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基本情報 研究活動 教育活動 社会活動
中村 美亜(なかむら みあ) データ更新日:2019.04.22

准教授 /  芸術工学研究院 コミュニケーションデザイン科学部門 音文化・アートマネジメント


主な研究テーマ
アートと社会包摂
キーワード:アート、社会包摂、多様性、文化政策、アートマネジメント
2018.01.
共創とファシリテーション
キーワード:共創、創造(クリエイティビティ)、ファシリテーション、体験、身体
2016.04.
ソーシャリー・エンゲイジド・アート
キーワード:芸術(アート)、音楽、社会、アートマネジメント、ケア、文化政策
2015.04.
芸術実践に関する社会学的アプローチと認知科学的アプローチの融合的研究
キーワード:芸術(アート)、音楽、社会学、認知科学、脳神経科学
2014.04.
従事しているプロジェクト研究
社会包摂に資する共創的芸術活動のデザインと人材育成プログラムの構築
2018.04~2021.03, 代表者:中村美亜
近年社会包摂に資する共創的芸術活動が注目を集めており、障害者等の社会的マイノリティが関わる活動、自然災害からの復興過程での活動等が広く行われている。しかし、芸術活動が人や社会のエンパワメントにつながる仕組みや、関連分野との連携方法に関する知見の体系化や社会資源化は遅れている。本事業では①調査研究を通じた教材開発(知見の体系化)、②実践的な教育機会の提供(ノウハウの体系化)、③周知・普及とネットワーキングの3つを往還的に実施し、2020年以降の社会で文化芸術を牽引するアートマネジメント人材の育成法を確立する。.
文化庁と大学・研究機関等との共同研究事業 「文化芸術による社会包摂の在り方」に関する研究
2018.01~2020.03, 代表者:中村美亜
本研究では、社会包摂に資する文化芸術活動を政策的に支援するために必要な知見を収集し、体系化することを目的としている。具体的には、 (1)文化芸術による社会包摂の方法や役割を分類整理し、(2) こうした活動を戦略的に支援するのに必要な評価基準を検討する。また(3)活動を支える環境づくりに関する国内外の先進的な政策も調査する。.
共創的芸術実践が効果をもたらす仕組みに関する社会学的・認知科学的研究
2016.04~2019.03, 代表者:中村美亜
21世紀に入り、アーティストが一般参加者と作品やパフォーミングアーツを創造する共創的芸術実践の機会が増えている。本研究は、事例報告を収集・分析すると同時に、近年大きな発展を遂げている認知科学の成果と文化社会学の知見を統合的に活用しながら、いくつかの個別事例を詳しく調査することで、共創的芸術実践が個人や社会に効果をもたらす仕組みの理解を深める。特に実践に「参加」すること、芸術「表現」に携わること、成果が「表象」として社会に示されることによる効果を一旦分けて考え、概念モデルによって段階的に示すことで、共創的芸術実践を行う独自の意義や効果が生み出される仕組みを詳らかにすることを目的とする。.
新しい交流の場をひらくアートマネジメント人材の育成
2015.04~2018.03, 代表者:ソーシャルアートラボ, 九州大学大学院芸術工学研究院
 本事業の目的は、地域のネットワークを創造的に活用しながら、地域の課題と向き合い、伝統文化や自然資源をいかしたアートプロジェクトを企画運営できるアートマネジメント人材育成のための体系的プログラムを考案実施することである。九州沖縄地域では人口減少による地域の経済的・文化的基盤の脆弱化、それに伴う伝統文化の担い手不足、自然環境保全システムの弱体化が深刻な問題となっている。そこで本事業では、文化芸術振興に携わる人材のスキルアップにとどまらず、地域の活性化に取り組む自治体・企業・NPO等との人材交流を促し、地域全体の文化芸術基盤を整備しながら、これら周辺分野の人々をも文化芸術振興の担い手として活用・育成することを可能にする「非都市型の人材育成プログラム」のモデル化と普及を目指す。これにより、芸術・文化施設の開かれたあり方を広め、地域を元気にするアートマネジメント人材を輩出するとともに、本学を拠点とした九州沖縄地域のアートマネジメント・ネットワークを形成する。.
東日本大震災と音楽
2013.05~2017.03, 代表者:中村美亜, 九州大学
東日本大震災後、死者に対する追悼や復興を表現するさまざまな場面において音楽(「音」による種々の表現を含む)が用いられた。本研究は、震災後の人と音楽との関わりに関する記録を収集分析すると同時に、近年著しい発展を遂げている人間と社会に関する学際的音楽研究の成果と照らし合わせながら、いくつかの個別事例を詳しく調査研究することで、今日の多文化社会における人間の営みと音楽表現の関係や、追悼や復興において音楽が人にもたらす機能や効果に関する理解を深めることを目的にしている。.
芸術実践領域・博士学位授与プログラムに関する研究
2008.04~2013.03, 代表者:東京藝術大学, 東京藝術大学.
マイノリティと音楽の複合的関係に関する人類学的研究(国立民族学博物館共同研究)
2008.10~2012.03, 代表者:寺田吉孝, 国立民族学博物館.
研究業績
主要著書
1. 中村美亜, 長津結一郎, 村谷つかさ, NPO法人ドネルモ, 文化庁×九州大学共同研究チーム編『はじめての“社会包摂×文化芸術”ハンドブック』, 九州大学大学院芸術工学研究院附属ソーシャルアートラボ, 2019.03, [URL].
2. Mia Nakamura, Hazuki Kosaka, "Facilitation-based Distributed Creativity: The Inari Chorus Performance at the Itoshima International Art Festival," in Creativity in Music Education, edited by, by Yukiko Tsubonou, Ai-Girl Tan, and Mayumi Oie, Singapore: Springer, https://doi.org/10.1007/978-981-13-2749-0, 2018.12.
3. Mia Nakamura, "Music Sociology Meets Neuroscience," in Handbook on Music and the Body, edited by Sander Gilman and Youn Kim, Oxford University Press, 10.1093/oxfordhb/9780190636234.013.6, 10.1093/oxfordhb/9780190636234.013.6, 2018.07, [URL].
4. 中村 美亜, 大澤 寅雄, 朝廣 和夫, 長津 結一郎, 高坂 葉月, ジェームズ・ジャック, 知足 美加子, 藤枝 守, 池田 美奈子, 尾本 章, 小森 耕太, 楠本 智郎, 尾藤 悦子, 花田 伸一, 藤 浩志, 呉 瑪悧, 鷲田 めるろ, 小山田 徹, 共編著『ソーシャルアートラボ:地域と社会をひらく』, 水曜社, 2018.07.
5. 中村 美亜, 東日本大震災と「音楽の力」:音楽に何ができるのか?、毛利嘉孝編『アフター・ミュジッキング:実践する音楽』, 東京藝術大学出版会, 2017.11.
6. 中村 美亜, 『音楽をひらく:アート・ケア・文化のトリロジー』, 水声社, 2013.06, 音楽を「音による仕掛け」と捉え、モノではなくコトとしての側面に着目することで、音楽が古来よりもっていた生き抜くためのアート(仕業)としての「音楽の力」を発動させるためのメカニズムを明らかにする。とくに音楽を通じた〈語り〉によるケアの効果に目を向けながら、筆者自身のフィールドワークに基づく複数の事例検討や理論的検討を展開し、音楽の価値やコミュニケーション、文化政策に関する提言をおこなう。.
7. 中村 美亜, 「性同一性障害:議論されてこなかった問題の本質」,吉岡斉編集代表『新通史・日本の科学技術:世紀転換の社会史1995年〜2011年』,第3巻(第6部:ジェンダーと市民活動), 原書房, 409-432, 2011.11, 性同一性障害概念が誕生した医学的背景、欧米や日本で広まっていく過程、その間に生じた誤解、その誤解が社会制度や社会運動に及ぼした影響を丁寧に繙きながら、この医療概念やこれまでおこなわれてきた医療的措置の問題点をあぶり出す。「過剰同一化」と「自傷行為」という、これまでとは異なる方向から性同一性障害の本質に迫る。.
8. 中村 美亜, 『クィア・セクソロジー:性の思い込みを解きほぐす』, インパクト出版会, 2008.10, ジェンダー、セクシュアリティ、クィアをめぐる最新の研究成果や今日的課題を、身近な話題を通して大学生や一般の人たちに伝える啓蒙書。『現代性教育研究月報』(日本性教育教会)や『公衆衛生』(医学書院)に掲載した連載記事の改訂稿に、書き下ろしを加えて構成。比較的容易な内容から始まり、今日の日本が抱える社会制度の矛盾やメディアの問題へと発展する。.
9. 中村 美亜, 『心に性別はあるのか?:性同一性障害のよりよい理解とケアのために』, 医療文化社, 2005.09, 性同一性障害が、心と体の性別のズレという単純な現象ではなく、社会の中で他人と自分をどう位置づけるかという心理・社会的問題であることを示す。「性同一性障害」概念についての歴史的考察、インタビュー方法についての検討、当事者へのインタビュー、インタビュー結果の分析を通じて、これまで看過されてきたジェンダー・アイデンティティの動的形成過程に目を向けることの重要性を指摘し、性別違和感の解消には、体や社会的な性役割を変えることに加え、ジェンダー・アイデンティティ自体を再構築していくことが必要であることを提起する。.
主要原著論文
1. 熊谷 麻友子, 中村 美亜, アートツアーにおける出来事と体験の分析, アートマネジメント研究, 17-18, 72-87, 2018.03, 「大地の芸術祭」や「瀬戸内国際芸術祭」など近年のアートプロジェクトでは,アートとツアーの関わりが重要に なっている.しかし,ツアーの体験がどのようにアートの鑑賞と結びつくのか,あるいは,アートの鑑賞が地域の 魅力発見にどのようにつながるのかという点については,これまで十分明らかにされていない.そこで本論文では, アートツアーの出来事と体験の関係を分析する方法として, サービスデザインの分野で用いられる「カスタマー ジャーニーマップ」(顧客の利用体験をマッピングする手法)と,認知心理学の「スキーマ理論」による考察を組み 合わせることを提案する.本論では,これらの手法を紹介した後,アートツアーの分析を試行的に実施する.考察 からは,アートツアーにおける出来事と体験の関係は,スキーマの活性化に誤作動や混乱が生じることによっても たらされる見え方の変化に特徴づけられることも示唆された..
2. 中村 美亜, 「文化力」とは何か?—東日本大震災後の「音楽の力」に関する学際研究が示唆すること, 文化政策研究, 10, 30-48, 2017.05.
3. 中村 美亜, 東日本大震災をめぐる「音楽の力」の諸相:未来の文化政策とアートマネジメントのための研究1, 芸術工学研究, 21, 13-29, 2014.10.
4. Mia Nakamura, Retelling, Memory-Work, and Metanarrative: Two Musical-Artistic Mediations for Sexual Minorities and Majorities in Tokyo, Music and Arts in Action, 4, 2, 3-23, 2014.04, Music is not only something to play, but it is also a way to produce a new sharable metanarrative through musical practice, which could represent a renewed set of social values in which people of diverse backgrounds are appreciated. The present paper explores this aspect of music, examining two musical activities held in Tokyo, Japan. One is “Prelude”, an annual music festival for music circles of sexual minorities and their supporters, and the other is “Living Together Lounge”, a monthly club event for those who are both HIV-positive and negative. These activities aim to create community empowerment and social transformation among minority and majority groups. While those involved are aware of musical aspects being an integral part of the events, the ways in which music plays a central role has not been well articulated. This is partly because the declared mission of each event has no overt connection to music, but more significantly because there has been no proper way, either commonly or academically, available to describe what is happening performatively in the practices of these events. The present study thus attempts to examine the unuttered aspects of these practices through ethnographic and interdisciplinary investigations. It reveals that the musical practices with various artistic engagements represent tangible memory-work in which participants are enabled to retell existing musical works in their own ways, producing a new sharable metanarrative and acquiring an acknowledgement of the retelling in public. Creating this musico-ritualistic practice is itself a work of art, which eventually becomes a life resource for those who take part in the events and a means of transforming a social situtation of conflict..
5. 中村 美亜, アートを通じたメモリーワーク, 立教大学ジェンダーフォーラム年報, 15, 59-66, 2014.03.
6. 中村美亜, 音楽実践における〈語りなおし〉:「プレリュード2010」のジェンダー・パフォーマンスから見えてくること, 音楽教育実践ジャーナル(日本音楽教育学会), 11, 1, 96-103, 2013.08, 『音楽をひらく』第3章をジェンダーの視点から論じた別稿。.
7. 中村美亜, 音楽に携わる高等教育機関の評価:欧米における近年の動向と日本での課題と展望, 音楽教育実践ジャーナル(日本音楽教育学会), 10, 1, 56-66, 2012.08, ヨーロッパにおける音楽院の大学化の流れ、その流れの中で登場してきた「学術研究としての芸術実践」という新しい芸術の位置づけ、アメリカ合衆国における大学の認証評価制度や教育研究費助成の仕組みを紹介しながら、日本における音楽高等教育機関の評価を考える上で重要と考えられる課題について検討する。.
8. 中村美亜, 〈音楽する〉とはどういうことか?:多文化社会における音楽文化の意義を考えるための予備的考察, 紀要(東京藝術大学音楽学部), 36, 161-178, 2011.03.
9. 中村美亜, セクシュアリティの何が問題か?:システムを有機化させるコミュニティ・ダイナミックスの活用へ, 論叢クィア(クィア学会), 2, 7-28, 2009.09, セクシュアリティに関する問題を、英語文献に頻繁に見られる宗教的観点からではなく、生物学的生存(もしくは人口問題)の観点から捉えなおす必要性を指摘。社会制度だけでなく文化実践という観点から社会変容の可能性を展望する。.
10. 中村美亜, トランス・ポリティクスの可能性:オペラと宝塚における異性装をめぐるジェンダー・身体・認識論的考察, 立命館言語文化研究, 20, 1, 241-265, 2008.09, 女性の男装役が登場するオペラ《ばらの騎士》の三重唱と、宝塚歌劇における「男役が演じる女役」を取り上げ、声と身体をめぐる意味について考察。音楽劇の表象に関する精神分析的アプローチと、身体表象と認識を考察するトランスジェンダー研究のを結びながら、音楽の意味を決定するのは、音を感知した後の言語的認識に関わる部分であることを指摘し、音楽では、「声」による情緒的な共感が理知的な理解に先行することを論じる。.
11. 中村美亜, 新しいジェンダー・アイデンティティ理論の構築に向けて:生物・医学とジェンダー学の課題, ジェンダー&セクシュアリティ(国際基督教大学ジェンダー研究センター), 2, 3-23, 2006.12, ジェンダー・アイデンティティ(GI)に関する生物・医学とジェンダー学にしばしば見られる齟齬は、GIとは何かという共通認識が欠けていることから生じる。GIが生物・医学でどのように論じられてきたかを批判的に検証することを通じて、身体的特徴からアイデンティティ形成へという方向のみではなく、アイデンティティから身体的形状への欲望という方向でも作用することに目を向ける必然性を指摘する。.
12. Mia Nakamura, Authenticating the Female Gidayū: Gender, Modernization, and Nationalism in Japanese Performing Arts, 音楽学(日本音楽学会), 51, 2, 94-110, 2006.02, 女流義太夫に「正統性」が付与されてきた過程を民族誌的及び系譜学的アプローチを用いて分析することで、女流義太夫が、正統化のプロセスにおいて、大衆芸能からより洗練された(西洋的な意味での)芸術へという変質を要求された一方、伝統芸能保護というナショナリスティックな政策の中で、伝統的なジェンダー観を受け入れることを余儀なくされたことを指摘する。.
13. 中村美亜, ジェンダー・アイデンティティ・ディスオーダー再考:GIDとジェンダーの社会・心理的構築性, 日本性科学会雑誌, 23, 1, 37-46, 2005.05, ジェンダー・アイデンティティ・ディスオーダー(GID)とは何かを再検証し、医学的な側面からのみではなく、ジェンダーの社会・心理的構築性という視点とともに理解されるべきであることを明らかにする。.
14. 中村美亜, リアリスティックな時間表現への挑戦:ヴェルディのコンチェルト・フィナーレ, エクスムジカ, 5, 61-67, 2001.09, 19世紀イタリアを代表するオペラ作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディが、リアリスティックな時間表現を実現するために、元来「フローズン・モーメント」としてしか機能しないはずの音楽的部分で、どのような音楽的・劇的仕掛けを施したかを、初演時の舞台演出や音楽語法の分析から明らかにする。.
15. 中村美亜, エキゾティック音楽を再定義する:カルチュラル・スタディーズとしての新しい音楽史をめざして, エクスムジカ, 4, 66-75, 著者名「中村究」で発表, 2001.03, 「エキゾティック音楽」の多くは、コンサートや歌劇場で重要なレパートリーとなってきた反面、音楽史を形成する重要な要素と考えられることはなかった。本論文は、音楽作品の美的価値やその意味がどのように形成されてきたかを考察することを通じて、伝統的な音楽史の概念を問題化し、新しい音楽史記述のあり方を探る。.
16. Mia Nakamura, Searching for the Meta-Narrative of Das Lied von der Erde: Narrativity and "Melancholic Dialectic", 音楽学(日本音楽学会), 45, 1, 42-66, 著者名「Kiwamu Nakamura」で発表, 1999.11, マーラーの『大地の歌』に潜在するナラティヴィティ(音楽作品の特定のテクストが有している、音楽がいかにも何かを物語っているよう聞き手に感じさせる力)に着目することによって、この音楽が「メランコリー的弁証法」というメタナラティブを有していることを明らかにする。.
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 中村 美亜, 「音楽の力」とは何か, 震災学 vol. 12 (東北学院大学), 2018.04.
2. 中村 美亜, [研究報告エッセイ]震災と音楽, 月刊みんぱく(国立民族学博物館), 2015.10, [URL].
3. 中村 美亜, [書評]吉原真里著『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?:人種・ジェンダー・文化資本』, 音楽学, 60, 1, 2014.10.
4. 中村美亜(編集代表), [報告]東京藝術大学芸術リサーチセンター成果報告書, 東京藝術大学, 2013.03, 芸術分野の博士学位授与プログラムに関する調査研究や活動(国内外の調査、試行的教育実践、成果発信、イベント等)の報告と、「芸術実践領域博士プログラム」の提案。.
5. 中村美亜, [書評]クリストファー・スモール『ミュージッキング』, 『ポピュラー音楽研究』(日本ポピュラー音楽学会)16: 33-37, 2013.01, クリストファー・スモール『ミュージッキング―音楽は〈行為〉である』(野澤豊一・西島千尋訳、水声社、2011年)の書評。.
6. 中村美亜, 渡邊健二, [報告]音楽分野における大学評価のあり方―英米の取り組みから学ぶこと, 『紀要』(東京藝術大学音楽学部) 31: 141-168, 2006.03, アメリカ、イギリスにおける大学評価に関する調査報告。(渡邊健二と分担執筆).
主要学会発表等
1. 中村 美亜, 共創的な表現の場づくりに必要な条件を考えるための理論的考察, 共創学会, 2018.12.
2. 中村 美亜, 社会包摂と文化芸術をめぐる論点整理: ハンドブック作成に向けて, 日本文化政策学会, 2018.11.
3. Mia Nakamura, Dual Assessment for Collaborative Artistic Activities Fostering Inclusive Culture, International Conference on Cultural Policy Research , 2018.08.
4. 中村 美亜, 文化事業における価値創造の評価, 日本文化政策学会, 2017.09.
5. Mia Nakamura, Articulating the Processes and Social Effects brought forth by Socially Engaged Music-Making Projects: A Case of the Ensembles Asia Orchestra, SIMM-POSIUM: 2nd Research Symposium on Social Impact of Making Music 2017, 2017.07.
6. Mia Nakamura, The Otto & Orabu Ensemble: Facilitation-based Distributed Creativity in Japan, Music Composition as Interdisciplinary Practice, 2016.06.
7. Mia Nakamura, The 2011 Japan Earthquake and Music: “The Power of Music” and Recovery Songs
, International Council for Traditional Music, Study Group on Music and Minorities , 2014.07, In the aftermath of the 2011 Great East Japan Earthquake “the power of music” received remarkable attention. Not only various musical performances within and outside the country were consciously devoted to the disaster victims, but also many musical activities in the disaster area took place to encourage people, hoping for fast recovery. While mass media frequently used the phrase “the power of music” for any musical activity without reservation, sincere musicians confronted the question of what music could do for the crisis, exploring the potential of musical mediation.

I have been conducting research on the musical activities during the disaster recovery, funded by Japan Society for the Promotions of Science. The research project consists of three parts: 1) textual analyses of newspaper articles regarding musical activities after the 2011 earthquake, 2) ethnographical studies of particular musical activities in the disaster areas, and 3) interdisciplinary investigation of musical effect on human beings in time of crisis.

For the ICTM conference in particular, I will discuss the use of music among different groups of people, which the disaster abruptly divided: those who live in the disaster area (i.e. the newly formed minority group), and those who do not (i.e. the majority). Are there differences in the use of music between the minority and the majority groups? How could these different positioned people be bridged through musical activities? What are common in the musical practices of the aftermath regardless of the people’s positions? And above all, what can we learn about “the power of music” through the experience of the earthquake?.
8. Mia Nakamura, Musical Experience as Embodied Memory-Work: Linking Sociological Findings to Neuroscientific Explanations, International Conference “Music and the Body" (University of Hong Kong, 香港), 2012.03, Department of Music and the Centre for the Humanities and Medicine, The University of Hong Kong 主催のシンポジウムでの発表。事例研究を通じて明らかになった「音楽と記憶」に関する知見と神経学的議論との接合をはかる。著書『音楽をひらく』第3〜5章に発展する内容。.
9. 中村美亜, 音楽の語りなおしと「音楽の力」:パフォーマティヴな存在としての音楽とメモリーワーク, 日本音楽学会, 全国大会(東京大学), 2011.11, 著書『音楽をひらく』第3章と第5章に発展。.
10. Mia Nakamura, The Living Together Lounge for People Who are Both HIV-Positive and HIV-Negative: A Monthly Live Music Event as "Ritualistic Art" in Tokyo, SocArts Symposium 2010 "Music-Conflict-Transformation" (University of Exeter, イギリス), 2011.05, SocArts (Sociology of the Arts Group at Exeter Universit, 代表:Tia DeNora) 主催のシンポジウムでの発表。著書『音楽をひらく』第5章、および論文 "Retelling, Memory-work, and Metanarrative"に発展。.
11. 中村美亜, プレリュード2010:セクシュアル・マイノリティの音楽実践を通して考える芸術性と公共性, 日本ポピュラー音楽学会,年次大会(東京藝術大学), 2010.11, 著書『音楽をひらく』第3章に発展。.
12. 中村美亜, オペラにおけるジェンダー/セクシュアリティに関する身体還元論的意味形成:《ばらの騎士》終幕の三重唱における音楽劇的仕掛けの分析, 日本音楽学会,全国大会(宮城学院女子大学), 2007.09, “Voicing Gender” と題されたシンポジウムでの発表。上記論文「トランス・ポリティクスの可能性」の前半部分に発展。他のパネリストに長木誠司(兼コーディネーター)、福中冬子、向井大策。ゲストに竹村和子。.
13. 中村美亜, 宝塚「男役が演じる女役」をめぐる認識論のポリティクス:トランスからジェンダー・クリエイティブへ, お茶の水女子大学COE, Japan-Korea Intercultural Conference of Women (お茶の水女子大学), 2007.08, 「文化表象の政治学:日韓女性史の再解釈」と題されたシンポジウムでの発表。上記論文「トランス・ポリティクスの可能性」の後半部分に発展。.
14. Mia Nakamura, Authenticating the Female gidayū: Gender, Westernization and Governmental Policy in Japanese Performing Arts, 44th Annual Meeting, The Society for Ethnomusicology (Austin, アメリカ), 1999.11, アメリカ民族音楽学会全国大会での発表。論文 "Authenticating the Female Gidayū" に発展。.
学会活動
所属学会名
共創学会
日本アートマネジメント学会
アートミーツケア学会
日本文化政策学会
日本ポピュラー音楽学会
日本音楽学会
学協会役員等への就任
2017.10~2019.09, アートミーツケア学会, 理事.
2017.04, 共創学会, 理事.
2015.04, 日本アートマネジメント学会九州部会, 委員.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2018.11.24~2018.11.25, 日本文化政策学会, 大会実行委員.
2017.12.09~2017.12.10, 共創学会, 大会実行委員.
2014.11.15~2014.11.16, アートミーツケア学会, 司会(Moderator).
2014.11.08~2014.11.09, 日本音楽学会, 司会(Moderator).
2015.11.07~2015.11.08, アートミーツケア学会, 大会実行委員.
2014.11.08~2014.11.09, 日本音楽学会, 大会実行委員.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2013.10, アートミーツケア学会, 国内, 編集委員.
学術論文等の審査
年度 外国語雑誌査読論文数 日本語雑誌査読論文数 国際会議録査読論文数 国内会議録査読論文数 合計
2019年度      
2017年度      
2015年度      
2014年度      
その他の研究活動
海外渡航状況, 海外での教育研究歴
Royal College of Art, UnitedKingdom, 2015.10~2015.10.
外国人研究者等の受入れ状況
2016.05~2018.01, 1ヶ月以上, UnitedStatesofAmerica, 日本学術振興会.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2016年度~2018年度, 挑戦的萌芽研究, 代表, 共創的芸術実践が効果をもたらす仕組みに関する社会学的・認知科学的研究.
2013年度~2016年度, 挑戦的萌芽研究, 代表, 東日本大震災後の追悼や復興と音楽の関わりに関する学際的研究.
2016年度~2017年度, 特別研究員奨励費, 代表, 太平洋の島々における社会実践芸術.
日本学術振興会への採択状況(科学研究費補助金以外)
2016年度~2017年度, 海外特別研究員, 代表, 太平洋の島々における社会実践芸術.
競争的資金(受託研究を含む)の採択状況
2017年度~2019年度, 文化庁: 文化庁と大学・研究機関等との共同研究事業, 代表, 文化芸術による社会包摂の在り方.
2018年度~2018年度, 文化庁「大学における文化芸術推進事業」, 代表, 社会包摂に資する共創的芸術活動のデザインと人材育成プログラムの構築:近年社会包摂に資する共創的芸術活動が注目を集めており、障害者等の社会的マイノリティが関わる活動、自然災害からの復興過程での活動等が広く行われている。しかし、芸術活動が人や社会のエンパワメントにつながる仕組みや、関連分野との連携方法に関する知見の体系化や社会資源化は遅れている。本事業では①調査研究を通じた教材開発(知見の体系化)、②実践的な教育機会の提供(ノウハウの体系化)、③周知・普及とネットワーキングの3つを往還的に実施し、2020年以降の社会で文化芸術を牽引するアートマネジメント人材の育成法を確立する。.
2017年度~2017年度, , 分担, 新しい交流の場を切りひらく創造的なアート実践を企画運営できる人材の育成事業(3).
2016年度~2016年度, 大学を活用した文化芸術推進事業, 分担, 新しい交流の場を切りひらく創造的なアート実践を企画運営できる人材の育成事業(2).
2015年度~2015年度, 大学を活用した文化芸術推進事業, 分担, 新しい交流の場を切りひらく創造的なアート実践を企画運営できる人材の育成事業(1).
2014年度~2014年度, 九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト(P&P), 分担, 地域の音楽文化創成のための文理融合的視点による 持続可能なコンテンツの提案.
2014年度~2014年度, 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業(特色ある文化芸術活動推進)(文化庁), 分担, 「芸工パフォーミングアーツ・プロジェクト」を通じた専門人材の育成事業:新視聴覚空間における総合実演芸術への参画.
共同研究、受託研究(競争的資金を除く)の受入状況
2018.01~2018.03, 代表, 文化庁と大学・研究機関等との共同研究事業 「文化芸術による社会包摂の在り方」.
2016.06~2017.03, 分担, ラジオを活用した地域づくりと地域間交流に関する研究.
2015.06~2016.03, 分担, 商業施設における居心地の良い空間に関する共同研究.

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