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阿部 弘太郎(あべ こうたろう) データ更新日:2019.08.05



大学院(学府)担当

学部担当

役職名

助教


ホームページ
https://www.cardiol.med.kyushu-u.ac.jp/practice/pah/
2012年に肺高血圧症専門外来を開設して以降、県内・県外から年間200名近くの患者を診療し、当院は九州・中国地方における肺高血圧症の拠点施設となっています。肺高血圧症のうち、肺動脈性肺高血圧症(PAH)、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は国の指定する難病に指定されており、非常に予後の悪い疾患でしたが、この10年の間にPAHに対する多数の薬物治療が次々と開発され、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対するバルーン肺動脈形成術(BPA)が行われるようになり、治療成績が劇的に改善しました。これらの治療の進歩はPAH、CTEPH患者さんにとって大きな福音となっています。PAHやCTEPHは希少疾患と呼ばれ、患者さんの数が少ないため、薬物療法や非薬物療法いずれも一般的ではないため治療経験の豊富な医療機関での治療が望まれます。当院では医師・看護師・薬剤師・理学療法士・地域連携室とPHチームを結成し包括的でシームレスな医療を提供しています。また、肺高血圧症に対する新たな治療の確立のために、全国規模で行われている治験、臨床研究にも参加しております。 .
就職実績-民間機関等
就職実績有, 平成17年4月~19年3月 九州厚生年金病院 内科 スタッフ
平成19年4月~19年8月 米国コロラド大学 内科学 研究員
平成19年9月~20年3月 米国ヴァージニア連邦大学 内科学 研究員
平成20年4月~21年9月 米国南アラバマ大学生化学・薬学部 研究員
平成21年10月~22年3月 米国南アラバマ大学付属病院 内科学(兼:生化学・薬学部)Instructor (Faculty)
取得学位
医学博士(甲)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
肺循環・循環器内科学
外国での教育研究期間(通算)
03ヶ年00ヶ月
活動概要
1.肺高血圧症・右心不全の基礎および臨床研究
肺高血圧症とそれに伴う右心不全の予後は未だ不良であり、その病態解明と新たな治療法の開発は循環器領域における極めて重要な研究課題である。大学院生たちと、「肺動脈性肺高血圧症(PAH)に特徴的な閉塞性病変の進展機序解明」と「右心不全増悪機序の解明」という2本立てで基礎研究を進めている。特に、血行動態ストレスによる炎症誘導および血管・右心不全機序というテーマで、圧負荷誘導性の無菌性炎症の重要性を解明し、新しい肺高血圧症の治療パラダイムシフトを提案している。2019年米国胸部疾患学会のシンポジウムの招待講演(pro/con session)をはじめ、国内外の主要な学会・大学で講演を行った(Circulation 2010, Cardiovasc Res.2015, 2018, 2019)。
2.慢性血栓塞栓性肺高血圧症のインターベンション治療
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対する経皮的バルーン肺動脈形成術(BPA)は日循認定施設であるほか、外科的肺動脈血栓内膜摘除術(PEA)も行える国内でも数少ない施設として九州全域から症例が集まっている。BPAの治療件数は、年間100件以上と世界有数の治療件数に増加した。心臓血管外科とで構成するCTEPHチーム診療が本格化し、ハイブリッド治療(PEA-+BPA hybrid)ハイブリッド治療の件数も増加している。2018年度は、BPAの実技指導のためミシガン大学心血管センターに招致された(細川・阿部)。また、CTEPHに関する全国規模の臨床研究および臨床開発に関する複数の課題が日本医療開発機構(AMED)に採択された。臨床研究では本邦全域をカバーするCTEPHレジストリを構築する「慢性血栓塞栓性肺高血圧症の多施設共同レジストリ」を2018年11月から登録開始し、現在30施設が参加している。本邦のCTEPH治療成績は世界をリードしていることから、欧米の主要レジストリと比較も含め、価値の高いものになると期待される。
3.循環器疾患の診療
外来業務のほか、2019年4月より病棟医長として学生教育、循環器一般診療にあたっている。

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