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WANG WENXUE(わん うえんしゆえ) データ更新日:2016.05.06



大学院(学府)担当

工学府 航空宇宙工学専攻 複合連続体力学分野

学部担当



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電話番号
092-583-7757
FAX番号
092--583-7760
取得学位
工学博士
専門分野
複合材料、破壊力学、計算力学
活動概要
 研究では、主に複合材料のミクロ及びマクロ的な破壊メカリズム、各種温度環境の複合材料の強度や損傷プロセスへの影響、高温環境下での金属材料の時間依存性クリープ破壊などについて理論及び実験的な研究を進めてきた。複合材料は材料定数の異なる物をいろいろな方法で複合して作られた古くて新しい材料で、その軽さ、高強度比、高剛性比などの優れた性能により、航空宇宙産業から新エネルギーシステム構造までの幅広い分野に使われている。一方、従来の均質の金属材料に比べ、複合材料は一般的に強い非均質性及び異方性を有する。このため、複合材料のミクロあるいはマクロ的な損傷、破壊メカニズムは従来の均質材料と異なり著しく複雑である。これまでの研究により、次のような研究成果を得られた。ミクロとマクロ的な解析では、繊維強化高分子材料の内部応力、熱膨張係数、剛性・損傷・非線形構成方程式、き裂と繊維の干渉、界面T型き裂の応力拡大係数及びき裂先端付近の応力分布、異材界面と複数き裂との相互作用、剥離板の圧縮強度などを求めた。実験では、各種温度環境における炭素繊維強化エポキシ積層板の微視的な損傷メカニズム、層間靭性への温度環境の影響を調べ、数々の知見を得られた。高温環境下でのクリープ破壊については、従来のいろいろな特殊条件下での破壊基準を統括する新しい統一的な破壊基準を提案した。今後も各種環境における複合材料の微視的な損傷・破壊メカニズム、マクロな静的強度、疲労強度との関連法則、高温環境下でのクリープ破壊の実験的な研究,炭素繊維強化アルミ合金複合材料積層板の開発、深海耐圧容器、ナノ複合材料、均質法、メッシュレス数値計算方法の開発研究を進めていくと共に、研究の重点は風力発電システム構造への複合材料の応用、洋上発電複合システムの構造についての研究を進めて行きたい。
 教育では、工学府航空宇宙工学専攻の協力講座として大学院の修士課程、博士後期課程、学部の航空宇宙コースの基礎構造力学の教育に参加させて頂いている。大学院生の卒業論文の研究指導と共に、大学院修士課程の複合材料強度学、材料損傷学、航空宇宙材料強度学演習、実験などの講義を担任しており、材料の強度、破壊の理論及び試験方法について指導している。

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