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中里見 敬(なかざとみ さとし) データ更新日:2024.04.11

教授 /  言語文化研究院 国際文化共生学部門 国際文化学




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就職実績-他大学
就職実績有, 山形大学教養部 1993年4月-1996年3月
東北大学文学部 1996年4月-1999年9月
取得学位
博士(文学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
中国文学
外国での教育研究期間(通算)
01ヶ年08ヶ月
活動概要
(研究活動)
1. 中国における「俗語革命」の研究
ラテン語から各国語へというヨーロッパの俗語革命と並行するかのように、中国では明代(14-17世紀)にそれまでの古典語(漢文)文献に加えて、白話文による文献が急増した。さらに20世紀初頭にいたって、現代白話文により言文一致体が完成する。こうした文体変革を主導した小説を主な対象として、白話文の形成を言語的、文献的、文化的、社会的に研究する。

2. 批評理論と中国
中国では1980年代以降、欧米の批評理論が一気に流入し、従来の国学的伝統と角逐しながら独自の展開を示している。一方、欧米では中国を対象とした理論的研究が盛んである。こうした中国研究の理論的動向を紹介しながら、批評理論を媒介として、中国・欧米・日本の中国研究を橋渡ししたい。

3. 濱文庫の整理研究
九州大学附属図書館には、元教養部教授で中国演劇研究者だった濱一衛(1909-1984)が収集した、1930年代の北京を中心とする演劇関係の資料が濱文庫として収められている。附属図書館研究開発室室員として、同文庫の整理研究に携わっており、その成果の一端は九州大学学術情報リポジトリ(QIR)等で公開している。

(教育活動)
中国語および中国語に関連した科目を担当している。
今年度は、全学教育科目「中国語I, II」、「中国語会話」、「中国語聞き取りI」を担当する。
これまでに担当した科目は以下のとおり。
1. 全学共通教育(言語文化科目):「中国語I, II, III」「中国語会話」「入門中国語」「中国語口語」「中国語聞き取り」「異文化コミュニケーション論」「言語コミュニケーション論」
2. 全学共通教育(個別教養科目):「アジアと西洋との出会い」
3. 学部教育:21世紀プログラム「プログラム・ゼミ」
4. 大学院教育(比較社会文化学府):「アジア言語文化論I, II, III, IV」
また、他学府の博士論文審査委員(副査)として、これまでに4件を担当した。

(社会貢献)
図書館職員等を対象とした漢籍講習会および貴重文物講習会で講師をつとめた。
2010年度より附属図書館研究開発室室員として、「貴重資料の画像及び書誌データベース作成に関する調査研究」を担当している。
また、中国語およびアジアの文化交流といったテーマで、高校等へ出前授業を行った。

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