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大賀 祥治(おおが しようじ) データ更新日:2017.04.07

教授 /  農学研究院 環境農学部門 森林環境科学講座


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名



電子メール
ホームページ
http://mushpia.jp/
大学発ベンチャー企業「マッシュピア」 .
http://www.kenko-shien.com/ohga/
キノコ博士のキノコミュージアム .
電話番号
092-948-3116
FAX番号
092-948-3119
取得学位
農学博士
専門分野
きのこ学,森林資源学
活動概要
 研究活動は、食用ならびに薬用キノコの生理特性や生産技術、森林の木材腐朽菌および菌根菌について行っている。
 食用ならびに薬用キノコの生理特性や生産技術では、シイタケ(Lentinula edodes)の生理、特に菌体外酵素活性、培地の水分環境について検討している。シイタケの菌床栽培やツクリタケ(Agaricus bisporus)のコンポスト栽培での、子実体発生に関与する菌体外酵素活性の遺伝子転写の制御についての研究結果より、キノコ栽培での子実体発生操作や収量増加を指向している。また、培地の水分環境について、培地組成の違いや菌糸齢の変化による相の転換時の水ポテンシャルの変動を測定している。シイタケ菌床の熟成度の把握法の開発を目的として、培地のグルコサミン、エルゴステロール、リン脂質およびエステラーゼ活性を検討している。
 森林の木材腐朽菌および菌根菌に関する研究では、北海道におけるカラマツの外生菌根菌であるハナイグチ(Suillus grevillei)の生態について検討している。また、カラマツの根株腐朽菌の単離同定、材腐朽の割合について観察している。さらに,マツタケ(Trichoroma matsutake)の生育特性について,核酸関連物質の影響および発生促進について研究を進めている。
 さらに、電気インパルス刺激が菌根菌に与える影響として、マツタケ(Tricholoma matsutake)の反応や、アカマツ菌根菌のキツネタケ(Laccaria laccata)の発生について研究している。カラマツの細根部に着生した外生菌根菌の菌体量を定量するための方法として、エルゴステロールの含有量を測定している。カラマツの腐朽菌として、カイメンタケ(Phaeolus schweinitzii)、ハナビラタケ(Sparassis crispa)の侵害状況を観察している。
 また,キノコの機能性について研究を進め,各種の生活習慣病との関わりや,機能性成分の解析を行っている。さらに,多くの機能性が期待できる冬虫夏草菌類について,生理・栽培について研究している。特に冬虫夏草:シネンシストウチュウカソウ(Ophiocordyceps sinensis)やベニクスノキタケ(Antrodia camphorata)に関して,安定栽培を確立し,含有される機能性成分や生活習慣病に対する効果などを明らかにしている。
 最近は,資源の有効利用ゼロエミッションを目指して,キノコ菌床の畜産飼料への利用,各種の農産廃棄物などのバイオエタノール生産に関する研究に着手し,国際共同研究として展開している。
 マツタケやショウロ(Rhizopogon roseolus)などの菌根菌の生育を通して,新たな視点から森林環境を見直している。そのなかで,マツタケやショウロの人工栽培への基礎・応用的な研究を推進中である。

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