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智和 正明(ちわまさあき) データ更新日:2016.09.02

准教授 /  農学研究院 環境農学部門 森林環境科学講座


大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名



電子メール
FAX番号
0983-38-1004
取得学位
大気降下物が針葉樹林に及ぼす影響
専門分野
環境科学、生物地球化学
活動概要
【森林流域における物質循環】
 森林の物質循環を理解するために、森林流域における物質収支を計測するための負荷量や流出量を計測している.森林への負荷量に関しては,大気濃度の計測,林外雨,林内雨,樹幹流を採取測定している.流出量に関しては,無降雨時の採取に加えて,降雨時の出水時における採取も行い,正確な流出量の算出を目指している.また,森林樹冠や土壌中での物質の動態についても計測を行い,物質の流出プロセスについても考察を行っている.これらの研究は,福岡演習林内のスギ・ヒノキ林の管理林や非管理林において行っている.また,林相の異なる竹林や大気環境の異なる北海道演習林においても観測を行っている.さらに,海域への影響を検討するために,渓流水中のフミン質の分析も検討している.

【大気汚染物質がアカマツ林衰退に及ぼす影響】
 アカマツを中心に構成している西日本の森林地域では、アカマツの枯死が顕著にみられている。そこで、自動車排ガスなど人為的な汚染物質によるアカマツ林衰退の影響を調査するために、瀬戸内沿岸部において、アカマツ林の被害が報告されている瀬戸内沿岸部森林地域において酸性沈着物を測定した。

【酸性沈着物と樹冠との相互作用】
 降水に代表される酸性沈着物は、枝葉を通過する際、溶液と葉面の間で水素イオンを中和するためにK+、Mg2+、Ca2+などの栄養塩類とのイオン交換が起こり、溶脱が進む。また、NO3-やNH4+の無機窒素成分は樹冠によって吸収される。このような樹冠からの栄養塩類の溶脱や窒素成分の吸収は、森林における物質循環に重要な影響を及ぼしている。そこで、トウヒ人工林にて人工的に作成した酸性溶液を曝露し、曝露負荷量—林床負荷量の観測結果から、樹冠との相互作用について定量的な計算を行った。

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