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関谷 実(せきや みのる) データ更新日:2017.09.04

教授 /  理学研究院 地球惑星科学部門 太陽惑星系物質科学


大学院(学府)担当

理学府 地球惑星科学専攻 太陽惑星系物質科学

学部担当

役職名

全学情報環境利用委員


取得学位
理学博士
専門分野
惑星系形成進化学
活動概要
研究活動
(1)微惑星の形成過程
    太陽系の最初の天体である微惑星の形成過程には、dust層の重力不安定説と、非重力的な力によるdustの付着成長説がある。私は非重力的な力によるdustの付着成長は、dust塊の回りの星雲gasの流れによって妨げられることを明らかにした(Sekiya and Takeda 2003, 2005)。さらに、矢本史治と私は、Dustのガス抵抗時間に依存して、Dust層が重力不安定を起こす場合と、沈殿が重力不安定より速く進行する場合があることを示した(Yamoto and Sekiya 2006)。さらにDust層の重力不安定は非軸対称におこることを示した(Wakita and Sekiya 2008)。
(2)隕石や小天体の温度分布
   公転運動を無視し、自転運動のみを考慮した場合の太陽系小天体の温度分布の非線形逐次近似解を求めた(Sekiya, Shimoda and Wakita2012)。円軌道の公転運動と自転運動の両方を考慮に入れて太陽系小天体の温度分布の非線形逐次近似解を求めた(Sekiya and Shimoda 2013)。さらに楕円軌道の公転運動と自転運動の両方を考慮に入れて太陽系小天体の温度分布の非線形逐次近似解を求め、Yarkovsky効果による軌道進化の式も導出した(Sekiya and Shimoda 2014)。
(3)Chondrule の形成過程
    太陽系形成初期の情報をもっとも残していると考えられている chondrite 隕石の中には chondrule と呼ばれる直径1mm程度の球粒が多量に含まれている。Chondrule 形成過程として最も有力と考えられている星雲衝撃波による形成過程において、chondrule前駆体の液滴内部にどのような流れが起こるかの計算を博士課程の学生(上椙真之)および筑波大学の教官(中本泰史)とともに行った(Sekiya, Uesugi and Nakamoto 2003, Uesugi, Sekiya and Nakamoto 2003)。この流れの下で鉄粒子の動きを計算し、現実のchondruleの観察結果と比べることにより、星雲衝撃波説が否定される可能性が高いことが判った(Uesigi, Akaki, Sekiya and Nakamura 2005)。Chondruleの中には、表面に硫化鉄が付着した形状をしているものがある。Condruleのケイ酸塩と硫化鉄の界面エネルギーを求め、chondruleの親鉄元素の不足は、鉄粒子の放出によるものである可能性を示唆した(Uesugi, Sekiya and Nakamura, 2009)。

教育活動(2014年度)
 大学院:
  博士後期課程
   学生2名の主任指導、FR科目4
  修士課程
   学生2名の主任指導
   講義1、演習1(1コマ分担)、FR/AS科目4
 学部教育:
  特別研究(4年)1名の指導
  講義2(内1科目は1コマ分担)、演習3
 基幹教育
  講義1(8コマ分担)

社会活動
 市民公開講演会(2002年10月6日)、高等学校「課題研究」授業(2003年8月28日)、
 高等学校講演(2003年12月11日)、高等学校「ポスター発表」審査員(2008年12月18日)
 数理の翼講演'2009年8月23日)、高等学校講演(2011年7月2日)
 平成25年度福岡県高等学校理科部会第1回研修会講演(2013年8月19日)

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