九州大学 研究者情報
発表一覧
楠見 健介(くすみ けんすけ) データ更新日:2024.05.05

講師 /  理学研究院 生物科学部門 情報生物学


学会発表等
1. 園田 智也、伊藤 和洋、後藤 千恵子、深城 英弘、花田 耕介、射場 厚、楠見 健介, 高窒素に応答した側根間隔の制御に関わるシロイヌナズナsORF, LOHN1の機能解析, 日本植物生理学会 第65回大会, 2024.03.
2. 加月翔, 横井彩子, 射場 厚, 楠見健介, 精密ゲノム編集による 高CO2環境下 におけるイネの気孔応答の最適化, イネ遺伝学・分子生物学ワークショップ2023, 2023.07.
3. 伊藤 和洋, 久永 優希, 馬渕 敦士, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, シロイヌナズナsORF, SORFC03は全身的な窒素シグナルの下流で側根間隔を制御する, 九州沖縄植物学会(第72回), 2023.05, 土壌中の窒素栄養が豊富な場合、地上部の生⻑が促進されるのに対して根の生⻑は抑制される。このことは土壌中の窒素を感知し根の分裂組織の活性を抑制するシステムの存在を示唆するが、その制御には不明な点が多い。私たちはシロイヌナズナの遺伝子間領域のshortORF(sORF)の中から高窒素環境下の側根形成抑制に関わると考えられるsORF、SORFC03を見いだした。SORFC03の発現は培地中の窒素濃度に依存し正に誘導され、野生株(Col-0)では培地中の窒素濃度が3mM以上で総側根⻑が抑制されるのに対し、SORFC03ノックアウト株(SORFC03-KO)では抑制されず、むしろ促進された。また、SORFC03-KOでは野生株と比較して側根分岐予定部位および側根原基の密度が増加し、一方で分化開始後の原基発達・伸⻑過程には影響がなかった。さらに、根分けによる局所的な高窒素処理に対してSORFC03の発現は根全体で同調的に促進された。これらからSORFC03は全身的な高窒素応答シグナル伝達の下流で誘導され、側根分岐を負に制御すると考えられる。.
4. 伊藤 和洋, 伊藤 道俊, 後藤 美奈, 増田 真二, 射場 厚, 楠見 健介, 緊縮応答因子ppGppはイネの葉の葉緑体分化過程におけるGTPの量的制御に寄与する, 日本植物学会 第86回大会, 2022.09, ATPとGTPから合成される核酸分子種、グアノシン4リン酸(ppGpp)は原核細菌の緊縮応答時のセカンドメッセンジャーとして知られる。植物も葉緑体においてppGppを合成するが、葉緑体機能との関わりや生理的な役割の詳細はよく分かっていない。イネ葉緑体においてGTP合成を律速する葉緑体局在型グアニル酸キナーゼ(GKpm)は葉の発生初期に高蓄積し、その機能不全株virescent2 (v¬2)は低温下で葉が白化することから、葉緑体内部でのGTP量の制御がその初期分化に重要と考えられる。ppGppはGKpmに結合し活性を阻害することから、GTP制御への関与が予想される。本研究ではppGpp合成酵素RSH3の過剰発現によりppGppを高蓄積させたイネを用いて、葉の発生初期におけるppGppの役割を検討した。v2においてはRSH3の過剰発現により葉の白化が亢進され、光合成効率(Fv/Fm, ETR)が低下し、葉緑体遺伝子の発現が抑制された。また葉緑体の細胞あたりの数やサイズが減少した。野生株においてはRSH3の過剰発現により、見た目の変化は起こらなかったが、光合成効率の低下や葉緑体遺伝子の発現低下は同様に観察された。これらの結果は葉緑体分化初期においてはGTPプールの維持が重要であり、ppGppはGKpmへの阻害、あるいは合成基質としてのGTP消費を通じて、その制御に関わる事を示唆する。.
5. 伊藤 和洋、山本 あゆ、馬渕 敦士、花田 耕介、射場 厚、楠見 健介, シロイヌズナsORF, SORFC03は全身的な窒素シグナルに応じて発現し側根形成を抑制する, 第63回日本植物生理学会年会, 2022.03, 土壌中に窒素栄養が豊富にある場合、地上部の生長が促進されるのに対して、根の生長は抑制される。このことは、土壌中の窒素を感知し、根の分裂組織の活性化を抑制するシステムの存在を示すが、その制御には不明な点が多い。近年、シロイヌナズナを含む複数の真核生物において、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる短い読み枠が多数見つかり、形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれることが報告されている。私たちはシロイヌナズナにおいて、高窒素環境下の側根形成抑制に関わると考えられるsORF、sorfc03を見いだした。sorfc03の過剰発現株の側根形成は野生株(Col-0)と同様に培地中の窒素濃度が3mM以上で抑制されるのに対し、ノックアウト株では側根形成が抑制されず、むしろ促進された。また、sorfc03の発現は培地中の窒素濃度に依存し正に誘導されたことから、sorfc03は高窒素環境下において側根形成を抑制する働きを持つと考えられる。sorfc03プロモーター::GUS形質転換体におけるGUS活性は側根原器や伸長中の側根では観察されず、地上部の維管束および主根基部で観察された。これらのことから、sorfc03は、高窒素環境下において地上部から根へのシグナル伝達を律速し、側根形成を抑制する因子である可能性がある。.
6. 久永 優希, 伊藤 和洋, 馬渕 敦士, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, 窒素環境における側根形成の抑制制御に関わるシロイヌナズナshort ORFの機能解析, 九州沖縄植物学会(第71回), 2022.06, 土壌中に窒素栄養が豊富にある場合、地上部の生長が促進されるのに対して、根の生長は抑制される。このことは、土壌中の窒素を感知し、根の分裂組織の活性化を抑制するシステムの存在を示唆するが、その制御には不明な点が多い。近年、シロイヌナズナを含む複数の真核生物において、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる短い読み枠が多数見つかっているが、その中に形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることが報告されている。私たちはシロイヌナズナにおいて、高窒素環境下の側根形成抑制に関わると考えられるsORF、sorfc03を見いだした。sorfc03の過剰発現株の側根形成は野生株(Col-0)と同様に培地中の窒素濃度が3mM以上で抑制されるのに対し、ノックアウト株では側根形成が抑制されず、むしろ促進された。また、sorfc03の発現は培地中の窒素濃度に依存し正に誘導されたことから、sorfc03は高窒素環境下において側根形成を抑制する働きを持つと考えられる。.
7. Kazuhiro Ito, Yuki Hisanaga, Kousuke Hanada, Koh Iba, Kensuke Kusumi, An Arabidopsis short ORF, SORFC03, is involved in the regulation of nitrogen-dependent lateral root developmen, The International Conference on Arabidopsis Research (ICAR), 2021.06, Nitrogen (N) is an important factor for the basis of metabolism for plant growth. While knowledge and understanding of N metabolism has improved considerably over the last several decades, most of the key factors involved in these processes still remain uncharacterized. Recently, short open reading frames (sORFs) were found in the known intergenic regions in eukaryotes. In Arabidopsis, about 8,000 sORFs have already been identified, however, most of them remain uncharacterized. In this study, we characterized one of these sORFs, sorfc03, which is suggested to be involved in the regulation of lateral root (LR) development associated with N metabolism..
8. 久永 優希, 伊藤 和洋, 馬渕 敦士, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, 高窒素環境における側根形成調節に関わるシロイヌナズナshort ORFの機能解析, 九州沖縄植物学会(第70回), 2021.06, 土壌中に窒素栄養が豊富にある場合、地上部の生長が促進されるのに対して、根の生長は抑制される。このことは、土壌中の窒素を感知し、根の分裂組織の活性化を抑制するシステムの存在を示唆するが、その制御には不明な点が多い。近年、シロイヌナズナを含む複数の真核生物において、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる短い読み枠が多数見つかっているが、その中に形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることが報告されている。私たちはシロイヌナズナにおいて、高窒素環境下の側根形成抑制に関わると考えられるsORF、sorfc03を見いだした。sorfc03の過剰発現株の側根形成は野生株(Col-0)と同様に培地中の窒素濃度が3mM以上で抑制されるのに対し、ノックアウト株では側根形成が抑制されず、むしろ促進された。また、sorfc03の発現は培地中の窒素濃度に依存し正に誘導されたことから、sorfc03は高窒素環境下において側根形成を抑制する働きを持つと考えられる。.
9. 伊藤 和洋、久永 優希, 馬渕 敦士, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, 側根形成の窒素栄養応答に関わるシロイヌナズナshort ORFの機能解析, 日本植物学会 第85回大会, 2021.09, 植物は土壌中の窒素源を効率的に利用するため、窒素栄養環境に応じて根の形態を変化させる。高窒素環境下のシロイヌナズナでは地上部の生長が促進されるのに対して、側根の生長は抑制される。このことは、土壌中の窒素を感知し、側根形成を抑制するシステムの存在を示すが、その制御には不明な点が多い。近年、シロイヌナズナを含む複数の真核生物において、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる短い読み枠が多数見つかり、形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれることが報告されている。私たちはシロイヌナズナにおいて、高窒素環境下の側根形成抑制に関わると考えられるsORF、SORFC03を見いだした。野生株(Col-0)の側根形成は培地中の窒素濃度が3mM以上で抑制されるのに対し、同sORFのノックアウト株(SORFC03-KO)では側根形成が抑制されず、むしろ促進された。また、SORFC03の発現は培地中の窒素濃度に依存し正に誘導されたことから、SORFC03は高窒素環境下において側根形成を抑制する働きを持つと考えられる。SORFC03のプロモーター活性の組織特異性を調べたところ、側根から離れた主根基部および先端部での発現が非常に高かった。側根の形成過程を観察したところ、SORFC03-KOでは野生株と比較して側根原基の密度が高く、一方側根の伸長速度に差は見られなかった。このことから、SORFC03は側根形成位置の決定と原基の分化に作用すると考えられる。.
10. 伊藤 和洋、山本 あゆ、馬渕 敦士、花田 耕介、射場 厚、楠見 健介, 窒素栄養環境に応じた側根形成調節に関わるシロイヌナズナshort ORFの解析, 第62回日本植物生理学会年会, 2021.03, 土壌中に窒素栄養が豊富にある場合、地上部の生長が促進されるのに対して、根の生長は抑制される。このことは、土壌中の窒素を感知し、根の分裂組織の活性化を抑制するシステムの存在を示すが、その制御には不明な点が多い。近年、シロイヌナズナを含む複数の真核生物において、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる短い読み枠が多数見つかり、形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれることが報告されている。私たちはシロイヌナズナにおいて、高窒素環境下の側根形成抑制に関わると考えられるsORF、sorfc03を見いだした。sorfc03の過剰発現株の側根形成は野生株(Col-0)と同様に培地中の窒素濃度が3mM以上で抑制されるのに対し、ノックアウト株では側根形成が抑制されず、むしろ促進された。また、sorfc03の発現は培地中の窒素濃度に依存し正に誘導されたことから、sorfc03は高窒素環境下において側根形成を抑制する働きを持つと考えられる。sorfc03プロモーター::GUS形質転換体におけるGUS活性は側根原器や伸長中の側根では観察されず、地上部の維管束および主根基部で観察された。これらのことから、sorfc03は、高窒素環境下において地上部から根へのシグナル伝達を律速し、側根形成を抑制する因子である可能性がある。.
11. 伊藤和洋、 @伊藤道俊、 増田真二、 射場厚、 楠見健介, イネの葉の発生初期におけるppGpp合成を介した葉緑体分化制御, 日本植物学会 第84回大会, 2020.09, 植物は、土壌から効率的に窒素を吸収するため、周囲の窒素環境を感知し、根の形態形成にフィードバックするメカニズムを持つが、その制御には不明な点が多い。近年、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる、短い読み枠が多数見つかり、形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることがわかってきた。本研究では、根の形態形成の窒素応答に関わると考えられるシロイヌナズナのsORF、sorfc03について、過剰発現株(sorfc03-OX)とノックアウト株(sorfc03-KO)の表現型解析を通じて、その機能解析を行った。.
12. 伊藤和洋,  伊藤道俊,  増田真二,  射場厚,  楠見健介, イネの葉の発生初期ステージにおける葉緑体ppGppの機能, 第61回日本植物生理学会年会, 2020.03.
13. 伊藤 和洋、山本 あゆ、馬渕 敦士、花田 耕介、射場 厚、楠見 健介, 窒素栄養環境に応じた側根形成調節に関わるシロイヌナズナshort ORFの解析, 日本植物学会 第83回大会, 2019.09, 植物は、土壌から効率的に窒素を吸収するため、周囲の窒素環境を感知し、根の形態形成にフィードバックするメカニズムを持つが、その制御には不明な点が多い。近年、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる、短い読み枠が多数見つかり、形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることがわかってきた。本研究では、根の形態形成の窒素応答に関わると考えられるシロイヌナズナのsORF、sorfc03について、過剰発現株(sorfc03-OX)とノックアウト株(sorfc03-KO)の表現型解析を通じて、その機能解析を行った。.
14. 伊藤和洋,  伊藤道俊,  増田真二,  射場厚,  楠見健介, イネの葉の発生初期におけるppGppの合成制御と役割, 九州沖縄植物学会(第69会), 2019.06.
15. 伊藤和洋,  伊藤道俊,  増田真二,  射場厚,  楠見健介, イネの葉の発生初期過程におけるppGppの合成制御と役割, 第60回日本植物生理学会年会, 2019.03.
16. 楠見 健介、伊藤 和洋、山本 あゆ、馬渕 敦士、花田 耕介、射場 厚, 窒素栄養環境に応答した側根形成に関わるshort ORFの解析, 日本植物学会 第82回大会, 2018.09, 植物は、土壌から効率的に窒素を吸収するため、周囲の窒素環境を感知し、根の形態形成にフィードバックするメカニズムを持つが、その制御には不明な点が多い。近年、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる、短い読み枠が多数見つかり、形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることがわかってきた。本研究では、根の形態形成の窒素応答に関わると考えられるシロイヌナズナのsORF、sorfc03について、過剰発現株(sorfc03-OX)とノックアウト株(sorfc03-KO)の表現型解析を通じて、その機能解析を行った。.
17. Kazuhiro Ito, Ayu Yamamoto, Takeshi Yamaguchi, Kousuke Hanada, Koh Iba, Kensuke Kusumi, Characterization of an Arabidopsis short ORF, sorfc03, associated with regulation of nitrogen-dependent lateral root development, The International Conference on Arabidopsis Research (ICAR), 2018.06, Nitrogen (N) is an important factor for the basis of metabolism for plant growth. While knowledge and understanding of N metabolism has improved considerably over the last several decades, most of the key factors involved in these processes still remain uncharacterized. Recently, short open reading frames (sORFs) were found in the known intergenic regions in eukaryotes. In Arabidopsis, about 8,000 sORFs have already been identified, however, most of them remain uncharacterized. In this study, we characterized one of these sORFs, sorfc03, which is suggested to be involved in the regulation of lateral root (LR) development associated with N metabolism..
18. 江原 涼美、田尻 愛絵、射場 厚、楠見 健介, 高CO2環境に対するイネの生育・収量応答と気孔制御, 九州沖縄植物学会 (第68回), 2018.05.
19. 楠見 健介、江原 涼美、田尻 愛絵、射場 厚, 高CO2環境に対するイネの生育・収量応答と気孔制御の寄与, 第60回日本植物生理学会年会, 2018.05.
20. Kensuke Kusumi, Contribution of guard cell anion channel SLAC1 to the growth stage-dependent stomatal regulation in rice, International Symposium on Agricultural Meteorology (ISAM2018), 2018.03, SLAC1 is a stomatal anion channel protein controlling stomatal closure in response to environmental [CO2]. SLAC1-deficient mutant of rice, slac1, exhibited significant increase in stomatal conductance (gs) with enhanced CO2 assimilation, showing that this channel plays a major role in stomatal closure in rice (1). In order to clarify contribution of the SLAC1 to stomatal regulation, we investigated changes in the stomatal conductance during the vegetative growth stage of rice, and compared them among the wild type (WT), slac1 and SLAC1-F461A, which expressed a dominant point mutation (F461A) causing constitutive stomatal closure (Fig. 1). All three lines had a maximum gs at the tillering stage. In the WT, gs value at this stage was over 2-fold higher than that at the latter heading stage. At the same stage, gs value was 50 % higher in slac1 and 70 % lower in SLAC1-F461A compared to the WT. In both slac1 and SLAC1-F461A, tillering rate and plant height are altered, and the grain yield was lower than wild type. These observations suggest that contribution of SLAC1 activity to stomatal closure is more important in young leaves during tillering stage in rice.
We are currently investigating effect of elevated CO2 on the growth and yields of slac1 and SLAC1-F461A. Optimization between CO2-uptake and respiration through stomatal regulation during rice growth will be discussed..
21. 伊藤和洋,  伊藤道俊,  増田真二,  射場厚,  楠見健介, イネの葉の発生過程におけるppGpp合成制御の解析, 第59回日本植物生理学会年会, 2018.03.
22. 楠見 健介、江原 涼美、田尻 愛絵、射場 厚, イネの成長のCO2応答と気孔制御の寄与, 第59回日本植物生理学会年会, 2018.03.
23. 祢冝淳太郎, 宗正晋太郎, 宋普錫, 多田隈遼亮, 藤田麻友美, 楠見健介, 西田生郎, Julian Schroeder, 射場厚, 真核型の脂質代謝経路は気孔の葉緑 LZY3 の機能解析 体形成および CO2応答に必須である, 第59回日本植物生理学会年会, 2018.03.
24. 伊藤和洋、射場厚、楠見健介, イネの幼苗期における葉緑体ppGpp合成酵素遺伝子の発現解析, 日本植物細胞分子生物学会, 2017.08.
25. 多田隈遼亮、宋 普錫、楠見健介、西田生郎、射場厚、袮冝 淳太郎, 孔辺細胞と葉肉細胞の脂質組成の違い, 日本植物細胞分子生物学会, 2017.08.
26. 田尻愛絵、祢宜淳太郎、射場厚、楠見健介, 改変型陰イオンチャネルSLAC1を導入したイネ形質転換体の気孔制御, 第58回植物生理学会年会, 2017.03, Rice cultivation mainly depends on soil water availability as well as on carbon fixation by photosynthesis. Therefore, optimal control of stomata, which regulates leaf respiration and CO2 absorption simultaneously, is vitally important for growth and development. SLAC1 is a stomatal S-type anion channel protein essential for stomatal closure. SLAC1-deficient mutant of rice, slac1, exhibited significant increase in stomatal conductance with enhanced CO2 assimilation, showing that this channel plays a major role in stomatal closure in rice. SLAC1 activity has been reported to be controlled through site specific phosphorylation in response to drought stress and enhanced CO2 concentration. In this study, we generated a series of dominant negative transgenic rice plants carrying a point mutation causing an amino acid substitutions in SLAC1, and investigated the responses of stomatal conductance and leaf temperature to changing CO2 concentration and humidity in these transgenic plants..
27. 山本あゆ, 山口 剛史, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, 植物の炭素・窒素応答に関わるsORFの解析, 日本植物学会 第80回大会, 2016.09, 炭素は植物の主要栄養素であるが、その代謝制御やCO2シグナル伝達機構には不明な点が多く、未知の因子が存在すると考えられる。本研究ではシロイヌナズナのゲノム上に存在する機能未同定の短い遺伝子であるshort open reading frame (sORF)473個を用いて作成された過剰発現系統から、高CO2環境下で白化や生育阻害を引き起こした15系統(sorfc01〜sorfc15)を対象として、その原因sORFの発現解析を行った。.
28. 楠見 健介, 橋村 綾菜, 射場 厚, Contribution of guard cell SLAC1 anion channel to the growth stage-dependent stomatal regulation in rice
, 17th International Congress on Photosynthesis Research, 2016.08, [URL], Rice cultivation mainly depends on soil water availability as well as on carbon fixation by photosynthesis. Therefore, optimal control of stomata, which regulates leaf respiration and CO2 absorption simultaneously, is crucial for healthy growth. SLAC1 is a stomatal anion channel protein controlling stomatal closure in response to environmental [CO2]. SLAC1-deficient mutant of rice, slac1, exhibited significant increase in stomatal conductance (gs) with enhanced CO2 assimilation, showing that this channel plays a major role in stomatal closure in rice. In this study, in order to clarify contribution of the SLAC1 to stomatal regulation, we investigated changes in the stomatal conductance during the vegetative growth stage of rice, and compared them among the wild type (WT), slac1 and SLAC1-F461A, which expressed a dominant point mutation (F461A) causing constitutive stomatal closure. .
29. 江原涼美, 射場 厚, 楠見 健介, Involvement of a RNA-binding protein, NUS1, in the maintenance of chloroplast rRNA at low temperature in Arabidopsis, 日本植物生理学会第57回年会, 2016.03, [URL], NUS1 is a chloroplast RNA-binding protein that was originally isolated from rice. Previous studies showed that the rice NUS1 protein is involved in the chloroplast rRNA synthesis during early leaf development. In this study, we examined the regulation of NUS1 expression in Arabidopsis. Accumulation of the NUS1 protein occurred specifically in the immature leaves in parallel with the expression of rRNA and other chloroplast transcription/translation apparatus genes. The accumulation of NUS1 protein in cotyledons was much higher than that in the subsequent true leaves, and this accumulation was enhanced significantly at a low growth temperature (5 °C). We also analyzed functional interaction between the NUS1 protein and chloroplast rRNA synthesis. In vitro RNA-protein binding analysis indicated that the NUS1 protein binds directly to the 5’ upstream region of precursor 16S rRNA as was observed in rice. Accumulation of chloroplast rRNAs in the NUS1-deficient plant (atnus1-KO) was approximately 50% lower than that in the wild type at the low temperature, and the developed leaves showed chlorotic phenotype. These observations suggest that the NUS1 protein is involved in maintenance of chloroplast rRNA that is crucial for tolerance of cold at the seedling stage in Arabidopsis..
30. 山本 あゆ, 山口 剛史, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, 植物のCO2適応に関わるsORFの解析, 日本植物学会第79回大会, 2015.09, 植物にとってCO2は発生・成長に関わる重要な栄養源である。これまでCO2の取り込みと代謝に関わる多くの因子が同定されてきたが、それらの制御や組織間のシグナル伝達機構には不明な点が多い。近年、多くの真核生物で、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる、これまで遺伝子として同定されていない短いDNA配列が多数見つかり、その中には形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることがわかってきた。シロイヌナズナにおいては約8,000個のsORFが推定されており、機能解析が進められている。本研究では、これらのsORFのうち、過剰発現系統が高CO2 (800 ppm) でクロロシスや成長阻害を引き起こす15個を対象として、異なる組織と環境CO2濃度に応じた発現量の変化を調べた。MS培地上で、7日間および21日間生育させた植物体のロゼット葉と根からRNAを抽出し、qRT-PCR法で発現量を調べたところ、15個全てのsORFが発現しており、そのうち12個が地上部と比較して根で高い発現量を示した。また、それらのうち11個は高CO2環境下(1,000ppm)で発現が顕著に抑制された。以上の結果は、これらのsORFが、地上部と根の間の情報伝達を通じて、CO2環境の変化に応じた植物の代謝調節に関わっていることを示唆している。.
31. 楠見 健介, 橋村 綾菜, 射場 厚, 気孔閉鎖因子SLAC1の機能を改変したイネ変異株の解析, 日本植物学会第79回大会, 2015.09, 陰イオンチャネルタンパク質SLAC1は孔辺細胞に局在し、気孔閉鎖因子として機能する。イネにおいては、チャネル機能を欠失したslac1変異株では気孔コンダクタンス(gs)が上昇し、葉内へのCO2の吸収が増加することから、気孔閉鎖制御においてSLAC1が主要な役割を担っていると考えられる。本研究では気孔閉鎖におけるSLAC1の寄与を調べるため、slac1変異株に加え、SLAC1のチャネルゲートF461を置換したSLAC1-F461A株を用いて、分げつ期から出穂期にかけてのガス交換の変化を比較した。SLAC1-F461AではSLAC1チャネルが常に開いた状態となるため、気孔は閉鎖状態になると予想される。最上位葉のgsは、分げつ期初期において最も高く、幼穂形成期にかけて低下した。gsの値は測定期間を通じて、野生株と比較してslac1変異株では高く、SLAC1-F461Aで低くなり、その差は分げつ期前期で最も大きくなった。同時期における系統間のgsの差は、最も若い最上位葉で大きく、上位第2葉から第3葉にかけて小さくなった。これらの結果は、SLAC1の活性は分げつ期の若い葉で高く、気孔閉鎖制御に対する影響が大きいことを示している。.
32. 山口 剛史, 山本 あゆ, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, 植物のCO2適応に関わるshort open reading frameの解析, 第33回日本植物細胞分子生物学会, 2015.09,  植物にとってCO2は発生・成長に関わる重要な栄養源である。これまでCO2の取り込みと代謝に関わる多くの因子が同定されてきたが、植物の成長や環境変化に応じたそれらの制御や組織間のシグナル伝達機構には不明な点が多く、未知の因子が多数残されていると考えられる。近年、多くの真核生物で、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる、これまで遺伝子として同定されていない短いDNA配列が多数見つかり、その中には形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることがわかってきた。シロイヌナズナにおいては約8,000個のsORFが推定されており、機能解析が進められている (Hanada et al. 2013)。本研究では、これらのsORFのうち、過剰発現系統が高CO2 (800 ppm) でクロロシスもしくは成長阻害を引き起こす15個を対象として、異なる組織と環境CO2濃度に応じた発現量の変化を調べた。MS培地上で、1週齢および3週齢まで生育させた植物体のロゼット葉と根からRNAを抽出し、qRT-PCR法で発現量を調べたところ、15個全てのsORFが発現しており、そのうち10個が地上部と比較して根で高い発現量を示した。また、それらのうち9個は高CO2環境下(1,000ppm)で発現が顕著に抑制された。以上の結果は、これらのsORFが、地上部と根の間の情報伝達を通じて、CO2環境の変化に応じた植物の代謝調節に関わっていることを示唆している。.
33. 楠見 健介, 橋村 綾菜, 射場 厚, 気孔閉鎖因子SLAC1のチャネル機能を改変したイネ変異株の解析, 第33回日本植物細胞分子生物学会, 2015.08, SLAC1は、細胞膜に存在するS型陰イオンチャネルタンパク質で、孔辺細胞に局在し気孔閉鎖因子として機能する。イネにおいては、チャネル機能を欠失したslac1変異株では気孔コンダクタンス(gs)が上昇し、葉内へのCO2の吸収が増加することから(Kusumi et al, 2011)、気孔閉鎖制御においてSLAC1が主要な役割を担っていると考えられる。しかし一方で、slac1変異株においても、gsの日周変化や生育に伴う増減が残ることから、SLAC1に依存しない気孔閉鎖機構が存在する可能性がある。本研究では気孔閉鎖制御におけるSLAC1の寄与を調べるため、slac1変異株に加え、SLAC1の推定チャネルゲートであるF461を置換したドミナントポジティブ株SLAC1-F461Aを用いて、分げつ期から出穂期にかけてのガス交換の変化を比較した。SLAC1-F461AではSLAC1チャネルが常に開いた状態となるため、気孔は閉鎖状態になると予想される。最上位葉のgsを測定したところ、分げつ期初期が最も高く、分げつ期後期から幼穂形成期にかけて低下した。gs の値は測定期間を通じて、野生株と比較してslac1変異株では高く、SLAC1-F461Aで低くなり、その差は分げつ期前期で最も大きくなった。分げつ期前期における系統間のgsの差は、最も若い最上位葉で大きく、上位第2葉から第3葉にかけて小さくなった。これらの結果は、分げつ期の若い葉でSLAC1の活性が高く、気孔閉鎖制御に対する影響が大きいことを示している。.
34. 山口 剛史, 山本 あゆ, 花田 耕介, 射場 厚, 楠見 健介, 植物のCO2応答に関わるshort open reading frameの解析, 日本動物学会九州支部 (第68回) 九州沖縄植物学会 (第65回) 日本生態学会九州地区会 (第60回) 合同福岡大会, 2015.05, 植物にとってCO2は発生・成長に関わる重要な栄養源である。これまでCO2の取り込みと代謝に関わる多くの因子が同定されてきたが、植物の成長や環境変化に応じたそれらの制御や組織間のシグナル伝達機構には不明な点が多く、未知の因子が多数残されていると考えられる。近年多くの真核生物で、遺伝子間領域にshort open reading frame (sORF) と呼ばれる、これまで遺伝子として同定されていない短いDNA配列が多数見つかり、その中には形態形成や代謝経路の制御に関わる重要因子が含まれていることがわかってきた。シロイヌナズナにおいては約8,000個のsORFが推定されており、解析が進んでいる (Hanada et al. 2013)。本研究では、高CO2 (800 ppm) でクロロシスを引き起こす表現型を指標に、シロイヌナズナのsORF過剰発現系統からスクリーニングした15系統を対象として、組織と生育環境に応じた発現の変化を調べ、その機能を推定した。.
35. 橋村 綾菜, 楠見 健介, 射場 厚, SLAC1のチャネル機能を改変したイネ変異株の解析, 日本植物生理学会第56回年会, 2015.03, SLAC1は、細胞膜に存在する陰イオンチャネルタンパク質で、孔辺細胞に局在し気孔閉鎖因子として機能する。一方、チャネル機能を欠失しSLAC1に依存した気孔閉鎖スイッチが常にオフとなるイネslac1変異株においても、気孔コンダクタンスは日周や生育段階に応じて増減する事から、SLAC1に依存しない気孔閉鎖機構が存在する可能性がある(昨年の本年会で報告済)。本研究ではSLAC1の推定チャネルゲートであるF461を置換したドミナントポジティブ株SLAC1-F461Aを作成し、表現型を観察した。SLAC1-F461AにおいてはSLAC1チャネルが常に開いた状態となるため、気孔は閉鎖状態になると予想される。SLAC1-F461Aにおいては、野生株と比べ葉温の上昇が観察された。また、蒸散測定の結果、分げつ期のSLAC1-F461Aの最上位葉の気孔コンダクタンスは野生株と比較し約70% 減少した。SLAC1-F461Aにおける生育段階、葉位、日周に応じた気孔コンダクタンスの変化を調べ、野生株、およびslac1変異株と比較し、気孔閉鎖制御におけるSLAC1の寄与を検討した。.
36. 楠見 健介, 射場 厚, Modulation and maintenance of chloroplast genetic system during early leaf development and at low temperatures in rice, Japanese-Finnish Seminar 2014 "Design of Superior Machinery of Light Energy Conversion in Photosynthetic Organisms", 2014.10, Chloroplast biogenesis is most significant during the changes in cellular organization associated with leaf development in higher plants. During early leaf development, the structure and function of the chloroplasts differ greatly from those in a mature leaf, suggesting the existence of a stage-specific mechanism regulating chloroplast development during this period. We have analyzed genes involved specifically in early chloroplast biogenesis by using low temperature-conditional mutants of rice (Oryza sativa). These genes encode factors involved in chloroplast rRNA regulation (NUS1), and nucleotide metabolism in mitochondria, chloroplasts and cytosol (V2, V3, ST1). These are all preferentially expressed in the early leaf developmental stage P4, and depleting them causes altered chloroplast transcription and translation, and ultimately leaf chlorosis. Accordingly, regulation of cellular nucleotide pools and nucleotide metabolism is likely to be involved in the chloroplast biogenesis under low temperatures at this stage. Current understanding of these factors and organization of them during early leaf development will be discussed..
37. 楠見 健介, 橋村 綾菜, 射場 厚, イネの気孔閉鎖因子SLAC1の生育段階依存性, 日本動物学会九州支部 (第67回) 九州沖縄植物学会 (第64回) 日本生態学会九州地区会 (第59回) 沖縄生物学会(第51回)合同沖縄大会, 2014.05, SLAC1は、高等植物の細胞膜陰イオンチャネルタンパク質で、孔辺細胞に局在し気孔閉鎖因子として機能する。イネのSLAC1機能欠失株slac1においては、野生株と比較し気孔コンダクタンスが最大約2.5倍上昇し、それに伴いCO2の取込量が1.5倍程度増加し、葉面温度が1〜2℃低下する。このことは、SLAC1がイネにおいても気孔閉鎖因子として機能することを示している。一方、slac1変異株においても気孔コンダクタンスは日周や生育段階に応じて増減する事から、SLAC1に依存しない気孔閉鎖機構の存在が示唆される。本研究では、SLAC1遺伝子の発現と気孔コンダクタンスの変化を、解放圃場および温室で栽培したイネを用いて、幼苗期から登熟期までの生育期間を通じて調べた。生育段階と葉位に応じた変化をslac1変異株と野生株の間で比較することにより、気孔閉鎖におけるSLAC1の寄与を検討した。.
38. 江原 涼美, 楠見 健介, 射場 厚, 葉の発生初期に特異的に働く葉緑体転写制御因子NUS1の解析, 日本動物学会九州支部 (第67回) 九州沖縄植物学会 (第64回) 日本生態学会九州地区会 (第59回) 沖縄生物学会(第51回)合同沖縄大会, 2014.05, NUS1はイネから単離された葉緑体RNA結合蛋白質で、未抽出の若い葉で一過的に蓄積し成熟葉では消失する。これまでの研究から、NUS1は低温誘導性を持ち、葉緑体未成熟rRNAと結合してその成熟化をコントロールしていると考えられる。本研究ではNUS1の機能の普遍性を検討するため双子葉植物であるシロイヌナズナにおけるNUS1の機能を調べた。成長過程におけるNUS1の蓄積を段階的に調べたところ、発芽直後の幼根伸長時にはすでにNUS1の蓄積が見られ、子葉展開直後に最も多く蓄積し緑化と共に消失した。一方、低温生育条件下(10℃)ではNUS1の蓄積量は増加し、子葉が緑化し本葉が抽出した後も蓄積し続けた。一方、NUS1を機能欠失した植物は低温生育条件下で子葉の白化が見られた。さらに、in vitro RNA結合実験により、NUS1は葉緑体未成熟rRNAに結合することがわかった。これらの結果から、NUS1の機能は高等植物間で保存されており、葉の発生初期における低温ストレス下の葉緑体遺伝子発現装置のメンテナンスに必須の因子であると考えられる。.
39. 祢冝 淳太郎, 楠見 健介, 宗正晋太郎, 藤田麻友美, Julian Schroeder, 射場 厚, 順遺伝子学的手法を用いた孔辺細胞特異的葉緑体機能の解析, 日本植物生理学会第55会年会, 2014.03, 表皮組織細胞から分化して作られる孔辺細胞には葉緑体が存在し、そのことは葉緑体を保持しない表皮細胞とは異なる最大の特徴である。気孔における葉緑体の機能については諸説があるが、明確な説明はこれまでになされていない。本研究において、そのような孔辺細胞に特異的な葉緑体の自家蛍光がほとんど観察されない変異体gles1 (green less stomata 1) をシロイヌナズナから単離した。gles1変異によって、孔辺細胞に含まれる大半のプラスチドは、葉緑体膜系を特徴づけるチラコイド膜の形成が阻害されていることが明らかとなった。一方、葉肉細胞の葉緑体の構造は、この変異の影響を受けなかった。gles1の気孔における環境応答を調べた結果、CO2に対する応答性が著しく低下していた。また、光による開口応答も阻害されていることがわかった。さらに、孔辺細胞プロトプラストに対する電気生理的解析から、gles1変異により、CO2によるS型陰イオンチャネルの活性制御が損なわれることがわかった。一方、ABAによる気孔閉鎖応答およびS型陰イオンチャネル活性制御は正常であった。これらの結果は、気孔細胞に存在する葉緑体がCO2および光による開閉メカニズムにおいて、重要な役割を果たしていることを示している。.
40. 野村 勇太, 泉 厚志, 福永 芳規, 楠見 健介, 射場 厚, 中平 洋一, 野澤 彰, 戸澤 譲, 植物葉緑体における ppGpp の主要標的分子はグアニル酸キナーゼである, 日本植物生理学会第55会年会, 2014.03.
41. 楠見 健介, 橋村 綾菜, 射場 厚, イネの気孔閉鎖因子SLAC1の機能の生育段階依存性, 日本植物生理学会第55会年会, 2014.03, SLAC1は、シロイヌナズナから単離された細胞膜に存在する陰イオンチャネルタンパク質で、孔辺細胞に局在し気孔閉鎖因子として機能する。イネのSLAC1機能欠失株slac1においては、野生株と比較し気孔コンダクタンスが最大約2.5倍上昇し、それに伴いCO2の取込量が1.5倍程度増加し、葉面温度が1〜2℃低下する(昨年度の本年会で報告済)。このことは、SLAC1がイネにおいても気孔閉鎖因子として機能することを示している。一方、slac1変異株においても気孔コンダクタンスは日周や生育段階に応じて増減する事から、SLAC1に依存しない気孔閉鎖機構の存在が示唆される。本研究では、SLAC1遺伝子の発現と気孔コンダクタンスの変化を、解放圃場および温室で栽培したイネを用いて、幼苗期から登熟期までの生育期間を通じて調べた。生育段階と葉位に応じた変化をslac1変異株と野生株の間で比較することにより、気孔閉鎖におけるSLAC1の寄与を検討した。.
42. 楠見 健介, イネslac1変異株の解析, Annual FACE Meeting, 2013.03.
43. 楠見 健介, 気孔閉鎖因子SLAC1を機能欠失したイネ突然変異株slac1の解析, 日本植物生理学会第54会年会, 2013.03, イネにおいては、様々な条件で気孔開度と光合成速度の間に高い正の相関が見られる。しかしCO2の取り込みに際しては気孔抵抗と並んで葉肉抵抗も大きく、気孔開度が律速要因となっているかは明らかではなかった。SLAC1は、シロイヌナズナから単離されたジカルボン酸輸送タンパク質で、孔辺細胞に局在し気孔閉鎖因子として機能する。私たちはTILIING法によりイネSLAC1オルソログ遺伝子に変異を持つイネ突然変異株slac1を単離し、気孔と光合成への影響を調べた。slac1変異株の気孔の形態や気孔密度は野生株と差は見られなかったが、日中の葉面温度は野最大2℃程度低くなった。ガス交換を測定したところ、野生株と比較し正午付近で気孔コンダクタンスが2.5倍、CO2の取り込みが1.5倍程度高かった。また、A/Ci曲線は野生株との差がほとんど見られなかったが、Ci/Ca比はslac1変異株の方が高かった。これらの結果は、イネにおいては気孔開度が光合成の律速要因であり、気孔を開くことでより多くのCO2を取り込めることを示唆している。.
44. 楠見 健介, 高等植物の葉緑体機能と葉の分化制御機構, 九州沖縄植物学会例会, 2012.12.
45. 楠見 健介、堤 彩奈、射場 厚 , 低温ストレス下において葉緑体rRNAの発現維持に関わるRNA結合蛋白質NUS1の解析, 日本植物学会九州支部(第62 回), 2012.05.
46. 楠見健介, 堤彩奈, 射場厚, 色素体RNA結合タンパク質NUS1は低温ストレス下における葉緑体転写・翻訳装置の発現維持に必須である, 第53回日本植物生理学会年会, 2012.03, 葉緑体の転写・翻訳装置は、葉緑体分化初期の短期間に集中的に発現する。このプロセスは低温ストレスの影響を受けやすく、これまでイネやシロイヌナズナにおいて葉緑体の転写・翻訳装置の発現が阻害された低温感受性のクロロシス変異体が多数報告されている。このことは同時期において転写・翻訳装置の発現を低温ストレスから防御するためのメカニズムが存在する事を示すが、その実体は不明である。NUS1はイネから単離された約30kDaの色素体タンパク質である。NUS1はイネの未抽出葉で多量に蓄積するが、成熟葉では消失する。また24時間の低温処理(20°C)で蓄積が誘導され、高温処理(30°C)で抑制される。NUS1はC末端側の構造が、バクテリアのrRNA発現制御因子NusBのRNA結合ドメインと似ており、RNA-IP法およびゲルシフト解析により未成熟16S rRNAの5'リーダー配列と結合することが分かった。.
47. 堤 彩奈、楠見 健介、射場 厚, 原核型RNA結合領域を持つ葉緑体タンパク質NUS1の解析, 九州RNAクラブ, 2011.10, 植物の葉緑体は独自のゲノムと遺伝子発現装置を持つ、半自立的な細胞内オルガネラである。光合成装置関連の遺伝子発現が活発な成熟葉の葉緑体と異なり、発生初期の葉の葉緑体ではRNAポリメラーゼ、rRNA、リボソームタンパク質など、転写・翻訳装置の遺伝子が集中的に発現する。このことは、この時期に特異的に機能する葉緑体分化制御メカニズムが存在することを示唆するが、その詳細はよく分かっていない。NUS1は最近イネから単離された葉緑体タンパク質で、葉の発生初期に一過的に発現し、成熟葉では消失する。また、NUS1はC末端側にバクテリアの転写調節因子NusBのRNA認識・結合部位と似た構造の領域を持ち、ゲルシフト解析から葉緑体の未成熟16S rRNAの5'リーダー部に結合することが分かった。NUS1を欠失したイネおよびシロイヌナズナは共に葉緑体rRNAの成熟化が損なわれ、その後の葉緑体分化がストップし葉がクロロシス(白化)を引き起こす。このことからNUS1は葉緑体rRNAの成熟化を介して、分化初期の葉緑体遺伝子発現を制御していると考えられる。.
48. 楠見健介、廣塚祥子、熊丸敏博、射場厚, 気孔が常時開口するイネ突然変異株osslac1の解析, 日本植物学会第75回大会, 2011.09,  イネにおいては、様々な条件で気孔開度と光合成速度の間に高い正の相関が見られる。しかしCO2の取り込みに際しては気孔抵抗と並んで葉肉抵抗も大きく、気孔が律速要因となっているかは明らかではなかった。SLAC1は、シロイヌナズナから単離されたジカルボン酸輸送タンパク質で、孔辺細胞に局在し気孔閉鎖因子として機能する。私たちはTILIING法によりイネのSLAC1オルソログ遺伝子に変異を持つ突然変異株osslac1-1を単離し、気孔と光合成への影響を調べた。osslac1-1の葉では、野生株と比較して気孔コンダクタンスが高くなり、葉面温度が低下することからSLAC1の機能抑制により気孔が開口していると考えられる。自然光条件下で光合成速度を測定したところ、osslac1-1においては野生株と比較して40%〜60%程度高くなることがわかった。これらの結果は、イネにおいては気孔が光合成の律速要因となっており、気孔を開くことでより多くのCO2を取り込めることを示す。.
49. 坂本光、楠見健介、坂田桂子、小栗秀、射場厚, 塩ストレス応答性タンパク質ITN1と転写因子様タンパク質RTV1の相互作用に関
する解析, 日本植物細胞分子生物学会(福岡)大会, 2011.09.
50. 楠見健介、廣塚祥子、射場厚, 気孔閉口因子SLAC1を機能欠失したイネ突然変異株の単離と解析, 第52回日本植物生理学会年会, 2011.03.
51. 溝山泰徳、楠見健介、射場厚, バクテリア型RNA結合領域を持つ葉緑体タンパク質NUSの解析, 日本植物学会第74回大会, 2010.09.
52. 廣塚祥子、楠見健介、射場厚, 発生初期ステージのイネの葉におけるC/Nバランス制御と葉緑体分化の寄与, 日本植物学会第74回大会, 2010.09.
53. 楠見健介, 坂田知佳子, 溝山泰徳, 射場厚, 葉緑体分化初期過程を制御する新規色素体RNA結合タンパク質NUS1の解析., 日本植物学会九州支部(第60回大会), 2010.05.
54. 楠見健介、廣塚祥子、射場厚, 気孔閉鎖因子SLAC1を機能抑制したイネ突然変異株の解析, 日本植物学会九州支部(第61回大会), 2010.05.
55. 楠見健介, 坂田知佳子, 溝山泰徳, 射場厚, 葉緑体分化初期過程を制御する色素体RNA結合タンパク質NUS1の解析., 第51回日本植物生理学会年会, 2010.03.
56. 廣塚祥子、楠見健介、射場厚, イネの葉の発生初期ステージにおける葉緑体分化の生理的寄与, 日本植物学会九州支部大会(第59回大会), 2009.05.
57. Kensuke Kusumi, Regulation of chloroplast biogenesis during early stages of leaf development in rice, The 6th International Symposium on Rice Fuctional Genomics , 2008.11, [URL].
58. 楠見 健介・射場 厚, 葉緑体分化初期に特異的に機能するバクテリア型転写制御因子V1の解析, 国際シンポジウム『The Ins and Outs of Chloroplasts〜葉緑体のすべてに迫る』, 2008.10.
59. 楠見健介、後藤栄治、島田裕士、津山孝人、射場 厚, イネの葉の発生初期ステージにおける葉緑体分化とC/Nバランス制御, [rice-net]イネ遺伝学・分子生物学ワークショップ2008, 2008.07.
60. 楠見健介、長野容子、後藤栄治、津山孝人、射場厚, イネの葉の発生初期ステージにおける葉細胞の生理的変化, 日本植物学会九州支部(第58回大会), 2008.05.
61. 坂田知佳子、楠見健介、射場 厚, バクテリアタイプNusBドメインを持つシロイヌナズナAtNus1遺伝子の解析, 日本植物学会九州支部(第58回大会), 2008.05.
62. 屋良朝紀, 八丈野孝, 長谷川守文, 楠見健介, 瀬尾茂美, 射場厚, アレンオキシド環化酵素およびオキソフィトジエン酸還元酵素の発現抑制イネ系統を用いたいもち病菌抵抗性の解析, 第49回日本植物生理学会年会, 2008.03.
63. 楠見健介、長野容子、後藤栄治、津山孝人、射場厚, イネの葉の発生初期ステージP4における葉細胞の生理的変化, 第49回日本植物生理学会年会, 2008.03.
64. 屋良 朝紀, 八丈野 孝, Jean-Luc Montillet, 長谷川 守文, 楠見 健介, 瀬尾 茂美, 射場 厚, 高リノール酸含有イネはいもち病菌に対して高い抵抗性をもつ, 日本植物学会九州支部(第57回大会), 2007.05.
65. 屋良 朝紀, 八丈野 孝, Jean-Luc Montillet, 長谷川 守文, 楠見健介, 瀬尾 茂美, 射場 厚, リノール酸高含有形質転換イネにおけるいもち病菌抵抗性の解析, 第48回日本植物生理学会年会, 2007.03.
66. 杉本広樹、楠見健介、野口航、矢野昌裕、吉村淳、射場厚, 生理機能の異なる2種類の植物グアニル酸キナーゼについて, 第48回日本植物生理学会年会, 2007.03.
67. 楠見健介, 吉村淳, 射場厚, イネV1タンパク質は分化初期葉の葉緑体リボゾームRNAの成熟化に関与する, 第48回日本植物生理学会年会, 2007.03.
68. 杉本広樹、楠見健介、吉村淳、射場厚, 葉緑体分化に必須である新奇ミトコンドリア局在型グアニル酸キナーゼ, 特定領域研究「植物の環境適応戦略としてのオルガネラ分化」第二回若手シンポム, 2006.10.
69. Kensuke Kusumi, Hiroki Sugimoto, Atsushi Yoshimura, Koh Iba, Regulation of chloroplast biogenesis during early leaf development: Functional analysis of Virescent genes of rice, Gordon Research Conferences "Mitochondria and Chloroplasts", 2006.08.
70. Hiroki Sugimoto, Kensuke Kusumi, Atsushi Yoshimura, Koh Iba, Mitochondrial Guanylate Kinase, a Novel Type of Guanylate Kinase,is Essential for Chloroplast Development, The 53rd NIBB Conference Dynamic Organelles in Plants, 2006.06.
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72. 杉本広樹、楠見健介、吉村淳、射場厚, 高等植物には生理機能の異なる2種類のグアニル酸キナーゼが存在する, 日本植物学会九州支部第56回大会, 2006.05.
73. 楠見健介, 吉村淳, 射場厚, 「イネの葉発生初期におけるオルガネラ分化制御メカニズム」〜葉緑体工学の確立に向けて〜, 九州大学農学研究院合同セミナー「ポストゲノム時代における植物センサー研究と環境制御技術研究の融合に向けて」, 2006.04.
74. 楠見健介, 吉村淳, 射場厚, イネVirescent-1遺伝子は発生初期の葉で機能する新規の葉緑体タンパク質をコードする, 第47回日本植物生理学会年会, 2006.03.
75. 屋良朝紀,服部泰之,八丈野孝,長谷川守文,瀬尾茂美,楠見健介,射場厚, ジャスモン酸欠損イネを用いたイモチ病菌抵抗性の解析, 第47回日本植物生理学会年会, 2006.03.
76. 小城香織、八丈野孝、松村英生、藤澤志津子、寺内良平、楠見健介、射場厚, イネ擬似病斑形成spl (spotted leaf) 変異の活性酸素生成への関与, 第47回日本植物生理学会年会, 2006.03.
77. 服部泰之, 屋良朝紀, 八丈野孝, 長谷川守文, 楠見健介, 射場厚, オキソフィトジエン酸合成能を欠損させた形質転換イネの作成, 第47回日本植物生理学会年会, 2006.03.
78. Hiroki Sugimoto, Kensuke Kusumi, Atsushi Yoshimura1, Koh Iba, Rice virescent gene V2 encodes a novel mitochondora-localized guanylate kinase that is essential for chloroplast development, 第28回日本分子生物学会年会, 2005.12.
79. Hiroki Sugimoto, Kensuke Kusumi, Atsushi Yoshimura1, Koh Iba, Mitochondrial guanylate kinase essential for chloroplast development in plants, 第78回日本生化学会大会, 2005.10.
80. 屋良朝紀・服部泰之・八丈野孝・長谷川守文・瀬尾茂美・楠見健介・射場厚, ジャスモン酸欠損形質転換イネにおける病傷害応答性の解析, 日本植物学会九州支部第55回大会, 2005.05.
81. 杉本広樹・楠見健介・吉村淳・射場厚, イネ葉緑体形成不全突然変異株 virescent-2 におけるミトコンドリア局在型グアニル酸キナーゼ遺伝子の機能解析, 第46回日本植物生理学会年会, 2005.03.
82. 小城香織・八丈野孝・松村英生・藤澤志津子・寺内良平・楠見健介・射場厚, 活性酸素生成に関わるイネ疑似病斑形成 spl (spotted leaf) 変異体の解析, 第46回日本植物生理学会年会, 2005.03.
83. 屋良朝紀・服部泰之・八丈野孝・長谷川守文・瀬尾茂美・楠見健介・射場厚, RNAi法により作製したジャスモン酸欠損イネの解析, 第46回日本植物生理学会年会, 2005.03.
84. 服部泰之・屋良朝紀・八丈野孝・長谷川守文・楠見健介・射場厚, ジャスモン酸生合成遺伝子の発現を抑制した形質転換イネの作成, 第46回日本植物生理学会年会, 2005.03.
85. 小城香織・八丈野孝・松村英生・藤澤志津子・寺内良平・楠見健介・射場厚, イネ疑似病斑形成 spl (spotted leaf) 変異体を用いた活性酸素生成機構の解析, 第27回日本分子生物学会年会, 2004.12.
86. Hiroki SUGIMOTO, Kensuke KUSUMI, Atsushi YOSHIMURA1, Yuzuru Tozawa2, Koh IBA, virescent-2 gene encodes mitochondrial guanylate kinase essential for chloroplast development, 21st Century Mechanisms of Cell Proliferation and EvolutionCOE Program (The 4th International Symposium on Molecular, 2004.11.
87. Asanori YARA, Takashi YAENO, Morifumi HASEGAWA, Shigemi SEO, Kensuke KUSUMI, Koh IBA, Characterization of Transgenic Rice with Reduced Level of Jasmonic Acid, 21st Century Mechanisms of Cell Proliferation and EvolutionCOE Program (The 4th International Symposium on Molecular, 2004.11.
88. 楠見健介・射場厚, 葉の発生初期における葉緑体形成プログラム, 2004年度大阪大学蛋白質研究所セミナー, 2004.11.
89. 服部泰之・屋良朝紀・八丈野孝・楠見健介・射場厚, イネのオクタデカノイド経路に関わる遺伝子の発現解析, 日本植物学会第68回大会, 2004.09.
90. 楠見健介, 核とオルガネラのクロストーク〜葉の発生に伴う葉緑体分化の分子メカニズム〜, 農学部セミナー, 2004.08.
91. 楠見健介, サリチル酸・ジャスモン酸欠損イネを用いた環境応答メカニズムの解析, 第14回八王子セミナー・プログラム, 2004.08.
92. 小城香織・八丈野孝・松村英生・藤澤志津子・寺内良平・楠見健介・射場厚, イネ疑似病斑形成 spl (spotted leaf) 変異株の解析, 日本植物学会九州支部第54回大会, 2004.05.
93. 沖田亜希子・宮島俊介・杉本広樹・楠見健介・射場厚, 高等植物の葉細胞分化制御と核酸合成酵素 ribonucleotide reductase の関連解析, 日本植物学会九州支部第54回大会, 2004.05.
94. 杉本広樹・楠見健介・吉村淳・菊池尚志・戸澤譲・射場厚, 葉緑体分化初期に機能するイネvirescent-2 遺伝子はミトコンドリアタンパク質をコードする, 第45回日本植物生理学会年会, 2004.03.
95. 小城香織・八丈野孝・松村英生・藤澤志津子・寺内良平・楠見健介・射場厚, イネ疑似病斑形成spl変異株を用いた細胞死経路の解析, 第45回日本植物生理学会年会, 2004.03.
96. 楠見健介・廣川大志郎・八丈野孝・射場厚, nahG形質転換植物を用いたイネの防御応答メカニズムの解析, 第45回日本植物生理学会年会, 2004.03.
97. 屋良朝紀・八丈野孝・瀬尾茂美・楠見健介・射場厚, ω-3デサチュラーゼ遺伝子の人為的発現抑制によるジャスモン酸欠損イネの作製, 第45回日本植物生理学会年会, 2004.03.
98. 廣川 大志郎・楠見 健介・八丈野 孝・射場 厚, NahG形質転換体を用いたイネの抵抗性反応メカニズムの解析, 日本植物学会第67回大会, 2003.09.
99. 楠見 健介・屋良 朝紀・廣川 大志郎・八丈野 孝・射場 厚, サリチル酸・ジャスモン酸蓄積を抑制した形質転換イネの作製, 2003年イネ分子遺伝学ワークショップ, 2003.07.
100. Kensuke Kusumi, Hiroki Sugimoto, Tomoki Kouno, Yuzuru Tozawa, Atsushi Yoshimura, Koh IBA, CHARACTERIZATION AND MAP-BASED CLONING OF RICE VIRESCENT MUTANTS, 7th International Congress of Plant Molecular Biology, 2003.06.
101. 屋良 朝紀・八丈野 孝・楠見 健介・射場 厚, イネ葉緑体局在型ω-3脂肪酸不飽和化酵素遺伝子の単離と発現解析, 日本植物学会九州支部第53回大会, 2003.05.
102. 杉本広樹・楠見健介・吉村淳・射場厚, 葉緑体分化に関与するvirescent-2遺伝子の単離および構造解析, 日本植物学会九州支部第53回大会, 2003.05.
103. 屋良 朝紀・八丈野 孝・楠見 健介・射場 厚, イネω-3デサチュラーゼ遺伝子のクローニングと機能解析, 日本植物生理学会2003年度年会, 2003.03.
104. 楠見健介・河野智樹・杉本広樹・戸澤譲・吉村淳・菊池尚志・射場厚, イネvirescent 変異株(v1, v3)を用いた葉緑体タンパク質の発現制御解析, 日本植物生理学会2003年度年会, 2003.03.
105. 廣川 大志郎・平山真裕子・楠見 健介・射場 厚, NahG形質転換体を用いたイネの生体防御反応の解析, 日本植物学会九州支部第52回大会, 2002.05.
106. 平山真裕子・楠見健介・佐藤光・射場厚, NahG 形質転換体を用いたイネにおけるストレス抵抗性メカニズムの解析, 日本植物生理学会2002年度年会, 2002.03.
107. 楠見健介・射場厚, 葉の発生段階に依存した葉緑体分化制御プログラム, 大阪大学蛋白質研究所セミナー「プラスチドのバイオジェネシス」, 吹田市, 2001.10.
108. 平山真裕子・楠見 健介・佐藤光・射場 厚, イネの疑似病斑突然変異株splを用いたストレス抵抗性メカニズムの解析, 日本植物学会第65回大会, 2001.09.
109. 楠見健介, 葉の発生プログラムに支配される高等植物の葉緑体分化メカニズム, 岩手生物工学研究センター若手研究者セミナー, 2001.07.
110. 河野智樹・杉本広樹・楠見健介・射場厚, マップベースクローニングを目的としたvirescent-3(v3)の精密マッピング, 日本植物学会九州支部第51回大会, 2001.05.
111. 小田峰裕・楠見健介・射場厚 他9名, cDNAマイクロアレイシステムを用いたイネのspl突然変異株の遺伝子発現解析, 日本植物生理学会2001年度年会, 2001.03.
112. 杉本広樹・楠見健介・河野智樹・吉村淳・射場厚, virescent変異が葉緑体の転写・翻訳機構に及ぼす影響, 日本植物生理学会2001年度年会, 2001.03.
113. 楠見健介, 葉の発生段階に依存した葉緑体分化制御メカニズム, 日本植物生理学会第41回シンポジウム, 2001.03.
114. 三井直子・楠見健介・射場 厚, イネの核コードT7ファージ型RNAポリメラーゼ遺伝子の単離, 日本植物学会第64回大会, 2000.09.
115. Sugimoto Hiroki, Kusumi Kensuke, Yoshimura Atsushi, Iba Koh, GENETIC MAPPING AND PHENOTYPIC ANALYSIS OF VIRESCENT MUTANTS OF RICE, 6th International Congress of Plant Molecular Biology, 2000.06.
116. Kensuke Kusumi, Hikaru Satoh and Koh Iba, EFFECT OF LIGHT AND TEMPERATURE ON THE BLEACHING OF THE STRIPED MUTANT ZEBRA OF RICE, 6th International Congress of Plant Molecular Biology, 2000.06.
117. 平山真裕子・楠見健介・小林善親・佐藤光・射場厚, イネ疑似病斑形成突然変異株spl(spl1〜spl11)の解析, 日本植物学会九州支部第50回大会, 2000.05.
118. 屋良朝紀・松田修・楠見健介・射場厚・大谷基泰・島田多喜子, アグロバクテリウム法によるイネ品種台中65号への遺伝子導入, 日本作物学会第209回講演会, 2000.04.
119. 杉本広樹・楠見健介・吉村淳・射場厚, イネ低温感受性葉緑体形成不全突然変異株 virescent(v1,v2,v3,) の精密マッピングおよび表現型の解析, 日本植物生理学会2000年度年会, 2000.03.
120. 楠見健介・射場 厚, イネの突然変異株を用いた葉緑体分化制御機構の解析, 第22回日本分子生物学会 ワークショップ「イネ分子生物学・ゲノム学の最前線」, 1999.12.
121. 杉本広樹・楠見健介・芦刈基行・吉村淳・射場厚, イネ低温感受性葉緑体形成不全突然変異株virescent (ν2, ν3) のマップベースクローニングを目的としたRFLPマッピング, 日本植物学会九州支部第49回大会, 1999.05.
122. 楠見健介・芦刈 基行・吉村 淳・杉本 広樹・射場 厚, イネ温度感受性葉緑体形成不全突然変異株 virescent (v1, v2, v3)のマップベースクローニングに向けたRFLPマッピング, 日本植物生理学会1999年度年会, 1999.03.

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