![]() |
![]() |
||
|
|
|
データ更新日:2009.10.26
中西 秀
(なかにし ひいず)
大学院(学府)担当学部担当取得学位理学博士
専門分野理論物理学
活動概要研究活動の専門分野は、物性理論・統計物理学で、中でも最近はマクロ系の動力学やソフトマター物理、生物物理を
主に研究してきた。 マクロ系の動力学とは、システムの構成要素自体が巨視的な自由度 を含むもので、具体的な対象としては、地震や破壊あるいは粉体系のダイナミクス、 界面の運動、結晶成長、河川による地形の形成など、従来伝統的な物理学の対象とは 考えられていなかったものも多い。従来からの物理学の対象であった、ミクロな要素 からなる系の平衡状態の統計力学は、ボルツマン分布に従う統計集団によって記述 されることがよく知られており、その基本的枠組みは確立している。しかしながら、 上に挙げたようなマクロな構成要素からなる系は、外からのエネルギー流入がなければ 内部自由度へのエネルギー散逸のために静止してしまい、通常の意味での平衡状態 にはならない。(もちろん、個々の構成要素を構成しているミクロな原子分子から 考えると、“非常に長い時間”の後には熱力学的平衡状態に達するはずである。) 一方、そのような系を外から駆動すると、外から加えられたエネルギーが内部自由度 に散逸して行く過程でさまざまな時間空間のパターンが現れたり、ある種の条件の 下では物理量の分布がべき乗則になるスケール不変の現象が広く現れること(自己 組織臨界現象)が明らかにされてきた。このような新しい物理学の対象に現れる さまざまな現象を、数値的・解析的な手法を用いて理解し記述する枠組みを確立する ことを、研究活動の目標としている。 教育、特に大学院教育に関しては、研究活動と密接に関連している。個々の学生が 具体的テーマについて研究して行く過程において、理論統計物理学の研究に用いられる 基礎的な考え方およびテクニック(数値的・解析的)を身につけられるようにする とともに、それぞれの問題に対する学生の自主的なアプローチのプロセスも大切に したい。その過程において、具体的問題・現象に対して、どのように問題意識を 確立するか、それをどのように抽象化するか、どのような手法を選ぶべきかなど について、体得して行くことを重視する。 |
| Copyright © 2006, Kyushu University. All right reserved. |
企業の悩みを、ズバッ!と解決。これが、企業ニーズ解決システム。お探しの先生、見つけます