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太田 和秀(おおた かずひで) データ更新日:2016.10.13

教授 /  工学研究院 機械工学部門 力学システム講座


大学院(学府)担当

工学府 機械工学専攻 力学システム

学部担当

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http://qma.mech.kyushu-u.ac.jp/
機械解析学研究室(太田研究室) .
取得学位
工学博士
専門分野
振動,騒音,水中音響
活動概要
1.研究状況
振動,騒音,水中音響に関する以下の分野の研究を実施し,主要学会にその成果を発表している.
①ディスクブレーキ鳴きに関する研究では,レーザーホログラフィーを用いて世界で最初に鳴き発生状態の振動状況を計測した.また摩擦力と直角方向に鳴きに対応する自例振動が発生する解析モデルを構築し,各部品の固有振動特性や支持位置を変更する鳴き防止対策を構築した.
②管群の流力弾性振動に関する研究では,計測された流体励振力と管群の振動特性をモード解析法で結合し,流力弾性振動が発生する限界流速の予測に成功した.また本手法を用いた流力弾性振動防止設計法も確立した.本研究の成果は米国機械学会(ASME)PVP部門の優秀論文賞を受賞した.また,管群渦励振による気柱共鳴の研究では,従来明らかにされていた流れ直角方向の共鳴の他に流れ方向に共鳴が発生することを初めて学会で発表した.
③水中音響分野では,圧電体を用いた送受波器設計法を開発し,ノイズに強い高速艇用のハイトセンサーや全周方向を探知できる円筒型送受波器の開発に成功した.
④エンジンの振動・騒音分野の研究では,「エンジンの構造図面と筒内圧だけから,エンジンの振動応答・放射騒音を設計段階で予測し音質価まで行う手法の開発」を目標に30年以上にわたり研究を実施している.ピストンスラップ解析法やFEM/BEMを用いたエンジンブロックの振動・音響特性予測法(日本舶用機関学会賞を受賞),クランク軸の振動応答予測法,エンジンブロックと回転クランク軸の連成振動と放射騒音予測法の開発などを行っている.これらの成果は国内外の学会に発表するとともに,実際の低騒音エンジンの開発に適用している.また,ピストンスラップによるライナーキャビテーションの研究も実施しており,ピストン衝突力による冷却水室内圧力変動の予測と低減の検討を行っている.
⑤音環境創造を目的とした自動演奏ベルの振動音響特性の研究を実施している.
2.留学
 ・1989-90 米国マサチューセッツ工科大学で構造音響分野の客員研究員
 ・1998 米国ハーバード大学ビジネススクールAdvanced Management Program終了
3.学会・協会活動
 ・機械学会,音響学会,水中音響学会で論文編集委員,評議員,商議員等
 ・International Journal of Acoustics and Vibration のEditor
 ・日本国際学生技術研修協会(IAESTE) 理事
4.教育分野
①工学分野の教育
エンジン振動・騒音や管群における流力弾性振動や気柱共鳴などを題材として,ダイナミックな現象に対する解析法や実験計測法に関する講義を行っている.
②経済分野の教育:モノづくり産業の歴史と研究開発マネージメント
日本の産業発展における技術戦略や企業の研究体制などについて欧米と比較しながら議論し,21世紀における付加価値創造型モノづくりのありかたについて講義を行っている.
③九州大学アジア人財プログラムの推進
アジアからの優秀な留学生を九大に招き,エネルギー・環境分野に特徴を持たせた工学教育と日本語,日本ビジネスに関する教育を企業とコンソーシアムを組織して実施し,日系企業に就職させる「九州大学アジア人財プログラム」をリーダとして推進している
④留学生政策,高度人材活用に関する提言と推進
学内の国際交流総合企画会議や経産省の「留学生高度人材活用委員会」における各種施策への提言

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