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古賀 靖子(こが やすこ) データ更新日:2017.05.24

准教授 /  人間環境学研究院 都市・建築学部門 計画環境系


大学院(学府)担当

人間環境学府 空間システム専攻 建築計画環境学講座

学部担当

工学部 建築学科 建築学 建築概論、建築環境基礎論、建築環境設備I、建築環境設備Ⅱ、建築学研究序説、建築環境設備実験演習、建築環境設備設計演習、建築設計演習II、建築学研究
コアセミナー


取得学位
博士(工学)
専門分野
建築環境学(光環境)、照明工学
活動概要
 建築内外の光環境に関する研究に従事している。その研究成果は、光と照明に関する国際規格や国際標準を定めるCIE(国際照明委員会)の第3部会「屋内環境と照明設計」の活動に活かされている。CIE第3部会では、技術委員会の委員長や委員を務めている。屋内照明に関するCIE/ISO規格原案の国内審議、ISO/CIE規格「屋内作業場の照明」に基づくJIS原案の作成、JIS原案に関係する屋内照明設計ガイドの作成、CIE国際照明用語集の改訂(第3部会担当)、照明学会(日本)の照明専門用語集の改訂、照明デザイン用語集の作成に携わった。
 現在、ISO(国際標準化機構)のTC163「建築環境における熱性能およびエネルギー使用」WG4「包括的手法による建物のエネルギー効率」、TC205「建築環境設計」WG7「室内光環境」の委員として、建築光環境に関する国際規格作成を行っている。
 建築の昼光利用に関する研究領域について、1990年代に、昼光照明の設計・評価に資する目的で、昼光と日射の長期連続測定と国際ネットワークの構築、そのデータに基づく各種昼光モデルの作成に関与した。2001年から2005年まで、IEA(国際エネルギー機関)SHC(太陽熱利用冷暖房)プログラムの研究活動Task 31「21世紀の昼光照明建築」に参加し、新たに開発した天空輝度分布モデルの応用に関する研究に取り組んだ。また、2013年から2015年まで、同プログラムのTask 50「建築物の改修のための先端照明技術」に参加している。
 建築光環境の設計・評価に関する研究領域について、空間の光の分布状態を表す指標の提案、グレアの予測評価方法の改良などに取り組んだ。
 屋外照明に関する研究領域について、夜間の街路の安全性と安心感、アメニティ確保を目的として、全体的な空間構成の方法に関する研究を行った。屋内の不快グレアに関する研究を活かし、自動車前照灯からのグレアの評価に関する研究を行っている。
 哺乳動物の網膜において第3の光受容器と呼ばれる細胞が発見され、その光受容器からの光情報は、概日リズムの光同調や瞳孔反射という進化的には古い機能に関与することが明らかにされた。照明学分野では、人の健康やウェルビーイングに対する光環境の重要性が認識されるようになった。生体の機能と光環境の関係を明らかにするため、非イメージ形成の視覚(non-image-forming vision)に関する研究を開始した。その基礎科学を、人のウェルビーイングに寄与する光環境デザインへ展開したいと考えている。

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