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原田 賢介(はらだ けんすけ) データ更新日:2016.10.09

講師 /  理学研究院 化学部門 量子化学 II


大学院(学府)担当

理学府 分子科学専攻 分子構造系

学部担当

理学部 化学科 化学 物理化学系

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電話番号
092-802-4121
FAX番号
092-802-4121
取得学位
理学博士
専門分野
分子分光学
活動概要
量子凝縮相中の分子間相互作用解明のため、高感度な多重反射ミリ波ジェットセルを開発し、分子錯体の分子間振動を直接観測し分子間力を決定する研究を行っている。2014-2015年度は(ortho)H2-H2Oおよび(ortho)H2-D2O錯体を観測・帰属し、各内部回転状態の分子間結合距離および分子間伸縮の力の定数を決定した。基底状態では(ortho)H2は分子間軸を含む平面内で回転しておりH2Oの酸素原子がH2に配向した構造をしているが、(ortho)H2が分子間軸の回りでプロペラのように回転している。内部回転励起状態ではH2Oの配向が大きく変化した構造をとることがわかった。(ortho)H2-H2O、(ortho)H2-D2O、(para)D2-H2Oおよび(para)D2-D2Oのフーリエ変換マイクロ波分光を静岡大学と共同で行い、H2部位は基底状態で、ほぼ自由回転に近い運動をしていることがわかった。成果を Chem. Phys. Lett. 誌に報告した。
 多重反射ミリ波ジェットセルをもちいて、紫外光解離で生成した反応中間体の検出も行っている。ビニルラジカルのαプロトンは二極小ポテンシャルによるトンネル運動を行っているが、β位をD置換したHDCCHラジカルは、トンネル運動が阻害され、不対電子とD原子が同じ側にあるcis体が検出された。一方D2CCDラジカルでは、β位のD核のオルト・パラ変換が、高速で起こっていることがわかった。
 FeCOラジカルの振動励起状態のミリ波分光についても、J. Chem. Phys. 誌に論文報告した。

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