日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業『進行非小細胞肺癌に対する複合免疫療法の標準治療確立のためのランダム化比較第III相試験』研究代表者 岡本勇
キーワード:非小細胞肺癌、複合免疫療法、ランダム化比較第III相試験
2021.03~2026.05.
岡本 勇(おかもと いさむ) | データ更新日:2023.11.22 |
主な研究テーマ
進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+ペメトレキセド+アテゾリズマブ療法とカルボプラチン+ペメトレキセド+アテゾリズマブ+ベバシズマブ療法の多施設共同オープンラベル無作為化第III相比較試験(医師主導治験WJOG11218L)治験調整医師 岡本勇
キーワード:医師主導治験、第3相試験、進行非小細胞肺癌、免疫チェックポイント阻害剤
2019.01~2023.01.
キーワード:医師主導治験、第3相試験、進行非小細胞肺癌、免疫チェックポイント阻害剤
2019.01~2023.01.
日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業『特発性肺線維症合併進行非小細胞肺癌に対する標準治療開発に関する研究』
研究代表者 岡本勇
キーワード:特発性肺線維症、進行非小細胞肺癌、多施設共同試験
2017.05~2022.03.
研究代表者 岡本勇
キーワード:特発性肺線維症、進行非小細胞肺癌、多施設共同試験
2017.05~2022.03.
日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業『次世代シークエンサーによる網羅的がん関連遺伝子パネル解析を用いたHER2遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺癌に対する治療開発を目指した研究』研究代表者 岡本勇
キーワード:次世代シークエンサー、遺伝子パネル解析、HER2遺伝子変異陽性、小細胞肺癌
2018.10~2022.03.
キーワード:次世代シークエンサー、遺伝子パネル解析、HER2遺伝子変異陽性、小細胞肺癌
2018.10~2022.03.
既治療の進行・再発非小細胞肺癌に対するドセタキセルとnab-パクリタキセルのランダム化比較第III相試験 研究代表者 岡本勇
キーワード:進行非小細胞肺癌、Nab-パクリタキセル、ラムダム化比較第3相試験
2015.05~2021.04.
キーワード:進行非小細胞肺癌、Nab-パクリタキセル、ラムダム化比較第3相試験
2015.05~2021.04.
従事しているプロジェクト研究
既治療の進行・再発非小細胞肺癌に対するドセタキセルとnab-パクリタキセルのランダム化比較第III相試験
2015.04~2021.04, 代表者:岡本勇, 国立大学法人九州大学, 国立大学法人九州大学
初回化学療法が終了し再発・進行した非小細胞肺癌を対象として国際的な標準治療であるドセタキセル単剤に対するnab-パクリタキセルの有効性・安全性を検証するラムダム化比較第3相試験(通称; J-AXEL試験)を立案し、本試験をわが国における主要な7つの臨床試験グループの協同したインターグループ試験として全国99施設の参加のもと実施した。
2015年5月から2018年3月に既治療進行再発非小細胞肺癌患者503名がドセタキセル群とnab(ナブ)-パクリタキセル群に1:1に無作為化割り付けされ、主要評価項目である全生存期間においてnab(ナブ)-パクリタキセル治療群はドセタキセル治療群に対して非劣性が証明され、無増悪生存期間、奏効率においてはnab(ナブ)-パクリタキセル治療群はドセタキセル治療群と比べ有意に優れた。さらにドセタキセル治療にて懸念される発熱性好中球減少の割合が22%であったのに対してnab(ナブ)-パクリタキセル治療群では2%と高い安全性も示された。
本試験は九州大学ARO次世代医療センターのデータセンター部門及び解析部門のご支援、ご協力のもとに実施し、既治療進行非小細胞肺癌における新たな標準治療を確立することが出来た。本研究成果は国際肺癌学会(IASLC: International Association for the Study of Lung Cancer)の機関紙であるJournal of Thoracic Oncology(IF: 13.357)にアクセプトされ掲載予定である。.
2015.04~2021.04, 代表者:岡本勇, 国立大学法人九州大学, 国立大学法人九州大学
初回化学療法が終了し再発・進行した非小細胞肺癌を対象として国際的な標準治療であるドセタキセル単剤に対するnab-パクリタキセルの有効性・安全性を検証するラムダム化比較第3相試験(通称; J-AXEL試験)を立案し、本試験をわが国における主要な7つの臨床試験グループの協同したインターグループ試験として全国99施設の参加のもと実施した。
2015年5月から2018年3月に既治療進行再発非小細胞肺癌患者503名がドセタキセル群とnab(ナブ)-パクリタキセル群に1:1に無作為化割り付けされ、主要評価項目である全生存期間においてnab(ナブ)-パクリタキセル治療群はドセタキセル治療群に対して非劣性が証明され、無増悪生存期間、奏効率においてはnab(ナブ)-パクリタキセル治療群はドセタキセル治療群と比べ有意に優れた。さらにドセタキセル治療にて懸念される発熱性好中球減少の割合が22%であったのに対してnab(ナブ)-パクリタキセル治療群では2%と高い安全性も示された。
本試験は九州大学ARO次世代医療センターのデータセンター部門及び解析部門のご支援、ご協力のもとに実施し、既治療進行非小細胞肺癌における新たな標準治療を確立することが出来た。本研究成果は国際肺癌学会(IASLC: International Association for the Study of Lung Cancer)の機関紙であるJournal of Thoracic Oncology(IF: 13.357)にアクセプトされ掲載予定である。.
日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業『次世代シークエンサーによる網羅的がん関連遺伝子パネル解析を用いたHER2遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺癌に対する治療開発を目指した研究』
2018.10~2022.03, 代表者:岡本 勇, 九州大学, 九州大学
HER2 exon 20挿入変異は非小細胞肺癌におけるドライバー遺伝子変異の一つであるが、現在のところ有効な分子標的薬の開発に至っていない。本研究においては、次世代シークエンサー(NGS)を用いた網羅的遺伝子パネル検査によるHER2 exon20挿入変異陽性非小細胞肺癌のスクリーニングを行い、本疾患に対するトラスツズマブ・エムタンシン(T-DM1)の効果を検討する多施設共同第II相臨床試験を医師主導治験(以下、本治験)にて実施する(目標登録症例数20例)。
2019年1月7日九州大学病院倫理審査委員会承認、1月8日治験届提出、2月1日から九州大学病院にて治験を開始した。2月6日に1例目の登録、2月7日より治験治療を開始した。2019年5月までに他の研究分担7施設の倫理審査委員会承認、治験届を行う。本年度(2019年度)中に目標登録症例数20例の登録を目指す。研究分担施設である国立がんセンター東病院を中心とした網羅的遺伝子スクリーニング研究であるLC-SCRUM-Japanにおいて、2年間に約80例のHER2 exon20挿入変異陽性非小細胞肺癌を同定しており、実現可能な症例登録数であると考えられる。また、2018年12月に遺伝子パネル検査であるFoundationOne® CDx、NCCオンコパネルが薬事承認され、今後の保険承認が予定されている。これらのパネル検査が保険承認されれば、HER2 exon20挿入変異陽性非小細胞肺癌がさらに同定され、登録促進につながると考えられる。研究分担施設として九州大学病院、国立がん研究センター東病院、仙台厚生病院、がん研究会有明病院、静岡県立静岡がんセンター、名古屋大学医学部附属病院、大阪市立総合医療センター、鳥取大学医学部附属病院が参加しており、全国からの症例登録が見込める。.
2018.10~2022.03, 代表者:岡本 勇, 九州大学, 九州大学
HER2 exon 20挿入変異は非小細胞肺癌におけるドライバー遺伝子変異の一つであるが、現在のところ有効な分子標的薬の開発に至っていない。本研究においては、次世代シークエンサー(NGS)を用いた網羅的遺伝子パネル検査によるHER2 exon20挿入変異陽性非小細胞肺癌のスクリーニングを行い、本疾患に対するトラスツズマブ・エムタンシン(T-DM1)の効果を検討する多施設共同第II相臨床試験を医師主導治験(以下、本治験)にて実施する(目標登録症例数20例)。
2019年1月7日九州大学病院倫理審査委員会承認、1月8日治験届提出、2月1日から九州大学病院にて治験を開始した。2月6日に1例目の登録、2月7日より治験治療を開始した。2019年5月までに他の研究分担7施設の倫理審査委員会承認、治験届を行う。本年度(2019年度)中に目標登録症例数20例の登録を目指す。研究分担施設である国立がんセンター東病院を中心とした網羅的遺伝子スクリーニング研究であるLC-SCRUM-Japanにおいて、2年間に約80例のHER2 exon20挿入変異陽性非小細胞肺癌を同定しており、実現可能な症例登録数であると考えられる。また、2018年12月に遺伝子パネル検査であるFoundationOne® CDx、NCCオンコパネルが薬事承認され、今後の保険承認が予定されている。これらのパネル検査が保険承認されれば、HER2 exon20挿入変異陽性非小細胞肺癌がさらに同定され、登録促進につながると考えられる。研究分担施設として九州大学病院、国立がん研究センター東病院、仙台厚生病院、がん研究会有明病院、静岡県立静岡がんセンター、名古屋大学医学部附属病院、大阪市立総合医療センター、鳥取大学医学部附属病院が参加しており、全国からの症例登録が見込める。.
日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業『特発性肺線維症合併進行非小細胞肺癌に対する標準治療開発に関する研究』
2017.05~2022.03, 代表者:岡本 勇, 九州大学, 九州大学
特発性肺線維症(IPF)は特発性間質性肺炎の半数以上を占め、慢性進行性に高度の線維化と肺胞構築の改変を呈し,不可逆的な蜂巣肺の形成をきたす原因不明かつ予後不良の疾患である。本邦で実施された大規模な疫学調査(北海道Study)では、IPFの有病率は11.8人/10万と、決して稀な疾患ではない。IPF の経過中に両肺野に新たな肺の浸潤影の出現とともに急速な呼吸不全の進行がみられることがあり、IPFの「急性増悪」と呼ばれる。急性増悪はIPF患者の予後を規定する重要な因子であり、IPF患者の死因として、急性増悪が全体の約40%を占めている。さらにIPF患者では、高率(9.8~38%)に肺癌を合併することが報告されており、北海道studyにおけるIPF患者の死因の11%は肺癌であった。
IPFなどの間質性肺炎を合併した進行期の非小細胞肺癌に対しては化学療法が選択されるが、化学療法が契機となり急性増悪を発症することがある。間質性肺炎合併肺癌における化学療法関連急性増悪の発症頻度は5~30%と報告されており、特にIPFでは急性増悪のリスクが高い。そのため、いかに安全に、IPFを増悪させずに化学療法を行うかが重要な臨床的課題である。
我々は、この臨床的課題に取り組むため、「特発性肺線維症合併進行非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+nab-パクリタキセル+ニンテダニブ療法とカルボプラチン+nab-パクリタキセル療法のランダム化第II相試験」を計画した。本試験の目標は、IPF合併進行非小細胞肺癌において、カルボプラチン+nab-パクリタキセル療法にニンテダニブを併用することによるIPF急性増悪および死亡のリスク軽減効果の有無を検討し、同疾患に対する標準治療を確立することである。
本試験の結果をもってカルボプラチン+nab-パクリタキセル+ニンテダニブ併用療法のIPF合併進行非小細胞肺癌患者に対する有効性・安全性が示されれば、広く日常診療においても使用されることになり、これまで標準治療が存在しなかった同疾患を有する患者がより安全で有効な治療法を受けられることが期待される。また、予後不良であるIPF合併進行非小細胞肺癌に対する薬物療法成績の改善は国民福祉への多大な貢献となる。.
2017.05~2022.03, 代表者:岡本 勇, 九州大学, 九州大学
特発性肺線維症(IPF)は特発性間質性肺炎の半数以上を占め、慢性進行性に高度の線維化と肺胞構築の改変を呈し,不可逆的な蜂巣肺の形成をきたす原因不明かつ予後不良の疾患である。本邦で実施された大規模な疫学調査(北海道Study)では、IPFの有病率は11.8人/10万と、決して稀な疾患ではない。IPF の経過中に両肺野に新たな肺の浸潤影の出現とともに急速な呼吸不全の進行がみられることがあり、IPFの「急性増悪」と呼ばれる。急性増悪はIPF患者の予後を規定する重要な因子であり、IPF患者の死因として、急性増悪が全体の約40%を占めている。さらにIPF患者では、高率(9.8~38%)に肺癌を合併することが報告されており、北海道studyにおけるIPF患者の死因の11%は肺癌であった。
IPFなどの間質性肺炎を合併した進行期の非小細胞肺癌に対しては化学療法が選択されるが、化学療法が契機となり急性増悪を発症することがある。間質性肺炎合併肺癌における化学療法関連急性増悪の発症頻度は5~30%と報告されており、特にIPFでは急性増悪のリスクが高い。そのため、いかに安全に、IPFを増悪させずに化学療法を行うかが重要な臨床的課題である。
我々は、この臨床的課題に取り組むため、「特発性肺線維症合併進行非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+nab-パクリタキセル+ニンテダニブ療法とカルボプラチン+nab-パクリタキセル療法のランダム化第II相試験」を計画した。本試験の目標は、IPF合併進行非小細胞肺癌において、カルボプラチン+nab-パクリタキセル療法にニンテダニブを併用することによるIPF急性増悪および死亡のリスク軽減効果の有無を検討し、同疾患に対する標準治療を確立することである。
本試験の結果をもってカルボプラチン+nab-パクリタキセル+ニンテダニブ併用療法のIPF合併進行非小細胞肺癌患者に対する有効性・安全性が示されれば、広く日常診療においても使用されることになり、これまで標準治療が存在しなかった同疾患を有する患者がより安全で有効な治療法を受けられることが期待される。また、予後不良であるIPF合併進行非小細胞肺癌に対する薬物療法成績の改善は国民福祉への多大な貢献となる。.
進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+ペメトレキセド+アテゾリズマブ療法とカルボプラチン+ペメトレキセド+アテゾリズマブ+ベバシズマブ療法の多施設共同オープンラベル無作為化第III相比較試験(医師主導治験WJOG11218L)
2019.01~2023.01, 代表者:岡本勇, 九州大学病院 呼吸器科, 九州大学
本医師主導治験では、化学療法未施行の非扁平上皮非小細胞肺癌に対して、免疫チェックポイント阻害薬とプラチナ併用療法との併用(カルボプラチン+ペメトレキセド+アテゾリズマブ)に、さらにベバシズマブを上乗せすることの臨床的有用性・安全性を検証する。
Primary endpoint 無増悪生存期間(画像中央判定による)
Secondary endpoints 無増悪生存期間(担当医判定による)、全生存期間、奏効割合(担当医判定による)、奏効期間(担当医判定による)、有害事象発生割合
Exploratory endpoint 新規採取血液検体を用いた効果予測指標、予後指標に関する探索的バイオマーカーの評価(疾患の状態、耐性機序、治験薬に対する反応性との関連性を検討)
.
2019.01~2023.01, 代表者:岡本勇, 九州大学病院 呼吸器科, 九州大学
本医師主導治験では、化学療法未施行の非扁平上皮非小細胞肺癌に対して、免疫チェックポイント阻害薬とプラチナ併用療法との併用(カルボプラチン+ペメトレキセド+アテゾリズマブ)に、さらにベバシズマブを上乗せすることの臨床的有用性・安全性を検証する。
Primary endpoint 無増悪生存期間(画像中央判定による)
Secondary endpoints 無増悪生存期間(担当医判定による)、全生存期間、奏効割合(担当医判定による)、奏効期間(担当医判定による)、有害事象発生割合
Exploratory endpoint 新規採取血液検体を用いた効果予測指標、予後指標に関する探索的バイオマーカーの評価(疾患の状態、耐性機序、治験薬に対する反応性との関連性を検討)
.
日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業『進行非小細胞肺癌に対する複合免疫療法の標準治療確立のためのランダム化比較第III相試験』
2021.03~2026.05, 代表者:岡本勇, 国立大学法人九州大学, 国立大学法人九州大学
がん死亡原因のトップである肺癌の85%を占める非小細胞肺癌は、診断時に遠隔転移を有する進行例が半数以上を占めており、その治療成績向上にはより有効性の高い薬物療法の開発が急務となる。
EGFR遺伝子変異などドライバー遺伝子異常を有する症例においては分子標的治療薬導入により治療成績は飛躍的に改善している。一方、ドライバー遺伝子異常陰性の未治療進行非小細胞肺癌に対しては、国際共同第3相試験の結果、プラチナ併用化学療法+ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)がこれまでの標準治療であったプラチナ併用療法に対して有意に生存期間を改善し、新たな標準治療として確立し広く実臨床で用いられるようになった。さらにCheckMate 9LA試験の結果がASCO2020において報告され、プラチナ併用化学療法(2サイクル)+ニボルマブ(抗PD-1抗体)+イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)はプラチナ併用療法に対して有意に生存期間を延長するとともに、免疫療法に期待される長期生存をもたらすことを期待させる結果が得られている。
本研究ではドライバー遺伝子陰性・不明の未治療進行非小細胞肺癌患者を対象とし、標準治療であるプラチナ併用化学療法+ペムブロリズマブに対して試験治療であるプラチナ併用化学療法(2サイクル)+ニボルマブ+イピリムマブが全生存期間で上回ることをランダム化比較第3相試験にて検証する。本試験は、数多くの第3相試験を完遂し標準治療確立に貢献してきた日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)にて、全国55施設の多施設共同試験として実施する。本試験のごとくプラチナ併用療法+抗PD-1抗体とプラチナ併用療法+抗PD-1抗体+抗CTLA-4抗体を比較するランダム化比較第3相試験は世界的にも先例がなく、本試験の結果プラチナ併用化学療法+ニボルマブ+イピリムマブ治療群における生存期間延長を認めた場合は、より有用な標準治療として確立し、この患者群に広く日常臨床においても用いられることになり治療成績向上が期待される。また本試験では、治療開始前に糞便採取を行い腸内細菌叢のメタゲノム解析を用いた治療効果及び有害事象予測を探索する附随研究も併せて実施し、複合免疫療法実施においてより有効で安全に実施出来る患者群選択の端緒となるデータを創出する。.
2021.03~2026.05, 代表者:岡本勇, 国立大学法人九州大学, 国立大学法人九州大学
がん死亡原因のトップである肺癌の85%を占める非小細胞肺癌は、診断時に遠隔転移を有する進行例が半数以上を占めており、その治療成績向上にはより有効性の高い薬物療法の開発が急務となる。
EGFR遺伝子変異などドライバー遺伝子異常を有する症例においては分子標的治療薬導入により治療成績は飛躍的に改善している。一方、ドライバー遺伝子異常陰性の未治療進行非小細胞肺癌に対しては、国際共同第3相試験の結果、プラチナ併用化学療法+ペムブロリズマブ(抗PD-1抗体)がこれまでの標準治療であったプラチナ併用療法に対して有意に生存期間を改善し、新たな標準治療として確立し広く実臨床で用いられるようになった。さらにCheckMate 9LA試験の結果がASCO2020において報告され、プラチナ併用化学療法(2サイクル)+ニボルマブ(抗PD-1抗体)+イピリムマブ(抗CTLA-4抗体)はプラチナ併用療法に対して有意に生存期間を延長するとともに、免疫療法に期待される長期生存をもたらすことを期待させる結果が得られている。
本研究ではドライバー遺伝子陰性・不明の未治療進行非小細胞肺癌患者を対象とし、標準治療であるプラチナ併用化学療法+ペムブロリズマブに対して試験治療であるプラチナ併用化学療法(2サイクル)+ニボルマブ+イピリムマブが全生存期間で上回ることをランダム化比較第3相試験にて検証する。本試験は、数多くの第3相試験を完遂し標準治療確立に貢献してきた日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)にて、全国55施設の多施設共同試験として実施する。本試験のごとくプラチナ併用療法+抗PD-1抗体とプラチナ併用療法+抗PD-1抗体+抗CTLA-4抗体を比較するランダム化比較第3相試験は世界的にも先例がなく、本試験の結果プラチナ併用化学療法+ニボルマブ+イピリムマブ治療群における生存期間延長を認めた場合は、より有用な標準治療として確立し、この患者群に広く日常臨床においても用いられることになり治療成績向上が期待される。また本試験では、治療開始前に糞便採取を行い腸内細菌叢のメタゲノム解析を用いた治療効果及び有害事象予測を探索する附随研究も併せて実施し、複合免疫療法実施においてより有効で安全に実施出来る患者群選択の端緒となるデータを創出する。.
研究業績
主要原著論文
学会活動
学協会役員等への就任
2009.03~2013.07, 日本臨床腫瘍学会, 評議員.
2009.04~2011.07, 日本臨床腫瘍学会, 教育セミナー運営部会委員.
2011.04, 日本臨床腫瘍学会, 学術企画委員会委員.
2008.11~2019.11, 日本肺癌学会, 評議員.
2022.12~2024.12, 日本肺癌学会, 理事.
2018.10~2024.09, 日本肺癌学会, 理事.
2012.09~2020.10, 日本癌学会, 評議員.
2022.10~2023.10, 日本呼吸器学会, 理事.
2009.06~2020.07, 日本がん分子標的治療学会, 評議員.
2014.06, 日本がん分子標的治療学会, 理事.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2021.10.22~2021.10.24, 第58回日本癌治療学会学術集会, 会長企画シンポジウム ASCO2、ESMO2020の総括と新たな診療の構築 肺癌薬物療法の新たな展開 .
2020.11.12~2020.11.14, 第61回日本肺癌学会学術集会, 教育講演『進行非小細胞肺癌における分子標的治療の現状と限界』.
学術論文等の審査
年度 | 外国語雑誌査読論文数 | 日本語雑誌査読論文数 | 国際会議録査読論文数 | 国内会議録査読論文数 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2020年度 | 50 | 50 | |||
2019年度 | 20 | 20 | |||
2014年度 | 10 | 10 | 20 |
受賞
産学官連携活動特別表彰, 九州大学, 2022.11.
JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ) 下山正徳賞, JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ) , 2012.12.
日本肺癌学会篠井・河合賞, 日本肺癌学会, 2016.12.
Research Fellowship for Japanese Biomedical and Benavioval at NIH, 1999.06.
AACR-AFLAC Scholar in cancer Research Award, AACR-AFLAC(American Association for Cancer Research)-AFLAC, 1999.01.
金原一郎記念医学医療振興財団 第13回研究交流助成金, 金原一郎記念医学医療振興財団 , 1999.01.
AACR-ITOEN, Young Investigation Award For Promising Cancer Research, AACR-ITOEN(American Association for Cancer Research)-ITOEN, 1998.01.
RMBC (Respiratory Molecular Cell Biology) 研究会助成金受賞, Respiratory Molecular Cell Biology, 1998.06.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2015年度~2017年度, 基盤研究(C), 代表, EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌における癌幹細胞マーカーCD44vの機能解析.
2014年度~2016年度, 地域連携推進研究費, 分担, 癌幹細胞を標的とした進行非扁平上皮非小細胞肺癌におけるシスプラチン+ペメトレキセド+スルファサラジン併用療法の第I相試験(医師主導治験).
2012年度~2014年度, 基盤研究(C), 分担, MET遺伝子増幅胃癌におけるMETチロシンキナーゼ阻害剤の抗腫瘍効果の解析.
2012年度~2014年度, 基盤研究(C), 代表, 進行非小細胞肺癌における癌関連遺伝子の網羅的解析による治療標的分子探索研究 .
2011年度~2013年度, 基盤研究(C), 分担, セツキシマブの感受性及び耐性機構の解析.
2011年度~2013年度, 基盤研究(C), 分担, EML4−ALK陽性肺癌におけるシグナル伝達経路の解析.
2011年度~2013年度, 基盤研究(C), 分担, EGFRチロシンキナーゼ阻害剤によるアポトーシスにおけるサバイビンの役割.
2009年度~2011年度, 基盤研究(C), 代表, EGFRチロシンキナーゼ阻害剤獲得耐性の分子メカニズムに基づいた耐性克服研究.
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会以外)
2021年度~2021年度, AMED, 分担, 悪性中皮腫患者に対するコクサッキーウイルスA11を用いた腫瘍溶解性ウイルス療法の開発.
2021年度~2021年度, AMED, 分担, 高齢者切除不能局所進行非小細胞肺癌に対する化学放射線療法のランダム化比較第III相試験.
2021年度~2023年度, AMED, 代表, 進行非小細胞肺癌に対する複合免疫療法の標準治療確立のためのランダム化比較第III相試験.
2020年度~2023年度, 国立がん研究センター 研究開発費, 分担, 成人固形がんに対する標準治療確立のための基盤研究.
2017年度~2019年度, 国立がん研究センター がん研究開発費, 分担, 成人固形がんに対する標準治療確立のための基盤研究.
2019年度~2021年度, AMED, 代表, 特発性肺線維症合併進行非小細胞肺癌に対する標準治療開発に関する研究.
2018年度~2021年度, AMED, 代表, 次世代シークエンサーによる網羅的がん関連遺伝子パネル解析を用いたHER2遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺癌に対する治療開発を目指した研究.
2017年度~2019年度, , 代表, PD-1阻害抗体の抗腫瘍効果を増強するミトコンドリア活性化剤を用いた新規併用治療法の開発.
2017年度~2018年度, AMED, 代表, 高齢者進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対する標準的化学療法の確立に関する研究.
2015年度~2017年度, AMED, 分担, 高齢者の小細胞肺癌に対する新たな標準治療の確立に関する研究.
2016年度~2021年度, AMED, 分担, EGFR遺伝子変異陽性進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対する
ゲフィチニブ単剤治療とゲフィチニブにシスプラチン+ペメトレキセドを途中挿入する治療との
ランダム化比較試験(JCOG1404/WJOG8214L:AGAIN).
ゲフィチニブ単剤治療とゲフィチニブにシスプラチン+ペメトレキセドを途中挿入する治療との
ランダム化比較試験(JCOG1404/WJOG8214L:AGAIN).
2014年度~2016年度, 日本医療研究開発機構研究費, 分担, Liquid Biopsyによる分子標的薬の治療感受性・抵抗性の予測および新規獲得耐性機序の解明.
2014年度~2016年度, AMED, 代表, 高齢者進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対する標準的化学療法の確立に関する研究.
2014年度~2016年度, 日本医療研究開発機構研究費, 分担, アンメットメディカルニーズにおける抗がん薬のPK/PDに基づく最適化医療の実施.
2014年度~2016年度, 日本医療研究開発機構研究費, 分担, ALK融合遺伝子陽性のⅢ期非小細胞肺癌に対する集学的治療法の開発に関する研究.
2012年度~2016年度, 厚生労働科学研究費補助金 (厚生労働省), 分担, 非扁平上皮非小細胞肺癌に対するペメトレキセドを用いた術後補助化学療法.
2012年度~2014年度, 厚生労働科学研究費補助金 (厚生労働省), 分担, 進展型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射の実施の有無を比較するランダム化比較第III相試験.
2011年度~2013年度, 厚生労働科学研究費補助金 (厚生労働省), 分担, 頭頸部腫瘍に対する強度変調放射線治療の確立と標準化のための臨床研究.
2010年度~2012年度, 厚生労働科学研究費補助金 (厚生労働省), 分担, 新しい薬物療法の導入とその最適化に関する研究.
2008年度~2010年度, 厚生労働科学研究費補助金 (厚生労働省), 分担, 進展型小細胞肺がんに対する予防的全脳照射のランダム化比較第3相試験.
2007年度~2009年度, 厚生労働科学研究費補助金 (厚生労働省), 分担, 原発不明がんの診断・効果的治療の確立に関する研究.
競争的資金(受託研究を含む)の採択状況
2014年度~2016年度, 国立がん研究センター がん研究開発費, 分担, 未承認薬の早期臨床開発試験における薬物動態・薬力学解析・薬理遺伝学解析の標準化に関する研究.
2014年度~2016年度, 国立がん研究センター がん研究開発費, 分担, 成人固形がんに対する標準治療確立のための基盤研究.
2013年度~2013年度, 国立がん研究センター がん研究開発費, 分担, 抗悪性腫瘍薬の新規臨床薬理研究手法の開発に関する研究.
共同研究、受託研究(競争的資金を除く)の受入状況
2015.04~2021.03, 代表, 研究課題:既治療の進行・再発非小細胞肺癌に対するドセタキセルとnab-パクリタキセルのランダム化比較第III相試験(J-AXEL)
内容:
背景:
既治療進行非小細胞肺癌患者に対する新たな標準治療確立を目的とし、ドセタキセル(DTX)単剤療法に対するnab-パクリタキセル(PTX)単剤療法の有効性、安全性を検証するラムダム化比較第Ⅲ相試験を実施した。
方法:
前治療2レジメン以内の既治療進行非小細胞肺癌、20歳以上、PS0-1の患者をnab-PTXもしくはDTX治療群に1:1に無作為に割り付けた。主要評価項目は全生存期間としnab-PTXのDTXに対する非劣性を検証する。無増悪生存期間、奏効割合、有害事象発生割合およびQOLを副次評価項目とした。
結果:
2015年5月から2018年3月の間に82施設から503例が登録された。男性が348例(69.2%)、非扁平上皮癌が403例(80.1%)、EGFR遺伝子変異陽性が115例(22.9%)、ICIでの前治療歴ありが68例(13.5%)であった。2019年5月時点での有害事象は、DOCでGrade3以上の発熱性好中球減少症(18.1% vs 0.7%)が多くnab-PTXで全Gradeの末梢神経障害(47.3% vs 15.5%)が多かった。登録終了後1.5年時の観察イベント数(387)が必要イベント数を下回ったため、2020年3月まで追跡期間を延長し、2020年7月に最終解析を実施する。
結語:
本試験はnab-PTXの有用性をDTXと比較した世界初の第Ⅲ相試験であり、主要評価項目の解析結果を本学会にて初めて公表する。
.
内容:
背景:
既治療進行非小細胞肺癌患者に対する新たな標準治療確立を目的とし、ドセタキセル(DTX)単剤療法に対するnab-パクリタキセル(PTX)単剤療法の有効性、安全性を検証するラムダム化比較第Ⅲ相試験を実施した。
方法:
前治療2レジメン以内の既治療進行非小細胞肺癌、20歳以上、PS0-1の患者をnab-PTXもしくはDTX治療群に1:1に無作為に割り付けた。主要評価項目は全生存期間としnab-PTXのDTXに対する非劣性を検証する。無増悪生存期間、奏効割合、有害事象発生割合およびQOLを副次評価項目とした。
結果:
2015年5月から2018年3月の間に82施設から503例が登録された。男性が348例(69.2%)、非扁平上皮癌が403例(80.1%)、EGFR遺伝子変異陽性が115例(22.9%)、ICIでの前治療歴ありが68例(13.5%)であった。2019年5月時点での有害事象は、DOCでGrade3以上の発熱性好中球減少症(18.1% vs 0.7%)が多くnab-PTXで全Gradeの末梢神経障害(47.3% vs 15.5%)が多かった。登録終了後1.5年時の観察イベント数(387)が必要イベント数を下回ったため、2020年3月まで追跡期間を延長し、2020年7月に最終解析を実施する。
結語:
本試験はnab-PTXの有用性をDTXと比較した世界初の第Ⅲ相試験であり、主要評価項目の解析結果を本学会にて初めて公表する。
.
2019.10~2021.09, 代表, 研究課題:EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(Afatinib/Osimertinib)のヒト免疫細胞における細胞免疫学的検討
内容:種々のEGFR-TKI製剤による様々な有害事象を認め、比較的頻度の高い皮膚障害部位には種々のCD4陽性T細胞等の免疫細胞の浸潤が報告されており、ステロイド剤使用により症状の寛解を認めることからEGFR-TKIによる免疫細胞への影響が示唆される。また、近年の前臨床研究報告では、ErlotinibによるEGFR-Tgマウスにおける腫瘍浸潤マウスDCのclass II発現の増強を認める。さらに、化合物(203種類)と遺伝子(約8000種)の2つの網羅的in vitroスクリーニング系からT細胞殺細胞活性を増強する薬剤代謝経路としてEGFR-TKI(Erlotinib)及びEGFR経路が同定されており、実際にin vivo MC38担癌マウスモデルでAfatinib追加によりPD-1治療のT細胞抗腫瘍活性が増強を認めている。以上の背景から、種々のEGFR-TKI製剤の抗腫瘍免疫系を増強するメカニズムが示唆される。しかしながら、EGFR-TKI製剤のヒト免疫細胞への免疫学的影響についての報告はほとんどなされていない。
本研究では、第二世代、第三世代EGFR-TKIであるAfatinib及びOsimertinib処理による各種ヒト免疫細胞(抗原提示細胞である樹状細胞及びT細胞)への細胞免疫学的影響について検証することを目的とする。.
内容:種々のEGFR-TKI製剤による様々な有害事象を認め、比較的頻度の高い皮膚障害部位には種々のCD4陽性T細胞等の免疫細胞の浸潤が報告されており、ステロイド剤使用により症状の寛解を認めることからEGFR-TKIによる免疫細胞への影響が示唆される。また、近年の前臨床研究報告では、ErlotinibによるEGFR-Tgマウスにおける腫瘍浸潤マウスDCのclass II発現の増強を認める。さらに、化合物(203種類)と遺伝子(約8000種)の2つの網羅的in vitroスクリーニング系からT細胞殺細胞活性を増強する薬剤代謝経路としてEGFR-TKI(Erlotinib)及びEGFR経路が同定されており、実際にin vivo MC38担癌マウスモデルでAfatinib追加によりPD-1治療のT細胞抗腫瘍活性が増強を認めている。以上の背景から、種々のEGFR-TKI製剤の抗腫瘍免疫系を増強するメカニズムが示唆される。しかしながら、EGFR-TKI製剤のヒト免疫細胞への免疫学的影響についての報告はほとんどなされていない。
本研究では、第二世代、第三世代EGFR-TKIであるAfatinib及びOsimertinib処理による各種ヒト免疫細胞(抗原提示細胞である樹状細胞及びT細胞)への細胞免疫学的影響について検証することを目的とする。.
寄附金の受入状況
2022年度, 日本化薬株式会社, 腫瘍微小環境における慢性炎症の包括的理解に基づく、肺癌抗腫瘍免疫抑制機構の解明と新規治療戦略開発.
2022年度, 日本イーライリリー株式会社, 非小細胞肺癌におけるHERファミリーの細胞内動態の解明とEGFRチロシンキナーゼ阻害剤耐性克服への応用.
2022年度, 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社, 腫瘍微小環境における慢性炎症の包括的理解に基づく、肺癌抗腫瘍免疫抑制機構の解明と新規治療戦略開発.
2022年度, 大鵬薬品工業株式会社, 免疫チェックポイント分子リガンドの制御機構の解明.
2022年度, 中外製薬株式会社, 新規の肺癌発症予防戦略に繋げる、IL-1による免疫チェックポイント発現制御機構解明.
2022年度, 中外製薬株式会社, TP53遺伝子変異がEGFRチロシンキナーゼ阻害剤耐性に及ぼす影響とその克服を目指した研究.
2021年度, 日本化薬株式会社, 腫瘍微小環境における包括的慢性炎症理解に基づく、肺癌抗腫瘍免疫抑制機構の解明.
2021年度, 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社, 腫瘍微小環境における慢性炎症の包括的理解に基づく、肺癌抗腫瘍免疫抑制機構の解明と新規治療戦略開発.
2021年度, 中外製薬株式会社, Hippo経路分子MOB1に着目したEGFR変異陽性肺癌の新規標的治療法開発.
2021年度, 大鵬薬品工業株式会社, 特発性肺線維症合併非小細胞肺癌における線維性肺組織および腫瘍組織のTMB測定法を用いたペア解析.
2020年度, 小野薬品工業株式会社, 呼吸器科 肺がんグループへの奨学寄附金.
2020年度, 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社, 肺腺癌におけるHippo経路分⼦MOB4の機能解析.
2020年度, 中外製薬株式会社, 非小細胞肺癌におけるIL-1b誘導性の免疫チェックポイント分子制御機構の解明.
2020年度, 大鵬薬品工業株式会社, 抗PD-1抗体のバイオマーカーとしてのmiRNAの探索とその役割の解明.
2019年度, 小野薬品工業株式会社, 呼吸器科 肺がんグループへの奨学寄附金.
2019年度, 第一三共株式会社, 呼吸器科 肺がんグループへの奨学寄附金.
2019年度, 日本イーライリリー株式会社, 肺がんに対するPD-1阻害剤のバイオマーカーとしてのmiRNAの探索とその役割の解明.
2019年度, MSD株式会社, HER2遺伝子変異陽性肺癌に対する分子標的治療薬開発に関する研究.
2019年度, 中外製薬株式会社, Th2免疫応答を標的とした新規併用がん免疫療法の基礎研究.
2019年度, 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社, 血管新生阻害剤併用プラチナ併用免疫療法における新規バイオマーカー開発.
2019年度, 大鵬薬品工業株式会社, 非小細胞肺癌におけるProximity Ligation Assayを用いたHERヘテロダイマーの定量解析.
2019年度, 大鵬薬品工業株式会社, 非小細胞肺癌における薬物療法による免疫原性細胞死誘導能の探索研究.
2018年度, MSD株式会社, 呼吸器科 肺がんグループへの奨学寄附金.
2018年度, 小野薬品工業株式会社, 胸部疾患研究施設への奨学寄附.
2018年度, 久光製薬株式会社, 小細胞肺癌の薬剤有効性・耐性にかかわるバイオマーカー解析.
2018年度, イーライリリー株式会社, 抗PD-1/PD-L1抗体のバイオマーカーとしてのmiRNAの探索とその役割の解明.
2018年度, 中外製薬株式会社, 小細胞肺癌におけるDLL3の発現機構解析.
2018年度, 中外製薬株式会社, 特発性肺線維症(IPF)を合併する非小細胞肺癌の遺伝子プロファイルを次世代シークエンサーにて検討する観察研究.
2018年度, 大鵬薬品工業株式会社, 小細胞肺癌の薬剤有効性・耐性に関するバイオマーカー研究.
2018年度, 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社, 肺癌細胞における化学療法、分子標的療法による免疫原性細胞死誘導の検討.
2017年度, 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社, 小細胞肺癌におけるDLL3発現と患者背景因子及び予後との相関に関する後方視的研究.
2017年度, 久光製薬株式会社, ドライバー遺伝子異常をもつ非小細胞肺癌におけるPD-L1発現の検討.
2017年度, 大鵬薬品工業株式会社, Notch下流分子DLL3の小細胞肺癌における発現解析.
本データベースの内容を無断転載することを禁止します。