九州大学 研究者情報
著書一覧
石橋 洋平(いしばし ようへい) データ更新日:2019.06.14

助教 /  農学研究院 生命機能科学部門 生物機能分子化学


著書
1. 石橋 洋平, Glycotopic: Virus-Induced Metabolic Rewiring of a Marine Algal Glycosphingolipid Biosynthesis Pathway during Infection., Trends in Glycoscience and Glycotechnology, 2016.10.
2. 伊東 信, 石橋 洋平, クリプトコッカス症原因菌における糖脂質の代謝・品質管理機構の解明, 日本応用酵素協会誌, 2013.10.
3. 石橋 洋平, 渡辺 昂, 伊東 信, クリプトコッカス症原因菌のグルコシルセラミドはグルコセレブロシダーゼEGCrP1によって品質管理される, バイオサイエンスとインダストリー, 2014.11,  クリプトコッカスは酵母様の真菌であり、クリプトコッカス症の原因菌として知られている。日和見感染の性格が強いが、最近では健常人にも感染する強毒性のクリプトコッカスが世界各地で検出され、本症に対する有効な治療薬の開発が強く望まれている。
 クリプトコッカスは、セラミド(長鎖塩基と脂肪酸が酸アミド結合した脂質)にβ—グルコースが結合したグルコシルセラミド(GlcCer)という糖脂質を合成する。その長鎖塩基は4位と8位に不飽和結合を、9位にメチル基を有する(図1)。クリプトコッカスのGlcCerは病原性への連関が指摘され、構造も特異的であるため、その代謝系は抗真菌剤の標的として期待される。
 エンドグリコセラミダーゼ (EGCase)は、糖脂質の糖鎖とセラミド間のβ—グリコシド結合を特異的に加水分解する酵素である。我々はEGCaseのホモログが真菌類に広く存在することを見出し、これをEGCase-related protein 1(EGCrP1)と命名した。その遺伝子産物を解析した結果、GlcCerを効率よく加水分解することが分かった。また、EGCrP1がGlcCerの合成系と連動してGlcCer の品質管理ともいえる機能を担っていることを見出した1)。本稿では、クリプトコッカスにおけるEGCrP1の生理機能とそれに着目した抗真菌薬開発の可能性について紹介する内容となっている。
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