九州大学 研究者情報
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田川 哲三(たがわ てつぞう) データ更新日:2019.06.12



大学院(学府)担当

学部担当

その他の教育研究施設名

役職名

併任講師


ホームページ
電話番号
092-642-5466
FAX番号
092-642-5466
就職実績-他大学
就職実績有, 千葉大学 医学部 呼吸器病態外科
就職実績-民間機関等
就職実績有, 国立病院機構 九州がんセンター
広島赤十字・原爆病院
松山赤十字病院
大分赤十字病院
取得学位
医学博士
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
外科学
外国での教育研究期間(通算)
02ヶ年06ヶ月
活動概要
医学研究
大学院在籍時、九州大学生体防御医学研究所、吉開泰信教授のもとで免疫学、主に感染免疫の研究を行った。腸管穿孔による汎発性腹膜炎は致命率が高く、外科的治療だけではしばしば救命困難な疾患であるが、その免疫学的側面を動物モデルを用いて研究した。具体的には、マウス大腸菌性腹膜炎モデルを用いて、汎発性腹膜炎の初期に腹腔内に滲出してくるgamma delta型T細胞が、MIP-1alphaといったケモカインを介してマクロファージの遊走を促し、自然免疫と獲得免疫の橋渡し的役割を担うことを明らかにした (Tagawa T et al. J Immunol. 173:5156-64,2004)。
その後、呼吸器外科医として多くの悪性腫瘍患者を治療し、外科治療の限界を感じた経験から、悪性腫瘍に対する集学的治療、および新規治療法を開発する研究を開始した。悪性胸膜中皮腫細胞株を用いて、低張性シスプラチンの抗腫瘍効果を検討するとともに、手術中に胸腔内低張性シスプラチン療法を行うことにより、手術後の局所再発率を減らせることを明らかにした(Tagawa T et al. Surg Today, 36:135-9,2006)。また、稀な悪性腫瘍である胸腺癌に対してS-1、シスプラチンによる化学放射線療法と手術を組み合わせた集学的治療が有効であることを報告した(Tagawa T et al. J Thorac Oncol. 5:572-3,2010)。さらに、肺癌の中でもとりわけ治療が困難なPancoast型肺癌に対して手術、化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療が従来の治療法より優れていることを報告した(Tagawa T et al. J Surg Oncol. 101:495-9,2010)。その後、トロント大学胸部外科に留学し、悪性中皮腫に対する免疫治療の研究を行った。胸腔内に存在する制御性T細胞を抑制することにより、胸腔内での細胞障害性T細胞の活性化を促し、さらに化学療法と組み合わせることにより抗腫瘍効果を増強させうることを示した。さらに胸腔内のNKT細胞を活性化することにより抗腫瘍効果が増強されることを示した(J Immunother. 36:391-9,2013)。トロント大学胸部外科にて一般呼吸器外科、肺移植の臨床を行い、2012年3月に帰国した。その後、千葉大学呼吸器外科に2年間在籍し、胸膜中皮腫に対する免疫療法の研究を継続しながら、臨床活動に従事した。2014年4月に九州大学病院 呼吸器外科(2)に異動し、1年間診療を行った。2015年4月より2年間大分赤十字病院 呼吸器外科にて診療を行った。2017年4月に九州大学病院 呼吸器外科(2)に異動し、疾患主任として呼吸器外科の臨床、学部学生・大学院生の教育、臨床試験・治験を含めた研究活動を開始した。2018年度は医局長、2019年度は病棟医長として医局、病棟運営・管理に関わる活動を行っている。
これらの経験をベースとして、肺癌や悪性胸膜中皮腫中皮腫といった難治癌の集学的治療を開発することおよび新規免疫治療の確立を目指している。

医学教育および社会貢献
大学院生や医学部生に対して、呼吸器外科の臨床、および呼吸器分野の癌治療に関して臨床面および研究面の指導を行っている。また、社会貢献として、呼吸器外科分野における地域医療の充実、発展に寄与するための日常臨床および学会発表を行っている。

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