Kyushu University Academic Staff Educational and Research Activities Database
List of Presentations
Riichi YOSHIMURA Last modified date:2019.05.31

Assistant Professor / Department of Content and Creative Design / Faculty of Design


Presentations
1. Riichi Yoshimura, Decomposition of ForceP: Allocutive Agreement in Japanese, 11th International Workshop on East Asian Linguistics at The Institute of Linguistics, 2017.06, 日本語の敬語表現である「です、ます」に着目し、それらが話し手と聞き手との人間関係に基づき主節で表現されるAllocutive Agreementを考察する。先行研究を捉え直し、埋め込み文や付加詞節においてもそのAgreementが顕在化する新しいデータを提供した上で、それらがどのような機能投射に、どのようなメカニズムで(不)認可されるのかを提案した。.
2. Riichi Yoshimura, On the Transparency of Japanese Rationale Clauses, ConSOLE (Conference on Student Orgaisation of Linguistics in Europe) XXIV, 2016.01, 本発表は、日本語の原因・理由を表す「ので節」に着目し、その副詞節内部からの抜取り現象を考察している。日本語の伝統文法研究では、日本語にはAdjunct Conditionが適用されないことが示されてきた。その前提に立ち、それらが付加詞でありながら、内部からの抜取りを許すメカニズムを、近年のHaegeman (2006, 2012)によるCartography研究およびChomsky (2008)によるPhase理論に求めることにより、原理的に説明されることを示した。.
3. Riichi Yoshimura, On Non-Islandhood of Japanese Conditional Clauses, The 17th International Conference on Generative Grammar , 2015.08, 本発表では、日本語の条件を表す副詞節からの要素の抜取り現象に焦点を当て、自然言語に普遍的であるとされているAdjunct Conditionに例外であるような日本語データに着眼し、その例外的な振る舞いの説明をCartographyの立場から試みた。Miyagawa, Saito, Yoshidaらの先行研究に基づき、日本語条件節は付加詞と分析しながらも、抜取りを許すメカニズムがHaegeman (2006)によるCartography分析とChomsky (2008)のPhase理論を掛け合わせることで説明されることを示した。.
4. Riichi Yoshimura, Quantifier Raising Targeting at the Articulated CP Domain, Generative Linguistics in the Old World in Asia X (GLOW in Asia X) , 2014.05, 本発表ではCartographyの立場からQR現象の説明を試みた。QRされた要素が文の焦点として解釈されること、つまりスコープの逆転読みが起こる際には、その逆転読みを導いた要素が焦点化要素として捉えられる可能性を、cleft構文を用いて実証し、この結果から、QRを受け、逆転読みを促す要素の着地点は、従来想定されてきたTPへの付加ではなく、精緻化されたCP領域の中の、焦点句(Focus Phrase: FocP)の指定部であることを論じた。.
5. Riichi Yoshimura, A Syntactic Analysis of Extraction out of Sentence-initial Adverbial Clauses in English, 2013 International Conference on English Linguistics , 2013.07, 本発表の考察の主対象となる言語は英語である。英語副詞節である条件節および時制節で観察される文頭位置からの抜取り現象を取上げ、副詞節を一様に付加構造だとする従来の分析案を批判した上で、文頭に生起する一部の副詞節のCP領域指定部への基底生成の可能性を示し、その妥当性を高める証拠を提示した。当該データは、文献の英語だけではなく、オーラルコミュニケーション上で使用されるものもベースにしており、これらのデータは記述的な意味での研究への貢献がある。.