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五十嵐 伸吾(いがらし しんご) データ更新日:2018.08.21

准教授 /  学術研究・産学官連携本部


原著論文
1. @五十嵐伸吾, チャルマース工科大学(スウェーデン)における起業家教育~どのように起業家教育は技術商用化の3 つのリスクを取り扱うか?, 研究イノベーション学会「研究 技術 計画」, 33, 2, 119-133, 2018.09, 本稿では、起業家教育の事例としてスウェーデンのチャルマース工科大学を取り上げる。チャルマース工科大学はテクノロジー・スタートアップと起業家を同時に搬出することを教育の目標としており、大学や企業、発明家からアイデア(権利化前の発明や発見)を集め、そのアイデアに基づきいかに商業化するかを教育の中心に据えていた。大学発のNTBFsは既存市場を破壊させるか新市場を創出する「能力破壊的イノベーション」を実現するようなラディカルな発見・発明が基盤となるものが多い。このため、大学発NTBFsは高い不確実性に直面するため、技術の商用化する際の「3つのギャップ」の克服が求められる。チャルマース工科大学の起業家教育では、この「3つのギャップ」に対応する形で教育がデザインされており、結果として地域エコシステムの多様な人材供給を果たしていた。.
2. 田路則子、五十嵐伸吾, ヨーテボリ市における起業家教育から生まれるアカデミック・スピンオフ―北欧の地方都市におけるビジネス・エコシステム―,, 赤門マネジメント・レビュー, 17, 3, 143-154, 2018.07.
3. 五十嵐伸吾, テクノロジー・スタートアップと地域エコシステム―福岡にいかにテクノロジー・スタートアップ創出のエコシステムを形成するか―, 日本ベンチャー学会誌Venture review, 31, 3-13, 2018.01, 先行研究によれば、地域の経済や産業を維持・発展させるためには、不断のイノベーションの創出が不可欠であり、その担い手は「イノベーターズ・ジレンマ」を抱える既存企業には務まらず「破壊的イノベーション」を追及するNTBFsとなる。これらNTBFsは大きなリスクと直面するため成功確率は極めて低く、簇業1)を促すエコシステムの形成が不可欠となる。
エコシステム形成の前提条件は「技術とヒトの一定の集積」であり、そこからエコシステムの形成プロセスが始まる。福岡では技術的な集積は実現できているもののヒトの集積には課題が残る。その問題を解決した上で、地域内外の各セクターが相互補完しながらエコシステム形成のプロセスを進める必要があり、そのためには九州大学が「企業家大学」へ移行することが必要となる.
4. 五十嵐 伸吾, 「地域における起業促進の一類型 ~ アルプス電気盛岡工場が醸成した起業家精神」, 法政大学地域研究センター, 2012, 5, 89-104, 2013.03, アルプス電気の東北進出の歴史・背景より起業家精神を醸成する文化がいかに形成されたかを報告.
5. Shingo IGARASHI, Noriko TAJI, "How Could we Encourage Start-ups? : The Cases at Iwate Prefecture in Japan", Frontiers of Entrepreneurship Research 2011, Babson College, Accept, 2011.12.
6. Shingo IGARASHI, A Pilot Study for a Growth Process of High-Tech Start-Ups: A Case Study of Access Corp. from the Aspect of Resource Accumulation, Asia Pacific Jornal of Innovation and Entrepreneurship, Vol.3,No.1,pp.7-26, 2009.05.
7. 田路則子、五十嵐 伸吾, レイテックス ~ ハイテクスタートアップの成長プロセス, 一橋ビジネスレビュー, 2009年SPR. 56巻4号、pp132-146, 2009.03, [URL].
8. 五十嵐 伸吾, 「日本のスタートアップスの成長プロセス:資金調達マネジメントを中心に」, 「マーケティング・経営戦略のビジネス数理」, 朝倉書店 pp.189-204, 2009.03.
9. 五十嵐 伸吾, 「日本のハイテクスタートアップスの成長プロセス ~ 資源蓄積から見たACCESSの事例研究」, 「研究 技術 計画」, Vol.23、No.2, 2008.09.
10. 五十嵐 伸吾, 日本のスタートアップスの現状, 一橋ビジネスレビュー, 2005年SUM. 53巻1号、pp16-35, 2005.06.

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