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井口 千雪, 三言二拍に見える武人, 九州大学中国文学会, 2021.05. |
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井口 千雪, 明代白話小説と大衆の生活, 九州中国学会, 2020.10. |
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井口 千雪, 武定侯郭勛と通俗白話歴史小説, 九州大学中国文学会, 2018.03. |
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井口千雪, 武定侯郭勛の文学活動, 日本中国学会 第七十回大会, 2018.10. |
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井口千雪, 「私はなぜ三国志を研究するに至ったか?」, 三国志学会, 2017.09. |
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井口 千雪, 「『三国志演義』の執筆プロセスについて」, 中国古典小説研究会 関西例会, 2012.02, 『三国志演義』は『全相平話三国志』のあらすじを踏襲しており、本文には『三国志』及び裴松之注・『資治通鑑』・『資治通鑑綱目』といった歴史書が利用されている。作者はそれらの素材をどのように駆使してこの小説を執筆したのか。その執筆プロセスを具体的に解明する。. |
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井口 千雪, 「三國志演義と歴史書」, 三国志学会 第九回 京都大会, 2014.09, 上項の発表に引き続き、小説『三國志演義』が史書の記述をどのように利用したかについて考察する。 本発表では、物語の部位ごとに使われている史書が異なること、部分的には元・趙居信著『蜀漢本末』といった、これまで論外視されてきた歴史書が使用されていることを指摘する。そして、各部位の執筆者や成立時期が異なる可能性について重点的に議論する。. |
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井口 千雪, 「『三國志演義』成立史について」, 平成26年度京都府立大学国中文学会, 2014.12, これまでの発表論文により、どの版本の本文が「原演義」に近いのか、どの版本が書き換えの施されたものなのかが明確となった。 そこで本発表では、蜀の諸葛亮と譙周の人物形象の変遷に焦点を当て、書き換えを施した人物の意図や、作品の根幹的な精神性の変容について論じる。. |
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井口 千雪, 「明朝勲戚武定侯郭氏と文学」, 東方学会平成28年度秋季学術大会, 2016.11. |
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井口 千雪, 「『三國志演義』最古の版本とされる嘉靖壬午序本の刊行経緯」, 中国古典小説研究会関東例会, 2015.11, 上海図書館等に蔵される『三國志演義』の所謂「嘉靖壬午序本」は、大字大判、墨紙とも高質、版刻の精美な物で、現存するその他の『演義』諸版本(全て坊刻本)とは性質が異なる。先行研究ではこれを内府司礼監刻本とする見解もある。そうであれば、刊行の意図や、対象とする読者も、その他の『演義』諸版本とは異なっていたのではないかと思われる。 本発表では、嘉靖壬午序本に附される修髯子序(嘉靖壬午〔元年、1522〕の年記を持つ)に着目し、この序は明正徳~嘉靖期にときめいた武定侯郭勛が、『演義』を家刻本として刊行した際に著したものである可能性を提言し、考証する。さらに、現存の嘉靖壬午序本がその郭勛刊本であるかどうかについて議論する。. |