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森 英男(もり ひでお) データ更新日:2023.09.29

准教授 /  工学研究院 機械工学部門 流体工学講座


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 森英男, 感圧塗料および感温塗料の発光寿命を利用した圧力・温度計測, ターボ機械, 第48巻第1号、pp. 20-26, 2020.01.
2. 蒲池利章,伊藤栄紘,永井大樹,森英男,小栗一将,北里洋,小幡誠, 航空宇宙以外の分野における感圧塗料の応用, 可視化情報学会誌 Vol. 38, No. 148, pp. 25-31, 2018.01, 本稿は,燃料電池,自然,生体など航空宇宙以外の分野における感圧塗料(りん光色素)の応用について,概説する.航空宇宙以外の分野,特に,燃料電池セル内の流れ,ターボ機械内部流れ場,海底などの堆積物断面の酸素濃度,医療応用,細胞内の酸素濃度など分野を超えた様々な応用範囲について取り上げた.本稿により,感圧塗料が様々な分野へ適応可能であることが読者に紹介できれば幸いである..
3. 満尾和徳,森英男,亀谷知宏, 感圧・感温複合塗料によるPSP温度補正, 可視化情報学会誌 Vol. 37, No. 147, pp. 182-187, 2017.10, 感圧塗料(Pressure-sensitive Paint: PSP)を用いた表面圧力場計測技術が風洞試験等における有望な熱流体計測ツールとして研究されている.PSP計測では,PSPが塗装された模型に励起照明を照射し,その発光強度をCCDカメラで計測する.一般にPSPは紫外線を照射すると赤色に発光し,その発光(燐光)強度は酸素消光によって変化する.空気中の酸素分圧は一定であるため発光強度の変化から圧力分布を計測することができる.しかし, PSPの発光強度は圧力と温度の両方の影響を受けるため,高い精度で圧力場を計測するためにはPSPの温度補正が不可欠である.PSP温度補正法の課題を解決する方法として,感圧塗料と感温塗料を使った複合計測による温度補正法が研究されている.本記事では感圧・感温複合塗料計測の最新研究の取組みを紹介する..
4. 松田佑,@依田大輔,森英男,半田太郎, 蛍光・燐光の発光寿命を利用した計測法 ―PSP・TSPの寿命法と分子タギング法―, 可視化情報学会誌 Vol. 37, No. 147, pp. 177-181, 2017.10.
5. 沼田大樹,森英男,松田佑,坂村芳孝, PSP/TSP 計測における強度法の基礎, 可視化情報学会誌 Vol. 37, No. 147, pp. 171-176, 2017.10, 本稿では,PSP/TSP 計測に用いられる代表的な計測手法である強度法について解説を行った.本稿ではまず PSP/TSP を用いて強度法計測を行う場合に必要となる計測原理を説明し,導入された仮定や実計測における較正式の取り扱いなどについてまとめている.また,強度法を用いて計測を行う場合に必要となるハードウェア (計測システム) の例や具体的な計測手順についても示し,各機器の特徴やそれらを使用する際の留意点についてもまとめた.さらには,計測精度に大きな影響を与える様々な要因についても紹介し,それぞれ注意すべきことをまとめている.また,強度法の適用例についても示しており,PSP/TSP それぞれにおける強度法計測の現状や,具体的な計測事例を紹介した..
6. 森 英男, 感圧塗料による圧力計測技術の機械工学への応用, 日本フルードパワーシステム学会誌, Vol. 45, No. 5, pp. 217-219, 2014.09, 感圧塗料(PSP)による圧力計測手法は,機械工学分野のEFD解析における比較的低速な空気流中の圧力計測や,ターボ機械動翼など回転体表面上の圧力計測への応用が期待されているものの,実際のEFD解析への適用例はいまだ限られている.その主な原因は,PSPの適用において,従来の流体計測手法とは大きく異なるPSP特有のノウハウが必要であることが挙げられる.本記事では,PSPの基本原理および必要な装置の構成など,計測手法の概略を示すとともに,PSPを適用したEFD解析における近年の動向について述べる..
7. 森英男,新美智秀, 超希薄気体流の温度・密度計測
(共鳴多光子イオン化法)
, 日本機械学会誌, Vol. 111, No. 1071, pp. 100-103, 2008.02.
8. 森英男, Langmuir-Blodgett法による感圧分子膜の作成とその可能性, 日本機械学会誌, Vol. 110, No. 1058, p. 65, 2007.01.
9. Hideo Mori, Carl Dankert, and Tomohide Niimi, Resonantly Enhanced Multiphoton Ionization for Analysis of rarefied Supersonic H2 + N2 Flows, DLR-IB, German Aerospace Center, 2001.09.

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