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舘田 英典(たちだ ひでのり) データ更新日:2016.10.18

教授 /  理学研究院 生物科学部門 動態生物学


大学院(学府)担当

学部担当



電子メール
ホームページ
http://cellbio.biology.kyushu-u.ac.jp/tachida/index.html
進化遺伝研究グループホームページ .
電話番号
092-802-4302
FAX番号
092-802-4330
取得学位
理学博士(九州大学)
専門分野
集団遺伝学
活動概要
研究活動
これまで生物の進化機構を集団遺伝学的に理解することを目的として研究してきた。生物種が進化するためには、突然変異によって生じた遺伝的変異が、種内に広がる必要がある。この遺伝子頻度変化過程は、遺伝的浮動、移住、自然選択などの集団遺伝学的要因によって規定され、その結果として現在観測される遺伝的変異パターンが形成される。生物進化におけるそれぞれの要因の役割を、現在の種内・種間の遺伝的変異パターンから明らかにすることが、進化の集団遺伝学的理解と言える。この観点から以下のような研究を行っている。

1.弱い淘汰が遺伝的変異に及ぼす影響についての理論的研究
生物進化においては弱い自然淘汰が大きな役割を果たしたと考えられるが、弱い淘汰は集団サイズの変動や地理的構造などの影響を大きく受けるので、これらの要因間の相互作用を、様々な一遺伝子座、複数遺伝子座、多重遺伝子族などの遺伝子モデルについて理論的に解析している。

2.生物種の持つ特性、進化要因の相対的重要性、遺伝的多様性の関連についての研究
生物の持つ特性と進化要因は関連し、理論的研究から後者と遺伝的多様性の定量的関係が予測される。そこで様々な特性を持つ生物種の遺伝的多様性を解析することにより、モデルの妥当性、パラメーターの推定、要因間の相対的重要性と相互作用などについて理解を深めることが出来る。この目的で、特に「世代時間」や「地理的構造」などが研究の進んでいるモデル生物と較べて特徴的である生物種を選び(樹木、淡水魚類等)、遺伝的多様性の調査を行い、理論的予測との比較解析を行っている。

3.種形成に関する集団遺伝学的研究
集団の地理的構造が種の形成にどのように影響を及ぼすかを明らかにする為に、爆発的な種分化が起こったことで知られるアフリカのビクトリア湖のシクリッド集団について集団遺伝学的解析を行っている.

教育活動
大学院では「機能進化学特論」、学部では「進化生物学」の講義を行っている。また基幹教育科目「集団生物学」の講義を担当している。

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