九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
岡崎 敦(おかざき あつし) データ更新日:2017.09.15

教授 /  人文科学研究院 歴史学部門 西洋史学;統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名



電子メール
ホームページ
取得学位
文学修士、博士(文学)
専門分野
西洋史、文書学、アーカイブズ学
活動概要
研究概要
1。中世フランスにおける教会と社会
 1)司教座教会参事会の制度・社会史的研究
 司教座教会における司教の補佐機関である司教座参事会は、同時に他方では、聖俗両権に「官僚」を提供し、大学人を排出するという奇妙な制度であった。中世ヨーロッパにおける特異な「教会社会」としての司教座教会参事会を、内部の制度的形成過程と参事会メンバーの人間関係調査の両面から研究している。
 2)中世フランスにおける司教の統治構造研究
 カトリック教会組織の要に位置する司教権は、普遍的教会制度と在地の社会との接点に位置し、西欧社会の全般的キリスト教化に関する諸問題が集中的に現れている。修道院や俗人領主社会との関係、私的な法行為の管理、カテドラル建設や典礼音楽問題など、多様な側面から研究している。
 3)知識と社会
 知識の社会的存在様態、価値等の諸問題や、アベラールをはじめとする知識人の政治、社会的背景、言説構造の形成など、多様な観点からアプローチしている。

2。西欧中世における文書史料の作成、伝来、利用に関する史料論的研究
 200年以上の伝統を誇る西欧史料学の最新の動向を紹介し、さらに個別研究に生かす努力を続けている。文書史料を中心に、印章や古書体にも関心を広げている。比較史の観点から、日本やアジア世界の専門家との共同研究にも参加してきた。とりわけ、アーカイブズ学の観点から、資料群の生成、利用、管理の全諸相を視野に入れる研究を続けている。

3。近現代アーカイブズ理論
 アーカイブズ、レコードキーピングに関する理論、および歴史的研究に携わっている。アーカイブズ学は、18-19世紀のヨーロッパにおいて、近代的文書館制度の誕生とともに形成されたが、20世紀に入ると、現用、非現用文書の分離をはじめとして大きな変容を遂げたが、近年、情報学の飛躍的展開とともに、根本的な再定義のさなかにある、文書記録管理の社会的位置づけをはじめ、アーカイブズ学の歴史的、理論的脱構築が求められている。

教育概要
1。大学院教育
 人文科学府において、フランス中世史に関する講義、史料読解に中心を置いた演習の他、修士論文・博士論文指導、さらに学府共通の現代文化論科目を担当している。とりわけ、史料取り扱いに関する諸問題を、専攻領域を越えた歴史学研究の基礎として重視している。
 統合新領域学府において、アーカイブズ学に関する講義、チーム演習、修士論文指導を担当している。

2。学部教育
 基幹教育では、文系ディシプリン科目「歴史学入門」を担当している。文学部においては、歴史学コース共通の史学概論、フランス中世史に関する専門講義、最近の研究動向フォローと史料論の初歩を取り扱う専門演習の他、卒業論文指導を担当している。専門教育にでは、欧語論文・史料の取り扱いの習熟とともに、問題関心の練り上げを重視している。また、専門教育への誘いとして人文学科基礎科目をローテーションで担当するほか、「フィロロジーの射程」を主題とする人文学科共通科目の世話人を務めている。そのほか、司書養成課程科目の「図書館情報資源概論」および「図書・図書館史」の授業を担当している。

社会活動概要
 公開講座や講演会、シンポジウム等に関しては、ヨーロッパ史、アーカイブズ学・レコードマネジメントをはじめとする多様なテーマについて企画、担当、発言してきた。

九大関連コンテンツ