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内野 敏剛(うちの としたか) データ更新日:2017.05.19

教授 /  農学研究院 環境農学部門 生産環境科学


大学院(学府)担当

学部担当

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取得学位
農学博士
専門分野
農産機械工学
活動概要
研究
1.赤外線・紫外線による穀物の短時間殺菌法
 農産物表面に生息する微生物を殺滅し、安全性・貯蔵性を向上させることを目的とし、安全で簡便な赤外線・紫外線を用いた短時間での殺菌法の確立を目指している。現在までに穀物表面の微生物の生存率を短時間に減少させることを明らかにし、現在、青果物の殺菌について研究中である。
2.変動する環境下での微生物の増殖挙動予測
 農産物・食品の流通環境は経時的に変動している。この中で、微生物の増殖挙動を知ることは、食品安全のために大変重要であるが、実験的にこれを求めるには専門的な知識と技術、実験施設が必要で、さらに手間がかかる。このため、修正Gompertzモデルを基礎とした変動する環境に適用できる微生物の増殖挙動モデルを開発している。
3.流通中の青果物の品質予測
 ガス環境、温度等が動的に変動する流通環境下での青果物の品質(現在は糖、アスコルビン酸含量)を予測するため、酵素反応速度論に基づく数学的予測モデルを開発している。
4.ナノミストによる青果物の鮮度保持
 高品質な日本産の青果物を高品質を保持して輸出することを目的とし、流通に要する時間が長くなることに対処するため、ナノミストにより高湿度環境を維持し、萎れ等の品質劣化を抑制する研究を行っている。
5.低水分玄米の高品質長期貯蔵と調質技術
 現在国内では、米は品質保持のため25℃、70%RHの人工環境で貯蔵されている。これに要するコストを削減するため、現行の15%の水分を10%程度まで下げた低水分米を常温のまま貯蔵する技術の開発を行っている。また、低水分米は水に浸漬したとき裂傷を起こし、食味の低下を招くことから、浸漬前に一旦15%まで胴割れなく調質する技術(フィルム包装法、減圧含浸法)についても研究中である。
6.プラズマを用いた青果物由来エチレンの分解
 青果物には例えばリンゴのようにエチレンを大量に発生するものがあり、これらとエチレン感受性の高いカキ等を同時に貯蔵・輸送するとカキ等が軟化し商品価値を失う。このため、貯蔵庫(輸送コンテナ)内でプラズマによる活性種を発生させ、エチレン感受性の高い青果物に影響が内レベルまでエチレンを分解除去する研究を行っている。
7.青果物の輸出促進
 青果物の大量輸出のために、船便を利用することを考え、上記1,4,6の技術を組合せ、青果物の高度鮮度保持輸送記述を開発中である。
教育
[学部]熱工学の講義では、熱機関、冷凍機等の機械工学的分野から化学反応や化学平衡等の化学工学的分野で不可欠な熱力学を第一法則から第三法則を中心にわかりやすく教授する。生産流通科学では選別、乾燥、貯蔵、冷蔵、調製等の操作の原理や、これらに関する装置の構造・機能につき解説する。
[大学院]ポストハーベスト工学特論等を通じ、収穫後の農産物の乾燥、調製、貯蔵、加工等に関する高度な内容を講義する。

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