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渡邊 公一郎(わたなべ こういちろう) データ更新日:2017.06.14

教授 /  工学研究院 地球資源システム工学部門 地球工学講座


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名

留学生センター , 工学研究院 附属アジア防災研究センター , 工学研究院 附属循環型社会システム工学研究センター , 炭素資源国際教育研究センター , E-JUST連携センター , インドネシア九州大学ブランチオフィス(所長) , 九重地熱・火山研究観測ステーション , 工学系国際交流支援室

役職名

副理事
留学生センター長


電子メール
ホームページ
http://xrd.mine.kyushu-u.ac.jp/index.html
応用地質学研究室は、鉱床の生成モデルを通じて鉱物資源の調査に寄与するほか、地質現象に関連した自然災害の防止、環境低負荷型の廃棄物処分法などに関する学問分野を担当しています。地球資源、地球環境、自然災害などに関わる諸問題を解決するため、世界各地の研究地域でフィールド調査を行ない、また様々な分析手法を使って地球システムのマクロからミクロまでの研究を行なっています。 .
電話番号
092-802-3311
FAX番号
092-802-3368
取得学位
理学博士
専門分野
地球資源科学、災害地質学、火山地質学、地熱地質学、鉱床学
活動概要
(1)地球科学データベースの構築:インドネシアは火山弧を形成する島々からなり、地震・火山災害頻度が世界でもっとも高い国である。一方、熱水活動に伴う有望な金・銅鉱床の発見が多く期待されている。なかでもスンダ−バンダ弧に位置するジャワ島は金鉱化作用に関しては大きなポテンシャルを有している。この地における各種の地質災害の研究は地質背景が告示するわが国だけでなく、プレート収束帯に位置する国々の災害軽減に貢献する。また、金鉱床の研究はインドネシアの熱水金鉱床の探鉱に寄与するだけでなく、類似の島弧地域の資源探査に有効な手がかりを与えることになる。このために、東南アジアの地質災害と鉱物資源、エネルギー資源のポテンシャルを正確に評価するため、指針となる精度の高い地球科学データベースを構築している。現在、インドネシアのジャワ島をモデル地区に選び、現地フィールド調査を実施するとともに、東南アジア型のデータモデルを作成している。

(2)最近の地震による地質災害調査:福岡県西方沖地震(2005年3月)に伴う初動調査を実施した。特に志賀島、西戸崎、海の中道などで生じた地割れ、液状化による地盤変動などの調査を行った。また、インドネシア、中部ジャワ島地震(2006年5月)に伴う地質災害の調査を実施している。

(3)資源開発による環境へのインパクト:地球資源の開発は、必ず自然環境の破壊を伴う。しかし、それでも人類が生き延びるためには地球資源が不可欠である。したがって、資源開発に伴う自然への負荷を最小限にする技術開発が必要となる。現在行っている研究のひとつは、インドネシアにおける金採掘に用いた水銀による環境破壊の実態を調査し、どの程度の水銀を使用するとどのような環境へのインパクトがあるかを研究している。

(4)アジア、北アフリカの鉱床調査:フィリピンのルソン島、中国南部、モンゴル、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、エジプト、アルジェリアなど各地の金属資源の調査と資源量評価を行っている。

(5)地質年代測定:南九州の後期新生代火山岩について、放射年代測定を行い、南九州地域の火山活動と鉱化作用の時間−空間分布について検討した。また、サーモルミネッセンス(TL)年代測定の精度を向上させる基礎研究にも着手し、この方法により雲仙火山の数万年〜数千年の噴火活動を解明するための研究を行っている。最近ではAr-Ar法を用いた菱刈金鉱床やインドネシアの金鉱床の鉱化作用の精密年代測定を行なっている。

(6)その他:教育面では、地質調査法、鉱物学の概論、地球資源科学などについて学部学生、大学院生に講義、演習、実験指導を行っている。特に研究室に配属された学生については、フィールドワークを重視し、自ら研究のおもしろさと醍醐味を見出すような教育指導を心がけている。社会活動としては、一般市民向けのセミナーでの講演を行ったり、学生からだけでなく市民からの専門に関する質問などにも努めて答えるようにしている。

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