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荒殿 誠(あらとの まこと) データ更新日:2023.12.07

理事(副学長) /  役員等 物理化学講座


大学院(学府)担当

理学府 化学専攻 物理化学

学部担当

役職名

副学長
評議員
環境安全衛生推進室長


ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/makoto-aratono
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/Bukka/phy4j.html
研究の概要、コロイド化学講義資料、研究室ホームページへのリンク .
就職実績-民間機関等
就職実績有, 日本学術振興会特別研究員 1980年4月~1982年3月
取得学位
理学博士
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
物理化学、界面物理化学
外国での教育研究期間(通算)
01ヶ年00ヶ月
活動概要
管理運営
理事(副学長)として、企画・評価、安全衛生、危機管理を担当している。

研究活動
界面が関与する自然現象は、液体の表面張力に始まり高次の分子組織体や粒子組織体の構築原理に至るまで、極めて多種多様である。これら種々の現象の統一的な理解を目指して、コロイドおよび界面化学を主とした物理化学的手法(熱力学的手法および分光学的手法)に立脚して、また流体/流体界面を主対象として研究をすすめている。これらの界面科学の手法を発展させ、界線科学という新しい学問分野の開拓を進めている。
研究は次の三つを大きな柱として展開されている:

A. 液/液界面形成と界面の濡れ-非濡れ転移を主とした界面化学的研究
(1)臨界溶解点近傍での界面化学(2)水/油/界面活性剤からなる液体3成分系相挙動と界面形成(3)水/油/活性剤2種からなる4成分系の3重臨界点とミクロエマルション(4)中間相の溶液構造と油/水界面の濡れ-非濡れ転移(5)空気/アルコール/水界面膜の膨張膜-凝縮膜相転移と濡れ-非濡れ転移。(6)空気/油溶液/水および空気/油/水溶液系の濡れ−非濡れ転移。(7)イオン液体の界面科学。(8)界線の科学。

B. 界面吸着膜の相転移を主とした界面化学的研究
(1)長鎖アルコールの油溶液/水界面吸着膜の膨張膜と凝縮膜間の相転移(2)相転移の一般性の証明(3)界面活性剤水溶液/油あるいは/空気界面吸着膜の気体膜と膨張膜間の相転移(4)比較的硬い分子の気体膜⇔膨張膜⇔凝縮膜の2段階の相転移(5)液体長鎖アルコール/水2成分2相系での相転移と濡れ-非濡れ転移(6)界面活性剤2成分系の相転移(7)シンクロトロン放射光X線散乱による吸着膜構造解析(7)外部反射FTIRによる吸着膜の相転移過程(8)表面光散乱法によるソフト界面の吸着ダイナミクスと表面粘弾性

C. 溶液中での会合体形成と界面吸着を主とした界面化学的研究
(1)界面活性剤1成分系の吸着とミセル形成の熱力学量の評価(2)界面活性剤混合系の吸着およびミセル形成の相図による混和性の評価(3)吸着膜の相転移と混和性の相関(4)ミセル形成の超高精度滴定カロリメトリー(5)XAFSによる表面過剰量の直接定量(6)全反射XAFSによる表面でのイオンの水和構造

教育活動
学部の講義と演習、大学院の講義。学部卒業特別研究。修士特別研究。博士論文指導など。

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pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。