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齊藤 篤司(さいとう あつし) データ更新日:2023.11.22

教授 /  人間環境学研究院 人間科学部門 健康・スポーツ科学


大学院(学府)担当



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電話番号
092-802-5159
FAX番号
092-802-5159
就職実績-他大学
就職実績有, 筑波大学(1986-1987)
取得学位
体育学修士
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
運動生理学
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
研究の概要
中高年者でのいわゆる成人病の蔓延とその低年齢化に対し、運動は有効な改善手段の1つであることが認められ、その方法論が運動処方として確立しつつある。特に近年ではこれまで成人病と呼ばれてきた種々の疾患が、生活習慣に深く関わっていることから、健康的な生活習慣を確立することによる、健康増進や発病予防といった一次予防の重要性が叫ばれている。運動は健康的な生活習慣を確立する上で有効な手段となりうるが、その継続や生活化は難しく、有用な運動処方も実行されなければ絵に描いた餅にすぎない。そこで我々はまず、今日の運動処方において欠落している運動が継続するための理論的モデルを作成し、これを生理的・心理的側面から検討している。生理的側面としては従来の運動強度や時間といった単発の効果重視の処方に対し、そのような効果がより早く得られ、次の運動への動機付けとつながるような効果発現の効率を重視してきた。また、心理的側面としては運動の継続要因として、運動により得られる快に焦点を当て、これが一過性の運動を継続へと促す可能性を検討している。
さらに、これらをベースとしつつ、生理的側面に対するさらなるアプローチとして、ジュニアおよびプロアスリートに対する栄養学的側面からのサポートを含む調査研究やショウガ、お茶といった従来から用いられてきた食品成分の新たな効用開発する研究へと発展している。
教育の概要
生活習慣病の低年齢化と人口の高齢化は否応なしに健康に対する関心と必要性を高めている。大学院人間環境学府行動システム専攻では、研究内容を学生にフィードバックしつつ、学生とともに、新たな研究テーマ、フィールドを模索、検証している。学部学生に対しては、健康・スポーツ科学科目を担当し、健康・スポーツ科学講義と健康・スポーツ科学実習を通して、人間生活の基本としての健康・体力、そして生活文化としての身体運動・スポーツに関する正しい知識と実践能力の獲得を促している。
社会活動の概要
一般の人に対しては、各種団体が主催する健康セミナー等での講習会や講演を通じて、健康な生活と運動・スポーツとの関わりについて、解説している。また、スポーツでの競技力の向上を目指す人に対しても体力の測定やトレーニングの方法論について解説をしている。

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