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総説一覧
糟谷 直宏(かすや なおひろ) データ更新日:2024.04.03

教授 /  応用力学研究所 核融合力学部門


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 佐々木真、糟谷直宏, メゾスケール搖動の新たな役割, プラズマ核融合学会誌, 2012.06, メゾスケール揺動の新たな役割のうち,測地線音波(GAM)が担うものについて述べる.GAM は乱流や高エネルギー粒子により不安定化されるメゾスケール揺動である.GAM はイオンランダウ減衰により背景イオンを加熱するため,高エネルギー粒子駆動GAM は,高エネルギー粒子から背景イオンへのエネルギーパスを生み出す.また,GAM の空間分布計測からイオン音速を同定し,イオン同位体比を推定することも可能である..
2. 糟谷直宏、井戸毅、清水昭博, 計測シミュレータと乱流計測の今後, プラズマ核融合学会誌, 2012.06, プラズマ乱流の数値シミュレーションで得られた空間3次元の数値乱流場に対して、計測模擬を含む数値実験を行うことで、乱流構造の抽出と形成機構の理解を図るのが乱流計測シミュレータである。このシミュレータを用いた、有限個の空間点からの時系列データ抽出、非線形機構の定量的評価、および計測模擬を通じた空間分解能の評価などの取り組みと実験との比較研究の今後の展開について述べる。.

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