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佐藤 光(さとう ひかる) データ更新日:2012.5.17



大学院(学府)担当

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http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/pgr/
 本研究室では、作物のもつ有用な遺伝子資源の収集と作出および特性開発と 管理に関する遺伝・育種学的研究を主要課題としています。今日のように 多様化した社会の要望に対応するために、それぞれの利用目的に適合した作物の 品種が要求されます。そのために、品種改良の素材となる有用な遺伝子資源が必要で、 幅広い遺伝変異をもつ世界各地の栽培種やその近縁野生種を広く収集するとともに、 人為的に突然変異を誘発し、有用な遺伝子資源を作出することも重要です。 そして、これらの遺伝子資源の特性を明かにし、将来に向けて確実に保存することが 不可欠です。こうした目的のために、本研究室では、つぎのような研究を進めています。
1.イネ遺伝子資源の保存と特性評価に関する研究
2.化学変異原を用いた作物の有用変異作出法に関する研究
3.イネ種子澱粉の生合成・集積を制御する遺伝的機構の解析
4.イネ種子貯蔵タンパク質の生合成・集積を制御する遺伝的機構の解析
5.イネの有用遺伝子のゲノム解析.
取得学位
農学
専門分野
植物育種学
活動概要
 コメは、日本をはじめアジアの人々にとって欠かすことのできない重要な食糧源であり、それを生産するイネはアジアモンスーン地域の主要な作物である。また、水資源の確保や洪水調節など環境保全に対し水田は重要な役割を果たしている。現存するイネの品種は、我々の祖先がイネの栽培を開始した時代から今日に至るまでの長期にわたって続てきた育種の成果であり、貴重な遺伝子資源であると同時に、人類が築きあげた文化遺産でもある。
これらの遺伝子資源を収集・保存し、特性を評価・開発することは単に品種改良のための育種素材を提供するとことに留まらず、イネの進化や系統分化、遺伝学、育種学、さらに、生理・生化学など広い分野の研究に重要な材料と知見を提供することになる。一方,イネは資源植物として重要であるばかりでなく,アラビドプシスとともにDNAレベルでの遺伝子解析が最も進んだ植物であり,生物の遺伝子レベルでの機能解析を行うための代表植物種となっており,バイオサイエンスにおける研究素材としてのイネの重要性は今後ますます増大するもの考えられる.
 今日の多様化した社会の要望に対処するには、それぞれの利用目的に適合した作物の品種が要求される。そのためには、品種改良の素材となる有用な遺伝子資源が必要で、幅広い遺伝変異をもつ世界各地の栽培種やその近縁野生種を広く収集するとともに、人為的手法を用いて新たに有用遺伝子資源を作出し,これらの遺伝子資源の特性を明かにし、将来に向けて確実に保存することが不可欠である。遺伝子資源は鉱物資源と異なり無限の拡大再生産が可能であるが、一旦失われると再生はほとんど不可能である。イネは今後ともアジア、アフリカ地域に生活する人々の主要な食料源であり,地域社会や時代の要求する多様な育種目標に対応しうる遺伝子資源の開発と確保がなされねばならない.さらに,生物の種の多様性(バイオダイヴァーシテイー)は人間の生命・生活を維持するばかりでなく生活とアメニテイーの向上にも不可欠であり,国連環境会議でも主要議題に生物の種の多様性の維持とその有効利用が挙げられた.新品種開発のためには,資源植物の多様性の維持と育種・加工などの技術開発の双方が重要であり,遺伝資源とその情報の収集・整理・管理(インベントリィー)が強力に求められている.

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