九州大学 研究者情報
総説一覧
藤森 尚(ふじもり なお) データ更新日:2024.04.14

講師 /  九州大学病院 肝臓・膵臓・胆道内科


総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
1. 藤森 尚, 大野 彰久, 小森 康寛, 松本 一秀, 村上 正俊, 寺松 克人, 竹野 歩, 植田 圭二郎, 小川 佳宏, 慢性膵炎の合併症に対する内視鏡治療, 消化器クリニカルアップデート, 2023.06.
2. 藤森 尚, 小森 康寛, 末永 顕彦, 梯 祥太郎, 大野 彰久, 松本 一秀, 村上 正俊, 寺松 克人, 植田 圭二郎, 伊藤 心二, 吉住 朋晴, 池永 直樹, 仲田 興平, 中村 雅史, 小川 佳宏, 術後膵液瘻に対するStenting Strategy, 胆と膵, 2023.10.
3. 伊藤 鉄英, 宜保 淳也, 加来 豊馬, 藤森 尚, 井上 直子, 大野 隆真, 有田 好之, 大越 恵一郎, 河辺 顕, 名和田 新, 【慢性膵炎の合併症とその取り扱い】糖尿病 慢性膵炎における耐糖能異常, 消化器の臨床, Vol.7, No.5, pp.528-533, 2004.10.
4. 伊藤 鉄英, 宜保 淳也, 加来 豊馬, 藤森 尚, 井上 直子, 大野 隆真, 有田 好之, 大越 恵一郎, 河辺 顕, 名和田 新, 【慢性膵炎の合併症とその取り扱い】糖尿病 慢性膵炎における耐糖能異常, 消化器の臨床, Vol.7, No.5, pp.528-533, 2004.10.
5. 中村 雅史, 清水 周次, 藤森 尚, 臨牀指針 腹腔鏡下摘出術を行った陶器様胆嚢の一症例, 臨牀と研究, Vol.81, No.12, pp.1987-1990, 2004.12.
6. 田邊 麗子, 中村 雅史, 清水 周次, 藤森 尚, 山口 幸二, 田中 雅夫, 陶器様胆嚢に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術の適応と手技上のポイント(第105回日本外科学会定期学術集会), 日本外科学会雑誌, Vol.106, p.595, 2005.04.
7. 澄井 俊彦, 藤森 尚, 船越 顕博, 当科における進行膵癌に対する化学療法 : 塩酸イリノテカン(CPT-11)の治療成績も交えて, 膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society, Vol.22, No.1, pp.52-56, 2007.02.
8. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 河邉 顕, 大野 隆真, 松尾 享, 中村 太一, 藤森 尚, 高柳 涼一, 【膵炎の病態・治療とケア】慢性膵炎の病態・診断・治療, 消化器肝胆膵ケア, Vol.13, No.2, pp.65-70, 2008.06.
9. 中村 太一, 藤森 尚, 五十嵐 久人, 河辺 顕, 松尾 享, 大野 隆真, 伊藤 鉄英, 高柳 涼一, 【膵炎の病態・治療とケア】自己免疫性膵炎の病態・診断・治療, 消化器肝胆膵ケア, Vol.13, No.2, pp.71-74, 2008.06.
10. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 河邉 顕, 大野 隆真, 松尾 享, 中村 太一, 藤森 尚, 高柳 涼一, 【膵炎の病態・治療とケア】慢性膵炎の病態・診断・治療, 消化器肝胆膵ケア, Vol.13, No.2, pp.65-70, 2008.06.
11. 中村 太一, 藤森 尚, 五十嵐 久人, 河辺 顕, 松尾 享, 大野 隆真, 伊藤 鉄英, 高柳 涼一, 【膵炎の病態・治療とケア】自己免疫性膵炎の病態・診断・治療, 消化器肝胆膵ケア, Vol.13, No.2, pp.71-74, 2008.06.
12. 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 安田 幹彦, 大野 隆真, 藤森 尚, 中村 太一, 板場 壮一, 高柳 涼一, 【慢性膵炎臨床診断基準2009】現行基準と改訂基準の比較 現行基準との比較(その2), 膵臓, Vol.24, No.6, pp.698-703, 2009.12, 慢性膵炎臨床診断改訂基準の有用性を検討する目的にて、現行の診断基準と改訂基準とを慢性膵炎疑いの当科で経験した125症例を用いて比較検討した。現行基準で確診78例中71例(91.0%)は改訂基準でも確診であった。準確診への移行は7例(9.0%)のみであった。一方、現行基準で準確診27例中4例(14.8%)が確診へ、19例(70.4%)が早期慢性膵炎へ移行した。その19例は現行基準で膵外分泌の異常が有り準確診に分類されていた。慢性膵炎現行基準で疑診例11例中9例(81.8%)、異常なしの9例中5例(55.6%)が早期慢性膵炎に移行した。今回の検討で慢性膵炎の診断において改訂基準の妥当性が確認できた。また、早期の慢性膵炎の拾い上げにも有用であった。(著者抄録).
13. 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 安田 幹彦, 大野 隆真, 藤森 尚, 中村 太一, 板場 壮一, 高柳 涼一, 【慢性膵炎臨床診断基準2009】現行基準と改訂基準の比較 現行基準との比較(その2), 膵臓, Vol.24, No.6, pp.698-703, 2009.12, 慢性膵炎臨床診断改訂基準の有用性を検討する目的にて、現行の診断基準と改訂基準とを慢性膵炎疑いの当科で経験した125症例を用いて比較検討した。現行基準で確診78例中71例(91.0%)は改訂基準でも確診であった。準確診への移行は7例(9.0%)のみであった。一方、現行基準で準確診27例中4例(14.8%)が確診へ、19例(70.4%)が早期慢性膵炎へ移行した。その19例は現行基準で膵外分泌の異常が有り準確診に分類されていた。慢性膵炎現行基準で疑診例11例中9例(81.8%)、異常なしの9例中5例(55.6%)が早期慢性膵炎に移行した。今回の検討で慢性膵炎の診断において改訂基準の妥当性が確認できた。また、早期の慢性膵炎の拾い上げにも有用であった。(著者抄録).
14. 伊藤 鉄英, 中村 太一, 藤森 尚, 大野 隆真, 安田 幹彦, 新名 雄介, 内田 匡彦, 五十嵐 久人, 高柳 涼一, 【膵炎 診断と治療の進歩】慢性膵炎 治療, 日本内科学会雑誌, Vol.99, No.1, pp.56-61, 2010.01.
15. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 大野 隆真, 安田 幹彦, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 内田 匡彦, 高柳 涼一, 【膵臓病 最近の進歩】慢性膵炎の病態と診断, 成人病と生活習慣病, Vol.40, No.1, pp.51-56, 2010.01, 慢性膵炎は、アルコール摂取やその他の原因により引き起こされる非可逆性で進行性の慢性炎症性疾患である。通常反復する上腹部痛・背部痛で始まり、進展に伴って膵内外分泌機能が低下し、膵外分泌機能障害および耐糖能障害が出現してくる。長期予後として、悪性腫瘍が指摘されている。慢性膵炎はその病期により代償期、移行期、非代償期に分類されるが、代償期の前には膵炎症状に乏しい潜在期の時期も想定されている。2009年に慢性膵炎臨床診断基準の改訂案が提案された。慢性膵炎はアルコール性と非アルコール性に大別され、自己免疫性膵炎、閉塞性慢性膵炎は別個として扱われる。さらに早期慢性膵炎が規定された。慢性膵炎の特殊型としてGroove膵炎、腫瘤形成性膵炎があげられる。診断困難例が存在し、特に膵臓癌との鑑別が重要である。(著者抄録).
16. 伊藤 鉄英, 中村 太一, 藤森 尚, 大野 隆真, 安田 幹彦, 新名 雄介, 内田 匡彦, 五十嵐 久人, 高柳 涼一, 【膵炎 診断と治療の進歩】慢性膵炎 治療, 日本内科学会雑誌, Vol.99, No.1, pp.56-61, 2010.01.
17. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 大野 隆真, 安田 幹彦, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 内田 匡彦, 高柳 涼一, 【膵臓病 最近の進歩】慢性膵炎の病態と診断, 成人病と生活習慣病, Vol.40, No.1, pp.51-56, 2010.01, 慢性膵炎は、アルコール摂取やその他の原因により引き起こされる非可逆性で進行性の慢性炎症性疾患である。通常反復する上腹部痛・背部痛で始まり、進展に伴って膵内外分泌機能が低下し、膵外分泌機能障害および耐糖能障害が出現してくる。長期予後として、悪性腫瘍が指摘されている。慢性膵炎はその病期により代償期、移行期、非代償期に分類されるが、代償期の前には膵炎症状に乏しい潜在期の時期も想定されている。2009年に慢性膵炎臨床診断基準の改訂案が提案された。慢性膵炎はアルコール性と非アルコール性に大別され、自己免疫性膵炎、閉塞性慢性膵炎は別個として扱われる。さらに早期慢性膵炎が規定された。慢性膵炎の特殊型としてGroove膵炎、腫瘤形成性膵炎があげられる。診断困難例が存在し、特に膵臓癌との鑑別が重要である。(著者抄録).
18. 大野 隆真, 中村 太一, 安田 幹彦, 加耒 豊馬, 五十嵐 久人, 藤森 尚, 新名 雄介, 内田 匡彦, 肱岡 真之, 下川 雄三, 伊藤 鉄英, 高柳 涼一, 【膵基礎研究の新しい潮流 Bench to Bedをめざして】膵炎とサイトカイン・ケモカイン, 胆と膵, Vol.31, No.6, pp.565-575, 2010.06, 膵傷害が起こると局所の傷害された腺房細胞や内皮細胞から炎症性サイトカインが産生され、それを契機に遺伝的背景もしくは環境要因により膵局所から全身炎症となる。重症化に重要なサイトカインにはTumor necrosis factor(TNF)-αとInterleukin(IL)-6、IL-8などがあり、サイトカインが炎症の進展・重症化に深くかかわっている。一方、慢性膵炎では頻回もしくは慢性の炎症刺激を契機に線維化が進展することが想定される。遊走した炎症細胞とともに、その線維化の中心的役割を果たすpancreatic stellate cell(PSC)は局所にて産生されたサイトカイン・ケモカインを介して活性化し、細胞増殖、細胞外マトリックスの産生を促し、線維化を進展させる。(著者抄録).
19. 大野 隆真, 中村 太一, 安田 幹彦, 加耒 豊馬, 五十嵐 久人, 藤森 尚, 新名 雄介, 内田 匡彦, 肱岡 真之, 下川 雄三, 伊藤 鉄英, 高柳 涼一, 【膵基礎研究の新しい潮流 Bench to Bedをめざして】膵炎とサイトカイン・ケモカイン, 胆と膵, Vol.31, No.6, pp.565-575, 2010.06, 膵傷害が起こると局所の傷害された腺房細胞や内皮細胞から炎症性サイトカインが産生され、それを契機に遺伝的背景もしくは環境要因により膵局所から全身炎症となる。重症化に重要なサイトカインにはTumor necrosis factor(TNF)-αとInterleukin(IL)-6、IL-8などがあり、サイトカインが炎症の進展・重症化に深くかかわっている。一方、慢性膵炎では頻回もしくは慢性の炎症刺激を契機に線維化が進展することが想定される。遊走した炎症細胞とともに、その線維化の中心的役割を果たすpancreatic stellate cell(PSC)は局所にて産生されたサイトカイン・ケモカインを介して活性化し、細胞増殖、細胞外マトリックスの産生を促し、線維化を進展させる。(著者抄録).
20. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 大野 隆真, 安田 幹彦, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 内田 匡彦, 高柳 涼一, 【自己免疫性膵炎】長期経過, 臨床消化器内科, Vol.25, No.9, pp.1285-1293, 2010.07, 自己免疫性膵(AIP)は,その成因と病態の進展に自己免疫的機序が関与している膵の炎症性疾患と理解されている.近年の症例の蓄積により,ステロイド治療経過中/中止後に再燃をきたす症例が報告されるようになり,ステロイドの維持療法の重要性も指摘されてきている.長期的には膵内外分泌機能低下,さらには膵の萎縮,膵石を合併する症例も経験されるようになった.一方,非ステロイド投与下に自然軽快する症例も報告されてきているが,再燃例も認め慎重な検討が必要である.2006年の本邦のAIP改訂基準では,「長期予後は不明であるが,膵石合併の報告がある」とされているが,近年,膵癌合併の症例報告も散見されてきている.AIPが膵癌のリスクファクターになりうるかどうかも含め,AIPの長期予後についてはさらなる症例の蓄積が必要である.(著者抄録).
21. 藤森 尚, 九州大学病態制御内科膵臓研究室, 膵臓 = The Journal of Japan Pancreas Society, Vol.25, No.5, pp.607-609, 2010.10.
22. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 大野 隆真, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 下川 雄三, 高柳 涼一, 【膵がん・膵内分泌腫瘍の最近の動向】膵神経内分泌腫瘍に対する薬物療法, 腫瘍内科, Vol.7, No.2, pp.198-204, 2011.02.
23. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 大野 隆真, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 下川 雄三, 高柳 涼一, 【膵がん・膵内分泌腫瘍の最近の動向】膵神経内分泌腫瘍に対する薬物療法, 腫瘍内科, Vol.7, No.2, pp.198-204, 2011.02.
24. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 西森 功, 大野 隆真, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 下川 雄三, 高柳 涼一, 【膵神経内分泌腫瘍(pNET)の診断と治療の新しい展開】膵神経内分泌腫瘍(pNET)に対するソマトスタチンアナログ療法, 胆と膵, Vol.32, No.3, pp.235-241, 2011.03, 膵神経内分泌腫瘍(pNET)の治療は、手術療法が原則であるが、切除不能例においては腫瘍増殖を抑制し生命予後を向上させることと、臨床症状の改善の両方を目的とした治療が必要である。機能性腫瘍では、腫瘍浸潤・転移による症状のみならず、ホルモン過剰症状によって患者のQuality of lifeが阻害される。ソマトスタチンアナログ、中でもオクトレオチドは機能性NETのホルモン過剰症状に対する有効性が以前から報告され、現在では徐放剤が開発された。最近のPROMID試験の結果により、進行した中腸由来NET患者におけるオクトレオチド徐放剤の腫瘍安定化効果が指摘された。ソマトスタチンアナログは、切除不能膵神経内分泌腫瘍における内科的治療においても重要な役割を演じてきているが、非機能性pNETに対する抗腫瘍効果の評価には更なる検討が必要である。新規ソマチスタチンアナログ製剤の開発や、新規薬剤との併用療法の臨床試験も進んでおり、今後に期待される。(著者抄録).
25. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 西森 功, 大野 隆真, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 下川 雄三, 高柳 涼一, 【膵神経内分泌腫瘍(pNET)の診断と治療の新しい展開】膵神経内分泌腫瘍(pNET)に対するソマトスタチンアナログ療法, 胆と膵, Vol.32, No.3, pp.235-241, 2011.03, 膵神経内分泌腫瘍(pNET)の治療は、手術療法が原則であるが、切除不能例においては腫瘍増殖を抑制し生命予後を向上させることと、臨床症状の改善の両方を目的とした治療が必要である。機能性腫瘍では、腫瘍浸潤・転移による症状のみならず、ホルモン過剰症状によって患者のQuality of lifeが阻害される。ソマトスタチンアナログ、中でもオクトレオチドは機能性NETのホルモン過剰症状に対する有効性が以前から報告され、現在では徐放剤が開発された。最近のPROMID試験の結果により、進行した中腸由来NET患者におけるオクトレオチド徐放剤の腫瘍安定化効果が指摘された。ソマトスタチンアナログは、切除不能膵神経内分泌腫瘍における内科的治療においても重要な役割を演じてきているが、非機能性pNETに対する抗腫瘍効果の評価には更なる検討が必要である。新規ソマチスタチンアナログ製剤の開発や、新規薬剤との併用療法の臨床試験も進んでおり、今後に期待される。(著者抄録).
26. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 新名 雄介, 大野 隆真, 高柳 涼一, 【膵・胆道の良性~低悪性度病変】膵内分泌腫瘍, 臨床消化器内科, Vol.26, No.5, pp.565-573, 2011.04, 膵内分泌腫瘍(PNET)はまれな疾患であり,ホルモン産生能や症状の有無から機能性と非機能性に分類される.本邦初の疫学調査では非機能性腫瘍が最多であり,インスリノーマ,ガストリノーマの順に多い結果であった.PNET診断においては正確な存在診断と各種modalityを組み合わせた局在診断が重要である.血清クロモグラニンA測定やソマトスタチンレセプターシンチグラフィーは診断や治療効果判定に有用であるが,本邦では保険収載されていない.外科的切除が第一選択であるが,切除不能例には全身化学療法,ソマトスタチンアナログ,肝動脈塞栓術などを組み合わせた集学的治療が行われる.RAD001(everolimus)に代表される新規分子標的薬の有効性が報告されており,今後本領域における標準治療となる可能性が高い.(著者抄録).
27. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 新名 雄介, 大野 隆真, 高柳 涼一, 【膵・胆道の良性~低悪性度病変】膵内分泌腫瘍, 臨床消化器内科, Vol.26, No.5, pp.565-573, 2011.04, 膵内分泌腫瘍(PNET)はまれな疾患であり,ホルモン産生能や症状の有無から機能性と非機能性に分類される.本邦初の疫学調査では非機能性腫瘍が最多であり,インスリノーマ,ガストリノーマの順に多い結果であった.PNET診断においては正確な存在診断と各種modalityを組み合わせた局在診断が重要である.血清クロモグラニンA測定やソマトスタチンレセプターシンチグラフィーは診断や治療効果判定に有用であるが,本邦では保険収載されていない.外科的切除が第一選択であるが,切除不能例には全身化学療法,ソマトスタチンアナログ,肝動脈塞栓術などを組み合わせた集学的治療が行われる.RAD001(everolimus)に代表される新規分子標的薬の有効性が報告されており,今後本領域における標準治療となる可能性が高い.(著者抄録).
28. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 大野 隆真, 中村 太一, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 下川 雄三, 高柳 涼一, 【神経内分泌腫瘍 診断とトピックス】【神経内分泌腫瘍の遺伝子変異と分子標的治療】機能性膵・消化管神経内分泌腫瘍, 病理と臨床, Vol.29, No.5, pp.491-496, 2011.05.
29. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 大野 隆真, 中村 太一, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 下川 雄三, 高柳 涼一, 【神経内分泌腫瘍 診断とトピックス】【神経内分泌腫瘍の遺伝子変異と分子標的治療】機能性膵・消化管神経内分泌腫瘍, 病理と臨床, Vol.29, No.5, pp.491-496, 2011.05.
30. 伊藤 鉄英, 藤森 尚, 中村 太一, 生活習慣と膵癌 (特集 膵疾患診療の現状と展望), 綜合臨床, Vol.60, No.5, pp.684-689, 2011.05.
31. 下川 雄三, 五十嵐 久人, 内田 匡彦, 肱岡 真之, 新名 雄介, 藤森 尚, 中村 太一, 大野 隆真, 中村 雅史, 田中 雅夫, 石神 康生, 小田 義直, 高柳 涼一, 伊藤 鉄英, 当科で経験した小膵癌6症例の検討, 膵臓, Vol.26, No.3, p.375, 2011.06.
32. 肱岡 真之, 岩尾 梨沙, 李 倫學, 内田 匡彦, 新名 雄介, 藤森 尚, 中村 太一, 大野 隆真, 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 高柳 涼一, 局所進行膵癌に対してS-1併用放射線療法を施行した4症例の検討, 臨牀と研究, Vol.88, No.12, pp.1609-1610, 2011.12.
33. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 岩尾 梨沙, 李 倫學, 内田 匡彦, 肱岡 真之, 新名 雄介, 中村 太一, 大野 隆真, 高柳 涼一, 【明らかにされた自己免疫性膵炎および周辺疾患】AIP関連疾患の再認識 主要関連疾患 後腹膜線維症, 肝胆膵, Vol.64, No.1, pp.75-81, 2012.01.
34. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 五十嵐 久人, 岩尾 梨沙, 李 倫學, 内田 匡彦, 肱岡 真之, 新名 雄介, 中村 太一, 大野 隆真, 高柳 涼一, 【明らかにされた自己免疫性膵炎および周辺疾患】AIP関連疾患の再認識 主要関連疾患 後腹膜線維症, 肝胆膵, Vol.64, No.1, pp.75-81, 2012.01.
35. 新名 雄介, 藤森 尚, 李 倫学, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 中村 太一, 大野 隆真, 五十嵐 久人, 高柳 涼一, 伊藤 鉄英, 【再発性膵炎の病態と治療】再発性膵炎における膵管像の特徴と内視鏡的治療の位置づけ, 胆と膵, Vol.33, No.4, pp.333-337, 2012.04, 再発性膵炎は、日常診療のなかで比較的よく経験する。当科における再発性膵炎症例28例の膵管像の検討では、胆石性以外の症例で膵管狭窄や膵管走行異常に伴う膵液流出障害を高率に認めた。膵液流出障害を認めた症例で、乳頭切開などの内視鏡的治療を施行した23例中、半数以上の症例で比較的長期にわたり膵炎の再発なく経過していた。内視鏡的治療を施行しても膵炎が再発した症例の多くは飲酒継続例であった。再発性膵炎症例のうち、膵液流出障害がある症例では患者への侵襲の大きさなども考慮して、内視鏡的治療が第一選択となりうると考えられる。しかし、内視鏡的治療だけでは改善がみられず、外科的治療が必要となる症例が存在し、個々の症例において適応を考慮する必要がある。飲酒継続症例では治療後の再発例が多く、断酒が絶対必要であると考えられた。(著者抄録).
36. 新名 雄介, 藤森 尚, 李 倫学, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 中村 太一, 大野 隆真, 五十嵐 久人, 高柳 涼一, 伊藤 鉄英, 【再発性膵炎の病態と治療】再発性膵炎における膵管像の特徴と内視鏡的治療の位置づけ, 胆と膵, Vol.33, No.4, pp.333-337, 2012.04, 再発性膵炎は、日常診療のなかで比較的よく経験する。当科における再発性膵炎症例28例の膵管像の検討では、胆石性以外の症例で膵管狭窄や膵管走行異常に伴う膵液流出障害を高率に認めた。膵液流出障害を認めた症例で、乳頭切開などの内視鏡的治療を施行した23例中、半数以上の症例で比較的長期にわたり膵炎の再発なく経過していた。内視鏡的治療を施行しても膵炎が再発した症例の多くは飲酒継続例であった。再発性膵炎症例のうち、膵液流出障害がある症例では患者への侵襲の大きさなども考慮して、内視鏡的治療が第一選択となりうると考えられる。しかし、内視鏡的治療だけでは改善がみられず、外科的治療が必要となる症例が存在し、個々の症例において適応を考慮する必要がある。飲酒継続症例では治療後の再発例が多く、断酒が絶対必要であると考えられた。(著者抄録).
37. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 大野 隆真, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 李 倫学, 岩尾 梨沙, 高柳 涼一, 【肝胆膵悪性腫瘍に対する分子標的療法の近未来的展望】胆道系、膵臓系腫瘍 Everolimus, 肝胆膵, Vol.64, No.5, pp.719-725, 2012.05.
38. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 大野 隆真, 中村 太一, 藤森 尚, 新名 雄介, 肱岡 真之, 内田 匡彦, 李 倫学, 岩尾 梨沙, 高柳 涼一, 【肝胆膵悪性腫瘍に対する分子標的療法の近未来的展望】胆道系、膵臓系腫瘍 Everolimus, 肝胆膵, Vol.64, No.5, pp.719-725, 2012.05.
39. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 藤森 尚, 大野 隆真, 高柳 涼一, 【自己免疫性膵炎の診療の現状と問題点】自己免疫性膵炎の診断基準の現状と問題点, 日本消化器病学会雑誌, Vol.109, No.6, pp.888-896, 2012.06, 自己免疫性膵炎(AIP)の概念が初めて報告されて10数年が経過したが、この間各国からそれぞれの疾患概念や診断体系に合わせて診断基準が提唱された。日本は世界に先駆けて診断基準を提唱したが、主にLPSPと呼ばれる組織型を膵癌と誤診することなく確実に診断することが基本的理念であった。一方欧米ではIDCPと呼ばれる別の組織型も報告されており、国際的なコンセンサスを作る必要性が生じてきた。2011年国際コンセンサス診断基準(ICDC)が提唱され、AIPはtype 1、type 2に大別された。ICDCに齟齬をなくすべく日本の診断基準も最近改訂された。今後新しい診断基準の問題点について検証していく必要がある。(著者抄録).
40. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 藤森 尚, 大野 隆真, 高柳 涼一, 【自己免疫性膵炎の診療の現状と問題点】自己免疫性膵炎の診断基準の現状と問題点, 日本消化器病学会雑誌, Vol.109, No.6, pp.888-896, 2012.06, 自己免疫性膵炎(AIP)の概念が初めて報告されて10数年が経過したが、この間各国からそれぞれの疾患概念や診断体系に合わせて診断基準が提唱された。日本は世界に先駆けて診断基準を提唱したが、主にLPSPと呼ばれる組織型を膵癌と誤診することなく確実に診断することが基本的理念であった。一方欧米ではIDCPと呼ばれる別の組織型も報告されており、国際的なコンセンサスを作る必要性が生じてきた。2011年国際コンセンサス診断基準(ICDC)が提唱され、AIPはtype 1、type 2に大別された。ICDCに齟齬をなくすべく日本の診断基準も最近改訂された。今後新しい診断基準の問題点について検証していく必要がある。(著者抄録).
41. 隅田 頼信, 原田 直彦, 藤森 尚, 藤井 宏行, 井星 陽一郎, 和田 将史, 中牟田 誠, 麻生 暁, 伊原 栄吉, 中村 和彦, 【高齢者における消化管疾患の低侵襲治療と診断】悪性消化管狭窄におけるステント療法, Geriatric Medicine, Vol.54, No.4, pp.339-345, 2016.04, 癌の緩和医療の中でも、癌の進行・転移による消化管閉塞に対する治療の選択肢は、これまで限られていた。本邦において、悪性腫瘍による消化管閉塞に対して、従来はバイパス術や人工肛門造設術が行われてきた。しかし、QOL改善のために手術を行うことへの抵抗感は否めず、消化管の閉塞解除を少ない負担で行える方法は長らく望まれていた。近年、内視鏡技術の急速な進歩によって、消化管狭窄には自己拡張型金属ステント(self-expandable metallic stent:SEMS)留置術が開発され、全消化管に臨床導入可能となった。本稿では、食道、胃十二指腸、大腸に分けて、最近の消化管ステントの現状を概説する。(著者抄録).
42. 隅田 頼信, 原田 直彦, 藤森 尚, 藤井 宏行, 井星 陽一郎, 和田 将史, 中牟田 誠, 麻生 暁, 伊原 栄吉, 中村 和彦, 【高齢者における消化管疾患の低侵襲治療と診断】悪性消化管狭窄におけるステント療法, Geriatric Medicine, Vol.54, No.4, pp.339-345, 2016.04, 癌の緩和医療の中でも、癌の進行・転移による消化管閉塞に対する治療の選択肢は、これまで限られていた。本邦において、悪性腫瘍による消化管閉塞に対して、従来はバイパス術や人工肛門造設術が行われてきた。しかし、QOL改善のために手術を行うことへの抵抗感は否めず、消化管の閉塞解除を少ない負担で行える方法は長らく望まれていた。近年、内視鏡技術の急速な進歩によって、消化管狭窄には自己拡張型金属ステント(self-expandable metallic stent:SEMS)留置術が開発され、全消化管に臨床導入可能となった。本稿では、食道、胃十二指腸、大腸に分けて、最近の消化管ステントの現状を概説する。(著者抄録).
43. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 三木 正美, 立花 雄一, 河邉 顕, 小川 佳宏, 自己免疫性膵炎の膵外病変について, 2018.02.
44. 和田 将史, 隅田 頼信, 加来 豊馬, 藤森 尚, 藤山 隆, 高松 悠, 村上 正俊, 水流 大尭, 三島 朋徳, 福田 ゆり, 小副川 敬, 井星 陽一郎, 志賀 典子, 原田 直彦, 中牟田 誠, 伊原 栄吉, 小川 佳宏, 当院における悪性胃十二指腸狭窄に対するEvolution Duodenal Stentの有用性, Gastroenterological Endoscopy, Vol.60, No.Suppl.1, p.787, 2018.04.
45. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 三木 正美, 大野 彰久, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 高岡 雄大, 大野 隆真, 五十嵐 久人, 小川 佳宏, 膵・消化管神経内分泌腫瘍の切除不能肝転移に対する局所療法, 胆と膵, Vol.40, No.2, pp.161-165, 2019.02, 膵・消化管神経内分泌腫瘍(GEP-NEN)に対する新たな治療薬が近年相次いで登場し、GEP-NENに対する治療戦略は多様化している。そのなかで、肝転移を制御することを目的とした局所療法として経動脈的塞栓療法(TAE)、経動脈的化学塞栓療法(TACE)、ラジオ波焼灼術(RFA)などが古くから施行されている。いずれも良好な治療成績が報告されており、とくに機能性腫瘍に対する有用性(症状改善効果)が示唆される。治療選択肢が多様化した現在においても、重要な治療オプションの一つとして念頭に置く姿勢が重要である。今後は他治療薬との比較や治療選択順などを検討し、GEP-NENの治療全体における肝局所療法の位置付けをより明確にしていく必要がある。本稿ではGEP-NEN肝転移に対するTAE、TACE、RFAの文献的報告を中心に解説し、さらに今後の展望・課題について言及する。(著者抄録).
46. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 大野 彰久, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 三木 正美, 高岡 雄大, 大野 隆真, 小川 佳宏, 膵癌・膵神経内分泌腫瘍(膵嚢胞性腫瘍除く), 2019.04.
47. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 大野 彰久, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 三木 正美, 高岡 雄大, 大野 隆真, 小川 佳宏, 【内視鏡分類2019】胆・膵 膵癌・膵神経内分泌腫瘍 膵嚢胞性腫瘍を除いて, 消化器内視鏡, Vol.31, No.4, pp.676-682, 2019.04.
48. 藤森 尚, 伊藤 鉄英, 大野 彰久, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 三木 正美, 高岡 雄大, 大野 隆真, 小川 佳宏, 【内視鏡分類2019】胆・膵 膵癌・膵神経内分泌腫瘍 膵嚢胞性腫瘍を除いて, 消化器内視鏡, Vol.31, No.4, pp.676-682, 2019.04.
49. 藤森 尚, 松本 一秀, 三木 正美, 寺松 克人, 高松 悠, 高岡 雄大, 村上 正俊, 末廣 侑大, 大野 隆真, 荻野 治栄, 伊原 栄吉, 五十嵐 久人, 古賀 裕, 伊藤 鉄英, 小川 佳宏, 膵・消化管神経内分泌腫瘍画像診断のコツと生検の意義, 臨床外科, Vol.74, No.9, pp.1042-1050, 2019.09, <文献概要>ポイント ◆GEP-NETの治療法は多様化しており,適切な治療選択のために正確な画像診断とgrade分類が必須である.◆CT,MRI,EUS,SRSが基本的な画像検査となり,症例に応じてSASIテストやERCPを組み合わせて診断する.◆原発巣(消化管,膵)からの内視鏡下生検(通常生検とEUS-FNA)と肝転移巣に対する肝腫瘍生検が組織学的確定診断に有用である.WHO分類に基づいたgrade分類を併せて評価する必要がある..
50. 藤森 尚, 末廣 侑大, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 高岡 雄大, 大野 隆真, 松田 やよい, 坂本 竜一, 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 小川 佳宏, 【膵炎大全II~膵炎・Up to date~】膵炎の治療 膵性糖尿病の診断と治療, 胆と膵, Vol.40, No.臨増特大, pp.1179-1183, 2019.11, 膵性糖尿病は、二次性糖尿病の中で膵炎や膵癌、膵切除後などの膵疾患に伴う糖尿病と位置付けられる。β細胞減少によるインスリン分泌低下に加えて、α細胞減少によるグルカゴン分泌低下も伴っており、血糖コントロールが不安定になることが多い。膵外分泌機能を適切に評価し、十分なエネルギー摂取と消化剤の補充後に血糖コントロールを行うことが重要である。膵性糖尿病の治療として経口血糖降下薬のエビデンスは乏しく、インスリン療法が主体となるが、膵内外分泌機能も含めた症例ごとの検討が必要である。一般の糖尿病に比べて低血糖のリスクが大きく、比較的緩やかな血糖コントロールが推奨されている。(著者抄録).
51. 藤森 尚, 末廣 侑大, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 高岡 雄大, 大野 隆真, 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 小川 佳宏, 【慢性膵炎診療2020】基礎研究・病態 喫煙と慢性膵炎の関係 基礎研究と疫学調査のデータから, 肝・胆・膵, Vol.80, No.2, pp.259-263, 2020.02.
52. 高松 悠, 大野 隆真, 末廣 侑大, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 高岡 雄大, 藤森 尚, 上田 詩織, 本坂 亜希子, 吉澤 裕子, 南 晴奈, 上野 寿弥, 國栖 真理, 横山 富美子, 盛永 彩香, 花田 浩和, 濱崎 正子, 【膵疾患(膵癌)(慢性膵炎を含む)のサポーティブ・ケア】慢性膵炎患者に対する多職種連携のサポーティブ・ケアの試み, 膵臓, Vol.35, No.2, pp.180-186, 2020.04, 慢性膵炎の原因として代表的な因子である飲酒・喫煙は介入可能であるにもかかわらず,成因によっては解決に至らず,就業不能に至るケースや家族や友人といったコミュニティーの協力も得られないケースをしばしば経験する.当院では対応に難渋した症例を踏まえ,多職種連携の重要性を再認識することとなった.医師・看護師の慢性膵炎に対する知識や患者支援の状況をアンケートを用いて把握するとともに,現状の問題点の抽出を行った.その結果,職種間の連携が不十分であることや各職種での知識も不足していることが抽出された.その対応策として多職種で患者アンケートを作成し,各職種間での情報共有や問題意識を醸成することができた.慢性膵炎患者が抱える問題は患者の自助努力だけでは解決できないことも多く,多職種連携の介入さらには周囲のコミュニティーを巻き込んだ患者サポートも検討する必要がある.(著者抄録).
53. 高松 悠, 大野 隆真, 末廣 侑大, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 高岡 雄大, 藤森 尚, 上田 詩織, 本坂 亜希子, 吉澤 裕子, 南 晴奈, 上野 寿弥, 國栖 真理, 横山 富美子, 盛永 彩香, 花田 浩和, 濱崎 正子, 【膵疾患(膵癌)(慢性膵炎を含む)のサポーティブ・ケア】慢性膵炎患者に対する多職種連携のサポーティブ・ケアの試み, 膵臓, Vol.35, No.2, pp.180-186, 2020.04, 慢性膵炎の原因として代表的な因子である飲酒・喫煙は介入可能であるにもかかわらず,成因によっては解決に至らず,就業不能に至るケースや家族や友人といったコミュニティーの協力も得られないケースをしばしば経験する.当院では対応に難渋した症例を踏まえ,多職種連携の重要性を再認識することとなった.医師・看護師の慢性膵炎に対する知識や患者支援の状況をアンケートを用いて把握するとともに,現状の問題点の抽出を行った.その結果,職種間の連携が不十分であることや各職種での知識も不足していることが抽出された.その対応策として多職種で患者アンケートを作成し,各職種間での情報共有や問題意識を醸成することができた.慢性膵炎患者が抱える問題は患者の自助努力だけでは解決できないことも多く,多職種連携の介入さらには周囲のコミュニティーを巻き込んだ患者サポートも検討する必要がある.(著者抄録).
54. 藤森 尚, 村上 正俊, 末廣 侑大, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 高岡 雄大, 竹野 歩, 大野 隆真, 小川 佳宏, 【膵炎・膵がん診療のUp To Date】膵がんの日常診療 診断の進め方, 臨牀と研究, Vol.97, No.5, pp.537-542, 2020.05.
55. 荻野 治栄, 丸山 薫, 竹島 翼, 水流 大尭, 長友 周三郎, 林 康代, 永松 諒介, 奥野 宏晃, 西岡 慧, 西原 佑一郎, 大塚 宜寛, 藤森 尚, 田中 正剛, 知念 孝敏, 伊原 栄吉, IBD special situationにおける諸問題 肝胆膵領域の疾患を合併した潰瘍性大腸炎の臨床的特徴の検討, 日本消化器病学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.115回, p.77, 2020.06.
56. 藤森 尚, 松本 一秀, 村上 正俊, 加来 豊馬, 末廣 侑大, 寺松 克人, 高松 悠, 高岡 雄大, 大野 隆真, 五十嵐 久人, 森 泰寿, 大塚 隆生, 小川 佳宏, 胆膵疾患における緊急内視鏡~リスクマネジメントも含めて~. EST後出血(抗血栓薬内服例も含めて), 胆と膵, Vol.41, No.2, 2020.07.
57. 高松 悠, 蓑田 洋介, 西岡 慧, 高岡 雄大, 小森 圭司, 後藤 綾子, 藤森 尚, 伊原 栄吉, 大野 隆真, Solid-pseudopapillary neoplasm診断におけるEUS/EUS-FNAの有用性, Gastroenterological Endoscopy, Vol.62, No.Suppl.1, p.1234, 2020.08.
58. 安森 翔, 板場 壮一, 藤森 尚, 大野 隆真, 経口胆道鏡下電気水圧砕石術(EHL)にて解除しえたバスケット嵌頓の1例, 胆道, Vol.34, No.3, p.554, 2020.08.
59. 長友 周三郎, 蓑田 洋介, 藤森 尚, 小森 圭司, 後藤 綾子, 西岡 慧, 高岡 雄大, 高松 悠, 水流 大尭, 丸山 薫, 竹島 翼, 荻野 治栄, 大野 隆真, 伊原 栄吉, 非典型的膵原発Paragangliomaと膵神経内分泌腫瘍のEUS画像診断における画像的特徴の検討, Gastroenterological Endoscopy, Vol.62, No.Suppl.1, p.1310, 2020.08.
60. 藤森 尚, 高松 悠, 松本 一秀, 寺松 克人, 大野 隆真, 小川 佳宏, 【慢性膵炎-ガイドライン改訂に向けて】慢性膵炎の病態 成因,疫学, 臨床消化器内科, Vol.35, No.11, pp.1297-1302, 2020.09, <文献概要>慢性膵炎の診断基準が改訂され,新たな概念としてmechanistic definitionが取り入れられた.アルコール性と,特発性,遺伝性,家族性などの非アルコール性に分類されており,成因や病期を考慮した慢性膵炎診療が重要となる.本邦では定期的に慢性膵炎の疫学調査が行われており,成因として男性ではアルコール性,女性では特発性が最多である.慢性膵炎の進展には飲酒継続や喫煙が関連しており,断酒・禁煙などの生活習慣改善が重要であるとともに,膵癌発症の高リスクであることを念頭に置いた診療が必要である..
61. 伊藤 鉄英, 新名 雄介, 宮原 稔彦, 藤森 尚, 大野 隆真, 【内分泌腺腫瘍(第2版)-基礎・臨床研究のアップデート-】膵神経内分泌腫瘍 膵神経内分泌腫瘍の疫学, 日本臨床, Vol.78, No.増刊4 内分泌腺腫瘍, pp.696-699, 2020.09.
62. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 藤森 尚, 大野 隆真, 小川 佳宏, 【内分泌腺腫瘍(第2版)-基礎・臨床研究のアップデート-】膵神経内分泌腫瘍 膵神経内分泌腫瘍の病態生理と臨床像 VIPoma, 日本臨床, Vol.78, No.増刊4 内分泌腺腫瘍, pp.720-724, 2020.09.
63. 伊藤 鉄英, 新名 雄介, 李 倫學, 藤森 尚, 大野 隆真, 【内分泌腺腫瘍(第2版)-基礎・臨床研究のアップデート-】消化管神経内分泌腫瘍 消化管神経内分泌腫瘍の疫学, 日本臨床, Vol.78, No.増刊4 内分泌腺腫瘍, pp.770-773, 2020.09.
64. 伊藤 鉄英, 新名 雄介, 宮原 稔彦, 藤森 尚, 大野 隆真, 【内分泌腺腫瘍(第2版)-基礎・臨床研究のアップデート-】膵神経内分泌腫瘍 膵神経内分泌腫瘍の疫学, 日本臨床, Vol.78, No.増刊4 内分泌腺腫瘍, pp.696-699, 2020.09.
65. 五十嵐 久人, 伊藤 鉄英, 藤森 尚, 大野 隆真, 小川 佳宏, 【内分泌腺腫瘍(第2版)-基礎・臨床研究のアップデート-】膵神経内分泌腫瘍 膵神経内分泌腫瘍の病態生理と臨床像 VIPoma, 日本臨床, Vol.78, No.増刊4 内分泌腺腫瘍, pp.720-724, 2020.09.
66. 伊藤 鉄英, 新名 雄介, 李 倫學, 藤森 尚, 大野 隆真, 【内分泌腺腫瘍(第2版)-基礎・臨床研究のアップデート-】消化管神経内分泌腫瘍 消化管神経内分泌腫瘍の疫学, 日本臨床, Vol.78, No.増刊4 内分泌腺腫瘍, pp.770-773, 2020.09.
67. 松本一秀, 藤森尚, 末廣侑大, 村上正俊, 寺松克人, 高松悠, 高岡雄大, 大野隆真, 五十嵐久人, 五十嵐久人, 伊藤鉄英, 内科的加療で低血糖を制御し得た高齢発症悪性インスリノーマの一例, 膵臓(Web), Vol.35, No.5, 2020.10.
68. 藤森 尚、原 真児登、梯 祥太郎、安森 翔、村上 正俊、松本 一秀、寺松 克人、高松 悠、竹野 歩、大野 隆真、伊藤 鉄英、小川 佳宏, 慢性膵炎に対する薬物治療, 2021.02.
69. 藤森尚, 原真児登, 梯祥太郎, 安森翔, 村上正俊, 松本一秀, 寺松克人, 高松悠, 竹野歩, 大野隆真, 伊藤鉄英, 伊藤鉄英, 小川佳宏, 慢性膵炎診療の最前線 慢性膵炎に対する薬物治療, 胆と膵, Vol.42, No.2, pp.113-116, 2021.02.
70. 藤森 尚, 大野 隆真, 中村 雅史, 慢性膵炎を巡る諸問題:早期慢性膵炎から外科治療まで 慢性膵炎の経過観察はいつまで必要か? 小膵石診断8年後に切除可能膵癌を発症した症例から, 日本消化器病学会雑誌, Vol.118, No.臨増総会, p.A125, 2021.03.
71. 藤森 尚, 蓑田 洋介, 大野 隆真, 小児に対する内視鏡診療 全身麻酔下超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)が治療方針決定に有用であった小児膵腫瘍の2例 小児におけるEUS-FNAの位置付け, Gastroenterological Endoscopy, Vol.63, No.Suppl.1, p.835, 2021.04.
72. 高松 悠, 藤森 尚, 河邊 顕, 消化管狭窄に対する内視鏡治療の現状と課題 悪性胃十二指腸狭窄に対する内視鏡的十二指腸ステント留置術の有用性と予後因子に関する多施設後方視的研究, Gastroenterological Endoscopy, Vol.63, No.Suppl.1, p.772, 2021.04.
73. 安森 翔, 村上 正俊, 藤森 尚, 梯 祥太郎, 原 真児登, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 日置 智惟, 川元 美緒, 大野 隆真, 生体肝移植後症例における胆管プラスチックステント迷入のトラブルシューティング, Gastroenterological Endoscopy, Vol.63, No.Suppl.1, p.907, 2021.04.
74. 井手野 昇, 仲田 興平, 池永 直樹, 森 泰寿, 藤森 尚, 大野 隆真, 藤田 展宏, 牛島 泰宏, 古賀 裕, 小川 佳宏, 石神 康生, 小田 義直, 中村 雅史, 【各施設での胆膵疾患に対する診療科横断的チーム医療】九州大学病院での胆膵疾患に対する診療科横断的チーム医療, 胆と膵, Vol.42, No.5, pp.469-473, 2021.05, 専門性が高い胆膵疾患の診療では診療科横断的チーム医療が不可欠である。とくに外科の立場からは、術前・術中・術後、すべての局面で内科・放射線科・病理の診断や治療が重要となっている。九州大学病院の胆膵チームは各週の手術症例を中心に画像診断の確認を行うWeeklyカンファレンス、各科の新患患者の情報共有を行う月1回の胆嚢・膵臓部会、年3回行われる症例検討である胆膵カンファレンスを行っている。これらを通じた患者の情報共有が各科の連携を円滑にし、正確な術前診断と適切な治療の選択、周術期の安全性向上、長期的な患者予後改善に寄与していると考えられる。今後も患者のアウトカムを検証しながら、チーム医療によるよりよい診療を継続して行くことが重要である。(著者抄録).
75. 藤森 尚, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 竹野 歩, 原 真児登, 梯 祥太郎, 安森 翔, 大野 隆真, 膵・消化管神経内分泌腫瘍を巡る最近の話題 NEN診断と治療の新時代 膵・消化管神経内分泌腫瘍(GEP-NEN)の診断の進歩, Pharma Medica, Vol.39, No.5, pp.66-72, 2021.05.
76. 井手野 昇, 仲田 興平, 池永 直樹, 森 泰寿, 藤森 尚, 大野 隆真, 藤田 展宏, 牛島 泰宏, 古賀 裕, 小川 佳宏, 石神 康生, 小田 義直, 中村 雅史, 【各施設での胆膵疾患に対する診療科横断的チーム医療】九州大学病院での胆膵疾患に対する診療科横断的チーム医療, 胆と膵, Vol.42, No.5, pp.469-473, 2021.05, 専門性が高い胆膵疾患の診療では診療科横断的チーム医療が不可欠である。とくに外科の立場からは、術前・術中・術後、すべての局面で内科・放射線科・病理の診断や治療が重要となっている。九州大学病院の胆膵チームは各週の手術症例を中心に画像診断の確認を行うWeeklyカンファレンス、各科の新患患者の情報共有を行う月1回の胆嚢・膵臓部会、年3回行われる症例検討である胆膵カンファレンスを行っている。これらを通じた患者の情報共有が各科の連携を円滑にし、正確な術前診断と適切な治療の選択、周術期の安全性向上、長期的な患者予後改善に寄与していると考えられる。今後も患者のアウトカムを検証しながら、チーム医療によるよりよい診療を継続して行くことが重要である。(著者抄録).
77. 井手野 昇, 仲田 興平, 池永 直樹, 森 泰寿, 藤森 尚, 大野 隆真, 藤田 展宏, 牛島 泰宏, 古賀 裕, 小川 佳宏, 石神 康生, 小田 義直, 中村 雅史, 【各施設での胆膵疾患に対する診療科横断的チーム医療】九州大学病院での胆膵疾患に対する診療科横断的チーム医療, 胆と膵, Vol.42, No.5, pp.469-473, 2021.05, 専門性が高い胆膵疾患の診療では診療科横断的チーム医療が不可欠である。とくに外科の立場からは、術前・術中・術後、すべての局面で内科・放射線科・病理の診断や治療が重要となっている。九州大学病院の胆膵チームは各週の手術症例を中心に画像診断の確認を行うWeeklyカンファレンス、各科の新患患者の情報共有を行う月1回の胆嚢・膵臓部会、年3回行われる症例検討である胆膵カンファレンスを行っている。これらを通じた患者の情報共有が各科の連携を円滑にし、正確な術前診断と適切な治療の選択、周術期の安全性向上、長期的な患者予後改善に寄与していると考えられる。今後も患者のアウトカムを検証しながら、チーム医療によるよりよい診療を継続して行くことが重要である。(著者抄録).
78. 長友 周三郎, 蓑田 洋介, 藤森 尚, 梯 祥太郎, 江崎 珠里, 大塚 宜寛, 池田 浩子, 西岡 慧, 高松 悠, 寺松 克人, 荻野 治栄, 大野 隆真, 伊原 栄吉, 内視鏡的に除去しえた自然脱落型膵管ステントのS状結憩室嵌頓の一例, 日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.117回・111回, p.168, 2021.06.
79. 松本 一秀, 藤森 尚, 畑 佳孝, 蓑田 洋介, 村上 正俊, 寺松 克人, 高松 悠, 大野 隆真, 伊原 栄吉, 仲田 興平, 中村 雅史, 古賀 裕, 小田 義直, 伊藤 鉄英, 小川 佳宏, 膵・消化管神経内分泌腫瘍の診断・治療の現状と問題点 十二指腸乳頭部神経内分泌腫瘍の臨床的特徴の検討, 日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.117回・111回, p.82, 2021.06.
80. 蓑田 洋介, 長友 周三郎, 藤森 尚, 荻野 治栄, 伊原 栄吉, 膵・消化管領域における診断的EUSとEUS-FNAの現状と展望 十二指腸粘膜下腫瘍に対する人工知能併用超音波内視鏡画像診断の有用性, 日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.117回・111回, p.99, 2021.06.
81. 安森 翔, 藤森 尚, 梯 祥太郎, 原 真児登, 松本 一秀, 村上 正俊, 寺松 克人, 高松 悠, 大野 隆真, 小川 佳宏, 膵管破綻による膵液瘻に対して内視鏡的ドレナージを行った3症例, 日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.117回・111回, p.168, 2021.06.
82. 藤森 尚, 慢性膵炎に伴う糖尿病および合併症(治療3), 膵臓, Vol.36, No.3, p.A112, 2021.08.
83. 寺松 克人, 大野 隆真, 松本 一秀, 村上 正俊, 高松 悠, 竹野 歩, 藤森 尚, 安森 翔, 原 真児登, 梯 祥太郎, 大野 彰久, 末梢血リンパ球亜型と膵癌予後との検討, 膵臓, Vol.36, No.3, p.A301, 2021.08.
84. 藤森 尚, 安森 翔, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 大野 隆真, 伊藤 心二, 仲田 興平, 中村 雅史, 膵癌治療(ステント) 膵頭十二指腸切除後膵液漏に対するEUS下膵管ドレナージ 新たな適応の可能性, 膵臓, Vol.36, No.3, p.A295, 2021.08.
85. 村上 正俊, 藤森 尚, 梯 祥太郎, 松本 一秀, 安森 翔, 寺松 克人, 高松 悠, 大野 隆真, 伊藤 鉄英, 膵神経内分泌腫瘍の集学的治療 当科における転移性/切除不能膵神経内分泌腫瘍に対する治療戦略, 膵臓, Vol.36, No.3, p.A154, 2021.08.
86. 蓑田 洋介, 長友 周三郎, 西岡 慧, 江崎 充, 荻野 治栄, 藤森 尚, 大野 隆真, 伊原 栄吉, 大久保 文彦, 佐々木 泰介, 小田 義直, 小川 佳宏, 【膵と胆道の先天性形成異常~発生から臨床まで~】異所性膵の診断, 胆と膵, Vol.42, No.10, pp.943-946, 2021.10, 異所性膵は胃角部から前庭部に多く発生する消化管粘膜下腫瘍として見つかることが多い疾患である。多くの異所性膵は良性で経過し診断がつけば基本的には経過観察が可能である。診断は上部消化管内視鏡検査ならびに超音波内視鏡を用いた画像診断や病理学的評価が有用とされている。超音波内視鏡による画像診断は非常に有用であるが、内部の性状だけでなく病変の由来層の確認が極めて重要である。また超音波内視鏡下吸引穿刺細胞診/生検以外の診断法として近年報告が増えている粘膜切開生検が、EUS-FNABで診断困難な症例における新たな診断オプションとして期待される。(著者抄録).
87. 村上 正俊, 藤森 尚, 梯 祥太郎, 松本 一秀, 安森 翔, 寺松 克人, 高松 悠, 大野 隆真, 小川 佳宏, 井手野 昇, 森 泰寿, 池永 直樹, 仲田 興平, 中村 雅史, 当院における膵癌術前化学療法(NAC)無効例の検討, 日本消化器病学会雑誌, Vol.118, No.臨増大会, p.A760, 2021.10.
88. 松本 一秀, 藤森 尚, 蓑田 洋介, 原 真児登, 梯 祥太郎, 安森 翔, 村上 正俊, 寺松 克人, 高松 悠, 長友 周三郎, 西岡 慧, 小森 圭司, 日置 智惟, 川元 美緒, 大野 隆真, 伊原 栄吉, 国府島 庸之, 小川 佳宏, 膵癌患者由来オルガノイド樹立におけるEUS-FNABと経皮的肝腫瘍生検の有用性の検討(第一報), 日本消化器病学会雑誌, Vol.118, No.臨増大会, p.A728, 2021.10.
89. 高松 悠, 藤森 尚, 平畠 啓介, 上田 孝洋, 大野 彰久, 安森 翔, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 大野 隆真, 小川 佳宏, 肝胆膵領域の難治性疾患:診療の現状と問題点 膵炎に合併する難治性合併症 膵管破綻に対する当科の治療戦略, 日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.118回・112回, p.98, 2021.12.
90. 大野 彰久, 藤森 尚, 平畠 啓介, 上田 孝弘, 高松 悠, 松本 一秀, 村上 正俊, 寺松 克人, 大野 隆真, 小川 佳宏, 胆管・膵管ステンティングの現状と展望 肝門部悪性胆道狭窄におけるEUS-HGSの有用性とその位置づけについて, 日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.118回・112回, p.102, 2021.12.
91. 東木 孝太, 高松 悠, 上田 孝洋, 大野 彰久, 安森 翔, 村上 正俊, 松本 一秀, 寺松 克人, 藤森 尚, 大野 隆真, 小川 佳宏, 阿部 俊也, 井手野 昇, 池永 直樹, 仲田 興平, 中村 雅史, 山田 裕, 山本 猛雄, 孝橋 賢一, 小田 義直, 自己免疫性膵炎の診断から10年以上経過後に発症した膵癌の1切除例, 日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集, Vol.118回・112回, p.125, 2021.12.
92. 藤森 尚, 寺松 克人, 高松 悠, 上田 孝洋, 平畠 啓介, 大野 彰久, 村上 正俊, 安森 翔, 松本 一秀, 竹野 歩, 大野 隆真, 小川 佳宏, 【Liquid biopsyは膵癌の診断・治療をどう変えるか?】Liquid biopsyの膵癌切除後のサーベイランスへの応用, 胆と膵, Vol.43, No.1, pp.71-75, 2022.01, 膵癌を含む多くの固形がんにおいて、末梢血や尿などの体液からサンプルを抽出するliquid biopsyが急速に広がりつつある。血中遊離DNA(cell-free DNA:cfDNA)や血中循環腫瘍DNA(circulating-tumor DNA:ctDNA)を用いた解析はliquid biopsyの一つであり、組織採取が難しい膵癌ではとくに期待される領域である。膵癌における術前・術後のctDNA検出や、cfDNA(ctDNA)中のKRAS mutation陽性が、予後不良と関連するとした報告が多い。これらの予後不良例には、術前・術後治療や切除後サーベイランスの方法を変えるという戦略が今後確立される可能性もあり、さらなる研究の発展が期待される。(著者抄録).
93. 村上 正俊, 藤森 尚, 上田 孝洋, 大野 彰久, 松本 一秀, 寺松 克人, 高松 悠, 竹野 歩, 大野 隆真, 伊藤 鉄英, 小川 佳宏, 【膵神経内分泌腫瘍の病態解明と診療戦略】膵神経内分泌腫瘍におけるliquid biopsy診断と治療への応用, 胆と膵, Vol.43, No.2, pp.141-145, 2022.02, 近年、腫瘍領域においてliquid biopsyが注目を集めているが、神経内分泌腫瘍(NEN)においてもmRNAを用いたliquid biopsyであるNETestが発明明された。NENは非常にheterogenousな腫瘍であるため、これまで汎用性の高いbiomarkerは存在していなかったが、NETestは診断、モニタリング、予後の予測において高い有効性を示している。また、NETestは腫瘍の分子生物学的プロファイルを得ることができるが、従来の組織学的検査とは異なり、intertumoral/intratumoral heterogeneityが問題となることはなく、容易にリアルタイムの病状を把握することができる。さらなるエビデンスの蓄積とともに、本邦でも導入が期待される検査と考えられる。(著者抄録).
94. 藤森 尚, 大野 彰久, 松本 一秀, 村上 正俊, 寺松 克人, 竹野 歩, 大野 隆真, 小川 佳宏, 膵臓の画像診断(CT・MRI・超音波内視鏡), Medical Technology, Vol.50, No.5, pp.481-487, 2022.05.
95. 村上 正俊, 藤森 尚, 小森 康寛, 木村 弥成子, 大野 彰久, 松本 秀, 寺松 克人, 竹野 歩, 植田 圭二郎, 伊藤 鉄英, 小川 佳宏, 膵神経内分泌腫瘍のリキッドバイオプシー, 肝胆膵, Vol.84, No.6, pp.745-750, 2022.06.
96. 藤森 尚, 松本 一秀, 寺松 克人, 竹野 歩, 小川 佳宏, 胆膵疾患総ざらい 慢性膵炎, 内科, 10.15106/j_naika130_77, Vol.130, No.1, pp.77-83, 2022.07.
97. 藤森 尚, 小川 佳宏, 慢性膵炎の患者にはどのような生活指導が必要でしょうか?, 内科, 10.15106/j_naika130_502, Vol.130, No.3, pp.502-505, 2022.09.
98. 藤森 尚, 大野 彰久, 植田 圭二郎, 蓑田 洋介, 小川 佳宏, 治療的EUS Peripancreatic/pancreatic fluid collection(PFC)ドレナージ ステントが迷入してしまった, 消化器内視鏡, 10.24479/endo.0000000565, Vol.34, No.12, pp.1976-1980, 2022.12.
99. 村上 正俊, 藤森 尚, 小森 康寛, 木村 弥成子, 大野 彰久, 松本 一秀, 寺松 克人, 植田 圭二郎, 伊藤 鉄英, 小川 佳宏, ランレオチドによる膵NETに対する抗腫瘍治療, 胆と膵, Vol.44, No.1, pp.53-59, 2023.01.

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