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飯嶋 裕治(いいじま ゆうじ) データ更新日:2019.06.07



主な研究テーマ
大正時代における「芸術」論──「芸術としての建築」論を中心に
キーワード:芸術、建築、大正時代、分離派建築会、和辻哲郎、堀口捨己
2017.01~2017.07.
人工知能研究への哲学的アプローチ
キーワード:人工知能、AI、古典的計算主義、コネクショニズム、生態学的アプローチ、力学系アプローチ、表象主義、ヒューバート・ドレイファス、マルティン・ハイデガー、
2016.04~2019.03.
アンスコムの考察を手がかりとした実践的推論の構造について
キーワード:実践的推論、目的論、アンスコム
2015.04~2016.10.
解釈学的観点からの徳倫理学の再検討
キーワード:行為論、共同体論、解釈学、規範性、徳、和辻哲郎、マルティン・ハイデガー、チャールズ・テイラー、ジョン・マクダウェル
2013.10~2019.03.
研究業績
主要著書
主要原著論文
1. 飯嶋 裕治, マクダウェル−ドレイファス論争における「概念能力」への問い ──われわれは没入的対処において何に反応・応答しているのか?, 『哲学論文集』(九州大学哲学会), 53, 1-32, 2017.09.
2. 飯嶋 裕治, 実践的推論と行為の全体論的構造──アンスコムの目的論的行為論のさらなる拡張, 『西日本哲学年報』(西日本哲学会), 24, 39-56, 2016.10.
3. 飯嶋 裕治, 和辻哲郎の解釈学的行為論に見る「個人」的存在の可能性-「資格」と「徳」を手がかりに, 『思想』(岩波書店), 1061, 43-58, 2012.08.
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 飯嶋 裕治, 書評「徳盛誠著『海保青陵―江戸の自由を生きた儒者」, 『比較文学』第56巻, 2014.03.
主要学会発表等
1. 飯嶋 裕治, 分離派建築会の思想史的背景──和辻哲郎を中心に [招待有り], 分離派100年研究会連続シンポジウム・第2回「分離派建築会発足と「創作」の誕生」, 2017.07, [URL], 本発表の課題は、分離派建築会による「芸術としての建築」という主張が提起されてくる背景を、明治末から大正期にかけての思潮の中に探ることにある。そこで注目したいのは、分離派の若き建築家たちよりも数年年長で、当時文壇・論壇で活躍し始めていた和辻哲郎の動向である。西洋近代の「芸術」観の受容や教養主義といった時代背景の下で、和辻が「自己表現」としての創作や「民族」の根源的な想像力・創造力についてどんな思想を語り出していたかを見ることで、特に堀口捨己との注目すべき同時代性を確認できるはずである。.
2. 飯嶋 裕治, 実践的推論と行為の全体論的構造──目的論的行為論の新たな構想に向けて, 西日本哲学会第66回大会, 2015.12, G・E・M・アンスコムは『インテンション』(1957)で、人間の行為を「理由・意味」という観点から分析し、現代の哲学的行為論における一つの潮流(行為の反因果説)を作りだした。本発表では、その後に発表された論文「実践的推論」(1974)に主に依拠して、彼女の目的論的な行為論を確認した上で、それを(一見突飛な組み合わせに見えるかも知れないが)マルティン・ハイデガーや和辻哲郎の思想に看取し得る「行為の全体論的構造」という議論と接続させて、新たな目的論的行為論の可能性を提示すべく試みる。
まず問題の背景として、『インテンション』の議論も周到に踏まえたD・デイヴィドソンによる「行為の因果説」に対し、反因果説の立場から改めて行為の描像を提示し直さねばならないという事情がある。──ある一つの行為には様々な「理由」が想定可能だが、その中から実際に行為を引き起こした実効的な理由を、行為の「原因」とも見なして区別するという因果説は、なぜ「あの行為」ではなく「この行為」がなされたのかを理解する上でも、一定程度説得的な枠組を与え得る。それに対し反因果説としては、一人の人間の内に(時に対立する)様々な理由があるなかで、因果関係に拠らずに、まさに「この行為」がなされるにいたる仕組みを提示する必要がある。
そこでアンスコムが改めて検討するのが、なすべき行為を結論として導出する実践的推論である。ただし彼女は、(彼女が参考にしつつも批判するG・H・フォン・ウリクトとは違って)そこでいわば発見的に導出される行為を、論理必然的に一つに決まる結論とは捉えず、目的の達成にとって有用かつ実現可能性の高い選択肢の一つにすぎないと見なした。しかしそれでもなお、なすべき行為が実際いかに絞られ定まってくるのかを示すために、彼女は人間が持つ種々の「目的」の間の相互関係について考察する。
そしてこの「諸目的の相互関係」に関する議論を、ハイデガーや和辻が明らかにする「行為の全体論的構造」と重ねて解釈してこそ、より包括的な行為論を構想することができると思われる。そこで特に重要なのは、行為の構造を「目的−手段」連関(…実践的推論)と「全体−部分」関係(…行為の全体論的構造)の双方から捉え直す視点であり、本発表ではそれを「準目的論的行為論」とも呼称すべき立場として提示する。.
3. 飯嶋 裕治, 和辻哲郎の言語哲学−「日本語で哲学すること」の前提認識をめぐって, 九州大学哲学会, 2014.09, 九州大学哲学会・平成26年度大会でのシンポジウム「言語・共同体・歴史−和辻哲郎とベンヤミンの哲学から出発して」の提題者の一人として発表。.
学会活動
所属学会名
日本倫理学会
日本思想史学会
日本現象学会
哲学会
西日本哲学会
九州大学哲学会
日本比較文学会
東大比較文學會
学協会役員等への就任
2018.12~2020.12, 西日本哲学会, 評議員.
2016.03~2025.03, 九州大学哲学会, 評議員.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2018.12.01~2018.12.01, 第69回西日本哲学会大会, 研究発表司会.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2019.06~2021.05, 『比較文学』(日本比較文学会), 国内, 編集委員.
2018.04~2022.03, 『哲学論文集』(九州大学哲学会), 国内, 査読委員.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2019年度~2019年度, 研究成果公開促進費, 代表, 『和辻哲郎の解釈学的倫理学』(学術図書).
2019年度~2021年度, 基盤研究(C), 代表, 和辻哲郎の倫理学理論の行為論的転回:「徳」に基づく知覚と行為の一体的構造.

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