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今井 宏昌(いまい ひろまさ) データ更新日:2023.11.22

准教授 /  人文科学研究院 歴史学部門 西洋史学講座


主な研究テーマ
ドイツ義勇軍経験とナチズム運動:戦間期における「暴力を辞さないアクティヴィズム」とヒトラーの「カリスマ的支配」
キーワード:義勇軍, ナチ党, 突撃隊, アドルフ・ヒトラー, 戦間期ドイツ
2017.04~2025.03.
第一次世界大戦期久留米における俘虜収容所とドイツ兵
キーワード:第一次世界大戦, 俘虜収容所, 日独関係, 軍事史
2010.04~2025.03.
ヴァイマル共和国初期におけるヨーゼフ・ベッポ・レーマーの義勇軍経験とナショナル・ボルシェヴィズム
キーワード:義勇軍, ヨーゼフ・ベッポ・レーマー, ナショナル・ボルシェヴィズム, 保守革命
2011.04~2015.11.
ヴァイマル共和国初期におけるユリウス・レーバーの義勇軍経験と共和主義
キーワード:義勇軍, ユリウス・レーバー, 共和主義, 黒・赤・金の国旗団
2011.04~2015.11.
第一次世界大戦後ドイツにおける義勇軍経験の史的分析
キーワード:義勇軍, 経験史, ドイツ政治の野蛮化, ヴァイマル共和国
2011.04~2015.11.
ドイツ義勇軍戦士アルベルト・レオ・シュラーゲターの経験と語り
キーワード:義勇軍, アルベルト・レオ・シュラーゲター, ナチズム, 保守革命
2009.04~2011.03.
ドイツ革命期における義勇軍をめぐる諸問題
キーワード:義勇軍, 第一次世界大戦, ドイツ革命, ヴァイマル共和国, ナチズム, 青年将校
2007.04~2009.03.
従事しているプロジェクト研究
第一次世界大戦期久留米における俘虜収容所とドイツ兵:地域からのグローバル・ヒストリー
2018.04~2025.03, 代表者:今井 宏昌, 九州大学
 本研究の目的は、第一次世界大戦(1914-1918)のさなか、福岡県久留米市に設立されたドイツ兵俘虜収容所の世界を、従来的な「日独友好」史観から解き放ち、「地域からのグローバル・ヒストリー」の視角から再考することにある。具体的には、国境を越えて活動する「越境者」の経験にもとづき、ボトムアップ的に世界史を捉えなおす分析視角のもと、久留米に収容されたドイツ兵に注目し、彼らのドイツ本国や東アジアでの経験、そして久留米での俘虜経験が、収容所の内部でどのように発揮され、その内的世界をどのように形作ったかを明らかにする。論点となるのは、①ドイツ兵が青島戦争に参加し久留米に収容される経緯と、②「劣悪」とされた容所内の環境への対応、③収容所における民族問題・階級問題の噴出、そして④地域社会との交流である。.
戦間期ドイツにおける義勇軍経験と反ファシズムの主体形成:暴力のヨーロッパ史再考
2018.04~2022.03, 代表者:今井宏昌, 九州大学
ヴァイマル共和国初期(1918年〜1923年)を通じ、革命弾圧や国境闘争、干渉戦争の担い手となった志願兵部隊・義勇軍[Freikorps]での暴力経験については、従来、ナチズムとの連続性が指摘され、ホロコーストに代表される大量殺戮の一起点とされてきた。これに対し研究代表者は、著書『暴力の経験史』(2016年)において、複数の義勇軍出身者の個人史を比較検討し、義勇軍経験が反ナチ抵抗運動への回路をも準備した点を明らかにした。本研究はそれを引き継ぎ、「経験史」の方法論をさらに深化させようとするものである。具体的には、義勇軍出身者でありながら、反ファシズム運動の中核を担った人びとを対象に、なぜ、どのようにして義勇軍経験が反ファシズムにつながるのかを検討する。本研究の完成は、暴力経験から大量殺戮への道を直線的・単線的に導き出そうとする近年の「暴力のヨーロッパ史」研究の再考を促し、ひいては戦間期という時代の再評価にも寄与することになろう。.
ドイツ第2帝政及び日独外交史の新視点―カール・アレクサンダーを中心に―
2017.04~2020.03, 代表者:星乃治彦, 福岡大学
本研究はザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公カール・アレクサンダー(1818-1901)のバイオグラフィを考察することで、ドイツ第2帝政期の歴史像を再検討し、日独交流史の新たな視点を提示する。カール・アレクサンダーは小国ヴァイマルの大公という位置から婚姻や他国(日本)とのネットワークを駆使し、地方分権的で連邦制に繋がるような性格を持っていた。こうした点は、ドイツ第2帝政期研究において、ビスマルク外交との併存状況を指摘することが出来、第2帝政像の再考を迫るものである。.
戦間期ヨーロッパにおける内戦と義勇軍運動の経験史的研究:独露間の往還関係を中心に
2014.04~2017.03, 代表者:今井宏昌, 九州大学
本研究の目的は、戦間期ドイツにもたらされたとされる「政治の野蛮化」(G・L・モッセ)という現象を、あくまで個々の人物・集団の具体的経験に即しながら、広くロシア革命からスペイン内戦へと至る戦間期ヨーロッパ史の文脈において捉え直すことにある。具体的には、ヴァイマル初期ドイツの義勇軍運動、特に東欧の旧独露両帝国領から義勇軍に参加した人びとのバイオグラフィを手がかりとして、彼らと独露両地域の革命運動・反革命運動との関係や、その内戦経験にもとづく思想的な遍歴、そして反ボリシェヴィズム運動から反ファシズム運動へと至る経路が主な検討対象となる。.
戦間期ドイツにおける暴力の経験とナチズム -義勇軍戦士の思想と行動を中心に-
2012.04~2014.03, 代表者:今井宏昌, 東京大学
本研究の目的は、戦間期ドイツにおける政治・社会の「野蛮化」=暴力化・軍事化・急進化が第一次世界大戦後の内戦状況によってもたらされたものだとする「野蛮化」テーゼを、内戦の当事者である義勇軍の構成員=義勇軍戦士たちのその後の思想と行動、ならびにそこで暴力の経験がもつ意味の解明を通して再検討し、同時にその過程で、義勇軍での暴力の経験とナチズムとの関係性の問題を明らかにしていくことにある。.
研究業績
主要著書
1. ローレンツ・イェーガー(長谷川 晴生/藤崎 剛人/今井 宏昌=訳), ハーケンクロイツの文化史:シュリーマンの「再発見」からナチ、そして現在まで, 青土社, 総ページ数:386, 2022.12, [URL], 謎多きシンボルであるハーケンクロイツ(鉤十字)の文化史を、古今東西のさまざまな人物や逸話を踏まえながら描いた、Lorenz Jäger, Das Hakenkreuz. Zeichen im Weltbürgerkrieg. Eine Kulturgeschichte, Wien/Leipzig 2006 の邦訳である。シュリーマンにより再発見されたのち、世紀転換期の民族至上主義運動のなかで「アーリア人のしるし」と目され、ロシア革命後「反ボルシェヴィズム」という意味合いも付与された鉤十字は、第一次世界大戦後にはナチのシンボルとなり、その後も物議を醸しつつ使用されていった。本書ではヨーロッパはもちろん、日本も含めたアジア各地の人物や逸話も紹介されているが、これは著者のイェーガー氏がかつて北海道大学で教鞭をとっていたこととも密接に関連している。本書の邦訳は、鉤十字に関する様々な誤謬や憶測を解消し、認識を深める重要な機会を提供するはずである。.
2. 鍋谷 郁太郎/柳原 伸洋/梅原 秀元/川手 圭一/勝田 由美/池田 嘉郎/姉川 雄大/今井 宏昌/黒沢 文貴/剣持 久木, 第一次世界大戦と民間人:「武器を持たない兵士」の出現と戦後社会への影響, 錦正社, 総ページ数:355, 2022.04, [URL], 「総力戦」といわれる第一次世界大戦を「武器を持たない兵士」としての民間人が、どの様に受け止め、如何に感じ、そして生き抜いていったのか、という問題関心のもと、ドイツ史、フランス史、イタリア史、ロシア史、ハンガリー史、そして日本史の立場からの研究成果をまとめた論集である。今井は「第八章 ドイツ義勇軍経験とナチズム運動:ヴァイマル中期における「独立ナチ党」の結成と解体をめぐって」において、第一次世界大戦直後のドイツで結成された志願兵部隊・義勇軍(Freikorps)の経験が、ナチズム運動にとっていかなる意味をもっていたのかを、ナチ党大ベルリン大管区を舞台に1926/27年に繰り広げられた、義勇軍出身のナチ党員ハインツ・オスカー・ハウエンシュタインの「叛乱」を事例に検討した。ドイツ各地の文書館・図書館に所蔵される一次史料を用いることで、①これまで党首ヒトラーへの「叛乱」とみなされてきたハウエンシュタインの言動と「独立ナチ党」(Unabhängigen Nationalsozialistischen Partei: UNS)の結成が、実のところシュトラッサー兄弟やゲッベルスといったベルリンの党指導者への「叛乱」に過ぎなかったこと、②義勇軍経験の基盤をなす「暴力を辞さないアクティヴィズム」がヒトラーに向かわず、むしろ「無害化」されたこと、③これによりハウエンシュタインが有する義勇軍時代の記憶がナチ・プロパガンダに接続される前提が形づくられたことを明らかにした。.
3. ジョージ・L・モッセ(宮武 実知子=訳), 英霊:世界大戦の記憶の再構築, 筑摩書房, 総ページ数:404, 2022.01, [URL].
4. 大嶋 えり子/小泉 勇人/茂木 謙之介=編, 遠隔でつくる人文社会学知:2020年度前期の授業実践報告, 雷音学術出版, 2020.10, [URL].
5. アンドレアス・ヴィルシング/ベルトルト・コーラー/ウルリヒ・ヴィルヘルム=編(板橋 拓己/小野寺 拓也=監訳) , ナチズムは再来するのか? :民主主義をめぐるヴァイマル共和国の教訓, 慶應義塾大学出版会, ヴェルナー・プルンペ(今井 宏昌=訳)「第5章 〈経済〉 ヴァイマル共和国の真の墓掘人:問題の累積をめぐって」
エレーヌ・ミアル=ドラクロワ(今井 宏昌=訳)「第7章 〈外国からのまなざし〉 不可解なるドイツ」, 2019.06, [URL].
6. 山室 信一=編, 人文学宣言, ナカニシヤ出版, 今井 宏昌「暴力の経験史の構築へ向けて」, 2019.02, [URL].
7. トーマス・キューネ/ベンヤミン・ツィーマン=編(中島 浩貴/今井 宏昌/柳原 伸洋/伊藤 智央/小堤 盾/大井 知範/新谷 卓/齋藤 正樹/斉藤 恵太/鈴木 健雄=訳), 軍事史とは何か, 原書房, 2017.03, [URL].
8. 今井 宏昌, 暴力の経験史:第一次世界大戦後ドイツの義勇軍経験 1918〜1923, 法律文化社, 2016.05, [URL].
9. 中村 武司/後藤誠司/桃木 至朗/毛戸 祐司/水島 司/池上 大祐/皆川 雅樹/秋田 茂/青山 亨/後藤 敦史/庄司 春子/岩井 淳/中村 翼/今井 宏昌/向 正樹/堤 一昭/小川原 宏幸/小浜 正子/飯塚 一幸, 教育が開く新しい歴史学(史学会125周年リレーシンポジウム 2014〈1〉), 山川出版社, 187-205: 池上 大祐/今井 宏昌「「学生報告」という挑戦:福岡大学西洋史ゼミの試み」, 2015.11, [URL].
10. 星乃, 治彦, 台頭するドイツ左翼:共同と自己変革の力で, かもがわ出版, 総ページ数:270p, 2014.01.
11. ジェフリー・ハーフ(星乃 治彦/臼杵 陽/熊野 直樹/北村 厚/今井 宏昌=訳), ナチのプロパガンダとアラブ世界, 岩波書店, 2013.11, [URL].
12. 星乃 治彦/池上 大祐=監修, 福岡大学人文学部歴史学科西洋史ゼミ=編, 地域が語る世界史, 法律文化社, 総ページ数:iv, 243p, 2013.03, [URL].
13. 星乃 治彦=監修, 福岡大学人文学部歴史学科西洋史ゼミ=編, 学生が語る戦争・ジェンダー・地域, 法律文化社, 総ページ数:iv, 245p, 2010.03, [URL].
主要原著論文
1. 今井 宏昌, ドイツ革命期における「武装せる市民」:ハレ住民軍を事例に(特集 一九二〇年代再考), 軍事史学, 56, 4, 56-76, 2021.03, 1918/19年のドイツ革命期に編成された地域住民主体の志願兵部隊・住民軍(Einwohnerwehr)の実態を、プロイセン州ザクセン県の都市ハレを事例に明らかにしたものである。近年注目されているマーク・ジョーンズ研究のドイツ革命研究は、志願兵部隊・義勇軍(Freikorps)が行使した左翼急進派への政治的暴力をヴァイマルの「建国暴力」と捉え、その分析を試みたものであり、1990年代以降のドイツ・ヨーロッパ近現代史研究で注目されたジョージ・L・モッセの「政治の野蛮化」テーゼとその再検討を踏まえた研究として、重要な意義をもつ。しかしながら、ジョーンズの研究には、①首都ベルリンの事例の一般化、②義勇軍以外の志願兵部隊の捨象、③義勇軍の暴力からナチ暴力への単線的連続性の強調、といった問題が指摘されている。そこで本論文では、ベルリンとは異なり1918年末まで暴力的な紛争が起きなかったザクセン県の工業都市ハレでの革命を事例に、義勇軍と同時に登場した住民軍の編成過程、階層構成、そして組織としての性格を明らかにすることで、ジョーンズの議論の相対化を図りつつ、「政治の野蛮化」や「暴力の連続性」をめぐる問題の再考を試みた。結論としては、ハレ住民軍の存在はハレ市民層における政治的暴力の受容と積極的行使の証左とはいえず、さらには中高年を中心とするその人的構成を踏まえた場合、ナチ期への連続性よりも帝政期ないしそれ以前からの連続性の方が重要であることが明らかとなった。.
2. 今井 宏昌, 戦間期ドイツの「赤い伯爵」における義勇軍経験(特集 男性性/マスキュリニティの歴史学) , 歴史評論, 843, 42-54, 2020.07, 第一次世界大戦後ドイツの志願兵部隊・義勇軍(Freikorps)を対象とした先駆的なジェンダー・セクシュアリティ研究であるクラウス・テーヴェライト『男たちの妄想』の議論を再考したものである。具体的には、①1919年に志願兵としてバルト地域(特に現在のラトヴィア)での反共義勇軍闘争に参加しながらも、②ドイツ亡命後の1922年から23年にかけてルール地方で炭鉱労働に従事する中で左傾化、③ヴァイマル共和国末期(1929-1933年)にはドイツ共産党(KPD)への「転向」を果たし、④ナチ時代(1933-1945年)を通じて反ナチ抵抗運動を展開した貴族、アレクサンダー・シュテンボック=フェルモアに焦点をあて、彼が自らの義勇軍時代を綴った自伝的小説『志願兵シュテンボック』(Alexander Stenbock-Fermor, Freiwilliger Stenbock. Bericht aus dem Baltischen Befreiungskampf, Stuttgart 1929)を分析した。結論としては、シュテンボックのようにコミュニストへ接近した勇軍出身者の経験においても、テーヴェライトのいう〈兵士的男性〉としての特性、つまりは男同士のホモソーシャルな関係への傾倒と「女性に対する愛憎矛盾する攻撃性」が確認され、それがヴァイマル共和国の政治文化と共振していた可能性が明らかとなった。.
3. 今井 宏昌, ドイツ兵俘虜をめぐる日独交流:第一次世界大戦期久留米俘虜収容所を事例に, 平成29年度〜令和元年度科学研究費助成事業基盤研究(C)(一般)研究成果報告書 ドイツ第2帝政および日独外交史の新視点:カール・アレクサンダーを中心に, 57-79, 2020.05.
4. 今井 宏昌, ヴァイマールと向き合う:戦後日本のドイツ研究における「教訓の共和国」(シンポジウム「ヴァイマール100年:ドイツにおける民主主義の歴史的アクチュアリティ」) , ドイツ研究, 54, 25-34, 2020.03, 本論文は、戦後日本のドイツ研究にみられた、ヴァイマール共和国の歴史を戦後日本の教訓として位置づける姿勢を、便宜的に「教訓の共和国」と名づけたうえで、それが1945年から2015年までに間にどのような形で表出し、またどのような変遷を辿ったのかを、ヴァイマール共和国に関する日本語文献、とりわけその「まえがき」や「あとがき」などを中心に検討していく、ひとつの実験的試みである 。.
5. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍経験とナチズム運動:ヴァイマル中期における「独立ナチ党」の結成と解体をめぐって, ゲシヒテ, 11, 3-15, 2018.04, [URL].
6. 今井 宏昌, ヴァイマル共和国初期におけるボード・ウーゼの義勇軍経験:エゴ・ドキュメントにもとづく予備的考察, 史淵, 155, 81-102, 2018.03.
7. 今井 宏昌, 第一次世界大戦後ドイツにおける義勇軍経験の史的分析, 博士論文(東京大学) , 2016.02.
8. 今井 宏昌, 「第三帝国の最初の兵士」?:義勇軍戦士アルベルト・レオ・シュラーゲターをめぐる「語りの闘争」, 西洋史学論集, 48, 59-77, 2010.12.
9. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍戦士の第一次世界大戦:アルベルト・レオ・シュラーゲターの野戦郵便をてがかりに, 七隈史学, 13, 139-156, 2011.03.
10. 今井 宏昌, ヴァイマル期ドイツ義勇軍指導者ヨーゼフ・ベッポ・レーマーの「越境」:「ナチズムの前衛」テーゼへの一反証, 七隈史学, 14, 111-125, 2012.03.
11. 今井 宏昌, 「政治の野蛮化」と義勇軍経験:第一次世界大戦後ドイツにおける「暴力の連続性」をめぐって, 九州歴史科学, 43, 68-87, 2015.12.
12. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍研究序説:アルベルト・レオ・シュラーゲター(1894-1923)の経験と語り, 修士論文(福岡大学) , 2011.03, [URL].
13. 今井 宏昌, もうひとつの俘虜収容所:久留米とドイツ兵 1914-1920, 福岡大学研究部論集A:人文科学編, 11, 5, 29-36, 2012.02.
14. 今井 宏昌, ヴァイマル共和国初期における義勇軍経験:個人史の比較を通じて, 日独共同大学院プログラム(東京=ハレ) ワーキングペーパーシリーズ, 10, 1-20, 2012.08.
15. 今井 宏昌, ドイツ革命期における義勇軍:その成立に関する一考察, 七隈史学, 12, 224-210, 2010.03.
16. 今井 宏昌, ドイツ革命期における義勇軍と「東方」, 九州歴史科学, 38, 15-48, 2010.11.
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 今井 宏昌, 書評 林忠行著『チェコスロヴァキア軍団:ある義勇軍をめぐる世界史』 (岩波書店、2021年), 東欧史研究, No.45, pp.120-126, 2023.03.
2. 今井 宏昌, 趣旨説明(シンポジウム報告「ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」(2022年度春季大会)), 西洋史学論集, No.60, pp.109-110, 2023.03.
3. 今井 宏昌, はじめに:趣旨説明(特集 中・東欧史から世界史を考える:「王のいる共和政」からポスト社会主義へ), 九州歴史科学, No.50, pp.61-64, 2022.12.
4. 今井 宏昌, 解説 『英霊』の遺したもの, ジョージ・L・モッセ(宮武実知子訳)『英霊:世界大戦の記憶の再構築』筑摩書房、2022年, 2022.01, [URL], George L. Mosse, Fallen Soldiers: Reshaping the Memory of the World Wars (New York: Oxford University Press, 1991) の邦訳再刊に際し、本書の解説を依頼され執筆したもの。モッセの議論の根幹をなす「政治の残忍化」テーゼを軸に、その後の研究史を整理することで、本書の意義を確認した。.
5. 今井 宏昌, はじめに:趣旨説明(特集 熊野直樹著『麻薬の世紀:ドイツと東アジア1898-1950』をめぐって), 九州歴史科学, No.49, pp.54-56, 2021.12.
6. 今井 宏昌, 第三の言語としての第二外国語, 外国語のすゝめ(2021年度), 8, 2021.03.
7. ベンヤミン・ツィーマン(今井 宏昌/西山 暁義=訳), 戦時暴力を考える:第一次世界大戦初期におけるドイツ軍の残虐行為, 現代史研究, 66, 1-14, 2020.12.
8. 今井 宏昌, 書評 中島浩貴『国民皆兵とドイツ帝国:一般兵役義務と軍事言説 1871〜1914』(彩流社, 2019年), 現代史研究, 66, 39-45, 2020.12.
9. 今井 宏昌, 書評 剣持久木編『越境する歴史認識:ヨーロッパにおける「公共史」の試み』, 西洋史学論集, 57, 46-51, 2020.03.
10. 今井 宏昌, はじめに:趣旨説明(特集 「大戦後」を考える:ヴェルサイユ条約調印一〇〇周年の地平から), 九州歴史科学, 47, 107-109, 2019.12.
11. 今井 宏昌, ドイツ史からみたアイルランド革命(特集 「大戦後」を考える:ヴェルサイユ条約調印一〇〇周年の地平から/第2部 合評会 小関隆著『アイルランド革命1913-23:第一次世界大戦と二つの国家の誕生』), 九州歴史科学, 47, 143-149, 2019.12.
12. 今井 宏昌, はじめに:趣旨説明(特集 「大戦後」を考える:ヴェルサイユ条約調印一〇〇周年の地平から), 九州歴史科学, No.47, pp.107-109, 2019.12.
13. 今井 宏昌, 久留米俘虜収容所をめぐる日独「文化」交流:ヴェルサイユ条約締結100周年に考える, 西日本日独協会年報, No.43, p.29, 2019.06.
14. 今井 宏昌, 書評 高橋秀寿著『ホロコーストと戦後ドイツ:表象・物語・主体』, 歴史評論, 829, 104-108, 2019.05.
15. 今井 宏昌, 書評 『ドイツの平和主義と平和運動:ヴァイマル共和国期から1980年代まで』[竹本真希子著], ドイツ研究, 53, 95-99, 2019.03.
16. パトリック・ヴァーグナー(今井 宏昌=訳), 「古参闘士」の最後の戦場:第二次世界大戦最後の数ヶ月におけるナチ活動家の孤立・共同体形成・暴力, ヨーロッパ研究, 18, 33-47, 2018.12, [URL], 本稿は、Patrick Wagner, »›Die letzte Schlacht deralten Kämpfer.‹ Isolation, Vergemeinschaftung und Gewalt nationalsozialistischer Aktivisten in den letzten Kriegsmonaten 1945«, in: Mittelweg 36 24 (2015), H. 4, S. 25–50の全訳である。.
17. 今井 宏昌, コメント 「わたし」へのアプローチ(七隈史学会第18回大会研究発表要旨・外国史部会シンポジウム「エゴドキュメント研究の可能性」) , 七隈史学, 19, 170, 2017.03.
18. 今井 宏昌, 書評 レギーナ・ミュールホイザー著(姫岡とし子監訳)『戦場の性:独ソ戦下のドイツ兵と女性たち』(岩波書店、2015 年), 現代史研究, 62, 55-62, 2016.12.
19. 今井 宏昌, 新刊紹介 Benjamin Ziemann著 Contested Commemorations : Republican War Veterans and Weimar Political Culture, 西洋史学論集, 53, 65-67, 2016.12.
20. 星乃 治彦/今井 宏昌, 現代:ドイツ・スイス・ネーデルラント(2015年の歴史学界『回顧と展望』), 史学雑誌, 125(5), 378-384, 2016.06.
21. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍戦士からヴァイマル共和国の兵士へ:社会民主党員ユリウス・レーバーの軌跡(第113回史学会大会報告要旨), 史学雑誌, 125(1), 137-138, 2016.01.
22. 北村 厚/今井 宏昌, 座談会参加記 ジェフリー・ハーフ『ナチのプロパガンダとアラブ世界』をめぐって, 西洋近現代史研究会会報, 29, 25-28, 2015.07.
23. 今井 宏昌, 新刊紹介 大津留厚著『捕虜が働くとき:第一次世界大戦・総力戦の狭間で』(人文書院、2014年), 史学雑誌, 123(6), 124-125, 2014.06, [URL].
24. 今井 宏昌, 書評 石田憲『ファシストの戦争:世界史的文脈で読むエチオピア戦争』(千倉書房、2011年), 西洋近現代史研究会会報, 27, 22-24, 2013.07.
25. 今井 宏昌, 文書館訪問記 ヴァイマル期ドイツ義勇軍関係史料とドイツ各地の文書館, 西洋近現代史研究会会報, 27, 42-44, 2013.07.
26. 今井 宏昌, 戦間期ドイツにおける義勇軍経験:「ナチズムの前衛」テーゼからの解放は可能か?, 西洋近現代史研究会会報, 26, 4-6, 2012.07.
27. 今井 宏昌, 2011年秋季・共同セミナー参加記(日独共同大学院プログラム(IGK)2011年10月秋季・共同セミナー), DESK(東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター)NEWSLETTER, No.18, pp.2-4, 2012.06.
28. 今井 宏昌, 書評 長田浩彰 『われらユダヤ系ドイツ人:マイノリティから見たドイツ現代史 一八九三~一九五一』, 史学研究, No.277, pp.103-111, 2012.10.
29. 今井 宏昌, 地域に学ぶ集い ③石炭産業と朝鮮人の強制連行 【講師】朝鮮人の強制連行を考える会 ペ・トンノク, 歴史地理教育, No.782=歴教協第63回福岡大会報告集, pp.83-84, 2011.11.
主要学会発表等
1. 今井 宏昌, ドイツ兵と「特殊俘虜」:第一次世界大戦期日本の俘虜収容所における「箱庭の民族問題」, ドイツ現代史研究会12月例会・連続フォーラム:日本にあるドイツ・オーストリア現代史①, 2022.12, [URL].
2. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍研究の視点から, 東欧史研究会2022年度第3回例会/九州歴史科学研究会10月例会/九州西洋史学会2022年度秋季大会・書評会 「林忠行氏『チェコスロヴァキア軍団:ある義勇軍をめぐる世界史』(岩波書店、2021年)」, 2022.10, [URL].
3. 今井 宏昌, 趣旨説明, 九州大学人社系協働研究・教育コモンズ第14弾企画/第11回シンポジウム「ロシア・ウクライナの歴史と文化を考える」, 2022.09, [URL].
4. 今井 宏昌, 趣旨説明, 公開シンポジウム・九州歴史科学研究会2022年9月例会 「中・東欧史から世界史を考える:「王のいる共和政」からポスト社会主義へ」, 2022.09, [URL].
5. 今井 宏昌, ドイツ共和派の暴力文化?:ヴァイマル共和国における黒・赤・金の国旗団をめぐって, ヨーロッパ地域史研究会, 2022.06.
6. 今井 宏昌, 趣旨説明, 九州西洋史学会2022年度春季大会/九州歴史科学研究会4月例会・シンポジウム「ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」, 2022.04, [URL].
7. 今井 宏昌, コメント1, 第31回西日本ドイツ現代史学会・合評会「原田昌博『政治的暴力の共和国:ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム』(名古屋大学出版会、2021年)をめぐって」, 2022.03, [URL].
8. 今井 宏昌, 趣旨説明, 第31回西日本ドイツ現代史学会・合評会「原田昌博『政治的暴力の共和国:ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム』(名古屋大学出版会、2021年)をめぐって」, 2022.03, [URL].
9. 今井 宏昌, 趣旨説明, 第31回西日本ドイツ現代史学会・小シンポジウム「ドイツ近現代史のひらき方:「一国史」の枠を超えて」, 2022.03, [URL].
10. 今井 宏昌, 追悼と闘争のあいだ:ヴァイマル期ドイツ共和派退役軍人団体をめぐって, 第2回「第一次世界大戦と「戦争文化」」科研研究会, 2022.01.
11. 今井 宏昌, ヴァイマル期ドイツ義勇軍運動と「第三の国」, 第1回「第三の国」科研研究会, 2021.12.
12. 今井 宏昌, 趣旨説明, 九州歴史科学研究会10⽉例会・合評会:熊野直樹『麻薬の世紀:ドイツと東アジア 一八九八-一九五〇』(東京大学出版会、2020年), 2021.10.
13. 今井 宏昌, 「コロナ禍」の福岡における歴史教師養成:九州大学西洋史学研究室の試み, 高大連携歴史教育研究会・第7回大会 パネル②「大学において歴史の教師をどう養成するか:現状と課題」, 2021.08, [URL].
14. 今井 宏昌, 市民層の「野蛮化」? :ドイツ革命期におけるハレ住民軍をめぐって, 第25回ワークショップ西洋史・大阪, 2021.06, [URL].
15. 今井 宏昌, 持続可能な研究環境のために ―歴史学・西洋史学からの報告―, 日本版AAAS設立準備委員会研究環境改善WG人文社会科学系ユニット勉強会, 2021.06.
16. 今井 宏昌, 遠隔がつなぐ高大連携:コロナ禍におけるグローカルな歴史実践をめざして, 九州⻄洋史学会2021年度春季⼤会/九州歴史科学研究会4⽉例会・シンポジウム「遠隔から考え直す歴史教育実践」, 2021.04, [URL].
17. 今井 宏昌/林田 敏子, 『歴史評論』2020年7月号「特集 男性性/マスキュリニティの歴史学」をめぐる議論, 第8回ジェンダー史勉強会, 2020.08.
18. 今井 宏昌, コメント(セッションⅢ パネル・ディスカッション「文理融合教育の課題」), シンポジウム「情報ガバナンスと文理融合教育の課題」, 2020.01, [URL].
19. 今井 宏昌, 久留米俘虜収容所研究の現在:グローカルな歴史実践をめざして, 公開シンポジウム・九州歴史科学研究会2020年1月例会「地域の中に世界を読む:第一次世界大戦期日本におけるドイツ・オーストリア=ハンガリー兵俘虜」, 2020.01, [URL].
20. 今井 宏昌, ドイツ革命期の「武装せる市民」:ハレの住民軍を事例に, 鍋谷科研第7回研究会, 2020.01.
21. 今井 宏昌, 趣旨説明, 公開シンポジウム・九州歴史科学研究会2020年1月例会 「地域の中に世界を読む:第一次世界大戦期日本におけるドイツ・オーストリア=ハンガリー兵俘虜」, 2020.01, [URL].
22. 今井 宏昌, 書評会コメント ローベルト・ゲルヴァルト著/小原淳訳『敗北者たち―第一次世界大戦はなぜ終わり損ねたのか 1917-1923』みすず書房、2019年2月。, ドイツ現代史研究会12月例会, 2019.12.
23. 今井 宏昌, 戦間期ドイツの「赤い伯爵」 :アレクサンダー・シュテンボック=フェルモアの「転向」, 第3回ドイツ語圏近現代史研究会, 2019.10.
24. 今井 宏昌, 「転向」をめぐる経験空間:ヴァイマル末期ドイツ共産党の「シェリンガー路線」をめぐって, ヨーロッパ地域史研究会, 2019.07.
25. 今井 宏昌, ドイツ史からみたアイルランド革命, 九州歴史科学研究会6月例会・シンポジウム 「「大戦後」を考える:ヴェルサイユ条約調印100周年の地平から」合評会:「小関隆『アイルランド革命 1913-23 ―第一次世界大戦と二つの国家の誕生―』 (岩波書店、2018年)をめぐって」, 2019.06.
26. 今井 宏昌, ヴァイマールと向き合う:戦後日本のドイツ研究における「教訓の共和国」, 第35回日本ドイツ学会大会シンポジウム「ヴァイマール100年:ドイツにおける民主主義の歴史的アクチュアリティ」, 2019.06, 本報告は、戦後日本のドイツ研究にみられた、ヴァイマール共和国の歴史を戦後日本の教訓として位置づける姿勢を、便宜的に「教訓の共和国」と名づけたうえで、それが1945年から2015年までに間にどのような形で表出し、またどのような変遷を辿ったのかを、ヴァイマール共和国に関する日本語文献、とりわけその「まえがき」や「あとがき」などを中心に検討していく、ひとつの実験的試みである 。.
27. 今井 宏昌, 趣旨説明, 九州歴史科学研究会6月例会・シンポジウム 「「大戦後」を考える:ヴェルサイユ条約調印100周年の地平から」, 2019.06, [URL].
28. 今井 宏昌, 久留米のドイツ兵俘虜収容所, 市民向け公開シンポジウム「なぜ百年前の福岡・久留米にドイツ兵俘虜がいたのか?」, 2019.03,  第一次世界大戦中、福岡県久留米市に設立されたドイツ兵俘虜収容所の世界を、日独双方の一次史料から再構成し、その実像を市民に提示した。.
29. 今井 宏昌, 街頭政治の視点から, 第29回西日本ドイツ現代史学会・合評会「佐藤卓己『ファシスト的公共性 ―総力戦体制のメディア学―』(岩波書店、2018年)をめぐって」, 2019.03.
30. 今井 宏昌, 趣旨説明, 市民向け公開シンポジウム「なぜ百年前の福岡・久留米にドイツ兵俘虜がいたのか?」, 2019.03.
31. 今井 宏昌, 趣旨説明, 第29回西日本ドイツ現代史学会・合評会「佐藤卓己『ファシスト的公共性 ―総力戦体制のメディア学―』(岩波書店、2018年)をめぐって」, 2019.03.
32. 今井 宏昌, 戦間期ドイツにおける右翼青年と「革命」 :ボード・ウーゼにおけるコミュニストへの道, ヨーロッパ地域史研究会, 2018.11.
33. 今井 宏昌, 書評会コメント 高橋秀寿『ホロコーストと戦後ドイツ:表象・物語・主体』(岩波書店、2017年), ドイツ現代史研究会10月例会, 2018.10.
34. 今井 宏昌, ドイツ兵俘虜をめぐる文化交流:第一次世界大戦期久留米俘虜収容所を事例に, 九州歴史科学研究会10月例会・九州西洋史学会秋季大会(合同)シンポジウム「近代日独関係における文化と外交」 , 2018.10.
35. 今井 宏昌, ヴァイマル期ドイツにおけるボード・ウーゼの彷徨:右翼青年からコミュニストへ, 第116回トーマス・マン研究会, 2018.07, [URL].
36. 今井 宏昌, 第一次世界大戦の中の久留米俘虜収容所, 久留米大学法学部創設30周年記念シンポジウム「軍都久留米のドイツ人俘虜:百年前の久留米と世界を探る」 , 2018.01, [URL].
37. 今井 宏昌, ナチ体制末期における「民族共同体」と「古参闘士」 :パトリック・ヴァーグナーの研究をめぐって, ヨーロッパ地域史研究会, 2018.01.
38. 今井 宏昌, ドイツ史からのコメント(米騒動・大戦後デモクラシー100周年研究会(第1回) ) , 米騒動・大戦後デモクラシー100周年研究会・九州歴史科学研究会(合同), 2017.10, [URL].
39. 今井 宏昌, 戦間期ドイツにおける「ナチ左派」からコミュニストへの「転向」 :ボード・ウーゼとシュレースヴィヒ=ホルシュタインの「農民問題」, 釧路公立大学地域・産業研究会, 2017.10.
40. 今井 宏昌, ヴァイマル中期における義勇軍経験とナチズム:ハインツ・オスカー・ハウエンシュタインの叛乱, 2017年度広島史学研究会大会西洋史部会, 2017.10, [URL], 本報告は、第一次世界大戦直後のドイツで結成された志願兵部隊・義勇軍(Freikorps)の経験が、ナチズム運動にとっていかなる意味をもっていたのかを、義勇軍出身のナチ党員であるハインツ・オスカー・ハウエンシュタインが1926/27年におこなった「叛乱」を軸として解明するものである。.
41. 今井 宏昌, ヴァイマル中期における義勇軍経験とナチズム:ハインツ・オスカー・ハウエンシュタインをてがかりに, ヨーロッパ地域史研究会, 2017.05.
42. 今井 宏昌, 合評会1 今井宏昌『暴力の経験史――第1次世界大戦後ドイツの義勇軍経験 1918-1923』(法律文化社、2016年)でのリプライ, ドイツ現代史研究会例会, 2017.04.
43. 今井 宏昌, 「ナチ左派」からコミュニストへ:ヴァイマル末期におけるボード・ウーゼの「転向」と農民問題, 九州西洋史学会春季大会・九州歴史科学研究会例会(合同), 2017.04.
44. 今井 宏昌, 自著を語る(企画Ⅰ〈研究書合評会〉今井宏昌『暴力の経験史-第一次世界大戦後ドイツの義勇軍経験1918~1923』法律文化社 2016/05), 第27回西日本ドイツ現代史学会・企画Ⅰ〈研究書合評会〉今井宏昌『暴力の経験史-第一次世界大戦後ドイツの義勇軍経験1918~1923』法律文化社 2016/05, 2017.03, [URL].
45. 今井 宏昌, 書評会 今井宏昌『暴力の経験史――第一次世界大戦後ドイツの義勇軍経験 1918~1923』(法律文化社、2016年)でのリプライ, 西洋近現代史研究会例会, 2017.02, [URL].
46. 今井 宏昌, 本書について(書評会「今井宏昌『暴力の経験史――第一次世界大戦後ドイツの義勇軍経験 1918~1923』(法律文化社、2016年5月刊)を読む。」 ), 九州歴史科学研究会例会・書評会「今井宏昌『暴力の経験史――第一次世界大戦後ドイツの義勇軍経験 1918~1923』(法律文化社、2016年5月刊)を読む。」, 2016.12, [URL].
47. 今井 宏昌, コメント :「わたし」へのアプローチ, 七隈史学会第18回大会外国史部会シンポジウム「エゴドキュメント研究の可能性」, 2016.09, [URL].
48. 今井 宏昌, 東方での「野蛮化」?:ヴァイマル期ドイツ義勇軍の経験をめぐって, 第28回西日本地区ロシア東欧研究者集会, 2016.03.
49. 今井 宏昌, ヴァイマル期ドイツ共和派の可能性と限界:社会民主党員ユリウス・レーバーの暴力経験をめぐって, 第26回西日本ドイツ現代史学会〈ミニシンポジウム〉ヴァイマル共和国史再考:現在と過去との対話, 2016.03, [URL].
50. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍戦士からヴァイマル共和国の兵士へ:社会民主党員ユリウス・レーバーの軌跡, 史学会第113回大会西洋史部会, 2015.11, [URL].
51. 今井 宏昌, 許受民報告「植民地期朝鮮の神社政策の変容と国家神道の諸形態 ―『龍頭山神社史料』に注目して―」へのコメント, 日韓次世代学術フォーラム第12回国際学術大会, 2015.08.
52. 今井 宏昌, 義勇軍経験とヴァイマル共和国:ドイツ社会民主党員ユリウス・レーバーの闘争, 「越境する歴史学」第55回例会, 2015.03.
53. 今井 宏昌, 趣旨説明(企画Ⅰ『個人の語りがひらく歴史』座談会), 第25回西日本ドイツ現代史学会, 2015.03, [URL].
54. 今井 宏昌, ヴァイマル期ドイツ義勇軍戦士における忠誠と叛逆, 早稲田大学高等研究所セミナーシリーズ【研究エリア〈新しい世界史像の可能性〉】 若手セミナー「エゴドキュメントから読み解く忠誠のヨーロッパ史」 , 2014.07.
55. 今井 宏昌, ヴァイマル期ドイツ義勇軍戦士における「転向」の経験史:ヨーゼフ・ベッポ・レーマーのエゴ・ドキュメントをてがかりに, 九州歴史科学研究会例会, 2014.06, [URL].
56. 臼杵 陽/熊野 直樹/北村 厚/今井 宏昌, 座談会 ジェフリー・ハーフ(星乃治彦・臼杵陽・熊野直樹・北村厚・今井宏昌訳)『ナチのプロパガンダとアラブ世界』(岩波書店、2013年)でのリプライ, 西洋近現代史研究会例会, 2014.06.
57. 今井 宏昌, ヴァイマル初期ドイツ社会民主党と義勇軍運動:「東方」との関係に着目して, ソ連東欧史研究会例会, 2014.05.
58. 池上 大祐/有村 奈津希/野田 真衣/玉利 尚子/今井 宏昌, 「学生報告」という挑戦 :『地域が語る世界史』を中心として, 大阪大学歴史教育研究会・特別例会, 2014.02.
59. 今井 宏昌, ヴァイマル期ドイツ共和派における義勇軍運動の経験史:ユリウス・レーバーを事例に, 現代史研究会例会, 2013.07.
60. 今井 宏昌, 書評会コメント:石田憲『ファシストの戦争―世界史的文脈で読むエチオピア戦争』(千倉書房、2011年), 西洋近現代史研究会例会, 2013.01, [URL].
61. 今井 宏昌, Auf dem weg in den Widerstand? Freikorpserfahrungen Julius Lebers und Josef „Beppo“ Römers in der Frühzeit der Weimarer Republik, Kolloquium des Internationalen Graduiertenkollegs Halle/Tokyo (Leiter: Prof. Dr. Georg Fertig), 2012.06.
62. 今井 宏昌, ヴァイマル共和国期ドイツ義勇軍再考:経験史の観点から, 日本西洋史学会第62回大会, 2012.05, [URL].
63. 今井 宏昌, „Brutalisierung der Politik“? Bürgerkrieg und Gewalterfahrungen im Deutschland der Zwischenkriegszeit, Frühjahrsakademie des Internationalen Graduiertenkollegs Halle/Tokyo, 2012.03, [URL].
64. 今井 宏昌, 戦間期ドイツにおけるナショナル・コミュニストの登場:義勇軍指導者ヨーゼフ・ベッポ・レーマーを例に, 平成23年度九州史学会大会西洋史部会, 2011.12, [URL].
65. 今井 宏昌, 戦間期ドイツにおける義勇軍経験:「ナチズムの前衛」テーゼからの解放は可能か?, 西洋近現代史研究会第268回例会, 2011.12, [URL].
66. 今井 宏昌, Vom Freikorpsführer zum Kommunisten. Gewalterfahrung und Wandlung Josef „Beppo“ Römers in der Zwischenkriegszeit, Herbstakademie des Internationalen Graduiertenkollegs Halle/Tokyo, 2011.10, [URL].
67. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍の経験史:アルベルト・レオ・シュラーゲター(1894-1923)を中心に, 九州西洋史学会2010年度春季大会, 2011.03.
68. 今井 宏昌, もうひとつの俘虜収容所:久留米とドイツ兵 1914-1920, 第21回西日本ドイツ現代史学会, 2011.03.
69. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍戦士をめぐる語り:アルベルト・レオ・シュラーゲター(1894-1923)を中心に, ドイツ現代史研究会例会, 2011.01, [URL].
70. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍と「東方」:ドイツ11月革命期を中心に, 九州歴史科学研究会2010年10月例会, 2010.10, [URL].
71. 今井 宏昌, ドイツ義勇軍の「戦後闘争」:アルベルト・レオ・シュラーゲターを中心に, 七隈史学大会第12回大会, 2010.09, [URL].
72. 今井 宏昌, 「反革命義勇軍」は「ナチズムの前衛」か?:研究動向と成立期の諸問題, 第20回西日本ドイツ現代史学会, 2010.03.
学会活動
所属学会名
歴史学研究会
日本ドイツ学会
日本西洋史学会
西洋近現代史研究会
七隈史学会
ドイツ現代史研究会
高大連携歴史教育研究会
現代史研究会
九州西洋史学会
九州歴史科学研究会
学協会役員等への就任
2021.07~2023.06, 日本歴史学協会第31期歴史教育特別委員会・若手研究者問題特別委員会, 運営委員.
2018.04~2019.03, 西日本ドイツ現代史学会・第29回大会, 運営委員.
2017.04~2029.12, 九州史学会, 運営委員.
2015.01~2029.12, 九州西洋史学会若手部会, 運営委員.
2014.04~2029.12, 九州歴史科学研究会, 運営委員.
2014.04~2015.03, 西日本ドイツ現代史学会・第25回大会, 運営委員.
2013.04~2014.03, ドイツ現代史学会・第36回大会, 運営委員.
2011.06~2014.05, 西洋近現代史研究会, 運営委員.
2009.04~2011.03, 七隈史学会, 運営委員.
2008.04~2011.03, 九州歴史科学研究会, 運営委員.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2023.02.28~2023.02.28, 九州大学人社系協働研究・教育コモンズ・オムニバスセッション「知の形成史」第6回・熊野直樹「麻薬とドイツ=東アジア関係:満洲大豆からナチ阿片へ」, 聞き手, オーガナイザー.
2023.09.20~2023.09.20, 九州大学人社系協働研究・教育コモンズ第14弾企画/第11回シンポジウム「ロシア・ウクライナの歴史と文化を考える」, 趣旨説明, オーガナイザー.
2023.09.03~2023.09.03, 公開シンポジウム・九州歴史科学研究会2022年9月例会 「中・東欧史から世界史を考える:「王のいる共和政」からポスト社会主義へ」 , 趣旨説明, オーガナイザー.
2022.04.30~2022.04.30, 九州西洋史学会2022年度春季大会・シンポジウム「ホロコースト・空襲・公民権運動:マリオン・イングラムの経験と記憶をめぐって」, 趣旨説明, オーガナイザー.
2022.03.28~2022.03.28, 第31回西日本ドイツ現代史学会・合評会「原田昌博『政治的暴力の共和国 ―ワイマル時代における街頭・酒場とナチズム―』(名古屋大学出版会、2021年)をめぐって」, 趣旨説明, オーガナイザー.
2022.03.27~2022.03.27, 第31回西日本ドイツ現代史学会・小シンポジウム「ドイツ近現代史のひらき方:「一国史」の枠を超えて」, 趣旨説明, オーガナイザー.
2021.10.24~2021.10.24, 九州歴史科学研究会10⽉例会・合評会:熊野直樹『麻薬の世紀:ドイツと東アジア 一八九八-一九五〇』(東京大学出版会、2020年), 趣旨説明, オーガナイザー.
2020.01.25~2020.01.25, 公開シンポジウム・九州歴史科学研究会2020年1月例会 「地域の中に世界を読む:第一次世界大戦期日本におけるドイツ・オーストリア=ハンガリー兵俘虜」, 趣旨説明, オーガナイザー.
2019.03.30~2019.03.30, 第29回西日本ドイツ現代史学会・合評会「佐藤卓己『ファシスト的公共性 ―総力戦体制のメディア学―』(岩波書店、2018年)をめぐって」 , 趣旨説明, オーガナイザー.
2019.03.24~2019.03.24, 市民向け公開シンポジウム「なぜ百年前の福岡・久留米にドイツ兵俘虜がいたのか?」 , 趣旨説明, オーガナイザー.
2015.11.07~2015.11.07, 戦後70年記念シンポジウム(九州歴史科学研究会), オーガナイザー.
2015.03.30~2015.03.30, 『個人の語りがひらく歴史』座談会(第25回西日本ドイツ現代史学会), 趣旨説明, オーガナイザー.
2013.09.21~2013.09.22, シンポジウム①核技術の社会文化史, ②日本における戦後史学の歩み, ③ドイツと東アジア(ドイツ現代史学会第36回大会), 通信.
2010.09.26~2010.09.26, 小シンポジウム「歴史のなかの『青年』:若者たちの“LIFE”」(七隈史学会第12回大会・外国史部会), 趣旨説明, オーガナイザー.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2017.04~2027.12, 西洋史学論集, 国内, 編集委員.
2014.04~2017.03, 九州歴史科学, 国内, 編集委員長.
2009.04~2011.03, 七隈史学, 国内, 編集委員.
学術論文等の審査
年度 外国語雑誌査読論文数 日本語雑誌査読論文数 国際会議録査読論文数 国内会議録査読論文数 合計
2022年度      
2021年度      
2020年度      
2019年度      
2018年度      
2017年度      
2016年度      
2015年度      
2014年度      
その他の研究活動
海外渡航状況, 海外での教育研究歴
ニュルンベルク市立文書館, ヘッセン州立ダルムシュタット文書館, Germany, 2023.03~2023.03.
ハイデルベルク大学文書館, Germany, 2020.01~2020.01.
ベルリン=リヒターフェルデ連邦文書館, ベルリン州立図書館, イェーナ大学文書館, ライプツィヒ国立図書館, Germany, 2019.09~2019.09.
フライブルク連邦軍事文書館, Germany, 2018.09~2018.09.
イェーナ大学文書館, ヴァイマル州立中央文書館, Germany, 2018.04~2018.05.
ベルリン=リヒターフェルデ連邦文書館, ベルリン芸術アカデミー文書館, ベルリン州立図書館, ハレ市文書館, Germany, 2018.03~2018.03.
ベルリン=リヒターフェルデ連邦文書館, ベルリン州立図書館, シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州立文書館, シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州立図書館, Germany, 2017.09~2017.09.
受賞
日本学生支援機構 平成23年度第一種奨学金「特に優れた業績による返還免除」(全額), 日本学生支援機構, 2012.05.
日本学生支援機構 平成21〜22年度第一種奨学金「特に優れた業績による返還免除」 (全額), 日本学生支援機構, 2011.05.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2021年度~2025年度, 若手研究, 代表, 世界史の中の福岡・久留米俘虜収容所:ドイツ兵をめぐるグローカル・ヒストリーの構築.
2021年度~2025年度, 基盤研究(C), 分担, ヴァイマル期における性科学研究所の展開―労働運動・ジェンダー・地域の視点から―.
2021年度~2024年度, 基盤研究(B), 分担, 第一次世界大戦と「戦争文化」-「敵を憎む心」の形成と戦後社会への影響.
2021年度~2025年度, 基盤研究(B), 分担, 近現代ドイツの文学・思想における「第三の国」―成立・展開・変容―.
2018年度~2021年度, 若手研究, 代表, 戦間期ドイツにおける義勇軍経験と反ファシズムの主体形成:暴力のヨーロッパ史再考.
2017年度~2019年度, 基盤研究(C), 分担, ドイツ第2帝政及び日独外交史の新視点―カール・アレクサンダーを中心に―.
2014年度~2016年度, 特別研究員奨励費, 代表, 戦間期ヨーロッパにおける内戦と義勇軍運動の経験史的研究:独露間の往還関係を中心に.
2012年度~2013年度, 特別研究員奨励費, 代表, 戦間期ドイツにおける暴力の経験とナチズム -義勇軍戦士の思想と行動を中心に-.
寄附金の受入状況
2018年度, 公益財団法人稲盛財団, 稲盛財団2018年度研究助成/第一次世界大戦期久留米における俘虜収容所とドイツ兵:地域からのグローバル・ヒストリー.
学内資金・基金等への採択状況
2022年度~2022年度, 令和4年度総合知のプラットフォーム, 代表, ヴァイマル共和国の世界史:戦間期におけるドイツとアジアの連関を中心に.
2019年度~2019年度, 平成31/令和元年度QRプログラム(わかばチャレンジ), 代表, 第一次世界大戦期福岡・久留米のドイツ兵俘虜収容所:「日独友好」史観から「下からのグローバル・ヒストリー」へ.
2017年度~2017年度, 平成29年度QRプログラム(わかばチャレンジ), 代表, 戦間期ドイツにおける暴力と「転向」の経験史:ナチズムから反ファシズムへの軌跡を軸に.

九大関連コンテンツ

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