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成原 慧(なりはら さとし) データ更新日:2024.03.08

准教授 /  法学研究院 基礎法学部門 法動態学講座


主な研究テーマ
情報法、法情報学
キーワード:表現の自由、プライバシー・個人情報保護、人工知能(AI)・ロボットと法
2018.03~2021.03.
研究業績
主要著書
1. 成原慧, 表現の自由とアーキテクチャ―情報社会における自由と規制の再構成, 勁草書房, 2016.06, 情報社会における表現の自由を論じる上で鍵となるのが、「アーキテクチャ」と呼ばれる、個人の行為を制約し、または可能にする物理的・技術的構造である。今日のインターネット上では、有害情報のフィルタリング、著作物の技術的保護、暗号技術をはじめ、アーキテクチャが表現の自由を制限または保護するための手段として広く用いられている。本書は、規制の多元化・重層化というコンテクストに即して法とアーキテクチャの関係を分析するとともに、アーキテクチャによる規制の浸透というコンテクストに即して米国における表現の自由に関する価値原理と法理の意味や機能を問い直すことにより、アーキテクチャによる規制が表現の自由に突きつける新たな問題を解明した上で、アーキテクチャによる規制から媒介者および利用者の表現の自由を実体的・手続的に保障するための法的枠組みを提示した。.
主要原著論文
主要総説, 論評, 解説, 書評, 報告書等
主要学会発表等
学会活動
所属学会名
社会情報学会
日本法哲学会
日本公法学会
日本メディア学会
憲法理論研究会
情報通信学会
情報法制学会
情報ネットワーク法学会
全国憲法研究会
学協会役員等への就任
2022.12~2023.12, 情報ネットワーク法学会, 理事.
学会大会・会議・シンポジウム等における役割
2022.12.03~2022.12.04, 情報ネットワーク法学会第22回研究大会, 副実行委員長.
学会誌・雑誌・著書の編集への参加状況
2019.07~2021.07, 情報通信学会, 国内, 編集委員.
2018.04~2019.03, 情報ネットワーク法学会, 国内, 編集委員.
2019.04~2020.03, 情報法制学会, 国内, 編集委員長補佐.
学術論文等の審査
年度 外国語雑誌査読論文数 日本語雑誌査読論文数 国際会議録査読論文数 国内会議録査読論文数 合計
2022年度
2021年度      
2020年度      
2019年度      
2018年度      
その他の研究活動
海外渡航状況, 海外での教育研究歴
国立台湾大学, 国立政治大学, デジタル発展省, Taiwan, 2023.02~2023.02.
高麗大学校, Korea, 2021.06~2021.06.
延世大学, Korea, 2018.05~2018.05.
受賞
学会賞(研究奨励賞), 日本社会情報学会(JSIS), 2011.09.
第5回Nextcom 情報通信論文賞, KDDI総研, 2016.02.
第32回テレコム社会科学賞(奨励賞), 公益財団法人電気通信普及財団, 2017.03.
第32回テレコム社会科学賞(奨励賞), 公益財団法人電気通信普及財団, 2017.03.
研究資金
科学研究費補助金の採択状況(文部科学省、日本学術振興会)
2022年度~2024年度, 基盤研究(C), 補完代替医療に関する情報流通の適正化に向けた法的統制.
2010年度~2011年度, 基盤研究(C), 代表, インターネット上の情報流通に対する「間接規制」に関する総合的研究.
2013年度~2015年度, 基盤研究(C), 代表, 情報社会における規制の重層化に関する比較制度研究.
2016年度~2019年度, 基盤研究(C), 代表, ビッグデータ時代における表現の自由とプライバシーに関する日米欧比較法研究.
2017年度~2017年度, 基盤研究(C), 代表, 放送法改正経緯の調査研究.
2019年度~2020年度, 基盤研究(C), 人工知能社会における正義と自由.
2020年度~2024年度, 基盤研究(C), 著作権侵害対策におけるインターネット上の媒介者の役割.
2020年度~2022年度, 基盤研究(C), 戦後憲法学における奥平康弘.
2020年度~2024年度, 基盤研究(C), 分担, 大規模データにおける創作法の法理の変容―競争法・情報法の視点から.
2021年度~2024年度, 基盤研究(C), 代表, プラットフォームをめぐる情報法理論の構築.
2019年度~2020年度, 挑戦的研究(萌芽), 分担, 人工知能社会における正義と自由 .
2016年度~2019年度, 若手研究(A,B), 代表, ビッグデータ時代における表現の自由とプライバシーに関する日米欧比較法研究.
競争的資金(受託研究を含む)の採択状況
2021年度~2024年度, 科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム, 分担, 「人工知能の開発・利用をめぐる自律性および関係性の理論分析と社会実装」.
2019年度~2022年度, JST「人と情報のエコシステム研究開発領域」, 分担, PATH-AI:人間-AIエコシステムにおけるプライバシー、エージェンシー、トラストの文化を超えた実現方法.
2017年度~2017年度, 放送文化基金, 代表, 放送法改正経緯の調査研究.
共同研究、受託研究(競争的資金を除く)の受入状況
2022.07~2023.03, 代表, サイバー空間とフィジカル空間におけるDX副業領域の課題に関する研究.
2021.09~2022.03, 代表, DXプラットフォームにおける複合法領域の課題に関する研究.
2020.07~2021.03, 代表, DXプラットフォームの法的課題に関する研究.
2020.02~2020.03, 代表, デジタルトランスフォーメーションの法的課題の研究.
寄附金の受入状況
2022年度, 株式会社KDDI総合研究所, 情報通信に関連する研究・教育.
2022年度, 電気通信普及財団, 2022年度長期海外研究援助.

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