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平松 千尋(ひらまつ ちひろ) データ更新日:2019.06.11

准教授 /  芸術工学研究院 デザイン人間科学部門 生理人類学


主な研究テーマ
ヒトらしさの進化
キーワード:進化、人間性、多様性、遺伝子基盤、神経機序
2013.09.
従事しているプロジェクト研究
色の感覚意識体験に関連する神経表現の共通性と多様性
2019.04~2024.03, 代表者:平松千尋, 九州大学, 日本
 ヒトの色覚には多様性があり、同じ光波長に対する知覚は受容器の特性により異なる。しかし、遺伝的に色覚が異なる人々の間でも、ある色刺激を同じ色としてカテゴライズする場合があることから、色に関する神経表現の多様性と共通性が予測される。本研究では、異なる色覚を持つ人々が同じ色を見ているときの神経活動パターンから、見ていた色のデコーディングに重要な神経表現の特徴量を抽出する。特徴量の共通性と相違から、他者が直接体験できず、神経科学のハードプロブレムとされている主観的な感覚意識体験が、神経表現のどのような共通性と多様性に立脚しているかを究明する。.
遺伝的な色覚の多様性が感性の個人差に与える影響
2015.04~2017.03, 代表者:平松千尋, 九州大学, 日本
ヒトには、遺伝子の多型に起因する色覚の多様性が存在し、約5%の男性は、赤みと緑みの弁別が難しい色覚を持つ。色覚の違いは、外界のどこに注意を向けるかという視覚的注意に差異をもたらし、さらには、快/不快、嗜好、美意識など、感性の違いに影響する可能性が考えられる。本研究では、色覚の違いが、美術作品への視覚的注意に影響を与えるかを、視線計測により客観的に調べる。さらに、視覚的注意の違いが、感性の個人差にどのような影響を与えるかを調べる。それによって、遺伝子レベルの違いが感性の個人差の要因となり得るかについて明らかにする。また、色覚の違いによる視覚的注意の違いを推定する方法を精緻化することで、個人差に配慮した視覚デザインの発展に繋げる.
霊長類における音声コミュニケーションの進化および発達過程の研究
2014.04~2018.03, 代表者:平松千尋, 九州大学, 京都大学・霊長類研究所 共同利用.
Function, evolution, and diversity of color vision in primates
2013.03~2017.06, 代表者:平松千尋, 九州大学, 日本
実験的アプローチにより霊長類における色覚の機能、進化、多様性を理解するための国際共同研究.
研究業績
主要著書
1. 平松 千尋, 視覚の認知生態学-生物たちが見る世界-, 第5 章 サルの果物さがし:2 色型と3 色型の比較から迫る色覚の適応的意義, 文一総合出版, 2014.11, [URL].
主要原著論文
1. Chihiro Hiramatsu, Amanda D. Melin, William L. Allen, Constance Dubuc, James P. Higham, Experimental evidence that primate trichromacy is well suited for detecting primate social colour signals, Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences, 10.1098/rspb.2016.2458, 284, 1856, 2017.06, [URL].
2. C. Hiramatsu, K. Fujita, Visual categorization of surface qualities of materials by capuchin monkeys and humans, VISION RESEARCH, 10.1016/j.visres.2015.07.006, 115, 71-82, 2015.10, [URL].
3. C. Hiramatsu, N. Goda and H. Komatsu, Transformation from image-based to perceptual representation of materials along the human ventral visual pathway, NEUROIMAGE, 10.1016/j.neuroimage.2011.04.056, 57, 2, 482-494, 2011.07, [URL].
4. C. Hiramatsu, A. D. Melin, F. Aureli, C. M. Schaffner, M. Vorobyev and S. Kawamura, Interplay of olfaction and vision in fruit foraging of spider monkeys, ANIMAL BEHAVIOUR, 10.1016/j.anbehav.2009.02.012, 77, 6, 1421-1426, 2009.06, [URL].
5. C. Hiramatsu, A. D. Melin, F. Aureli, C. M. Schaffner, M. Vorobyev, Y. Matsumoto and S. Kawamura, Importance of Achromatic Contrast in Short-Range Fruit Foraging of Primates, PLOS ONE, 10.1371/journal.pone.0003356, 3, 10, 1-12, 2008.10, [URL].
6. C. Hiramatsu, T. Tsutsui, Y. Matsumoto, F. Aureli, L. M. Fedigan and S. Kawamura, Color vision polymorphism in wild capuchins (Cebus capucinus) and spider monkeys (Ateles geoffroyi) in Costa Rica, AMERICAN JOURNAL OF PRIMATOLOGY, 10.1002/ajp.20199, 67, 4, 447-461, 2005.12, [URL].
7. C. Hiramatsu, F. Radlwimmer, S. Yokoyama and S. Kawamura, Mutagenesis and reconstitution of middle-to-long-wave-sensitive visual pigments of New World monkeys for testing the tuning effect of residues at sites 229 and 233, VISION RESEARCH, 10.1016/j.visres.2004.04.008, 44, 19, 2225-2231, 2004.04, [URL].
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
主要学会発表等
学会活動
所属学会名
日本生理人類学会
日本進化学会
日本動物心理学会
日本基礎心理学会
日本神経科学学会
日本霊長類学会
学協会役員等への就任
2019.04~2021.03, 日本生理人類学会, 評議員.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2019.02.22~2019.02.22, 未来デザイン学センター 人間環境部門 主催シンポジウム 「サイエンスとデザイン2」 , コーディネーター.
2018.06.16~2018.06.17, 日本生理人類学会第77回大会, 実行委員.
2018.03.02~2018.03.02, 未来デザイン学センター 人間環境部門 主催シンポジウム 「サイエンスとデザイン」 , コーディネーター.
2017.10.22~2017.10.26, The 33rd Annual Meeting of the International Society for Psychophysics, The Organizing Committee.
2015.12.12~2015.12.13, The 2nd Annual Meeting of the Society for Bioacoustics, The Organizing Committee.
2014.06.21~2014.06.22, 日本生理人類学会第70回大会, 実行委員.
学術論文等の審査
年度 外国語雑誌査読論文数 日本語雑誌査読論文数 国際会議録査読論文数 国内会議録査読論文数 合計
2019年度
2018年度
2017年度
2015年度
受賞
関西心理学会 第123回大会 研究奨励賞, 関西心理学会, 2011.11.
日本基礎心理学会 第29回大会 優秀発表賞, 日本基礎心理学会, 2010.11.
日本霊長類学会高島賞(第19回学術奨励賞), 日本霊長類学, 2010.09.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2019年度~2023年度, 基盤研究(B), 代表, 色の感覚意識体験に関連する神経表現の共通性と多様性.
2018年度~2020年度, 挑戦的研究(萌芽), 代表, 色と温かさの対応の獲得過程の解明.
2017年度~2018年度, 新学術領域研究, 代表, 色覚の多様性からとらえる個性の総合的研究.
2015年度~2016年度, 若手研究(B), 代表, 遺伝的な色覚の多様性が感性の個人差に与える影響.
競争的資金(受託研究を含む)の採択状況
2018年度~2018年度, 京都大学 霊長類研究所 共同利用・共同研究, 代表, 霊長類における音声コミュニケーションの進化および発達過程の研究.
2017年度~2017年度, 京都大学 霊長類研究所 共同利用・共同研究, 代表, 霊長類における音声コミュニケーションの進化および発達過程の研究.
2016年度~2016年度, 京都大学 霊長類研究所 共同利用・共同研究, 分担, 霊長類における音声コミュニケーションの進化および発達過程の研究.
2015年度~2015年度, 京都大学 霊長類研究所 共同利用・共同研究, 分担, 霊長類における音声コミュニケーションの進化および発達過程の研究.
2014年度~2014年度, 京都大学 霊長類研究所 共同利用・共同研究, 代表, 霊長類における音声コミュニケーションの進化および発達過程の研究.

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