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吉富 邦明(よしとみ くにあき) データ更新日:2017.05.25

教授 /  日本エジプト科学技術連携センター 教育連携部門


大学院(学府)担当

学部担当



電子メール
電話番号
092-802-6911
FAX番号
092-802-6913
取得学位
工学博士
専門分野
電磁波理論
活動概要
電波吸収体は建造物の表面やアンテナの支柱等による電波の反射を抑え、通信における電磁干渉を低減する目的で使用される。他の使用法として、アンテナの特性を向上するための基本的な構成部品として使われる。例えば、ホーンアンテナの外壁にではなく内壁に適当な厚さの電波吸収体を装荷すると、放射特性が広い周波数範囲において良好になることが報告されている。
このような特性の解明を研究テーマにしている。電磁界の解析では見通しの良い解析を行うために電気壁、磁気壁というものをしばしば利用するが、インピーダンス壁というものを考えれば電波吸収体の影響を考察しやすくなる。インピーダンス壁(インピーダンス境界条件)を用いれば、非導体で構成された電波障害物による散乱問題に対する規範となる解を容易に導出でき、応用の際に便利である。また、例えばスロットアンテナのグランド板の表面インピーダンスとアンテナの放射特性の関係を考察することにより、偏波の定義(直交座標系の定義、球座標系の定義、Ludwigの第3定義)の本質的な意味やその他の定義の可能性についての考察を行うことができる。このような考察から得た知見を元にして、損失性媒質(電波吸収体)の通信機器への応用、電磁遮蔽体の開発、マイクロ波加熱の研究などを行っている。
学部の授業では「通信システム」「電気情報工学実験」を担当している。「通信システム」では高度情報化社会と呼ばれる現在、音声・画像・データ等の様々な情報の通信が行われているが、このようなアナログ情報・ディジタル情報の伝送を支える各種変復調技術や多重化技術、さらに無線機器の構造や機能について理解することが目的である。大学院の授業では「アンテナ工学特論」を担当している。通信においてアンテナの果たす役割をよく知ることは通信の研究の基礎であるし、また電波や音波を用いた計測の基礎でもある。本講義では、様々なアンテナについての解析法とその特徴を紹介する。
社会活動は、学会活動として、電子情報通信学会電磁界理論研究専門委員会幹事(平成9年〜12年)、会誌編集委員会委員(平成10年〜12年)、ソサイエティ論文誌編集委員会査読委員(平成7年〜)、アンテナ伝播研究会専門委員(〜平成11年)、環境電磁工学研究会専門委員(〜平成11年)を担当。

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