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竹熊 尚夫(たけくま ひさお) データ更新日:2024.04.05

教授 /  人間環境学研究院 教育学部門 国際教育環境学


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名

特になし

役職名

人間環境学研究院長
人間環境学府長


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ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/hisao-takekuma
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
http://www.edu.kyushu-u.ac.jp/html/kyokan/takekuma/
教育学部内ホームページ .
https://comparaedu.org/index.html
個人のホームページ(科研プロジェクト成果報告) .
電話番号
092-802-5196
FAX番号
092-802-5196
取得学位
博士(教育学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
比較教育学
活動概要
 研究分野は比較教育学で、東南アジアの特にマレーシアの教育を主として検討しています。これまでに扱った研究対象は、中等教育から高等教育までの教育政策・教育制度・問題で、民族教育、留学生問題、国際交流、エリート教育、マイノリティの教育などです。民族教育問題に最も関心を持っているため、日本の民族学校制度などについても研究の対象として取り扱ってきました。また、オーストラリアやシンガポールの高等教育の国際化に関する研究もサブワークとして行ってきました。
1999年度には、ほぼ1年間文部省の在外研究により、タイ、マレーシア(クアラルンプール、イポー、マラッカ等、サバ、サラワク)、シンガポール、インドネシア、オーストラリアに訪問滞在し、研究活動を行いました。2008年度はフィリピン調査で中華系学校等を訪問し、2009年度はフィジーの学校調査を行い、フィジー系、インド系、中華系の学校を訪問すると共に、多民族社会における民族問題と国際化動向を調査しました。また、同年12月にはマレーシア・ボルネオのサバ州、サラワク州で同様に中華系の民族学校を調査し、現在収集データの分析を行い、2010年度のマレーシア調査をおこないました。2010年度以降は専攻長2年間、2011年度は学部学生委員長、2102年度からは部門長・学部教務委員長となり、学内運営に携わりながら、海外との教育連携とカリキュラムの再編成について調べています。2013年度は科研費による上海北京の中国調査を実施しました。 2014年度にはオーストラリア調査等を行いました。 最近は日本式高専の海外輸出をマレーシア、モンゴル、日本国内の留学生などを中心に研究しています。
 こうした研究を踏まえて、最近では教育の国際交流について研究を始めるとともに、オーストラリアやマレーシアの事例(教育の国際交流等)などを、首都圏ではない地方の学校や民族学校との交流という観点からみていきたいと考えています。というのも地方の教育の国際交流は地方の国際化に欠かせざる側面であり、都市と地方の格差の是正にとっても非常に重要な要素となると考えるからです。特に多民族社会における民族学校や民族教育は、様々な移民やマイノリティを受入れる社会との交渉役にもなり、また、地域社会にとっては国際化の起点にもなります。
 教育活動では、学生の皆さんや社会の方々に東南アジアの社会や文化、教育について少しでも多くしてもらうよう努力するとともに、逆に日本の多民族性・多面性についても理解してもらいたいと考えています。現在は国際的な高大接続を高校や大学の教育カリキュラムとの関わりからその課題や将来的方策を研究し、日本型教育の輸出や高専教育の海外輸出の面から研究しています。今後は高専教育の国際化と、日本語教育と日本式教育の海外展開のネットワーク造りに取り組みたいと思います。
 社会活動としては国際理解教育や国際教育交流でお役に立てていければと考えています。

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pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。