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林 潤一郎(はやし じゆんいちろう) データ更新日:2023.10.10

教授 /  先導物質化学研究所 先端素子材料部門 総合理工学府・総合理工学専攻・材料理工学メジャー


社会貢献・国際連携
社会貢献・国際連携活動概要
炭素資源(化石資源およびバイオマス)の高度転換に関する知見とみずから創出した基礎・先端研究の成果を踏まえ、国内では将来の炭素資源利用のあり方を提言し、加えて、ナショナルプロジェクトあるいはそれにつながる産学官連携研究プロジェクトの提案を継続的に行なっている。国際活動は、アジア(中国、モンゴル、インドネシア)・オセアニア(オーストラリア)の研究機関・研究者との連携、共同による研究を軸として継続的に展開している。
国内, 国際政策形成, 及び学術振興等への寄与活動
2023.05~2023.05, NEDOサステイナブルプラスチックに関するワークショップにおいて、サステイナブルプラスチック普及/拡大に向けた取り得る方策(技術開発、政策提言)について議論した。, 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構.

2018.04~2019.03, 化学工学会本部に設置した産業界交流委員会(法人会員企業32社の役員からなる委員会)は、今後の化学産業,産業人材育成,化学工学のあり方等について議論をしてきた。そのなかで,2017年度および2018年度には,将来に実現すべき炭素循環社会,そして2050年までのCO2排出80%削減に向けて必要となる新技術,有望と期待される技術やシステムを提案,提示すべく,参画企業の技術者が五つのワーキンググループを構成し,電池(蓄電),廃棄物・燃焼,バイオプロセッシング,C1化学およびIoT技術をキーワードとする検討を実施した。当教員は、産業界交流委員会の副委員長を務め、二酸化炭素排出80%削減のための資源転換利用システムのグランドデザイン(プラットホーム技術・システム)を自ら示し、会員企業に具体的な技術開発課題の抽出、提案システムのCO2削減ポテンシャルの検討に指導的役割を果たした。, 公益社団法人化学工学会・産業界交流委員会.

2015.09~2018.03, 国家プロジェクト(NEDO非可食性植物由来化学品製造プロセス技術開発)に並行して、2015〜2016年度に、NEDO受託調査研究(非可食性バイオマスを活用するスマート化学生産システムに関する調査、委託先:公益社団法人化学工学会)を代表者として実施し、地域バイオマスを原料とする次世代の農工融合型化学産業創出の可能性を技術・社会面から調査し、その成果を踏まえ、次世代化学産業の最重要プラットホームと期待されるC6糖および機能性セルロースを安価安定供給するためにあるべきバイオマス成分分離・改質・変換技術とシステムならびに地域バイオマスを起点とするサプライ・バリューチェーンの考え方を示した。これに続いて、2017年度にはNEDOエネルギー環境先導研究プロジェクト(非可食性バイオマスから高機能化学品・材料を製造するバリューチェーン構築のための生産システムの開発)を代表として率い、シーケンシャル水処理をはじめとして上述のコンセプトを実現するための基盤技術およびこれを地域実装するためのツールを開発した。, NEDO.

2016.08~2016.08, JST-CRDS 俯瞰報告書(エネルギー分野)バイオマス・エネルギーの執筆を担当。, 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST).

2013.04~2015.03, 石炭ガス化燃料電池複合発電実証事業の検討委員会委員を務めた。, 大崎クールジェン株式会社.

2010.07~2013.03, 農水省・森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業の推進委員会・委員を努めた。, 農水省.

2011.09~2013.03, 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)革新的CO2回収型石炭ガス化技術開発・技術検討会・委員を務めた。, 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO).

2010.09~2012.03, 経済産業省・石炭生産技術振興費補助金(未利用炭有用資源化技術開発)開発推進検討委員会・委員を努めた。
, 経済産業省.

2010.04~2013.03, NEDOバイオマスエネルギー等高効率転換技術開発(先導技術開発)「セルロース含有バイオマスの革新的燃料化技術」研究開発プロジェクトの研究推進委員会・委員長を努めた。
, 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO).

2011.03~2012.03, 化学工学会の新ビジョン策定のための「ポストビジョン委員会」において委員長を務め,化学工学会ビジョン2023(2012.3公開)を纏めた。, 化学工学会.

2007.07~2009.03, 「省エネルギー技術戦略に関する調査」に係る省エネルギー技術戦略研究会 委員, 経済産業省,NEDO.

2007.07~2008.03, 経済産業省 「省エネルギー技術戦略2006」のローリング
(化学工学会が受託:本人=調査委員会委員長), 経済産業省.

文部科学省, 日本学術振興会等による事業の審査委員等就任状況
2023.04~2023.12, NEDOエネルギー・環境分野における革新的技術の国際共同研究開発事業 採択委員会 委員長, 国立研究開発法人 新エネルギ−・産業技術総合開発機構.

2023.07~2024.03, 日本学術振興会 特別研究員等審査会専門委員 委員, 日本学術振興会 .

2021.06~2021.12, 創発的研究支援事業 事前評価 外部専門家, 国立研究開発法人科学技術振興機構.

2021.06~2022.03, 科学研究費 審査員(反応工学・プロセスシステム), 学術振興会.

2019.06~2020.03, 科学研究費補助金 審査員(反応工学・プロセスシステム), 日本学術振興会.

2018.12~2019.02, 科学研究費補助金 審査員(反応工学・プロセスシステム), 日本学術振興会.

2016.12~2018.02, 科学研究費補助金 審査員(反応工学・プロセスシステム), 日本学術振興会.

2014.10~2015.02, 科学研究費補助金 審査員(反応工学・プロセスシステム), 学術振興会.

2013.11~2014.02, 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(低炭素領域)審査委員, 科学技術振興機構(JST).

2012.11~2013.02, 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(低炭素領域)審査委員, 科学技術振興機構(JST).

2012.07~2012.07, 戦略創造的研究事業:低エネルギー、低環境負荷で持続可能なものづくりのための先導的な物質変換技術の創出,申請書類査読者, (独)科学技術振興機構(JST).

2012.08~2014.07, 特別研究員等審査会専門委員および国際事業委員会書面審査委員, 独立行政法人 日本学術振興会.

2012.06~2012.07, 審査委員:独立行政法人 科学技術振興機構(JST)日本-カナダ(NSERC)研究交流事業への応募課題の審査, 独立行政法人 科学技術振興機構(JST).

2011.06~2011.07, 審査委員:独立行政法人 科学技術振興機構(JST)日本-ブラジル研究交流応募課題の審査, 独立行政法人 科学技術振興機構(JST).

2012.06~2012.07, 審査委員:日本-カナダ研究交流応募課題の審査, 独立行政法人 科学技術振興機構(JST).

2006.05~2007.08, NEDO「地域バイオマス熱利用フィールドテスト事業」採択審査委員, 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構).

2006.11~2008.01, 科学研究費 審査委員(第一段審査), 文部科学省.

新聞・雑誌記事及びTV・ラジオ番組出演等
2020.01, 秋田魁新報, もみ殻から糖類、県南で化学品生産 九大など
https://www.sakigake.jp/news/article/20191016AK0003/
内閣府SIPプロジェクトの取組紹介.

2017.05, 化学工業日報, エネ環境分野で“尖った技術”を 」 NEDOエネルギー環境先導プログラムにおいて報告者が代表を務める9機関の共同研究「地域バイオマスからの化成品マルチ生産システム」が採択された。.

2014.05, 日経産業新聞, 「解剖 先端拠点」において先導物質化学研究所の研究が紹介された。そのなかで,炭素資源ガス化に関する先端研究の成果が紹介された。.

2013.10, 鉄鋼新聞, 褐炭など未利用炭 製鉄コークスに活用. https://www.japanmetaldaily.com/metal/2013/steel_news_20131004_1.html.

2012.06, 青森テレビ, エネルギーベストミックスの重要性について解説.

一般市民、社会活動及び産業界等を対象とした活動
2022.12, 「ここふるサイエンスカフェVol.4 どうなる?どうする?エネルギー・資源 ―バイオマスって何?―」で講師を務めた。, 九州大学、大野城市, 大野城市心のふるさと館.

2019.07, 化学工学会50回秋季大会(鹿児島市、2019年9月18〜20日)において産学連携の特別シンポジウム「炭素循環社会構築に向けての技術展望と課題-本部産業界交流委員会活動報告」のチーフオーガナイザーを務め、当学会の産業界交流委員会(法人会員企業32社役員からなる委員会)の活動の概要を紹介するとともに、将来に実現すべき炭素循環社会,そして2050年までの二酸化炭素排出80%削減に向けて必要となる新技術,有望と期待される技術やシステムを提案,提示すべく,参画企業の技術者が五つのワーキンググループを構成し,電池(蓄電),廃棄物・燃焼,バイオプロセッシング,C1化学およびIoT技術をキーワードとする検討を実施した成果を報告するとともに、延べ240名の参加者による討論のモデレータを務めた。, 化学工学会, 鹿児島市(鹿児島大学郡元キャンパス).

2017.10, エコテクノ2017~エネルギー先端技術展(北九州市)において、「低炭素社会~炭素循環社会における炭素資源の転換利用に関する一考察」と題する講演を行った。, 福岡県、九州低炭素システム研究会、九州経産局, 北九州市.

2014.05, 福岡県立修猷館高校平成 24 年度キャリアセミナーにおいて「エネルギーと環境のいまと将来〜木を 見るか,森を見るか〜」と題する講演を行った。, 福岡県立修猷館高校.

2013.10, KRIクライアントコンファレンス&ワークショップにおいて「持続的炭素サイクル - 化石資源・バイオマスをエネルギー・化学共通プラットホームに統合する -」と題する講演を行った。, KRI.

2014.02, 平成25年度第二回乙種機械講習において,高圧ガス保安技術(中級:序論,気体の一般的性質,気体の熱力学,燃焼・爆発および流動・伝熱・分離)に関する講義を行った。, 高圧ガス保安協会.

2012.01, 平成23年石炭基礎講座において「石炭のガス化」に関する講義を行った。, (財)石炭エネルギーセンター, 東京.

2011.05, 平成23年度第一回乙種機械講習において,高圧ガス保安技術(中級:序論,気体の一般的性質,気体の熱力学,燃焼・爆発および流動・伝熱・分離)に関する講義を行った。, 高圧ガス保安協会, 福岡市.

2012.05, 平成24年度第一回乙種機械講習において,高圧ガス保安技術(中級:序論,気体の一般的性質,気体の熱力学,燃焼・爆発および流動・伝熱・分離)に関する講義を行った。
, 高圧ガス保安協会, 福岡市.

2013.05, 平成25年度第一回乙種機械講習において,高圧ガス保安技術(中級:序論,気体の一般的性質,気体の熱力学,燃焼・爆発および流動・伝熱・分離)に関する講義を行った。
, 高圧ガス保安協会, 福岡市.

2013.02, 平成24年度「石炭基礎講座」において「ガス化」の講義を行った。, (財)石炭エネルギーセンター, 東京.

2012.10, エコテクノ2012 CCTセミナーにおいて,講演「石炭ガス化研究への取組状況と新展開」を行った。, 九州大学炭素資源国際教育研究センター, 北九州市.

2011.09, 平成23年度総理工セミナー(大阪,2011.9.16)において,「炭素資源利用のいまと将来」と題する一般向けの講演を行った。, 九州大学総合理工学府, 大阪.

2011.08, 九州大学第151回KASTECセミナー(2011.8.2)において,「石炭エネルギーの将来」と題する一般向けの講演を行った。, 九州大学産学連携センター, 九州大学.

初等・中等教育への貢献状況
2022.11, 授業「エネルギーって何?これからのエネルギーはどうなる?」を実施した(45分x2回), 大野城市立大利中学校.

2021.04, 知の拠点【すぐわかるアカデミア】:すぐにわかるバイオマス
YouTube. https://www.youtube.com/watch?v=us2wqRj6t4k.

2015.10, ケミカルエンジニアの目から見た資源・エネルギー・産業、そして社会, 福岡県立修猷館高等学校.

2013.05, エネルギーと環境のいまと将来 〜木を見るか,森を見るか〜(福岡県立修猷館高校平成25年度キャリアセミナー), 福岡県立修猷館高校.

その他の優れた社会貢献活動
2023年度, NEDO「エネルギー・環境分野における革新的技術の国際共同研究開発事業」の採択審査委員会・委員長を務めた。.

2023年度, NEDOが主催するサステイナブルプラスチックに関するワークショップに講師・コメンテータとして出席し、今後のサステイナブルプラスチックにかかる技術開発、政策のあり方などに関して議論した。.

2019年度, 経済産業省(産業技術環境局・研究開発課・エネルギー・環境イノベーション戦略室)が主催する「CO2排出削減を実現する燃料」研究会に委員として出席し、今後の液体燃料の製造、利用のあり方に関する政策の形成に貢献する提言作成に参画した。.

2019年度, NEDO事業:地域自立システム化実証事業/事業性評価(FS)委託事業(持続可能な林業に資するバイオマスエネルギーの地域利活用の事業性)の推進委員会委員長として、同事業の推進に務めた。.

2018年度, NEDO「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業 地域自立システム化実証事業/持続可能な林業に資するバイオマスエネルギーの地域利活用の事業性評価」の事業推進委員会委員長を務め、林地に残材を残さない木材資源等の現地加工・運搬技術、材の有効活用技術、ビジネスモデル開発等に貢献した。.

2013年度, 「オーストラリアの非都市地域におけるカーボンネガティブな分散発電のための先進的バイオマスガス化」をオーストラリア,Curtin大学のHongwei Wu教授と提案し,ARC(Australian Research Council)グラント研究を推進した。.

2010年度, 九州電力,豪州ビクトリア州,モナシュ大学と共同で,豪州褐炭高度利用に関する連携研究を開始した.排熱再生熱分解・流動層燃焼・排熱利用乾燥技術の統合によって,含水率>60 wt%の褐炭から電力,無煙炭化物(国内火力発電用燃料),ケミカルズを生産する新しいポリジェネレーションシステムの開発を目指す.(プロジェクト名称:国際連携研究(NEDO国際連携クリーンコール技術開発):ビクトリア州褐炭のガス化を基幹とする高度利用技術(H22〜H23),分担者).

2010年度, インドネシア科学院(LIPI)と共同でインドネシア産褐炭およびバイオマスの革新的改質の科学基盤確立のための研究を開始した(JST科学技術振興調整費,H23年度より科学技術戦略推進費.研究代表者).高含水率である褐炭・バイオマスの省エネ脱水(水熱処理)とマイルド熱分解を核とするプロセスの統合によって,タールを排出しない高活性炭化物(ガス化原料),高品位コークス,電池電極等炭素材料,ケミカルズ,クリーン水等の高付加価値を生産する新改質・転換スキームの基盤確立と産学クラスター形成を目指す..

大学運営
学内運営に関わる各種委員・役職等
2022.04~2024.03, エネルギー研究教育機構・エネルギー材料デバイスクラスター長.

2022.04~2023.03, グリーンテクノロジー研究教育センター長.

2017.04~2020.03, 男女共同参画推進委員会.

2018.04~2020.03, グリーンテクノロジー研究教育センター・副センター長.

2019.04~2020.03, 年俸制制度検討分科会委員.

2018.10~2020.03, 学術研究・産学官連携戦略会議委員.

2019.04~2020.03, 研究費不正防止計画推進室員.

2017.04~2020.03, 筑紫地区協議会委員.

2016.04~2020.03, 筑紫地区安全衛生委員会委員長.

2018.04~2020.03, 経営協議会.

2018.10~2020.03, 研究・産学官連携戦略委員会.

2018.04~2020.03, 人事企画委員会委員.

2018.04~2020.03, 企画専門委員会委員.

2019.04~2021.03, 所長.

2017.04~2019.03, 九州大学先導物質化学研究所・所長.

2016.05~2016.09, エネルギー研究教育機構に係る準備委員会の下に置くWG 委員.

2015.04~2018.03, 炭素資源国際教育研究センター・センター長.

2015.04~2017.03, 先導物質化学研究所・副所長.

2013.06~2014.03, P&P 専門部会委員.

2012.04~2014.03, 筑紫地区協議会 委員.

2012.04~2014.03, 総合理工学府量子プロセス理工学専攻学務委員.

2012.04~2015.03, 炭素資源国際教育研究センター センター長.


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