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著書一覧
安田 章人(やすだ あきと) データ更新日:2019.06.17

准教授 /  基幹教育院 人文社会科学部門


著書
1. 安田章人, 100万人のフィールドワーカーシリーズ6巻 マスメディアとフィールドワーカー, 古今書院, pp.27-40, 2017.08, 千葉県和田町においておこなった捕鯨に関するフィールドワークの経験を紹介しつつ、フィールドワークとメディアの関係について言及した.
2. 安田 章人, 山越言, 岩井雪乃, 小林聡史, 佐藤哲, 關野伸之, 西崎伸子, 西原智昭, 松沢哲郎, 松浦直毅, 目黒紀夫, 森村成樹, 山根裕美, 『アフリカ潜在力 5 自然は誰のものか:住民参加型保全の逆説を乗り越える』, 京都大学術出版会, pp.13-38, 2016.03, 欧米の自然保護思想をそのままアフリカに持ち込んだトップダウンの保全策は、さまざまな対立をもたらす。それは、地域の人々とよそ者の対立であったり、自然の側に立つよそ者と人間の側に立つよそ者との対立であったり、地域住民のなかのさまざまなアクター間の争いであったりする。「住民参加型保全」は解決策たり得るか、その将来像を探る。
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3. 安田 章人, FUNABASHI,Harutoshi, FUJIKAWA,Ken, HARAGUCHI,Yayoi, HIRABAYASHI,Yuko, HORIHATA,Manami, HORIKAWA,Saburo, IKEDA,Kanji, TERADA,Ryoichi, YUASA,Yoichi, TERADA,Ryoichi, LEE,Seejae, KU,Dowan, WANG,Juju, KAO,Shu-Fen, そのほか約150名, A General World Environmental Chronology, すいれん舎, 2014.07, I The first truly global chronology of the environment This is the world's first-ever chronology of the environment,covering environmental issues and events throughout the world,from the Industrial Age up to 2010. It brings together data and insights from 138 chronologies compiled in 125 countries and regions. II Comprehensive 4-part format with special focus on East Asia The first part containschronologies of environmental issues in East Asia(Japan,China,Taiwan,and South Korea), as well as chronologies of historical studies and articles on important environmental issues. In the second part, important events and matters are highlighted to organize global environmental issues into three sections. The third part presents 131 newly-created chronologies,grouped by county and regions. The fourth part brings together eight chronologies concerning environmental issues that are paeticularly important and that have been observed in various countries and regions, presenting them in a horizontal format for easy comparison and contrast. III Combined wisdom of 150 experts from all over the globe This chronology is a crystallization of the findings gleaned from the collaborative work and achievements of environmental researchers throughout East Asian, as well as some 150 researchers from 15 countries including Spain, Portugal, Croatia, and Estonia. It also draws on the work of experts stationed in Japanese embassies abroad. IV Full citations and source material for all articles All original source material for articles, including study documents,reports,magazines,theses, and websites, are compiled in the included CD-ROM. Source materials are provided for each chronology as a list, so readers can confirm facts and search for additional information. V Detailed online indexes Indexes are being extracted from each aeticle. Before the end of 2014, the editorial committee will complete detailed indexes and make them abailable on the website of the Institute for Sustainability Research.
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4. 安田 章人, 寺嶋秀明, 荒木美奈子, 板倉英卋, 伊谷樹一, 遠藤貢, 北川勝彦, 木村大治, 重田眞義, 末原達郎, 高橋基樹, 竹村景子, 水野一晴, 山越言, ほか124名, アフリカ学事典, 昭和堂, 2014.06, 1964年の日本アフリカ学会創設以来50年にわたるアフリカ研究をレビューした読む事典。
人文、社会、自然科学、そして文理融合の複合領域まで、アフリカに関わるあらゆるジャンルを網羅。.
5. 安田 章人, 護るために殺す?-アフリカにおけるスポーツハンティングと地域社会の「持続可能性」, 勁草書房, 2013.02, スポーツハンティング、いわゆる娯楽観光のための狩猟は、残酷な行為であるとして倫理的な批判にさらされつつも、アフリカにおける野生動物保全政策の中核を担いつつある。それを支えるのが、「スポーツハンティングは、生態的な持続可能性と経済的な豊かさを保障する」という、いわば「護るために殺す」という論理である。こうした文脈において、スポーツハンティングがおこなわれている地域に住む人々への社会的影響とは、雇用機会の付与や利益分配という経済的便益の観点から、概ね肯定的に捉えられている。
しかし、スポーツハンティングが地域社会に与える影響とは、このような肯定的なものだけであろうか。本書では、カメルーン北部州を事例として、スポーツハンティングが地域社会に与える影響を実証的に論じることで、スポーツハンティングにおいて謳われる「護るために殺す」という論理を問い直すことを目的とした。
本書は、まずスポーツハンティングとアフリカにおける自然保護政策の歴史をひもとくことを導入とした。そこから現代におけるスポーツハンティングの位置づけを、時系列的に野生動物保全管理と倫理的観点から分析した。そして、カメルーン北部州におけるスポーツハンティングと地域社会の関係を、「光」と「影」という肯定的および否定的側面から現状を分析した。
その結果、次のような考察をおこなった。現代のスポーツハンティングは、一部の研究者や政府によって、 野生動物保全と地域開発を両立させ、生態的な持続可能性と経済的豊かさを実現し、ユートピアを創造するものとみなされていた。ところが、カメルーン北部州の狩猟区に住む人々は、生業活動の制限や強制移住などの社会的悪影響を受けていた。これには、「科学の権力性」を孕んだ「持続可能性」という言説、娯楽のための狩猟がもつ権力性、そして植民地時代から続くヨーロッパとアフリカおよび地域社会内の歴史的権力支配構造からなる、容易には抜け出せない重層的かつ複雑な状況が背景にあることを指摘した。
以上のような内容から、本書では、野生動物の保全管理における「護るために殺す」という論理、そして「持続可能性」という言説において、これまでの生態学的・経済的な観点とともに、地域住民の生活実践や地域社会の歴史と内実に対する観点の必要性を指摘した。.
6. 安田 章人, 近藤誠司, 赤坂 猛, 伊吾田宏正, 青木 豊, 松浦友紀子, M. J. Schaller, 吉田剛司, 小池伸介, 上野真由美, E. J. Solberg, V. Veiberg, 鈴木正嗣, A. J. DeNicola, 須藤明子, 沖 慶一郎, 八代田千鶴, 安田 亮, 瀬戸隆之, 梶 光一, 野生動物管理のための狩猟学, 朝倉書店, Yasuda, A. 2013, "Case Study in Africa", Kaji, K., Igota, H., and Suzuki, M. eds. Science of Hunting for wildlife management in Japan, Asakurashoten. , 2013.01, 本書は、野生動物管理の手法としての「狩猟」を見直し、その技術を生態学の側面から捉えなおし、将来の人材育成をも視野に入れた狩猟を科学として扱う教科書である。そのうち、海外の狩猟管理を紹介する節において、アフリカの事例を担当し、現在のアフリカにおけるスポーツハンティングの現状と課題を解説した。.
7. 安田 章人, 池田寛二, 寺田良一, 舩橋晴俊, 原口弥生, 平林祐子, 藤川賢, 堀川三郎, 湯浅陽一, 堀畑まなみ, ほか150名, 環境総合年表―日本と世界―, すいれん舎, 2010.11, 本書は、体系的な環境問題年表として高く評価されてきた飯島伸子編『公害・労災・職業病年表』の続編を目的とした環境総合年表である。国別年表のうちカメルーンを担当し、国立公園の設定やダム建設など、カメルーンにおける大きな環境政策的変化について執筆した。.
8. 安田 章人, 飯田卓, 市川光雄, 伊藤美穂, 稲井啓之, 北西功一, 木村大治, 小松かおり, 佐藤弘明, 四方篝, 寺嶋秀明, 林耕次, 平井將公, 古市剛史, 安岡宏和, 森棲みの生態誌, 京都大学学術出版会, 2010.02, 本書は、京都大学を中心としたアフリカ熱帯林の生態人類学的調査の成果を集大成することを目的としている。そのうち、カメルーンにおけるスポーツハンティングが、森林およびサバンナで生活する狩猟採集民や農耕民社会に与える社会的影響について記述した。.
9. Akito Yasuda, Toshio Meguro, Moses M. Okello, Mordecai O. Ogada, Yumi Yamane, Nobuko Nishizaki, Yukino Iwai, David Western, Itsuhiro Hazama, Re-conceptualization of Wildlife Conservation: Toward Resonation between Subsistence and Wildlife, ACTS Press, 2009.03, 本書は、2008年7月にケニア・ナイロビで開催した国際ワークショップのプロシーディング集である。各著者は、ケニア、タンザニア、エチオピア、カメルーンでのフィールドワークをもとに野生動物保全政策の現状を取り上げ、野生動物保護・保全を再概念化することを目的とした。唯一スポーツハンティングの事例を紹介し、野生動物管理および観光利用にともなう住民に対する弊害について報告した.
10. 安田 章人, 鬼頭秀一, 森岡正博, 吉永明弘, 白水士郎, 丸山徳次, 蔵田伸雄, 福永真弓, 立澤史郎, 佐久間淳子, 瀬戸口明久, 丸山康司, 池田啓, 二宮咲子, 井上有一, 佐藤哲, 富田涼都, 松田裕之, 桑子敏雄, 環境倫理学, 東京大学出版会, 2009.12, 本書は、環境倫理学における二項対立に焦点を当て、「理論的主題の解題」、「二項対立に対する現場からのアプローチ」、「応用倫理学~政策との実践的接点」を各テーマとした3部から構成されている。そのうち、カメルーンを事例として、「持続可能な」スポーツハンティングと「非持続的な」住民による狩猟の対立図式を分析した。そこから、社会的公正と環境保護の同時達成を考慮した、新たな「持続可能性」を構築すべきであると指摘した。.

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