九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
松田 修(まつだ おさむ) データ更新日:2024.03.19

助教 /  理学研究院 生物科学部門 情報生物学


大学院(学府)担当

学部担当



電子メール *Internet Explorerではメールアドレスが表示されないため、他のWebブラウザ(Chrome、Safari等)をご利用ください。
ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/osamu-matsuda
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
電話番号
092-802-4337
取得学位
博士(理学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
植物生理学
活動概要
生物における色(広義には分光反射特性)は、形態と並ぶ主要な可視表現型であるとともに、個体の生理的状態を表す有用な指標でもある。しかしながら、これらの表現型を定量的かつ網羅的に解析した事例は少なく、定まった研究基盤も整備されていない。私は葉色から植物の生理的状態を非破壊的かつ迅速に評価することを目的として、リモートセンシング分野において多用されているハイパースペクトルイメージング技術に着目し、葉色を定量化するための研究基盤の構築を進めている。これまでに、反射スペクトルに基づく主要植物色素の定量式を導出することにより、各色素の濃度や組成を二次元的に表示するための画像化システムを開発した。また、反射スペクトルの微小な変化を検出するための非標的なスクリーニングシステムを構築し、目視による識別が困難な突然変異体を単離・同定することにも成功している。さらに、これらの解析手法を不可視波長域に拡張し、とりわけ近赤外分光法を併用することにより、生体における主要代謝物の動態を可視化する研究にも取り組んでいる。このように、“色”を含む分光特性の総体を「スペクトローム」と定義することにより、表現型に至るゲノム情報の機能化に関する組織的な研究が可能になると期待される。このほか、形態と分光特性に関する定量的なデータを活用した、植物種の迅速同定システムの開発を進めている。

九大関連コンテンツ

pure2017年10月2日から、「九州大学研究者情報」を補完するデータベースとして、Elsevier社の「Pure」による研究業績の公開を開始しました。