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中津 可道(なかつ よしみち) データ更新日:2018.07.05

准教授 /  医学研究院 基礎医学部門 生体制御学講座


大学院(学府)担当

医学系学府 医学専攻 医学生物物理学

学部担当

医学部 医学科 生命基礎医学 医学生物学概論
医学部 生命科学科 分子細胞生物学入門
医学部 医学科 生命基礎医学 放射線基礎医学
医学部 生命科学科 生体の構造と機能VII
医学部 生命科学科 生体応答制御学II


電子メール
ホームページ
http://www.biophys.med.kyushu-u.ac.jp/
医学研究院 基礎医学部門 生体制御学講座 基礎放射線医学(分子遺伝学)分野 .
電話番号
092-642-6142
FAX番号
092-642-6145
就職実績-他大学
就職実績有, 大阪大学細胞生体工学センター 1994年4月〜2001年5月
就職実績-民間機関等
就職実績有, Fox Chase Cancer Center 1991年8月〜1994年3月
取得学位
理学博士
専門分野
分子生物学
活動概要
1986年3月九州大学大学院理学研究科で博士号を取得した後、学術振興会特別研究員(がん)を経て、1988年4月から九州大学医学部(第一生化学)助手として癌遺伝子、DNA修復遺伝子の研究に携わった。動物細胞の分子遺伝学的解析を進める手段として、発現cDNA libraryの作成とDNAトランスフェクション法を用いた遺伝子機能に基づく遺伝子単離等を行うと共に大学院生の研究指導を行った。1991年8月から米国フィラデルフィアのフォックスチェイスキャンサーセンターにポストドクトラルフェローとして、マウス染色体7番p遺伝子座およびその近傍の発生、行動、生殖異常を示す突然変異体の研究に従事した。P (pink-eyed dilution)遺伝子をpositional cloning法により単離、同定し、p遺伝子産物がメラノソーム蛋白質でメラニン生合成を調節していることを明らかにすると共に、ヒトp遺伝子が遺伝性疾患Prader-Willi syndrome, Angelman syndromeに高頻度にみられる2型アルビニズムの原因遺伝子であることを明らかにした。さらに、GABAA受容体a5, b3, g3サブユニットがクラスターをなしてp遺伝子の下流に存在しており、b3遺伝子の欠損が口蓋裂を引き起こすことを示した。また、p遺伝子上流にはrjs遺伝子(この遺伝子の欠損はマウスに矮小、痙攣、不妊をもたらす)が存在していることを明らかにし、この遺伝子を単離した。これらの研究を通してマウス遺伝学、人類遺伝学を習得した。1994年4月に大阪大学細胞生体工学センター細胞機能研究分野に助手として赴任し、A群色素性乾皮症(xeroderma pigmentosum group A: XPA)遺伝子、XPA蛋白質、XPA欠損マウスを用いてヌクレオチド除去修復の研究に従事すると共に大学院生の研究指導を行った。この間、XPA蛋白質と結合する新規蛋白質XAB2 (XPA binding protein 2)を見いだした。XAB2は34アミノ酸からなるTPR motifをその分子内に15個持ち、その構造的特性から蛋白質相互作用の足場となることが推測された。XAB2はXPA以外に転写共役修復に必須のCSA, CSB, RNA polymerase IIとも複合体形成する事を明らかにした。また、抗XAB2抗血清を生きた細胞にマイクロインジェクションし、ヌクレオチド除去修復とRNA合成に対する影響を調べ、XAB2は転写機構そのものと転写共役修復の両方に関与していることを明らかにした。さらに、標的遺伝子組換え法を用いてXAB2欠損ES細胞およびマウスを作成した。XAB2欠損マウスは受精後、胚盤胞期で発生が止まることから、XAB2が動物の固体発生に必須であることを示した。2001年6月から九州大学大学院医学研究院基礎放射線医学分野の助教授として赴任し、酸化ストレスによるDNA, RNA障害を防止・修復する機構の研究とそれらの障害により引起こされる突然変異ならびに細胞死の誘発機構の研究を行っている。

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