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二木 寿子(ふたつき としこ) データ更新日:2019.06.25

講師 /  九州大学病院 口腔包括診療科 口腔顎顔面病態学講座高齢者歯科学・全身管理歯科学分野


大学院(学府)担当

歯学府 歯学専攻 口腔顎顔面病態学講座

学部担当

歯学部 歯学科 臨床歯学 高齢者歯科学・全身管理歯科学


電子メール
電話番号
092-642-6483
FAX番号
092-642-6487
就職実績-民間機関等
就職実績有, 聖マリア病院(久留米市)
1983年6月から11月
1984年10月から1985年3月
取得学位
歯学博士
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
障害・有病児(者)歯科
外国での教育研究期間(通算)
00ヶ年00ヶ月
活動概要
1、有病者の歯科治療に関する研究
 有病者に対し、安全かつ適切な歯科的管理を行い、咀嚼機能を維持・改善することを目的とし、外来患者の臨床統計的研究を行っている。特に、今後増加すると思われる、骨髄移植や、他の臓器移植患者における、免疫抑制時の口腔内感染巣の診断と治療方針を確立することは、術中術後の患者のQOLに深く関与するテーマである。また、循環器疾患等により抗血栓療法を受けている患者において、観血的歯科処置時の後出血の管理方法を確立することも重要な課題である。
 1)造血細胞移植患者の口腔粘膜障害の重症度に関する研究:移植前処置開始前から介入することにより口腔粘膜障害の重症化を予防する可能性を示唆する研究結果を得た。現在、移植前処置前後における口腔細菌叢の変化に注目し、口腔粘膜障害の重症化に影響する要因を細菌学的に調査している。また、ハイドロゲル創傷被覆・粘膜保護材の口腔粘膜炎重症化予防に関する臨床研究を計画中である。
 2)抗凝固療法を受ける患者の抜歯後出血に関与する要因について、研究を行った。抜歯本数、抜歯部位、抜歯する歯の根尖病巣などが影響する可能性が示唆される結果となった。また抜歯後出血に影響する要因について研究中である。
2、低年齢時の齲蝕罹患要因についての研究
 低年齢時に発生、または進行する齲蝕の原因について、3歳時での齲蝕罹患歯面率に関連する要因について、1歳6ヶ月時からの経時的データが得られた190名を対象に調査を行った。調査は、1歳6ヶ月時健診での母親へのアンケート調査項目、母子に行った3種の齲蝕活動性試験、口腔診査結果の項目を説明変数、齲蝕罹患歯面率を目的変数とし、林の数量化理論第1類を用いて統計的に評価した。その結果、1歳6ヶ月児から3歳児までの齲蝕罹患性には、子供のMSBB判定結果が高い、母親のカリオスタットpH値が低い、歯磨きを朝のみ行うなどのカテゴリーが、また齲蝕罹患性を低下させるカテゴリーには子供のMSBB判定結果が低い、母親のカリオスタットpH値が高い、歯科相談を有料でも受ける、手作りのおやつを与えるなどが見られた。以上より、乳幼児歯科健診での齲蝕活動性試験の有用性が示唆された。
3、歯の形成に関わる要因についての研究
 1.マウスの下顎切歯を用い、妊娠母体の象牙質形成量を体積量で観察することにより、口腔領域で母親が子から受ける影響の一端についての調査を試みた。調査は、従来の硬組織内時刻描記法(NTA-Pb)により得られた連続薄切切片標本と、画像解析装置、および、自動計測システムの開発を行い、下顎切歯の形成量を定量化することにより行なった。その結果、1)マウスの下顎切歯において、妊娠から断乳までの全期間を通じ、母体の象牙質形成体積量は非妊娠群と比較して有意に増加していた。2)その最大値は分娩時を含む妊娠末期にあった。3)分娩後、および断乳後の母体象牙質形成体積量は、妊娠後半より有意に減少していた。以上より妊娠の進行と分娩、授乳、断乳に伴う母体の変化は、マウス母体象牙質形成体積量に影響し得ることが明らかにされた。

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