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矢部 光保(やべ みつやす) データ更新日:2017.06.02

教授 /  農学研究院 農業資源経済学部門 農業資源経済学講座


大学院(学府)担当

学部担当



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ホームページ
http://agrienv-econ.jp/
本研究室では、農業・農村の持つ新たな可能性を追及する経済学的研究を行っています。つまり、農業・農村は、食料生産に加えて、有機物の循環、再生可能エネルギーの供給、美しい景観や安らぎの場の提供、多様な動植物の保全、伝統的な文化や先人の知恵の継承など、多様な価値を持っています。そこで、より重要な社会的ニーズを見極めながら、健康で安全な生活の上に、循環型社会が構築されるよう、研究と教育を行っています。例えば、世界の農業環境政策の調査、環境・福祉サービスの経済的評価手法の開発、自立分散型エネルギーシステムに基づく循環型社会の形成、農文化システム維持のための制度構築、新たな価値をもつ商品の市場評価、そして途上国における感染症予防や持続可能な農村開発など、農業と環境、健康、バイオエネルギーをキーワードに社会経済的側面から、多様な研究・教育活動を行っています。特に、近年は、メタン発酵消化液からの3大肥料成分の分離濃縮回収とその農業利用を重要なテーマとして研究を行っています。 .
電話番号
092-642-2958
FAX番号
092-642-2958
取得学位
農業経済学
専門分野
環境経済学、農業経済学
活動概要
 我が国や欧米、アセアン諸国における自然資源の環境価値、生物多様性等の農林業のもつ多面的機能や農文化システムに関する経済価値評価とそのための手法開発、有機性廃棄物等のバイオマス資源の有効利用と自立分散型エネルギー生産に関する社会システム構築に向けた実証研究、農業環境政策に関する日欧米の比較研究、農林業分野における排出量取引、食の安全・安心やトレーサビリティに関する消費者意識の定量分析、遺伝子組換え農産物の社会的受容についての経済分析を行っている。
特に、環境やバイオマス資源の有効利用、費用対効果の高い制度・政策の構築、新規の商品開発等を適切に行うには、それら活動の便益評価が重要である。しかしながら、このような活動に関する財やサービスは直接市場で取引されることが少ないために、それらの便益評価は困難である。そこで、仮想評価法(CVM)やコンジョイント分析など、市民や消費者に対する意識調査のデータを基に非市場的価値を経済的に評価する手法の開発や精緻化も行っている。 また、LCA(ライフサイクルアセスメント)によりバイオマスの有効利用に向けた各種の事業評価を行い、環境負荷の低い社会システムの構築に関する研究も行っている。この他、ベトナム・ダナン市で、JICA草の根技術協力事業として、平成27年3月から平成29年3月まで、有機性廃棄物の液肥利用プロジェクトを実施しました。
近年は、低炭素・循環型社会lの構築と再生エネルギー供給に資するため、メタン発酵消化液からの3大肥料成分を分離して高濃度で濃縮する研究と、その濃縮液肥を耕種作物栽培はもちろん養液栽培にも使用して付加価値の高い農産物を生産する研究に取り組んでいます。

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