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山口 謙太郎(やまぐち けんたろう) データ更新日:2023.09.29

教授 /  人間環境学研究院 都市・建築学部門 構造防災系


大学院(学府)担当

人間環境学府 空間システム専攻 空間システムコース
人間環境学府 空間システム専攻 持続都市建築システム国際コース
人間環境学府 空間システム専攻 建築構造学コース
人間環境学府 空間システム専攻 持続都市建築システム国際コース
人間環境学府 空間システム専攻 持続都市建築システムプログラム

学部担当



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ホームページ
https://kyushu-u.elsevierpure.com/ja/persons/kentaro-yamaguchi
 研究者プロファイリングツール 九州大学Pure
取得学位
博士(工学)
学位取得区分(国外)
なし
専門分野
建築構造学,循環建築構造学
活動概要
(研究)
 主として,地球環境にやさしく,材料,構法,工法の面からも合理的な建築構造に関する研究を行っている。中でも,建築材料の資源循環を可能にする要素非接着型構造(凌震構造)の特性把握と設計体系の整備,摩擦抵抗型乾式組積構造による制振壁の開発,非構造壁を環境配慮型の制振壁として利用する技術の開発,イラン北西部の世界遺産バザールおよび修道院建築の耐震補強,木造教会堂・煉瓦とRCの混構造建築・RC造楼門等の改修・補強に向けた現地調査と長期保全方法の検討,石炭灰のコンクリートへの大量有効利用,超音波を用いたコンクリートの品質管理等に関する研究を実験・解析の両面から行っている。
 2007年4月,「イタコルマイト組織のアナロジーによる乾式組積構造の研究」の業績により,平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞した。
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/286184/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/04/07040520.htm
 大学・公的研究機関の研究者を中心とする「ネイチャーテック研究会」が運営する「すごい自然のショールーム」データベースの「こんにゃく石」の項目に研究内容が紹介された。
 2009年8月31日付の水道産業新聞に,研究分担者を担当している国際共同研究「世界遺産登録を目指すイラン・タブリーズ市の歴史的公共建造物の耐震安全性詳細調査」(研究代表者:宮島昌克・金沢大学教授)の概要紹介記事が掲載された(第4512号,p.12)。
 2005年11月,建築雑誌(日本建築学会機関誌)2005年11月号の文献抄録欄に学位論文「摩擦抵抗型乾式組積構造部材の設計と性能」が紹介された(第120巻,第1539号,p.83)。

(教育)
 九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻で建築構造設計学特論の講義,並びに特別研究,Master Thesis Research,循環建築構造学講究,博士論文指導演習,Doctoral Studies in Sustainable Building Structure,Doctoral Thesis Researchを担当している。また,循環建築構造演習,都市建築コロキウム,海外実習,Theory of Sustainable Architecture and Urbanism,Workshop of Sustainable Architecture and Urbanism,Sustainable Design Camp,International Placticeを複数の教員と担当している。
 九州大学工学部建築学科で建築構造力学基礎の講義,並びに建築学研究を担当している。また,建築概論,建築構法,空間構造計画,建築構造設計演習,建築構造材料実験演習,建築学研究序説,建築の職能と倫理を複数の教員と担当している。
 九州大学基幹教育の学術英語3・科学英語を複数の教員と担当している。
 2010年10月,著書「建築の構造力学」(共著,全195ページ,朝倉書店)が出版され,2010年度以降の学部講義「建築の力学」等のテキストとして活用した。
 2008年3月,著書「循環型の建築構造 -凌震構造のすすめ-」(共著,全153ページ,技報堂出版)が出版され,2008年度~2010年度の大学院講義「循環建築構造学特論」や2011年度以降の大学院演習科目「循環建築構造演習」等のテキストとして活用した。

 福岡建設専門学校で非常勤講師として建築工学科の建築構造III,建築科の建築構造I,建築構造IIの講義を行っている。
 総合資格学院で非常勤講師として建築構造の講義を行っている。
 2006年度,九州共立大学で非常勤講師として工学部建築学科の建築構法の講義を行った。

(社会活動)
 煉瓦造,木造,コンクリートなどに関する産・官・他大学等との共同研究や受託研究を中心に,社会と連携した研究を行っている。

 2011年度~現在まで,福岡都市圏技術ナレッジアライアンス委員を担当している。
 2008年度,宇美町 公共事業再評価委員会委員長を担当した。
 2007年度,宇美町 まちづくり交付金評価委員会委員を担当した。
 2002年度,桂川町 特別史跡「王塚古墳」保存整備調査委員会委員,財団法人九州地域産業活性化センター 循環型経済社会の中での環境負荷評価システムの構築調査委員会委員を担当した。

 学会活動としては現在,日本建築学会九州支部構造委員会委員,同支部材料・施工委員会委員,同支部災害委員会委員,同支部福岡支所幹事を担当している。
 2008年度~2009年度,日本コンクリート工学協会九州支部常任委員(診断士委員会委員)を担当した。
 2008年度,日本コンクリート工学協会年次大会2008事業部会委員を担当した。
 2007年度,日本建築学会九州支部構造委員会幹事を担当した。
 2006年度~2007年度,日本建築学会 非構造部材の地震・風被害軽減化特別研究委員会 外壁被害軽減化小委員会委員,2007年度大会実行委員会委員(経理部会幹事)を担当した。
 2005年度,日本建築学会福岡県西方沖地震災害調査委員会委員を担当した。
 2004~2005年度,日本コンクリート工学協会 コンクリート診断士講習会福岡会場事務責任者,コンクリート診断士試験福岡試験地事務責任者を担当した。
 2002~2004年度,日本コンクリート工学協会九州支部常任委員(診断士委員会委員)を,2003~2004年度,同支部運営委員会委員(診断士委員会書記長)を担当した。
 1995~2004年度,九州コンクリート研究会事務局を担当した。

2009年度~現在まで,九州大学大学院人間環境学府同窓会において評議員を担当している。
2007年度~2008年度,九州大学工学部建築学科同窓会「松遙会」において学内庶務幹事を担当した。
2005年度~2006年度,九州大学工学部建築学科同窓会「松遙会」において編集幹事を担当した。

 九州大学ホームページのトピックス欄に平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞したことが紹介されている。
http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/832

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