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藤井 美男(ふじい よしお) データ更新日:2019.05.14

教授 /  経済学研究院 国際経済経営部門 国際経済分析


大学院(学府)担当

学部担当

経済学部 経済・経営学科 経済・経営学 経済史Ⅱ、西洋経済史、経済・経営学演習(ゼミナール)、外国書講読(フランス語経済)、経済史入門(基幹教育科目)、その他


ホームページ
http://www.econ.kyushu-u.ac.jp/~fujii/Office_F(main).htm
講義資料のダウンロードや最近の業績、活動などを掲載
また学会事務局の別ページを併設 .
就職実績-他大学
就職実績有, 1986年4月1日~1999年3月31日まで九州産業大学商学部講師および経済学部教授として奉職
取得学位
博士(経済学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
西洋経済史
外国での教育研究期間(通算)
01ヶ年08ヶ月
活動概要
1)過去・現在・未来の研究活動
 過去30年ほどにわたり、13−16世紀南ネーデルラント(現在のベルギーと北フランス周辺)の毛織物工業史を中心に、商工業史、都市史、財政史の研究を続けてきた。その成果の一端は、博士学位論文(97年度)および同名の拙著(98年度)にまとめた。そこに通底する問題意識は、「資本主義の形成過程」という経済史学全体をなお覆っている議論である。広い意味での工業化が、繊維工業を出発点としているという点に鑑み、西欧中世においては最も先進地帯であった南ネーデルラントの毛織物工業をとりあげることで、理論と実証研究の接合をはかったのである。最近ではそうした方向での実証研究を論文「ブリュッセル毛織物工業史論序説—14−15世紀における生産構造の転換を中心に—」において深耕した。
 他面で、商工業といういわば純粋な経済的側面だけでなく、それをめぐる社会や制度といった諸側面に光を当てる作業にも没頭している。具体的には、80年代から西欧学界で活発に議論され始めた近代国家形成過程の諸問題を、とりわけ「都市と国家の関係」あるいは「近代国家をめぐる都市エリートの意義」という観点から掘り下げるべく、内外の研究潮流の把握を進めている。その成果の一端は『ブルゴーニュ国家とブリュッセル-財政をめぐる形成期近代国家と中世都市-』(ミネルヴァ書房、2007年2月)に結実した。
 「近代国家」の生成・確立は、実は中世から確認されかつ近代に至る通時的な過程なのであるが、こうした西欧学界での動きは、いうまでもなくEU統合という巨大なうねりの中から現出したものである。「ヨーロッパとは何か」という古くて新しい問いかけの中で、私は、さらにブルゴーニュ公国期の財政を主軸に、上記近世国家の生成という視点からの勉強を学生諸君とともに続けている。なお、2004年5月に「ブルゴーニュ公国史研究会」を立ち上げ、国内十名程度の専門家集団とともに毎年研究会を開催している。平成22年6月には、社会経済史学会第79回大会でパネル・ディスカッションを開催した。またその内容は論文として公表している。平成26年3月には、研究会のメンバーによる論文集を刊行した(藤井美男編・ブルゴーニュ公国史研究会著『ブルゴーニュ国家の形成と変容―権力・制度・文化―』)。詳細はホームページに掲載中である。

なお、共同研究として過去以下の3件がある。
平成13年度
九州大学大学院経済学研究院政策評価研究会(2001年)
平成14年度
九州大学大学院経済学研究院政策評価研究会(2002年)
平成15年度
九州大学大学院経済学研究院政策評価研究会 (2003年)

2)教育活動
 九州大学経済学部に着任して20年となる。最近では、上に掲げた最新の学界潮流を意識しつつ、通常の講義では経済史や西洋経済史という科目において、学部や大学院のゼミナールでは外国語の文献講読などを併用しながら、経済史学の学問的意義・方法論を一緒に学んでいきたいと考えている。

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