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大神 智春(おおが ちはる) データ更新日:2024.04.23

教授 /  留学生センター


原著論文
1. OHGA, Chiharu, Acquisition of Polysemous Collocations in Japanese by Chinese Native Speakers: Comparison of Learners by Level, Research Bulletin International Student Center Kyushu University, 31, 1-12, 2023.03.
2. 森田淳子, 麻生迪子, 大神智春, 鈴木綾乃, 林富美子, 日本語母語話者による多義動詞の意味体系― 「でる」「きる」「つける」に焦点をあてて―, JSL 漢字学習研究会誌, 15, 39-48, 2023.04.
3. 鈴木綾乃, 大神智春, 日本語学習者横断コーパス(I-JAS)に見られる多義語コロケーションの産出―動詞「する」「ある」に焦点を当てて―, 日本語教育, 182, 95-109, 2022.08, 本調査では,日本語学習者にとって習得が難しいと言われる多義語コロケーションの産出面に焦点を当て,中国語を母語とする学習者(NNS)は多義動詞のどの語義で形成されるコロケーションを使用しているか,共起名詞にはどのような特徴があるかについて,I-JASを用いて分析した。中心語は「する」「ある」を設定した。
分析の結果,両動詞とも,NNSは中心義で形成されるコロケーションを日本語母語話者(NS)よりも多く産出していた。また共起名詞についてNNSが多く産出していたのは,「する」では動作を表す名詞,「ある」では具体的な内容を表す名詞であった。そしてNNSがNSよりも産出が少なかったのは,抽象的な名詞や形式名詞だった。このことから,初級・中級レベルにある学習者の場合,その中間言語の産出面において,派生的・抽象的な語義で形成されるコロケーションの習得は限定的であるか,避ける傾向にあると考えられる。.
4. 大神 智春, 森田 淳子, 麻生 迪子, 鈴木 綾乃, 林 富美子, 日本語学習者・母語話者が考える多義動詞の基本的語義とは何か, 日本語教育方法研究会会誌, 29, 1, 16-17, 2022.09.
5. 林富美子, 鈴木綾乃, 麻生迪子, 森田淳子, 大神智春, 日本語母語話者による多義動詞の意味体系―「する」「ある」に焦点を当てて―, 『外国語教育研究』, 25, 74-92, No.25(現在印刷中), 2022.06.
6. 麻生 迪子、菊池 富美子、森田 淳子、大神 智春、鈴木 綾乃, 日本語学習者横断コーパス(I-JAS)に見られる多義語コロケーションの分析-「きく」「でる」「つける」に焦点を当てて-, 『外国語教育研究』, 23, 38-56, 2020.01.
7. 大神智春, 「とる」と類義語の意味的相違に関する一考察, 『言語の研究-言語学、日本語学、日本語教育学、言語コミュニケーション学からの視座-』, 15-28, 2019.09.
8. 大神智春 郭俊海, 中国人学習者による多義語コロケーションの習得―レベル別の学習者の比較から―, 『第12回国際日本語教育及び日本研究シンポジウム予稿集』, CD予稿集 セクションA4, 2018.12.
9. 大神智春, 類義語で形成されるコロケーションの理解と使い分け―中国語母語話者を対象として―, 日本語教育方法研究会誌, 24, 2, 70-71, 2018.03.
10. 大神 智春, 多義語を中心語とするコロケーションの習得, 日本語教育学会, 166, 47-61, 2017.04, 中国語母語話者および韓国語母語話者を対象に,多義動詞「とる」で形成されるコロケー
ションの習得について調査した。まず(1)日本語母語話者が認識する「とる」の意味体系を
整理した。次に(2)学習者が考える「とる」のプロトタイプ,(3)「とる」で形成されるコロケーションの理解について調査・分析した。その結果,(1)母語話者が考える意味体系と辞書的体系はおおよそ一致するが一部相違が見られる,(2)学習者と母語話者が考えるプロトタイプにはずれが見られ,学習者は独自の意味体系を構築していると考えられる,(3)学習者は多義性についてある程度習得するが,共起語として使用できる語の範囲は広がりに欠ける。各コロケーションの用例を「点」として習得し,習得した知識は「面」として広がりにくいことが示唆された。.
11. Chiharu Oga, 多義動詞を中心語とするコロケーションの習得, 日本語教育 = Journal of Japanese language teaching, 166, 47-61, 2017.04.
12. 大神 智春, 中国人学習者のコロケーションに対する認識と産出, 東アジア日本語教育・日本文化研究学会, 19, 133-152, 2016.03.
13. Chiharu Oga, 中国人学習者によるコロケーションの習得
プロトタイプ理論を援用して, 東アジア日本語教育・日本文化研究, 19, 133-151, 2016.03.
14. 大神 智春, 学習者は共起表現をどのように認識しているか, 中日韓朝言語文化比較研究国際シンポジウム, 現在印刷中, 2013.12.
15. 大神 智春, 山田 明子, 日本語コースにおける漢字圏学習者受け入れの現状-総合日本語コースおよび読解コースを事例として-, 第8号国際シンポジウム編日本語教育論集, 8, 19-35, 2012.11.
16. 大神 智春, 漢字語彙の運用力養成を目指した教材開発に向けての一考察-中級学習者の共起表現の使用-, 九州大学留学生センター紀要, 20, 47-54, 2012.03.
17. Chiharu Oga, 清水 百合, 卢 丽, 金 英淑, 漢字語彙の運用力養成を目指した教材開発に向けての一考察
中級学習者の共起表現の使用, 九州大学留学生センター紀要, 20, 47-54, 2012.
18. 大神 智春, 用法を学ぶ漢字語彙教材開発のための基礎調査-中上級学習者の共起表現の使用-, 跨文化交際中的日語教育研究2 異文化コミュニケーションのための日本語教育, 2, 298-299, 2011.08.
19. 大神智春, 清水百合, 運用力養成を目指す漢字語彙教材, 『世界日後教育大会』, 2010.08.
20. 大神智春, 清水百合, 漢字語彙の運用力の養成に焦点を当てた教材の開発, 日本語教育方法研究会誌JLEM Vol.17 No.1, 2010.03.
21. Chiharu Oga, 清水 百合, 漢字語彙の運用力の養成に焦点を当てた教材の開発, 日本語教育方法研究会誌, 17, 1, 66-67, 2010.03, As a part of academic studies in universities, needs analyses of the Japanese vocabulary for foreign students, have been tried many years. However, the results of those analyses have not produced enough practical teaching materials. In addition to the shortages of teaching materials focused on vocabulary per se, teaching materials which Chinese students can acquire the abilities to use kanji vocabulary in Japanese have not been considered seriously. On this paper, the results of researches performed in China in 2007 and the teaching materials which were made to conquer the difficulties in reading and usages of vocabulary are introduced..
22. 大神智春, 清水百合, 漢字語彙教材開発のための基礎調査 -音声、文法的要素を中心に-, 『第5回中日韓文化教育フォーラム論文集』, 2009.03.
23. Chiharu Ohga, Yuri Shimizu, To Utilize Media Materials in Kanji –Vocabulary Study, THE THIRD CLS INTERNATIONAL CONFERENCE, 2008.12, Japanese language learners who have Kanji backgrounds tend to think they do not have to study Kanji as they know them already. However, to communicate well in Japanese, learners have to acquire knowledge of readings, meanings and usages of the Kanji vocabulary in Japanese language as they can be different from their native languages. There are both advantages and disadvantages for learners who have Kanji backgrounds. One of disadvantages is “strong when it is shown in visual mode (ex. Reading) but weak when it is shown in audio mode (ex. Listening).
This study talks about why and how to bring audio and visual materials to assist learners self study in Kanji vocabulary..
24. Chiharu Oga, 九州大学留学生のための日本語コース(JLC)
Japanese Language Courses, 九州大学留学生センター紀要, 17, 77-91, 2008.
25. Chiharu Oga, 清水 百合, 漢字語彙学習のための基礎調査--母国で日本語を学習する中上級学習者を対象に, 九州大学留学生センター紀要, 17, 29-41, 2008.
26. 大神智春, 統語領日本語学校の授業・大学の留学生向けの講義・大学の専門講義における文構造の分析ースタディ・スキル要請のための日本語プログラム開発に向けての基礎研究ー, アジア太平洋地域における日本語教育, 現在印刷中, 2007.12.
27. 大神智春, 日本語学校の授業・大学の留学生向けの講義・大学の専門講義における文構造の分析-スタディ・スキル要請のための日本語プログラム開発に向けての基礎研究-, 『平成16~18年度科学研究費補助金 萌芽研究 課題番号16652039 スタディスキルの養成を目指した日本語教育プログラム開発のための基礎研究 研究成果報告書』, pp19-27, 2007.03.
28. 小山悟 清水百合 大神智春, 大学講義への橋渡しを考える-教師の発話の分析を通して, 『平成16~18年度科学研究費補助金 萌芽研究 課題番号16652039 スタディスキルの養成を目指した日本語教育プログラム開発のための基礎研究 研究成果報告書』, (統語領域執筆)pp.5-6, 2007.03.
29. 大神智春, 中国人日本語学習者の発話における結束性, 九州大学留学生センター紀要, 第15号 75頁~84頁, 2007.02.
30. Chiharu Oga, 九州大学留学生のための日本語コース(JLC)
Japanese Language Courses, 九州大学留学生センター紀要, 16, 63-77, 2007.
31. Chiharu Oga, 中国人日本語学習者の発話における結束性, 九州大学留学生センター紀要, 15, 75-83, 2006.
32. Chiharu Oga, 九州大学留学生のための日本語コース(JLC)
Japanese Language Courses, 九州大学留学生センター紀要, 15, 85-99, 2006.
33. 岡崎 智己, Chiharu Oga, 留学生のための日本語コース(JLC)における受講・成績管理システムのオンライン化, 九州大学留学生センター紀要, 15, 117-123, 2006.
34. 大神智春, 中国人学習者の発話における反復と省略の問題, 九州大学留学生センター紀要, 第14号 1~10頁 , 2005.12.
35. 大神智春, 「中国国内での効果的な会話授業の展開に向けての一考察 −発話における結束性の
視点から−」, 日本語教育方法研究会誌, Vol.11 No.1,16〜17頁, 2004.03.
36. 大神智春, 「文法項目特徴の違いが中間言語の可変性に与える影響についての一考察」, 日本語教育
論集国際シンポジウム編
, 第5号,53〜60頁, 2000.11.
37. 大神智春, 「中国で日本語を学習する学習者の日本語習得過程−文構造習得の視点から−」, 日本語
教育方法研究会誌
, Vol.7 No.2,4〜5頁, 2000.09.
38. 大神智春, 「タスク形式の違いによる中間言語の可変性」, 第二言語としての日本語の習得, 3号, 2000.03.

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