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谷村 禎一(たにむら ていいち) データ更新日:2016.09.30

教授 /  理学研究院 生物科学部門 動態生物学


大学院(学府)担当

学部担当



電子メール
電話番号
092-642-3902
FAX番号
092-642-3969
取得学位
理学博士
専門分野
神経遺伝
活動概要
1.味覚受容の分子機構、摂食行動の神経機構
 味覚、嗅覚の化学感覚は食物選択、配偶行動などにおいて重要な役割を果たしている。私たちは味覚異常突然変異体を分離して研究を進めている。これまでの私たちの研究によって糖の種類に応じて複数の糖受容体が存在すると考えられており、味覚受容体候補遺伝子が同定されている。味細胞で受容された情報が摂食行動の発現制御に至るのかを研究する。
2.サーカディアンリズムと睡眠の分子生物学
 生物には約24時間周期の内在的な時計機構が備わっている。ショウジョウバエの時計突然変異体の研究から、サーカディアンリズムの分子機構にはperiod, timeless遺伝子によって制御される転写のフィードバックループが中心的な役割を果たしていることが明らかとなってきた。サーカディアンリズムの周期は温度が変化しても不変であるが、私たちは温度上昇によって周期が長くなる時計突然変異体を分離して分子レベルの解析を行っている。また、新規の時計突然変異体のスクリーニングを行っている。
 サーカディアンリズムは光によって位相変化をおこす。眼が無い生物でも光に同調してリズムを示すことから、まだ同定されていないリズムの光受容体があると考えられていた。私たちは京都大学との共同研究によりクリプトクロームがその受容体であることを見い出した。現在、クリプトクロームから時計への情報伝達のメカニズムを解明しようとしている。
3.行動の可塑性に関する研究
 昆虫の神経系も固定されたものでなく経験や環境によって変化する。私たちは、味覚、嗅覚についての経験がその後のハエの行動にどのような変化をもたらすかを研究することによって神経系の可塑性に関わる遺伝子を同定しようとしている。

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