九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
上原 誠一郎(うえはら せいいちろう) データ更新日:2017.04.11

助教 /  理学研究院 地球惑星科学部門 太陽惑星系物質科学


大学院(学府)担当

理学府 地球惑星科学専攻 太陽惑星系物質科学

学部担当

その他の教育研究施設名



電子メール
ホームページ
取得学位
博士(理学)
専門分野
鉱物学
活動概要
研究テーマは以下の通りである.

(1)電子分光型ナノプローブ電子顕微鏡を用いた鉱物のエネルギーフィルター像観察法の確立
(2)鉱物の微細組織−透過電子顕微鏡および原子間力顕微鏡観察
(3)層状珪酸塩鉱物の結晶化学と超構造の解明
 我々が手にする天然の鉱物には大小の格子欠陥−空孔,転位,積層不整,粒界,界面などが含まれている.また、天然の鉱物は複雑な地球科学的過程の中で,温度,圧力,化学的環境などの変化により相変化を起こし,元の鉱物とは異る組成,構造を持つものに変わったり,複数の相に分解したりする事がある.その結果,双晶,離溶,累帯構造などと呼ばれている特殊な微細組織が出現する.このような微細組織の構造と化学組成の情報は,その鉱物の生成機構や,その後の履歴を知る上で大変重要である.
 最近の電子顕微鏡は,完全な結晶ばかりでなく,格子欠陥もあわせて,原子スケールでの観察,解析ができるので,微細組織の構造解析の手法として急速に発展している.この超高分解能透過型電子顕微鏡を用いて,原子スケールでの構造観察を行ない鉱物の微細構造を明らかにしている.具体的な鉱物としては,粘土鉱物,雲母粘土鉱物,蛇紋石鉱物,長石,アパタイトを中心として,それらの微細組織や超構造の解明をめざしている.
 微細組織がナノメータのオーダーで発達する鉱物も多く,電子顕微鏡スケールで構造の観察と化学分析を行う必要が生じている.そのために,九州大学超高圧電子顕微鏡室に設置され,1997年3月から稼動を始めた世界に2台しかない200kV電子分光型ナノプローブ電子顕微鏡を用いて鉱物のエネルギーフィルター像観察法の確立をめざし基礎実験を行っている.
 

教育については学部学生・大学院生に対して「鉱物基礎実験」「鉱物解析実験、X線解析の基礎実験」等の実験,ゼミ等での議論,および論文作成のための研究指導を行っている.

九大関連コンテンツ