九州大学 研究者情報
研究者情報 (研究者の方へ)入力に際してお困りですか?
基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
吉田 敏(よしだ さとし) データ更新日:2017.05.26



大学院(学府)担当

学部担当

基幹教育科目

その他の教育研究施設名

役職名

生物環境利用推進センター・副センター長


電子メール
ホームページ
http://www.seikan.kyushu-u.ac.jp/
職場と業務の概要説明 .
取得学位
博士(農学)
専門分野
生物環境調節学
活動概要
「生物環境調節学(生物と環境との関係を工学的・生物学的両側面から解析することを目的として,環境要素を定量的に制御するためのシステムを開発して生物の環境反応を解析するとともにその方法論を確立する)」を専門分野とし,これに基づいた研究・教育・社会活動に従事している.

①研究活動については,植物根の機能に関する環境生理学的研究を展開している.すなわち,主な研究対象を園芸作物の根として,水耕法で生育させた植物個体の地上部環境のみならず根部環境における各種環境要素について計測と制御を行い,呼吸および吸水等の根の生理的機能に対する環境作用を解析しているとともに,根部環境が根の機能をとおして植物個体全体におよぼす様々な影響について調べている.その一環として「水耕における溶存O2濃度制御下のキュウリ植物の吸水および生育に関する研究」により1997年日本生物環境調節学会奨励賞を受賞している.さらに,研究の場面を植物工場などの先進的植物生産システムに拡げ,「先進的植物生産場面における制御環境課の植物根の機能に関する研究」で2012年日本生物環境工学会学術賞を受賞している.また,施設園芸における環境制御について特に施設冷房に着目し,その技術開発と改良,植物生育や生産(収量・品質)に対する効果について,九州沖縄地区の研究者と連携して研究を遂行している.

②教育活動については,九州大学大学院−生物資源環境科学府−環境農学専攻−農業環境科学講座-専門分野:生物環境調節学における主任指導教員(准教授)として大学院教育に参画している.また,基幹教育科目を担当することにより学部(低年次)教育にも参画している.

③所属部局である生物環境利用推進センターは本学における生物(植物)に関する基礎的な研究成果を実用化(産業創成)に結びつけるための展開・橋渡し研究の立案や実施を支援・遂行するための学内共同教育研究施設であり,その事業の一環として,企業・団体等と連携して環境調節システムを用いた先進的・実用的な植物生産に係る基盤技術の開発を行っている.また,同センターは九州大学の生物学関連分野の研究者(学部生・大学院生・教官等)に制御環境を提供しており,この共同利用事業の運営に従事している.現在,共同利用においては植物環境調節実験室・特殊環境調節実験室・動物環境調節実験室・昆虫環境調節実験室・人工照明グロースキャビネット実験室などの施設で年間約100課題の生物学的研究が行われている.

③社会活動としては,所属学会であった(旧)日本生物環境調節学会において1997〜1998年評議員に選出され,さらに1999年より理事および学会編集委員会委員を,2005年には総務,会計および編集担当の理事を委嘱されて学会運営に参画し,2000年および2004年の学会年次大会において実行委員をつとめた.その後,2007年にあらたに設立された日本生物環境工学会において総務理事(2007年~)および会長補佐(2011~2016年)・理事長補佐(2017年~)に就任し,学会運営に参画している.本学会の定期刊行物(英文学術誌)"Environmental Control in Biology (ECB)"の刊行にAdvisory Editorとして参画している.このECBは,学協会誌として会員に頒布されて国際的な学術情報交換の場を提供しており,生物環境調節の基礎と応用に関する研究と教育の推進に寄与している.また,2009年の学会年次大会において実行委員・事務局代表をつとめた.
この他,財団法人環境科学技術研究所のトリチウム移行検討委員会委員(1999〜2014年)を委嘱され,委員会に参加した.また,まちづくり支援NPOタウン・コンパスの「クールタウンプロジェクト」および「エコ発する事業(福岡市)」への協力(2005年〜2008年),竹イノベーション研究会(福岡大学)技術委員等により都市緑化推進および里山保全事業を支援した.

九大関連コンテンツ