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朝廣 和夫(あさひろ かずお) データ更新日:2017.11.03

准教授 /  芸術工学研究院 環境デザイン部門 ランドスケープ・社会環境デザイン


大学院(学府)担当

芸術工学府 芸術工学専攻 遺産理論講座

学部担当



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取得学位
博士(芸術工学)
専門分野
緑地保全学
活動概要
研究テーマ:都市近郊及び農山村地域における自然環境の保全・復元に関する研究

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要でない

これは、言い尽くされた、Rachel Carson女史のThe Sense of Wonderの一説です。 「緑地保全」の「保全」、”Conservation”という語は、英国では時に、「子供を育てるように」という例えで説明されることがあります。”Taking care”、すなわち、なるようにならない「自然」(子供)は、手をかけながら、目をかけながら育てること。もしくは、付き合うこと。家族が、地域が、自然と共に健やかな生活を持続的に時間と空間を共有するには、そのような姿勢と行為が必要です。

本研究室は、そのような人と自然の関係の中で育まれている都市近郊及び農山村地域における緑地環境を対象としています。緑地環境は、人々の保全管理により、その生物多様性、アメニティ、美観、農林産物の生産、災害防止などの公益的機能を支えています。持続的な地域の生活環境、自然環境の保全・復元を進めるには社会の課題にコミットし、歴史と自然のコンテクストを分析し保全のメカニズムを明らかにし、研究、教育、提言、実践を市民・行政・専門家との連携により行うことで、人と自然の関係に資する保全のデザイン(計画・設計)を社会に実装することを研究目標とします。その上位目標は、環境の美しさを感じ、伝えることができる人材を育成することです。

主な研究テーマは、里地・里山の保全、二次林の生態的研究、災害時の共助による農地復旧に関する研究、ボランティアツーリズムに関する研究、バングラデシュにおける緑地保全に関する研究などです。これらの研究の流れの中で、将来は、小規模ビジネスとして成り立つ里地・里山保全モデルはどのようにあるべきか。人口減少社会の中で中山間地の農村はどのように発展するべきか。伝統的な作物や景観をどのように価値付け産業開発を通じて保全していくべきか。互助−共助が連携できるコミュニティはどのように創出できるか。里地・里山保全の課題をアートにより展開できるか。今後は、より現実社会の課題に対応できる諸活動を展開したいと思います。

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