジルコニウム、鉄、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白金、銅を中心とした金属錯体の基礎的な反応過程の解析と、その均一系触媒としての応用を中心課題として研究をおこなっている。代表的な成果としては、
1)鉄錯体の動的挙動に関する基礎研究に基づく鉄触媒の開発と精密有機合成、高分子合成への応用
①鉄錯体触媒の制御されたラジカル重合への応用。
②鉄錯体触媒を用いるカップリング反応の反応機構の解明。
③鉄錯体触媒を用いるアミドのヒドロシラン還元の実現。
2)ヒドロシランを特異的に活性化するルテニウムクラスター等遷移金属触媒の開発と応用
①カルボニル化合物、とくにカルボン酸、エステル、アミドの効率的な還元法の確立。
②上記における複数のSi-H基の近接効果の利用と機構の解明。
③高分子状のヒドロシランを用いて還元をおこなうことにより、反応終了後に副生成物を自動的に除去できるプロセスの実現。
③環状エーテル、シロキサンの精密開環重合、ビニルエーテルの付加重合を達成し、Si-Hを開始剤とする触媒的ポリマー合成。
④これらのヒドロシランが関与する反応の他の金属触媒への展開
3)新規な有機遷移金属錯体の合成と機能
①アミジナートと呼ばれる窒素配位子を有する新しい高活性ルテニウム単核、多核錯体の合成と有機化合物の触媒的化学変換
②オレフィン重合触媒としての機能をもつ含窒素配位子を有するチタン、ジルコニウム、ニッケル錯体の開発。
③チタン、ジルコニウムホスフィノアミド錯体の合成とメタロリガンドとしての機能開発
④光により構造を変化させる複核錯体の合成と解析
4)高分子やナノ炭素繊維を担体とする遷移金属微粒子複合体の合成と触媒機能
①ポリシロキサンゲル内包触媒の開発
②ハイパーブランチポリマーを担体とするナノ粒子触媒の開発
③特異形状炭素を担体とする触媒の開発
【教育活動】総合理工学府物質理工学専攻の協力講座として、有機合成化学大講座・反応創造化学教育分野を担当し、修士、博士の学生の教育、研究指導にあたっているほか、大学院講義を担当している。さらに、授業担当としてエネルギー科学科の講義を担当している。
【大学運営】中央分析センター長(平成18年度)、先導物質化学研究所長(平成19年度~)、総長特別補佐(平成19年度~20年度)、副学長(平成21年度~)、炭素資源国際教育研究センター長(平成20~21年度)

九大関連コンテンツ