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櫻井 幸一(さくらい こういち) データ更新日:2023.11.27

教授 /  システム情報科学研究院 情報学部門 数理情報


社会貢献・国際連携
社会貢献・国際連携活動概要
暗号技術国際標準化委員会 ISO/SC27 /WG2 の日本代表として、
1991年東京会議,1992年チューリッヒ会議,1993年パリ会議に出席.
1990年より情報処理振興事業協会
"コンピュータウイルス対策システム研究会委員,
1994年より郵政省 「マルチメディア社会におけるセキュリティ技術
に関する調査研究会」専門委員,
1995年より日本情報処理開発協会 暗号技術研究タスクフォース専門委員,
1996年より通信放送機構・情報セキュリティプロジェクト・
サブグループリーダー,
1999年より2010年まで
暗号技術国際標準化委員会(ISO/SC27/WG2)
主査 兼 WG2日本代表長(情報処理学会 情報規格調査会)

2004年4月より、(財)九州システム情報技術研究所 第2研究室室長を兼務し、「社会システムにおける情報セキュリティ」の確保をテーマに、産学官の研究交流を促進。 
2005-2006年度・情報通信研究機構より採択された日韓国際共同研究プロジェクトのリーダーとしてセキュリティ技術に関する日中韓の産学官連携を推進。 
2006年5月インド暗号学会(The Cryptology Research Society of India, (CRSI) 事務局長ビマル クマール ロイ(Bimal Kumar Roy)教授)との間で、情報セキュリティ分野での研究協定覚書(MOU)の締結を日本の研究機関としてはじめて実現。
2014年には, CSRIとのMOUは, インド統計機構(ISI)も含めた形で, 延長更新した.
この20年間は, 韓国,中国・台湾,マレーシア・シンガポールなどアジアを中心に共同研究を行なってきた. 最近は, 数理・計算機科学と, ソフトウエア工学に強いインドから3名のポスドク(各1年間)や5名の博士学生の短期受け入れで連携を強めている.
2016年より、九州管区警察局サイバーセキュリティテクニカルアドバイザーを務めている。九州管区警察局では、複雑・巧妙化するサイバー空間の脅威に的確に対処する上で、学術機関・研究者の有する最先端の情報や技術を活用することを目的
とし、最先端の知見を有する櫻井にテクニカルアドバイザーを委嘱した。管区内サイバーセキュリティ責任者会議をはじめ、九州全県の県警への訪問講演と討議会を担当した、R2はコロナで休会/延期であったが、R3はonline講演を行った。
国内, 国際政策形成, 及び学術振興等への寄与活動
2022.04~2024.03, AIセキュリティ研究会/主査, 人工知能学会.

2020.11~2021.03, 「AIセキュリティの研究開発に関する調査検討会」委員, 総務省/事務局/三菱総合研究所.

2016.09~2016.09, 情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール」に係るブロック審査会(九州・沖縄地方), IPA.

2014.04~2018.03, 福岡県 個人情報保護審議会 委員, 福岡県.

2014.04~2015.03, 「セキュリティ技術」国際規格開発のための国内対応審議, 一般社団法人 情報処理学会情報規格調査会.

2013.09~2013.09, 情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール」に係るブロック審査会(九州・沖縄地方), 独立行政法人情報処理推進機構.

2010.04~2011.03, 暗号技術検討会構成員, 総務省・経済省.

1999.04~2011.03, 情報処理学会 情報規格調査会暗号技術国際標準化委員会SC27専門委員、SC27/WG2技術委員会, 情報処理学会.

文部科学省, 日本学術振興会等による事業の審査委員等就任状況
2019.04~2020.03, サイバーセキュリティテクニカルアドバイサー, 九州管区l警察局.

2017.06~2018.03, サイバーセキュリティテクニカルアドバイサー, 九週管区警察局.

2016.05~2017.03, 九週管区警察局サイバーセキュリティテクニカルアドバイサー, 九週管区警察局.

新聞・雑誌記事及びTV・ラジオ番組出演等
2022.05, 長崎国際テレビ, 去年11月に開業の長崎市出島メッセ長崎で初めての本格的な国際学術会議であり、サイバー犯罪への対策などを議論する国際会議。オンラインを含め29の国からサイバーセキュリティ―分野の研究者や学生ら約280人が参加登録した。共同実行委員長で九州大学サイバーセキュリティセンターの櫻井教授は「最新の設備で申し分ない。これをきっかけにここで国際会議をどんどん誘致していただければ」と評価した。会議は6月2日まで開かれた。
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2017.11, MIT technocal Review, たった1ピクセルの変更でAIが画像を誤認識、九大チームが発表
九州大学の研究チームが画像認識AIを騙す新しいアプローチを発明した。
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2018.01, 朝日新聞デジタル, 教えて人工知能/7/社会で広くつかわれるため、どんな研究がされている?/
一方、AIが社会に広く普及するには多くの課題も残っている。
米マサチューセッツ工科大の研究グループは昨年、画像を認識するAIに、 3Dプリンター で作った亀の模型を様々な角度から見せたところ、AIは「ライフル銃」と認識してしまうという研究を発表した。九州大の櫻井幸一教授らの研究でも、画像の1マスをほかの色に変えただけで、AIが別のものと誤認することがわかった。
こうした弱点は、自動運転のAIに標識を別のものに誤認識させるなど、犯罪やテロに悪用されてしまう恐れがある。櫻井さんは「原因や対策は研究中だが、社会で広く使うには、人間の目とAIが補完しあう必要があるのではないか」と話す。

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2020.03, IEEE プレスリリース, IEEEメンバー サイバー社会暗号技術の第一人者  『九州大学 櫻井幸一教授が提言』
2020年2月、IEEEメンバーで九州大学大学院システム情報科学研究院の櫻井幸一教授は、「インターネットなどのネットワークや人工知能(AI)への不正を仕掛ける攻撃は年々高度化しており、暗号技術が重要さを増していることや、セキュリティーとプライバシーとの関係性に注意すべきだ」と提言しました。櫻井幸一教授は、仮想通貨(暗号資産)やそれを支えるブロックチェーン(分散型台帳)の研究者であり、それら技術の不可欠な要素であるサイバー社会暗号技術の第一人者です。
https://www.atpress.ne.jp/news/208741.

2016.05, 西日本、毎日、読売、日経, 九州管区警察局・サイバーセキュリティテクニカルアドバイサー就任.

2016.05, KBC, TNC, NHK, FBS, RKB, 九州管区警察局サイバーセキュリティテクニカルアドバオサー就任.

2014.02, 読売新聞鹿児島広告社, 現代における情報セキュリティ~サイバー社会の今を知る~.

一般市民、社会活動及び産業界等を対象とした活動
2021.04, 福岡県個人情報保護審議会の委員, 福岡県, 福岡県庁での審議会/.

2022.04, 福岡県個人情報保護審議会の委員, 福岡県, 福岡県庁での審議会/.

2020.04, 福岡県個人情報保護審議会の委員, 福岡県, 福岡県庁での審議会.

2017.04, 個人情報保護審議委員会委員, 福岡県, 福岡県庁.

2016.04, 個人情報保護審議委員会委員, 福岡県, 県庁.

2015.04, 個人情報保護審議委員会委員,  福岡県,  県庁.

2000.11, 平成13年 九州大学公開講座 先端領域“動き始めたIT革命”(IT社会における情報セキュリティ), 九州大学.

その他の優れた社会貢献活動
2019年度, 2016年より九州管区警察局の委嘱を受け、
サイバーセキュリティテクニカルアドバイザーを担当している。
管区内サイバーセキュリティ責任者会議を初め、毎年、九州全県の県警へ訪問講演と討議会を持った。
2020は休会であったが,2021はonline講演の開催を計画している。.

2020年度, 2019年よりATR/株式会社国際電気通信基礎技術研究所の客員研究員を務めている。
ATRは、発足してこの35年、国際的な産・学・官の連携のもとに情報通信関連分野における先駆的・独創的研究を推進している。
客員として、この間に、先端セキュリティ研究室の発足を手伝い、現在は、研究指導連携をKDDI総研や関西地区の大学とも連携している。
以前は、九州ISIT-KDDI研究所セミナーを、ATR-KDDI研セミナーとして、リブートし、毎年公開型の研究情報発信も行っている。
2021年3月には 「第2回 ATR-KDDI総合研究所セキュリティ技術セミナー ~ ニューノーマル時代のセキュリティ・プライバシ技術と研究開発事例 ~」を開催した。//
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2019年度, 最近は, 数理・計算機科学と, ソフトウエア工学に強いインドから3名のポスドク(各1年間)や5名の博士学生の短期受け入れで、国際連携を強めている.
2017年11月インド統計機構(ISIコルカタ)が主催・マイクロソフト支援のブロックチェーンワークショップで招待講演, 2018年12月・ベンガル州主催・コルカタでのGlobal Blockchain大会で貴重講演. .

2016年度, インド情報技術大学ジャバルプル校(IIITDM-J)への出講/特別講義[外務省依頼].

大学運営
学内運営に関わる各種委員・役職等
2022.04~2024.03, 情報通信委員会長.

2021.04~2022.03, 情報理学コース長.

2021.04~2022.03, 主任.

2020.04~2022.03, 留学生委員会委員(部局から).

2019.04~2022.03, 実験倫理委員会.

2017.04~2022.03, 実験倫理委員会.

2015.04~2018.03, 教務委員(専攻).

2014.12~2018.03, サイバーセキュリティセンター.

2012.04, 情報セキュリティ委員会・委員.

2010.04~2011.03, 図書館商議委員.

2010.04~2011.03, 伊都図書館運営委員会.


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