九州大学 研究者情報
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田畑 正志(たばた しようじ) データ更新日:2017.06.02

教授 /  農学研究院 資源生物科学部門 動物・海洋生物科学


大学院(学府)担当

学部担当



電子メール
ホームページ
http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/asweb/chiku2/lfa.html
家畜生体機構学分野ホームページ .
電話番号
092-642-2942
FAX番号
092-642-2942
取得学位
歯学博士
専門分野
畜産学
活動概要
 ○家畜の味覚に関する機能形態学的研究(研究概要)
 動物は生体を維持するために摂食する.この際カロリーとなる炭水化物には甘味を感じ,構造体として利用するタンパク質にはうま味を感じる.一方,生体にとって危険な成分に対しては苦味を感じて生体の防御にも働いている.このような味覚受容は主に口腔内に存在する味蕾細胞により行われている.味蕾細胞は味覚受容に関与する種々のタンパク質を有しており,動物の食性にも大いに影響を及ぼしていることが想像される.現在,我々は主に牛を研究対象とし,味覚レセプターやGタンパク質あるいは種々の酵素の味蕾細胞内における局在性を電子顕微鏡免疫組織化学法を用いて明らかにしつつある.今後は対象を他の家畜にも広げ,さらに分子生物学的手法をも取り入れて幅広く研究を行っていく予定である.
 
○家畜・家禽の骨格筋における膠原線維の分布特性に関する研究(研究概要)
 我々哺乳動物は生体にとって有益な食物をおいしいと味覚認知する。有益な食物とは生体を構成する成分であったり、生体を動かすエネルギー源であったりするものである。膠原線維(コラゲン線維)は哺乳動物において最も多く含まれるタンパク質であるので、本来摂食時においしい(うま味)として味覚受容されるのであろうと想像される。ところが、その線維の有する特徴である強い張力によって、堅さの原因ともなっている。例えば、今人気の牛タンを調べてみると、その大部分がコラゲン線維から成ることがわかる。この牛タンを塩焼きにして食べると初めは堅いなと思うが、よく噛んでいる内においしいなと思うが、これは典型的なコラゲン線維の食感であろうと想像される。この食肉のうまさとともに、堅さのもととなるタンパク質であるコラゲンとこのタンパク質に関連する種々の結合タンパク質の死後変化を食肉の熟成という観点から、さらには温度(調理)処理がこれらにどのような影響を及ぼすか等を形態学的に明らかにしている.

○動物組織学(教育概要)
 生物の基本単位は細胞であり、多くの細胞が有機的に集合し生命体を作り出す。生命科学にとって、この細胞の構造とそれらによって生み出される機能を学ぶことは全ての研究の基礎となり、その理解なくして発展は望めない。本講義では、光顕微鏡および電子顕微鏡を用いて観察される動物細胞を構成する諸構造物の形態およびそれらの機能を教授する。さらに細胞が集合して特有の機能を持つに至った諸組織の構造と機能についても詳述する。

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